本日トルコ中央銀行は、大方の市場予想通り1週間物レポ金利(いわゆる政策金利)を年24%で据え置きました。
据え置き自体はサトウカズオの予想通りです。
しかし政策金利が据え置かれる=トルコリラは小幅下落…と思っていたのですが、蓋を開けてみれば小幅ながらも上昇しています。
これにはトルコ中央銀行の力強いコメントが添えられたからです。
トルコ中央銀行、良くやった!
市場予想は政策金利24%据え置き
本日はトルコ中銀の政策金利発表が予定されています。
恐らく無風ではないかと思われた同イベントですが、急速に注目度が上がったのはエルドアン大統領が金利引き下げ要請を国内の銀行に行ったと報道されてからです。
カショギ事件演説の直前という何とも間が悪い時だったこともあり、何か意味があるのではないかとマーケットが疑心暗鬼になってしまったという経緯です。
トルコの消費者物価指数は前年比で24.52%と現在の金利24.00%を超えており、実質マイナス金利状態に陥っています。
通常であれば利上げが行われてしかるべきですが、同大統領の発言までは据え置き予想がマジョリティでした。
上記発言があったものの、個人的には引き続き据え置きになると考えています。
理由としては2点。
12月にも金利発表が予定されており、連続の利上げだと前回9月の利上げ効果を見極めないまま利上げしてしまうという立派な理由が存在すること。
もう一点はアルバイラク財務相(エルドアン大統領の娘婿)が前回中期経済予定(インフレ対策)を発表したことです。
10月に何かアクションを起こせばインフレ対策が既に破綻していると大統領(中銀含め)が認めるようなものです。
娘婿に早々に恥をかかせるわけにもいかないでしょう、そういった意味でも今回は据え置き、誰も傷つかない発表になると予測しています。
なんだかんだで19円がサポートになっていることもありますし、一時的にトルコリラ売りが強まっても、19円を下抜けるほどの勢いは今のところ無いように思います。
引用元:FXプライムbyGMO
市場予想は政策金利の24%据え置き。
FXプライムbyGMOも政策金利の24%据え置き。
サトウカズオも政策金の24%据え置きと思っています。
現状のトルコリラはアメリカの要求に従いブランソン牧師を開放。
アメリカ・ポンペオ国務長官がトルコへの経済制裁はブランソン牧師拘束が原因だったので、そのブランソン牧師が解放された今、経済制裁は役目を終えた、との見解を発表。
アメリカによるトルコ経済制裁も近く解除か?とい言う状況下、トルコリラは20円近辺まで上昇してきています。
そのような状況下、わざわざトルコリラ上昇中に上げる必要がないこと。
今奥の手である利上げをしてしまうと、今後今以上に必要な時に打つ手が無くなってしまうこと。
そしてエルドアン大統領が利上げに反対していること。
(エルドアン大統領を十分に納得させる理由がない)
の3点から政策金利は据え置きと予想していました。
FXプライムbyGMOさんの2点の意見は、なるほど…納得です。
連続利上げは(連続利下げも)、普通は無いですね。
(アメリカが特殊なだけ)
だって経済の実情に政策が追い付いていないことを認めるようなものですから。
利上げもしたくないのなら、なおさらでしょう。
そして2点目のアルバイラク財務相の顔に泥を塗りたくない、と言うのは普通なら考慮に入れるのがおかしいのですが、トルコなら、そしてエルドアン政権なら納得です(笑
誰もトルコの最高権力者であるエルドアン大統領一族に喧嘩を売るような真似をすることは避けたいでしょうからね(笑
そして、運命の25日、日本時間20時。
トルコ政策金利が発表されました…。
(もう冒頭に結果は書いているのだけれどもね(笑)
上記はFXプライムbyGMOの会員限定、歴戦の外為ディーラーが独自の視点で相場を解説する、決して余所では読めない裏話から、マーケットよもやま話まで、そんなディーラー達のおしゃべり会コンテンツ「井戸端為替会議」から引用したものです。
上記通り会員限定です(…引用まずいかな?)。
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(うん、これで問題なし(笑)
いやー「井戸端為替会議」ためになる良いコンテンツです♪(よいしょっ!)
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トルコ政策金利を24%に据え置き
トルコ中央銀行、政策金利を24%に据え置き
トルコ中央銀行は25日、金融政策決定会合を開き、主要な政策金利である1週間物レポ金利を年24%で据え置いた。裁判所がトルコで拘束されていた米国人牧師を釈放し、対米緊張が緩和したことで通貨トルコリラ相場が持ち直しており、現時点での追加利上げは不要と判断した。
トルコ中央銀行はトルコリラ急落を受け、9月の前回会合で6.25%の大幅利上げを実施していた。ただ、輸入物価上昇の影響で9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比24.5%に達し、さらなる上昇が懸念されている。
引用元:日本経済新聞
結果、トルコの政策金利は、
トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)
前回実績24.00%、市場予想24.00%に対し、実績24.00%!
トルコ中央銀行 翌日物貸出金利
前回実績25.50%、市場予想25.50%に対し、実績25.50%!
トルコ中央銀行 翌日物借入金利
前回実績22.50%、市場予想22.50%に対し、実績22.50%!
と、みんなの予想通り据え置き。
そのため当初は、ほとんど値動き無し。
1トルコリラ=19円50銭-60銭くらいで”うろうろ”していました。
サトウカズオはてっきり小幅に下落するのでは?と思っていたので、これだけでも朗報なのですが、その後トルコ中央銀行の声明が出てくると相場は一転!
トルコリラ高に動き出しました。
そのトルコ中央銀行の声明がこちら↓
金融政策と経済の鈍化(内需の鈍化)傾向により、トルコのインフレ率は低下の可能性がある。
しかし為替リスクは継続しており、コストの上昇により引き続きインフレが進む可能性もある。
そのためインフレ見通しが大幅に改善されるまで金融引き締め政策を継続する。
つまりインフレ見通しが大幅に改善されるまで「利下げはしない」という力強い意思を表明したことを市場は好感。
市場はトルコリラ高で反応し、小幅上昇となっています。
ニューヨークダウ平均が300ドル以上の上昇など、リスク回避姿勢の後退により #トルコリラ も上昇中❗️
20円台復帰も見えてきました‼️
明日にも再度20円台復帰でしょうかね😊#メキシコペソ も上昇中で、今夜はゆっくりと寝れるなあ💤 pic.twitter.com/pmsgGdx67F
— サトウカズオ@トルコリラで-1600万😭 (@tryjpyFX) 2018年10月25日
次回トルコ中央銀行金融政策決定会合は12月。
その間に10月と11月分の消費者物価指数(≒インフレ率)の発表が控えています。
根拠があるのか、それとも意気込みだけなのかは不明ですが、一応アルバイラク財務相は、先月がインフレのピークと言っています。
でも10月分のインフレ率は…、今よりも上がると思うんですよね。
だって9月の生産者物価指数が前年比+46.15%。
これが10月・11月で消費者物価指数に反映してくるはずです。
小幅上昇程度に収まってくれると良いのですけどね…。
政策金利発表でトルコリラ
政策金利発表でトルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.623トルコリラくらいでしょうか。
トルコ中央銀行の力強い声明によりトルコリラ買い(トルコリラ高)が進んでいますね♪
このまま1ドル=5.5トルコリラ台に突入してくれると、1トルコリラ=20円台を回復するというものですが…。
あとは…、エルドアン大統領がトルコリラ高を後押しするのか、それとも足を引っ張るのかが問題です…(苦笑
頑張れトルコリラ!
ドル/円
1ドル=112円55銭くらいでしょうか。
ニューヨークダウ平均は前日比300ドル高。
ナスダック総合指数も同170ポイント高で推移しています。
またアメリカ長期金利(10年債利回り)も3.13%台と落ち着いてきたことから、リスク回避姿勢は後退。
ドル買い円売り(ドル高円安)が進んでいます♪
トルコリラ/円
1トルコリラ=19円92銭-95銭くらいでしょうか。
政策金利発表前は一時19円50銭を割っていましたが、かなり戻してきましたね♪
落ち着けば、また20円台を回復することでしょう!
なんとか20円台を回復したまま、週の取引を終えて欲しいものです。
頑張れトルコリラ!
現状図で表すと、やっぱりドル>円>>トルコリラですかね。
でもトルコリラ…、頑張っていますよ♪
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トルコの政策金利は(2018年10月25日)現在24.0%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は(2018年10月25日)現在7.75%。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪
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