トルコリラ円スワップ生活-市場小売売上

トルコ2018年2月小売売上高とムーディーズがトルコリラ安に言及

トルコリラ円スワップ生活-市場小売売上

トルコの小売売上高は相変わらず素晴らしい数値!

 
トルコの小売売上高。

16日月曜日に発表された経済絶好調のアメリカ3月の小売売上高が前月比+0.6%、前年比+0.2%で「おおー強いアメリカ経済!」と言っている中で、前回トルコ1月の小売売上高は前年比+10.8%でした。

素晴らしすぎてインフレ懸念を増大させてしまうくらいの数値です。

…そりゃーインフレ率も高止まりですわ。
 

しかし悪ければ悪いでトルコの景気停滞、国内総生産(GDP)にも影響してくるので難しいところ…。

トルコの強い経済成長、高い内需は喜ばしい事には違いありませんが、経済過熱でインフレ率も心配です。
 

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トルコ2月住宅価格指数

トルコ2月住宅価格指数

1月実績前月比+0.40%に対し、実績同+0.94%!

前年比では1月実績+10.27%に対し、実績同+10.09%!
 

まずはトルコ2月の住宅価格指数。

トルコの住宅価格指数は重要性も低く、あまり材料視されない指標と言えます。

しかし、インフレ率を占う上では住宅価格が消費者物価指数に影響を与えるのはもとより、生産者物価指数にも影響を与える、結構重要な指標です。

(住宅産業はすそ野が広いからね)
 

インフレ問題が叫ばれている現状のトルコリラ経済を考えると、消費者物価指数に勢いをつけるためにも(希望や夢を見るためにも)まずは住宅価格指数から一桁台へ!と思っていたのですが…。

うーん…正直微妙、判断に困る数値です。

まあ良い…、とは言えないですね。

期待した前年比でも、またもや一桁台ならず。

 

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消費者物価指数と同じく、一桁台を前に足踏みが続いています。

早く落ち着いて欲しいと願うばかりです。
 
 

トルコ2月小売売上高

トルコ2月小売売上高

1月実績前月比+1.2%、市場予想同+0.5%に対し、実績同-1.0%!

前年比では1月実績+10.8%、市場予想+9.5%に対し、実績同+8.0%!
 

うーん前月比の結果は、市場予想は下回りマイナスとなりましたが、前月(+1.2%)・前々月(+2.5%)が良かったので、その反動かもしれません。

前年比も市場予想を下回っていますが、前年比+8.0%は十分素晴らしい数値です。
 

トルコ2018年2月消費者物価指数と生産者物価指数は、ほんの少し改善されたものの、消費者物価指数+10.26%!コア指数+11.94%!と、10%を超える酷いインフレ率の中でのこの数値!ですから評価できます。

いや本当にトルコの内需は力強く個人消費は堅調!と言えます♪
 

ただ…、あまり過熱が過ぎるとインフレ率の問題になってくるので、これはこれで問題が無いことも無いですが、お金は使わないと経済は回らないので、どちらかと言うと正解なのでしょう。

(ここでもインフレ問題は出てくるなー)
 

ムーディーズがトルコリラ安に言及

ムーディーズは、進行中のリラの弱さはトルコ経済にとって、外的要因への脆弱性が高いこと、そして外貨準備高が低いことが、特に問題であると主張した。

ユルデュルム首相やエルテム経済顧問、トルコ中央銀行のチェティンカヤ総裁は先週、行き過ぎたトルコリラ安に対抗するために必要ならば行動を起こす用意があると述べた。
 

しかしムーディーズは、次回のトルコ中央銀行による金融政策決定会合までまだ2週間近く離れていることから、当局が金利の引き上げを遅らせると、トルコリラ安となる新たな圧力を受ける可能性があると考えている。

トルコリラは、投資家によるトルコの高いインフレ率と、同じく巨額の経常収支赤字によって不安を抱いているため、トルコリラ安圧力の下にあった。

トルコのインフレ率は、2月の10.26%から3月に10.23%にわずかに低下したが、中央銀行の5%のインフレ目標の2倍以上であった。

2月の過去12カ月の経常収支赤字は533億ドルと、国内総生産(GDP)の6%近くに達しており、1月の同じく過去12カ月の経常収支赤字518億ドルからさらに増加している。
 

さらに(シリア問題を始めとする)地政学リスクや、(米中間の)貿易戦争への懸念が高まっていることも、リスク回避の面からトルコリラへの売り圧力(トルコリラ安)となっている。

トルコリラは今年初め以来、ドルに対して7%、ユーロに対して10%も急落している。

トルコ中央銀行のチェティンカヤ総裁は先週、中央銀行はインフレの動きに緊密に従っており、必要に応じて追加的な金融措置を行う可能性があると述べた。

中央銀行の次の金融政策決定会合は4月25日に予定されている。
 

またムーディーズは、トルコの高いインフレと外部環境の弱さの裏にあるもう一つの要因は過熱している経済だと考えている。

トルコ経済は昨年7.4%成長し、G20諸国の中で最も急成長を遂げる経済となった。

エルドアン大統領は、経済成長と投資を促すために低金利を繰り返し求めている

ムーディーズは「政府は2019年11月に予定されている総選挙に先立ち、コストにかかわらず経済成長を維持することを優先している」ことも原因と考えている。
 

かなり意訳、付け加えをしていますが、こんなのでしょう(笑

まとめると、エルドアン大統領よ口出しするな、中央銀行はインフレを抑制するために、とっとと金利を引き上げろ!

ってところでしょうね。
 

もう思いっきり金利を上げて、急速に景気経済が冷えてインフレ率が下がってから、金利を元に戻すなり下げていけば良いと思うのですけど、どうでしょう。

素人考えですし責任も持てませんが、現状の手をこまねいている状況よりは良いと思うのですけどね。
 
 

小売売上高と住宅価格指数でトルコリラ

トルコ2月の小売売上高と住宅価格指数で、トルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=4.10トルコリラくらいでしょうか。

指標発表を受けて…と言うよりかは、一部報道によると、トルコ野党MHPが解散総選挙をエルドアン大統領に進言。

政局流動化、先行き不透明感からトルコリラが売られている模様です。

対外的は兎も角、エルドアン大統領はトルコ国内では人気が高いので、勝利する可能性は高いですが、なぜに今?

トルコリラ安が進んでおり、政治的空白が許されない今、選挙なんて行っている場合ではないですよね。

ドル/円

1ドル=107円18銭あたりでしょうか。

サンフランス地区連銀のウィリアムズ総裁がさっきからタカ派的発言をしています。

「アメリカの失業率は来年には3.5%」

「(価格変動が激しいエネルギーと食品を除いた)コアPCEは今年中に2%達成へ」

そしてアメリカ株価も全面高の展開となっています。

ドルはまた上げてきましたね♪

トルコリラ/円

1トルコリラ=26円15銭くらいでしょうか。

ドル強い!円も強い!トルコリラ弱い!

せめて26円台は死守して欲しいですね。

やっぱり一刻も早い利上げですよ!

それだけじゃーないけど、利上げはトルコリラ安防衛のための第一歩ですよ、トルコ高官の皆さん!
 

ただ現状図で表すと、またまだ円>ドル>>トルコリラですかね。

はっきり言えることは…、トルコリラ一人負け状態ってことでしょうかね。
 

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トルコの政策金利は現在8.50%(2023年6月10日)。

高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド

最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

 
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