なのにトルコリラ高への支援材料にはならず、反応は鈍い…。
日本銀行金融政策決定会合で大きく円安に振れているのに…。
トルコ経済は好調なのだから、トルコが投資に最適と思える(主に政治的・外交的な)安心感を与えて欲しいですね♪
頑張れトルコリラ!頼むぞエルドアン大統領!
トルコ7月経済信頼感
トルコ統計局が7月の経済信頼感指数を発表した。
それによると、7月の経済信頼感指数は6月に比べて2パーセント増え、90.4パーセントから92.2パーセントに上昇した。
経済信頼感指数の上昇は、消費者、小売、建設、サービス業界の信頼感指数の上昇によるものである。
7月の信頼感指数は、それぞれ消費者が73.1パーセント、サービス業界が91.9パーセント、小売業が97.3パーセント、建設業界が77.1パーセントに上昇した。
引用元:トルコ・ラジオ・テレビ協会
トルコ7月経済信頼感
前回6月実績90.4に対し、実績92.2
まずはトルコ7月の経済信頼感。
前月まで5カ月連続で悪化していましたが、6カ月目にしてようやく反転上昇。
と言っても、5月実績の93.5にも及びません。
しかも節目の100を4カ月連続で大きく下回っています。
そのため前月実績を上回ったとしても、手放しでは喜べません。
この経済信頼感、100より上だと楽観的、100を下回ると悲観的、と言うことになります。
直近で言うと昨年2017年の11月、12月の数値は100を下回っていました。
ただ、この時は冬と言うことで、トルコは農業国であり観光立国なので、冬になると作物の収穫量・観光客ともに激減します。
そのため例年冬になると数値は悪化します。
と、いう言い訳がたったのですが…。
これから夏に向けて農業も観光業も盛んになってきます。
それなのに未だに100を割っているとは…。
原因もはっきりしていて、トルコリラ安により、材料費は高騰。
さらには原油価格の上昇も加わり、トルコリラ安とのダブルパンチで、機械を動かすエネルギー価格も上昇、とコストが大幅に上昇しています。
うーん…トルコリラ安から、負のスパイラルが生まれていますね(涙
それでも前月実績は上回っています!
期待を持たせる数値となっています!
来月は夏本番!
トルコが一番活気づく季節がやってきます。
バカンスシーズンも最盛期で観光客もたくさん来ることでしょう。
せめて100は早期に回復して欲しい。
トルコ経済よ、希望を持たせてくれ!
(まあトルコに経済指標では全然重要度は高くないのですけどね(笑)
トルコ6月貿易収支
トルコ統計局が6月の対外貿易統計を発表した。
同局によると、6月の輸出は1.3パーセント減少して129億5400万ドル(約1兆4293億円)、輸入は3.8パーセント減少して185億5100万ドル(約2兆469億円)となった。
欧州連合(EU)への輸出は2017年6月に比べて6.4パーセント増加して66億3000万ドル(約7315億円)となった。
輸出においてEUが占める割合は51.2パーセントとなり、2017年6月の47.5パーセントからさらに増加した。
最多の輸出先はドイツとなった。
ドイツに向けた輸出は6月に13億800万ドル(約1443億円)となり、ドイツの後に8億8200万ドル(約973億円)のイギリス、8億1500万ドル(約899億円)のイタリア、6億2700万ドル(約691億円)のアメリカが続いた。
中国からの輸入は6月に18億3800万ドル(約2028億円)となった。
中国の後に17億9400万ドル(約1979億円)のロシア、17億9300万ドル(約1978億円)のドイツ、11億4900万ドル(約1268億円)のアメリカが続いた。
引用元:トルコ・ラジオ・テレビ協会
トルコ6月貿易収支
前回5月実績-77.6億ドル、市場予想-55.0億ドルに対し、実績-55.0億ドル!
次に大注目の貿易収支。
素晴らしい!
過去1年間で赤字額は最小となっています。
しかもこの計算はアメリカドル建て!
最近ドル高トルコリラ安が進んだ状況下でのドルベースで算出した結果と言う事を考えると過去1年間で最少の赤字額は称賛に値するでしょう!
(トルコリラよ、もっと反応して良いぞ(笑)
しかしトルコさん…、今までの経緯を見ても、今回のトルコ統計局の数字を見ても、どう考えても欧州連合(EU)と関係改善・仲良くしないとトルコ経済の未来は無いです。
EUへの加盟交渉が難航しているから、イスラムが受け入れられにくいからとロシアやイランと仲良くしても、トルコ経済への寄与度は低いです。
さらに…、ロシアやイランは原油・天然ガスとエネルギーを算出しているので、まだ戦略的に付き合うのは理解できますが、なぜに中国からの輸入・中国経済への影響度が増えているの?
ロシアや中国よりも欧州連合(EU)、特にドイツとの関係が重要です。
トルコ6月観光客数
トルコ6月観光客数
前回5月実績前年比+27.3%に対し、実績同+29.2%!
素晴らしい!
トルコはこれから夏季・バカンスシーズンを迎えるので前月比で観光客数は増えていくのは当然なのですが、前年同月比でも増えているというのは良いですね♪
原因はトルコの治安が回復していること。
そしてトルコリラが対ドル、対ユーロで安値であることから、観光客が増えています。
ドイツ・フランス・オランダから見た場合、ユーロ圏のギリシャよりもトルコリラのトルコの方が安いですからね(笑
トルコ4-6月期観光収入
トルコ4-6月期観光収入
前回実績44.3億ドル、市場予想59.4億ドルに対し、実績74.4億ドル!
これまた素晴らしい!
市場予想を大きく上回っています!
これがトルコリラ換算だったら判断に困りますが(笑)、ドル換算だから素直に喜べます!
あれ?経常収支に期待して良いのでしょうか(笑?
貿易収支と観光客数でトルコリラ
トルコ6月貿易収支と観光客数で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=4.918トルコリラくらいでしょうか。
トルコの経済指標の影響は…、ほとんど無いですね(笑
それよりも世界三大格付け会社であるフィッチ社がトルコに対し、格下げを警告したという一報から売られているようです。
まあ今更格下げされても、なんのこっちゃ、と言うくらい格付けは低いですから、ほとんど影響はありませんが、まあ…印象は良くないですね。
特に1ドル=4.9トルコリラ台に載せたことには注意が必要です。
ドル/円
1ドル=111円80銭くらいでしょうか。
本日、円急落!
注目の日本銀行金融政策決定会合では、今までの長期金利の誘導も0%程度としつつも、上下0.1%程度の幅で調整していたものを、倍程度(0.2%程度)の変動は容認することに転じたことから一瞬円高方向に進みましたが、強力な金融緩和を継続するための枠組みを強化したことから(つまり当面、異次元金融緩和政策を維持する)、円売り(円安)が大きく進みました。
詳しくは週末のドル円為替見通しに譲りたいと思いますが、まさかの円安です(笑
しかも一時1ドル=111円90銭台を回復するなど、大きくドル高円安に進んでいます。
明日(日本時間27時)は、アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表もあり、しばらく不安定な値動きになりそうです。
トルコリラ/円
1トルコリラ=22円75銭くらいでしょうか。
上記通りフィッチ社の格下げ警告によりトルコリラ安。
日銀の強力な異次元金融緩和政策継続により円安。
相殺されて1トルコリラ=22円75銭くらいで済んでいますが、逆に言うとトルコリラは22円台後半では底堅い…のか?
トルコリラはもう少し頑張らないと…。
ただ現状図で表すと、やっぱりドル>>円>トルコリラですかね。
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トルコの政策金利は(2018年07月31日)現在17.75%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑