日本の長期金利(10年国債):0.65%くらい
アメリカの長期金利(米10年国債):2.92%くらい
日米長期金利差は拡大傾向にあるのに、なぜに円高ドル安が進むかなー…(怒
セオリー無視しているよなー。
この(円高ドル安)流れ、年度末(3月末)までは続くかな。
逆に言えば年度末(3月末)までの辛抱だ!
[char no=”1″ char=”サトウカズオ”]うん、トルコリラは頑張っているよ、耐えているよ!
今こそ頑張れ立ち上がれトルコリラ![/char]
トルコ12月経常収支
トルコ12月経常収支
11月実績-43.8億億ドル、市場予想-75.0億ドルに対し、実績-77.0億ドル!
まずはトルコ2017年12月経常収支。
消費者物価指数(≒インフレ率)と同じく、トルコの最重要経済指標です。
さて結果は…、前月実績、市場予想を上回る悪さ…(涙
しかも前月11月実績は下降修正(赤字拡大)されている…。
2017年の経常収支を見てみれば、この12月実績の-77.0億ドルが2017年で一番最悪の結果となってしまいました。
さらにこの数値、2013年の12月以来、ちょうど3年ぶりの悪さです。
でも(大丈夫じゃないけど)大丈夫♪
市場予想も-75.0億ドルでしたし、想定内です。
それは何故か…。
トルコはもともと経常収支の大赤字国だからです。
アメリカのトランプ大統領だったら「貿易不均衡是正」と言って大激怒ですが、ここはトルコなので仕方がない。
今までのトルコは資源(石油・天然ガス・鉱物等々)を輸入して、農産物や軽工業品を輸出していました。
そのため資金流出が相次いでいて、苦しい経済状況だったのですが、最近は鉄鋼やら自動車などの重工業品の輸出が好調で一時期よりは回復していますが、まあそれは最近の話です。
トルコ経済(トルコリラ)の三大足を引っ張る要因。
すなわち、高インフレ、地政学リスク、政治リスク。
それにプラスして四大足を引っ張る要因と言えば、次にこの経常収支か財政収支がくるくらいです。
(どちらも赤字…(涙)
それにもともとトルコの経常収支は夏に改善し冬に悪化する傾向にあります。
何故ならトルコ経済は観光シーズンである夏に伸び、冬に鈍化します。
つまり夏は観光客による観光収入が後押ししていますが、冬になると観光客も激減し、経常収支に寄与しなくなるからです。
引用元:トルコ2017年11月経常収支
ただ、毎年12月は1年で1位・2位を争う赤字額ですが、翌1月は思いっきり改善される(赤字額が大幅縮小)傾向にあります。
来月の2018年1月経常収支には期待したい!
(頼みますエルドアン大統領!頼みますトルコ経済!)
トルコ11月失業率
トルコ11月失業率
10月実績10.3%、市場予想10.3%に対し、実績10.3%!
続いてトルコ2017年11月失業率。
うーん、現状維持(笑
なかなか10%を割らず、一桁とは行きませんね。
もう少し頑張って欲しいですが、1月の13%、2月の12.6%から比べると劇的に改善しています。
エルドアン大統領の外国企業の工場誘致政策により順調に雇用を増やし、失業者を減らしています。
来月3月に発表される、2016年12月の失業率の時には一桁に行って2017年分を締めくくって欲しいですね♪
トルコの人口は、今でもどんどん人口は増えています。
トルコは多子若年化(日本は少子高齢化)が進んでいて、人口増=労働人口増=経済の発展が見込めます。
日本の高度経済成長期を考えれば分かることですが、それはトルコの長所でもあります。
しかし、人口が増えている以上、雇用者数も増えて貰わないと困ります。
雇用がない、失業者が多いと言うのは、社会不安・政情不安となります。
今回の失業率でも、まだ10%以上もあります。
つまりは人口増に雇用が追い付いていません。
難民対策・就職難
さらにはシリアなどからによる難民は職にありつけていません。
もしありつけたとしても(悪く言えば)それは今度は本来トルコ人が職に就くべきところをシリア人が就職したという状況となっています。
このようなこと、不満が出たとしてもおかしくは無いでしょう(実際には出ていますが)。
しかしそれを(良いか悪いかは別として)エルドアン大統領の強力な力で抑え込んでいます。
フランスもドイツもイタリアも、イギリスさえも難民流入からの難民排斥を訴える右翼政党が台頭してきています。
選挙のたびに注目されますが、それをトルコが頑張って防いでいるのです。
欧州連合(EU)の政府与党の高官はもっとトルコに感謝すべきです。
でないと今頃、難民流入⇒社会不安・政情不安⇒野党転落
となってもおかしくはなかったでしょう?
トルコばかりに難民を押し付けないで、トルコのロシア接近を防ぐためにも、自国の難民流入を防ぐためにも、もっとトルコに援助すべきです。
(お願いしますよ欧州連合(EU)諸国さん、トルコ経済、トルコリラが…(涙)
引用元:トルコ2017年8月失業率
失業率でトルコリラ
トルコ2017年11月失業率で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在1ドル=3.77トルコリラくらいでしょうか。
ここ1週間では最高値です。
トルコリラは耐えています!踏ん張っています!
リスク回避の新興国通貨売り(トルコリラ安) vs リスク回避・財政赤字拡大懸念のドル売り(ドル安)
の結果、トルコリラが勝った…と言う感じでしょうか。
現状上記通り、アメリカの長期金利が上昇している中、トルコ・アメリカ間の長期金利差は縮小しており、通常ならばドル高トルコリラ安に進みやすい中、トルコリラは頑張っていると、言えるのではないでしょうか。
ドル/円
1ドル=106円40銭くらいでしょうか。
は~~~(大きい溜息
麻生財務大臣による衆議院予算委員会での「今の状況(1ドル=106円台)において、特別に介入しなければならないほどの急激な円高でも円安でもない」との発言により、欧米の短期筋が安心して円を買い、円高が進んだ、と言われていますが、まあそうでしょう。
この段階(1ドル=106円台)で為替介入できるはずがない。
為替介入しようものなら「為替操作国」のレッテルを張られてしまいます。
105円を下回って”口先介入”が出てくるくらいでしょうね。
サトウカズオは、短期的に1ドル=105円までのドル安円高はあると思っています。
オーバーシュートして104円半ばまでいくかもしれません。
ただその期間は長くは無いでしょう。
なぜなら…、
1.ニューヨークダウ平均が1週間に2回も1,000ドルを超す大幅な下落となり、リスク回避!リスク回避!と言われている割には、ドル円のリスク回避具合は小さい。
本当ならもうとっくに1ドル=105円を下回っていてもおかしくないが、現時点ではそうなっていない。
2.黒田日本銀行総裁の続投が決まり、日本の異次元金融緩和政策の継続もほぼ決定。
いづれ出口戦略が語られる日が来るだろうが、それは少なくても今年ではない。
3.逆にアメリカは年3回の利上げ(確立は83%)、もしかしたら年4回の利上げ(確立は26%)も見えてきた。
日米金利差拡大は既定路線。
(今年中にアメリカの政策金利はオーストラリアの政策金利1.50%、ニュージーランドの同1.75%よりも高くなるという現象が生じてきます)
テロや戦争でのリスク回避なら円買い(円高)は分かるけど、株価下落程度のリスク回避で円を買う理由がないように思うけどなー。
アメリカ経済・企業業績も絶好調ですしね。
トルコリラ/円
1トルコリラ=28円20銭銭くらいでしょうか。
(106円40銭÷3.77トルコリラ=28円22銭)
上記通りトルコリラは頑張っている!
円高が進んでいる分、トルコリラ高も進んで、日本のトルコリラ民を助けて欲しいですね(笑
現状、図で表すと、円>>トルコリラ>ドルですかね。
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トルコの政策金利は(2018年07月12日)現在17.75%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑