3カ月連続黒字で過去最高の黒字幅!
でも材料出尽くしでトルコリラ下落!
トルコ経済の足を引っ張る五大要因であるトルコリラ安、インフレ率、地政学リスク、政治・外交リスク、と経常収支の大赤字。
良しトルコよくやった!3年ぶりの2カ月連続黒字! トルコ経済の足を引っ張る五大要因であるインフレ率、トルコリラ安、地政学リスク、政治・外交リスク、と経常収支の大赤字。しかしトルコの稼ぎ時である夏季・バカンス[…]
しかし10月にもなると、トルコ観光業の稼ぎ時である夏季・バカンスシーズンは過ぎ去り、一抹の不安が…。
ただ10月の貿易収支は2009年2月以来最小の赤字幅となる-4.6億ドル!
トルコ10月貿易収支は記録的な数字に!トルコリラの下値は当面限定となりそう♪ おいおい、トルコリラ安が原因でトルコ経済が鈍化傾向が見えるって言ったのは誰だ?(サトウカズオです(笑)トルコの貿易赤字額[…]
観光客数・観光収入も好調を維持で良い感じ!
この流れに沿って、3カ月連続の黒字化だ!
(なーんてトルコの経常収支がそんなに簡単に黒字になるんだったら、トルコリラ安になんてなんか無いって(笑)
トルコ7-9月期四半期GDP
クーデター未遂以来の低成長
トルコ統計庁が発表した第3四半期の国内総生産(GDP)は前年比1.6%増加で、ロイターが集計した市場予想(2.0%増)を下回った。
トルコリラ安やインフレ高進行が打撃となり、軍の一部によるクーデター未遂事件に揺れていた2016年第3四半期以来の低成長となった。
第2四半期GDPは前年比5.3%増と、前回発表の5.2%増から改定された。
トルコは一時期、国際投資家から有望な新興国とみなされ、昨年は7%を超える成長を記録した。
しかし、今年はトルコリラが急落して食品や燃料が値上がりし、中央銀行は大幅な利上げを迫られた。
部門別では、建設ブームの恩恵を長く享受していた建設部門が前年比5.3%減少する一方で、サービス部門は4.5%増加した。
エコノミストは「民間消費と投資の減速で第3四半期に成長失速が始まった」とし「トルコリラ安やインフレ高進行に伴う投資および消費意欲の減退、金融引き締めの影響で第4四半期はマイナス成長を予想する」と述べた。
引用元:ロイター
トルコ7-9月期四半期GDP
【前期比】
前回4-6月期実績+0.6%、市場予想-1.2%に対し、実績-1.1%!
【前年同期比】
前回4-6月期実績+5.3%、市場予想+2.2%に対し、実績+1.6%!
まずはトルコ7-9月期四半期経済成長率(GDP)。
うーん…良くない…と言うか悪いですね。
前期比は市場予想は上回っていますが、マイナスには変わりなく、前年同月比では成長率を大きく下げています。
ロイターの記事通り、トルコ軍の一部によるクーデター未遂事件時の2016年第3四半期(前年同期比-0.8%)以来の低さです。
一時期+11.5%、その後も+5.0%はあった勢いが見る影もありません。
トルコ7月-8月期四半期GDPは、
前年同期比
前 回:+5.3%
市場予想:+2.2%
実 績:+1.6%❗️原因は #トルコリラ 安やインフレ進行
結果、クーデター未遂事件以来の低さです
通貨安は落ち着いてきましたが、やっぱり問題はインフレですねー😭 pic.twitter.com/lTkLIMMPS8
— サトウカズオ@トルコリラで-1600万😭 (@tryjpyFX) 2018年12月11日
原因はトルコリラ安やインフレ高進行。
このブログでも何度も言っていますが、トルコの輸出入の割合は
輸出:1.0
輸入:1.5
つまり日本とは逆にトルコリラ高で経済が良くなります。
また適度なインフレ率ならまだしも、9月時前年比+24.5%という高インフレだと、低経済成長も納得です。
むしろ経済崩壊の危機なんでんすけどね。
トルコ政府(主にエルドアン大統領)は理解しているのでしょうか?
エルドアン大統領の支持層である企業、特に建設業の落ち込みが激しく、来年3月の地方選挙向けに経済刺激策・支援策(経済成長率上昇・インフレ率も上昇)を打ち出さないか心配です。
9月末に発表されたトルコ新経済計画でも、
トルコ新経済計画…掛け声ばかりで具体例が少なく微妙… 09月の第4週はおよそ1トルコリラ=17円83銭でこの週の取引を終了。先々週(9月の第3週)終値の1トルコリラ=18円15銭より、32銭のトルコリラ安円高で[…]
2019年末でのGDP成長率を+2.3%としています。
これはなかなか現実感の経済成長率だと思います。
ただインフレ率2019年末で15.9%達成できますか?
まずは経済成長よりも、インフレ率・トルコリラ安対策がより重要と進言します。
その結果、経済成長率もついてきますよ♪
トルコ10月経常収支
トルコ10月経常収支
9月実績+18.1億ドル、市場予想+25.5億ドルに対し、実績+27.7億ドル!
次にトルコ2018年10月経常収支。
消費者物価指数(≒インフレ率)と同じく、トルコの最重要経済指標です。
その結果は…!
なん…だと…、トルコの経常収支が3カ月連続で黒字…だと…。
す、素晴らしい!
しかも市場予想を上回る黒字幅であり、月額では過去最大の黒字となりました!
トルコ10経常収支は、
前 回:+18.1億ドル
市場予想:+25.0億ドル
実 績:+27.7億ドル❗️市場予想を上回る黒字幅‼️
月次ベースでも過去最大の黒字😊
でも #トルコリラ は反応せず…😭
照れなくても良いニュースにはもう少し反応しても良いのだよ😀 pic.twitter.com/7yMwltQXWd
— サトウカズオ@トルコリラで-1600万😭 (@tryjpyFX) 2018年12月11日
理由として、原油価格の下落によりトルコの貿易赤字の大部分を占めるエネルギー輸入額が減ったこと。
またトルコの工業化が進んだからか、今年2018年10月までの輸出総額がトルコ史上最大1,668億ドルを記録していることなどが挙げられます。
あとは…上記経済成長を見て分かる通り、トルコ経済の低迷・消費の落ち込みにより輸入総額が減ったことも挙げられます。
しかししかし、良い事は喜びましょう(笑
その結果、トルコ10月の貿易収支が2010年以降最小の赤字額となりました!
(しかもトルコリラ安の真っ只中、アメリカドル建てで最少の赤字額と言うのがポイント高いです!)
そしてトルコ観光業の稼ぎ時である夏季・バカンスシーズンは過ぎましたが、逆にトルコリラ安が幸いし、トルコ10月観光客数も前年同月比で大きく伸びていることも挙げられます!
トルコ10月貿易収支は記録的な数字に!トルコリラの下値は当面限定となりそう♪ おいおい、トルコリラ安が原因でトルコ経済が鈍化傾向が見えるって言ったのは誰だ?(サトウカズオです(笑)トルコの貿易赤字額[…]
その結果の過去最大の経常黒字なのです!
ただトルコの観光業は冬季に入り雨期に入ります。
地中海沿岸にバカンスに来ていた観光客も減り、当然観光収入にも期待出来そうにもありません。
トルコの経済構造上、これは仕方がありません。
トルコ経済の減速懸念が増してきていますが、経常収支の黒字化はトルコリラにとってはポジティブ要因であることは確かです。
インフレを抑え、経常収支の黒字化を維持し(多少の赤字なら許容範囲内)、トルコリラ高を誘い、それがまたインフレを抑える結果となり…と良いサイクルに回って欲しいものです。
あとはエルドアン大統領が目指すトルコの工業化をまい進させ、さらに輸出を増やしていくしかないですね。
でも一時期より、かなり良い方向に進んでいるとは思いませんか(笑
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
経常収支でトルコリラ
トルコ7-9月期四半期経済成長率、10月の経常収支で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.365トルコリラくらいでしょうか。
うーん…市場予想よりも良い結果となり、トルコリラ高に反応しても良いのですが、現実はアルバイラク財務相が「10月の経済指標は良いよ、本当に良いよ」と言っていたためか、予想通りの材料出尽くし利益確定売りでトルコリラ安で反応しています。
発表直後は上昇はしなかったですが下がりもしなかっただけに、欧州勢参戦後の下げは少し予想外ですね(涙
ドル/円
1ドル=113円30銭くらいでしょうか。
アメリカ・トランプ米大統領がTwitterで
「中国と生産性のある話し合いが行われている、重要なアナウンスに注意」
と発言したことから、詳細は伝わっていないものの、リスク回避姿勢後退のドル買い円売り(ドル高円安)が進んでいます。
続報に期待したいです♪
また注目のアメリカ11月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比で、
市場予想:+2.5%
11月実績:+2.5%!
同コア指数(PPIコア指数)は前年同月比で、
市場予想:+2.5%
11月実績:+2.7%!
と卸売物価指数は市場予想と一致、同コア指数は上回ったことから、12月利上げの正当性を認める材料となり、ドル買い円売り(ドル高円安)が進んでいます。
トルコリラ/円
1トルコリラ=21円10銭くらいでしょうか。
一瞬ですが21円台を割っていますね(涙
トルコ10月の経常収支で #トルコリラ がどうなったかと言うと
発表直後は上昇も下がりもしなかったのですが、欧州勢参戦後の下げは少し予想外ですね😅
アルバイラク財務相が「10月の経済指標は良いよ、本当に良いよ」と言っていたためか、予想通りの材料出尽くしでトルコリラ安で反応しています😭 pic.twitter.com/O9L84d5Dv2
— サトウカズオ@トルコリラで-1600万😭 (@tryjpyFX) 2018年12月11日
トルコリラの底堅さを示す時です。
頑張れトルコリラ!
現状図で表すと、やっぱり円>ドル>トルコリラですかね。
でもトルコリラは頑張っていますよ♪
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
2024年11月11日-11月17日週前週比4.6銭のトルコリラ高円安 先週11月11日週のトルコリラ/円は、アメリカ・トルコ間の関係修復期待から、一時4.54円まで上昇。しかし週末、日本政府・日本銀行(B[…]
トルコの政策金利は現在12.00%(2020年1月14日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在7.25%(2020年1月14日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]