トルコの消費者物価指数、及び生産者物価指数はずっと酷い状態が続いています。
トルコ2017年8月消費者物価指数と生産者物価指数インフレ率がヤバい!
他国だったらデモの頻発、政権批判、暴動が起こっても不思議ではないレベルなのですが…。
踏ん張ってくれ!トルコ経済!
トルコ10月消費者物価指数
トルコ10月消費者物価指数
09月実績前月比+0.65%、市場予想同+1.70%に対し、実績同+2.08%!
前年比に至っては09月実績+11.20%、市場予想+11.50%に対し、実績+11.90%!
トルコ10月消費者物価コア指数
09月実績前年比+10.98%、市場予想同+11.20%%に対し、実績同+11.82%!
踏ん張り切れなかった…(涙
前月実績及び市場予想を上回る最悪な結果となっています。
11月01日のトルコ中央銀行によるインフレ見通しでは、2017年末のインフレ率を9.8%としましたが、達成できないのは確実です。
トルコ中央銀行だけでは出来ることに限りがあることでしょう。
エルドアン大統領も現実を直視して対応に当たるべきです。
理想で飯が食えれば…、
(ピンポーン…サトウさん、水道局の者です)
(あれ?こんな夜にご苦労様です、ちょっとパソコンの前から離れますね♪)
消費者物価指数はトルコの大本命経済指標です。
トルコ中央銀行による政策金利発表と同等の重要経済指標です。
なぜならこのインフレ率の高さが、トルコ経済の発展のネック(障害・阻害要因)であり、弱点となっているからです。
特に季節要因や天候などで価格変動の激しい食品・エネルギーを除く消費者物価コア指数も11%を超え、12%に迫ろうかという上昇率です。
天候不良や自然災害などが原因ならば、まだ原因が特定出来るので救いがあるのですが、物価上昇率が11%を超えるのが普通なトルコ経済というのが深刻さを物語っています。
消費者物価指数とは
商品や受けるサービスには価格があり、その時々によって高くなったり安くなったりしています。
これら商品の価格を消費者物価と言い、その平均的な動きを測定したものを「消費者物価指数」と言います。
消費者物価コア指数とは、その中から食品とエネルギーを除いたもの、のことを言います。
引用元:消費者物価指数とは
トルコ10月生産者物価指数
トルコ10月生産者物価指数
09月実績前月比+0.24%、市場予想同+0.60%に対し、実績同+1.71%!
前年比でも09月実績+16.28%、市場予想+16.00%に対し、実績+17.28%!
酷い…、それ以外の言葉が出ないくらい酷い。
どうしよう、何か褒める言葉を見つけなければ…。
(笑顔で)さすが高金利通貨のトルコリラ!
これだけインフレ率が加速度的に高まれば、しばらく高金利を続けなければいけませんね♪
エルドアン大統領は利下げと言っているようですが、このインフレ率で利下げなんてしたら、経済が崩壊に向かっていきそうですね。
うん、金利の高止まりはしばらく続きそうです♪
(利上げもあるのではないかと疑うようなインフレ率です)
トルコリラ保有者として真面目に語ると、これだけインフレ率が進む(物価が上昇する)と言うことは、相対的に通貨の価値が下がります。
金利(=スワップポイント)は高く貰えるでしょうが、通貨の価値が下がる(円の価値は変わらないので、トルコリラ安円高となる)ので、管理人が持っているトルコリラの資産は減ると言うことになります。
だから”真面目”(?)に怒っているのです。
生産者物価指数とは
消費者物価指数との違いは文字の通り、消費者側から見た数値(買う側・受け取る側⇒消費者物価指数)か、生産者側から見た数値(提供する側・販売する側⇒生産者物価指数)かの違いです。
(生産者が出荷した時、サービスを提供する時の値段は生産者物価指数となります)
そして、生産者物価指数もインフレの指標となる経済指標です。
引用元:生産者物価指数とは
上にも書きましたが2日前の経済見通しでトルコ中央銀行は、2017年末インフレ目標を9.8%に下降修正したばかりです。
(日本やアメリカは2%のインフレ目標を掲げています)
なんとか10%を下回り、見栄えの良い数値まで持ってきて欲しいものですが…、無理そうです。
消費者物価指数と生産者物価指数でトルコリラ
トルコ10月の消費者物価指数と生産者物価指数で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
悪い材料にはしっかりと答えています(涙
1ドル=3.833トルコリラを突破し、トランプノミクス(トランプ次期米国大統領による大型減税・大規模インフラ投資などの経済政策)への期待(トランプ米国大統領演説次第でドルトルコリラ最安値更新も)やトルコ憲法改正案可決で4月に国民投票実施などで、ドル高トルコリラ安が進んだ01月22日以来のドル高トルコリラ安となっています。
ドル/円
114円台は維持しているものの、114円付近でうろうろ、という表現がぴったりしています。
まあドルが強い!円が弱い!のは相変わらずです。
今晩の米国雇用統計で、どうなるかも見ものです。
トルコリラ/円
1トルコリラ=29円80銭くらいでしょうか。
今日03日朝方には、一時的に1トルコリラ30円台を回復したのですが…。
本当に長くは続きませんでした(笑
やはりトルコリラ高になってもらわないと問題解決しません。
エルドアン大統領、お願いします!
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トルコの政策金利は(2018年7月1日)現在17.75%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑