トルコリラとメキシコペソのFXブログ_暴落

トルコ大統領利下げ発言でトルコリラ史上最安値更新!2018年5月経常収支

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エルドアン大統領の利下げ発言でトルコリラ最安値更新(怒

 
本日6時30分ごろ、トルコリラは史上最安値更新を更新し1トルコリラ=22円26銭に。

(別のFX会社は22円22銭くらいまで下落)

そして今現在(22時ごろ)、23円20銭くらい。

いやーこれぞトルコリラっていうジェトコースターのように乱高下激しい値動きですね(笑

原因はやっぱり、エルドアン大統領。

さすが約束を守る漢です。

トルコ大統領選挙戦時の公約通り、利下げについて言及しました。

ふ・ざ・け・る・なーー!
 

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トルコ5月経常収支

トルコ5月経常収支

4月実績-54.3億ドル、市場予想-53.0億ドルに対し、実績-58.9億ドル!
 

まずはトルコ2018年5月経常収支。

消費者物価指数(≒インフレ率)と同じく、トルコの最重要経済指標です。

そして内容はと言うと…酷いね…酷い(涙

2月経常収支-41.5億ドル

3月経常収支-48.1億ドル

4月経常収支-54.3億ドル

5月経常収支58.9億ドル←NEW
 

赤字額が減るどころか増えています(涙

さらにその赤字額は過去1年間で3番目に悪い数字です。

(良い方向に考えれば、まだ上には上の赤字額があるとも言える…嬉しくないけど)

まあ、例年通りと言えば例年通りなのですが、改善が見られません。
 

原因は、エルドアン政権の積極財政政策

要はバラマキ政策です。

公共事業、外国企業や国内企業への補助金・援助金をバンバン行なっています
 

いや確かにね、効果は直ぐには出ませんよ。

数年から数十年に渡って出てくるものがほとんどです。

(トルコの場合、もう何年も前からエルドアン大統領が積極財政政策を推進している)

それはまあ、良いのですよ。

外国企業の誘致・失業対策にもなっているので、トルコの為にもなっています。

一般的には積極財政・財政出動の初期段階では財政赤字は拡大します。
 

しかしその後の景気拡大・経済成長による税収の増加で徐々に回収されていき、最終的には赤字分を上回る、と言うのが基本的な考え方です。

でもね、今はインフレ率が大変なことになっているのですよ。

経済を過熱成長させるよりも抑えることが重要なのではないでしょうか。

つまりトルコ中央銀行はインフレ率を抑えるために経済も冷やす方向に進めているのに、トルコ政府がエルドアン大統領がインフレ率を上昇させるように経済を過熱させる方向に進めているのが大問題なのです。
 

もしくは積極財政政策の効果をきちんと市場に、投資家に説明してください。

納得すれば金利も高いことですし、トルコにお金が集まってくるでしょう。

 

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トルコリラ史上最安値更新

トルコリラが最安値、大統領の「金利は低下」発言を懸念
 

トルコの通貨リラが再び下げ足を速めている。

エルドアン大統領の発言が金融政策への介入懸念につながり、12日のアジア市場では対ドル相場が一時1ドル=4.97トルコリラまで下落

約1カ月半ぶりに過去最安値を更新した。

年初からの下落率は2割超に達した。
 

エルドアン大統領は9日に2期目の就任を宣誓し、経済政策を仕切る財務相にエネルギー天然資源相だった娘婿のアルバイラク氏を起用した。

市場はアルバイラク氏の手腕や中央銀行の独立性低下を懸念し、トルコリラは急落を招いていた。

11日には金融引き締めを嫌うエルドアン大統領による「金利低下を信じている」との発言が報じられた。
 

同日発表された経常収支の悪化とともに材料視され、最安値更新につながった。

5月のトルコリラ急落も、きっかけはトルコ中央銀行への統制強化を示唆したエルドアン大統領の発言だった。

この時はトルコ中央銀行が緊急利上げに踏み切り、相場の底割れを防いでいた。
 

今月24日にはトルコ中央銀行の金融政策決定会合が迫る

直近のインフレ率は15%を超えており、エコノミストは一段の引き締めが不可欠とみるが、エルドアン大統領の発言でトルコ中央銀行が市場を納得させられるだけの利上げを実施できるのか懸念が膨らんでいる。

 

引用元:日本経済新聞

 


 
は~~(でっかいため息

何故にトルコリラ安に…トルコリラ安に向かうことばかりするのか。

(大切なので2回言いました)
 

今までの言動後、チャートを見ればトルコリラがどうなったか分かるだろうに…(涙

この「金利低下を信じている」との発言はどこから来るのだろう?

選挙後の公約果たしますよ、アピールなのだろうか。

でも大統領の発言ですよ、市場は反応するに決まっているじゃー無いですか。

いい加減その発言によりトルコリラ安になり、トルコ国民を苦しめている、トルコへ投資している投資家の離反も招いている⇒さらにトルコ国民を苦しめている、という結果になっていることに気付いて欲しいですね。

 

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トルコリラは底、後は上昇あるのみ?

しかし一方で、材料出尽くし・噂で買って事実で売る(この場合は”噂で売って事実で買う”かな)から、トルコリラは上昇していくと言う見方も多いです。

トルコ人エコノミストであり、為替ストラテジストでもあるエミン ユルマズさんも、
 


 
と、tweetしています。

市場予想も1%から2%の利上げを予想しています。

トルコ2018年6月消費者物価指数は過去10年で最悪のインフレ率+15.39%となっていますからね。

 

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トルコリラとメキシコペソのFXブログ-物価・インフレ率
 
インフレ対策は急務でしょう。

サトウカズオも利上げは当然、さすがのエルドアン大統領もやむなし、でしょう。

(誠に遺憾ながらもインフレ率を抑えるために断腸の思いで利上げ、とかやって欲しいですね(笑)

またFX会社の情報ページ(FXプライムbyGMO)でも
 

来週の月曜のトルコリラのプライスアクションに若干不安がある旨の寄稿をさせていただきましたが(トルコ新政権人事に市場は失望!トルコリラ急落参照)、来週の月曜まで待ち切れないかの如く早朝から本日は一旦下落してしまいましたね。

原因はいつものごとくエルドアン大統領なのですが、選挙前の公約通り利下げ前提の戦略をとる旨の発言が嫌気されたようです。

まあ、エルドアン大統領が再選した時点でわかっていたことではありますが、思いのほかマーケットは反応するんだなという印象です。
 

ただ、その後の買い戻しのペースなど考えると、一旦懸念事項であった膿を出せたのかなとも考えています。

これはある意味来週は反発する材料になるのかもしれないなと考えることもできそうです。
 

ただ、マーケットの最後の頼みであったシムシェキ副首相やアーバル財務相らが外れ、新財務相にはエルドアン大統領の娘婿にあたるアルバイラク前エネルギー天然資源相が起用されました。

また、中央銀行総裁の任期を5年間とする規定の撤廃も決定し、各格付け機関が一番懸念していた中央銀行に対する政府の介入余地をちゃくちゃくと進めています

ただ、逆に考えれば選挙前に懸念していた事項を全てエルドアン大統領は既に行動に移したということです。

まだまだ先行き不透明であれば、リラ売り材料にも繋がりますが、これ以上のマイナス材料というのは探してもなかなか見つからないレベルにきていると思います。
 

24日には注目のトルコ中央銀行の政策金利発表が予定されていますが、利上げが見送られるのではないかとも噂されています。

ただ、噂はあくまで噂、個人的には既定路線通り利上げが行われるのではないかと考えています。

あくまで漠然とした理由ですが、ベルギーの首都ブリュッセルで、7月11-12日に「NATO国家政府首脳会議」が開かれていることです。

エルドアン大統領は、トランプ大統領、フランスのマクロン大統領、英国のメイ首相をはじめ、多くのNATO諸国の首脳と面会し二者会談を行います。

これに加え、トゥスクEU大統領とも会談を行うことが予定されていますが、トゥスクEU大統領は政府が中央銀行に介入するのを良しとしていない人物です。

トゥスクEU大統領が説得をし、結果的に利上げに繋がるのではないかと推測しています。

何故エルドアン大統領がトゥスクEU大統領を意識するのかというと、トルコはEU入りを熱望しているからです。

 

引用元:FXプライムbyGMO

 
うーん…、確かに漠然とした理由ですが、まあ納得できるかな。

上に冗談交じりで「誠に遺憾ながらもインフレ率を抑えるために断腸の思いで利上げ」とか書きましたが、逆に考えればエルドアン大統領の発言も本当は利下げしたい(建前)けど、理由を付けて利上げするしかない(本音)のかもしれません。

なにせ3年まで間では首相職にあり、金融危機を終息させ、国際通貨基金に従って経済構造改革を実行し、財政を健全化して高インフレも抑え込んだのもエルドアン首相だからです。

信じたい、信じさせてくれよ、エルドアン大統領!
 

上記はFXプライムbyGMOの会員限定、歴戦の外為ディーラーが独自の視点で相場を解説する、決して余所では読めない裏話から、マーケットよもやま話まで、そんなディーラー達のおしゃべり会コンテンツ「井戸端為替会議」から引用したものです。

上記通り会員限定です(…引用まずいかな?)。

読んだあなた会員になりましょう!

(うん、これで問題なし(笑)

いやー「井戸端為替会議」ためになる良いコンテンツです♪(よいしょっ!)

さあ皆さん、続きが見たいなら↓FXプライムbyGMOへ!↓
 

FXプライムbyGMO

 

トルコ大統領利下げ発言でトルコリラ

エルドアン・トルコ大統領利下げ発言で、トルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=4.85トルコリラくらいでしょうか。

一時は1ドル=5.0トルコリラ間近までトルコリラは急落しましたが、今現在は落ち着いているのか徐々に値を戻しています。

19時ごろは1ドル=4.799トルコリラまでトルコリラ高が進んだのですけど、その後はドル高もあり、一進一退の攻防中ですね。

口先介入でも良いので、投資家を安心させる材料が欲しいです。

ドル/円

1ドル=112円50銭-60銭くらいでしょうか。

サトウカズオはドル円も取引しているのですが…、こちらはウハウハです(笑

含み損も随分と減少し、大きな利益となっています。

アメリカ6月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比+3.4%。

同コア指数(PPIコア指数)も前年同月比+2.8%と6年半ぶりの高水準に。

さらには同じく6月の消費者物価指数(CPI)も前年同月比+2.9%。

同コア指数(CPIコア指数も前年同月比+2.3%となり、利上げペースが加速するとの思惑によりドル買い(ドル高)が再燃しています。

トルコリラ/円

1トルコリラ=23円10銭-15銭くらいでしょうか。

一時の史上最安値である1トルコリラ=22円26銭(別のFX会社は22円22銭くらい)から、大分と値を戻してはいます。

円安が進んでいたのが幸いしたのかもしれません。

ただ上記通りドルが強いです。

ドル高円安は良いのですが、ドル高トルコリラ安は困ります。

やはりトルコリラに頑張ってもらうしかありません。
 

現状図で表すと、やっぱりドル>>円>>トルコリラですかね。

ドル強い!

トルコリラ…弱い…。
 

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トルコの政策金利は現在15.00%(2020年12月4日)。

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