トルコ政策金利は24%と据え置き!
中央銀行はインフレ率抑制に自信!
しかしエルドアン大統領がまた…(涙
本日トルコ中央銀行は、大方の市場予想通り1週間物レポ金利(いわゆる政策金利)を年24.00%で据え置きました。
据え置き自体はサトウカズオの予想通りです。
しかし政策金利が据え置かれる=トルコリラは横横展開…と思っていたのですが、蓋を開けてみれば小幅ながらも上昇しています。
これにはトルコ中央銀行の力強い声明からです。
トルコ中央銀行!インフレ抑制に自信を持っているようです♪
がしかし…(涙
トルコ政策金利を24%に据え置き
トルコ中央銀行、政策金利を24%に据え置き
トルコ中央銀行は13日、金融政策決定会合を開き、主要な政策金利である1週間物レポ金利を年24%で据え置いた。通貨トルコリラが今夏の急落前の水準まで回復。
11月のインフレ率が低下に転じたことで、通貨防衛を目的とする追加利上げは不要と判断した。
アメリカ人牧師拘束問題を巡るアメリカとの対立を原因とするトルコリラ急落を受け、中央銀行は9月に6.25%の大幅利上げを実施していた。
これによって、市中銀行の貸出金利も上昇。
自動車や住宅販売の低迷や企業活動の停滞を招いている。
牧師解放が実現し、トルコリラは小康状態にあるが、2019年前半には景気後退局面に入るとみられている。
中央銀行は物価動向を注視しながら利下げのタイミングを探ることになりそうだ。
引用元:日本経済新聞
結果、トルコの政策金利は、
トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)
前回実績24.00%、市場予想24.00%に対し、実績24.00%!
トルコ中央銀行 翌日物貸出金利
前回実績25.50%、市場予想25.50%に対し、実績25.50%!
トルコ中央銀行 翌日物借入金利
前回実績22.50%、市場予想22.50%に対し、実績22.50%!
と、政策金利である1週間物レポ金利は市場予想通り据え置きとなりました。
予想通りも、一部には利下げ観測もあったくらいだし、横横展開、もしくは小幅上昇かなと思っていましたが、意外にも大きく反応!
トルコリラ高展開となりました。
その原因はトルコ中央銀行の声明によるものです。
トルコ中央銀行「断固として引き締め維持」の文言削除でトルコリラ上昇
トルコ中央銀行は予想通り金融政策の現状維持を発表し、声明では「必要ならさらなる引き締めを行なう」としたものの、前回までの「インフレ見通しが大幅に改善し、目標と一致するまで断固として引き締めスタンスを維持する」との文言が削除されたことで、トルコ中央銀行がインフレに対する懸念を緩めたとの見方からトルコリラ買いが優勢となりました。ドル/トルコリラは5.3040TRY。
トルコリラ/円は21.36円までTRY高が進みました。
引用元:FXi24
つまり危機的なインフレ上昇局面は脱したとの見方からトルコリラ高が進んだ訳です。
市場もこのトルコ中央銀行による声明を好感し、トルコリラ高で反応しました。
【速報】トルコ中央銀行は政策金利である1週間物レポ金利を現行の24.00%に据え置くことを発表❗️
据え置きは市場予想通り
トルコ中央銀行は断固として引き締め維持の文言を削除したことから、インフレ回復に自信を持っていると受け取られ #トルコリラ 高に‼️
でも値を戻しているね😅しかし底堅い😀 pic.twitter.com/wFS9X7sLu9
— サトウカズオ@トルコリラで-1600万😭 (@tryjpyFX) 2018年12月13日
しかし上記、日本経済新聞の記事にもある通り、トルコのインフレ率を抑制するために金利を上昇させた結果、当然貸出金利も上昇。
トルコ国内の企業活動の停滞や、自動車販売や住宅販売など個人消費の低迷を招いています。
10日に発表されたトルコ2018年7-9月期の国内総生産(GDP)は前年比+1.6%とクーデター未遂事件時の2016年第3四半期(前年同期比-0.8%)以来の低さとなってしまいました。
トルコ7月-8月期四半期GDPは、
前年同期比
前 回:+5.3%
市場予想:+2.2%
実 績:+1.6%❗️原因は #トルコリラ 安やインフレ進行
結果、クーデター未遂事件以来の低さです
通貨安は落ち着いてきましたが、やっぱり問題はインフレですねー😭 pic.twitter.com/lTkLIMMPS8
— サトウカズオ@トルコリラで-1600万😭 (@tryjpyFX) December 11, 2018
確かにトルコ中央銀行もインフレ動向を注視しながら利下げのタイミングを探っていかなくてはいけないでしょう。
しかし経済成長を優先させれば、インフレ率は上昇します。
逆にインフレ抑制を優先させれば、当然経済成長は鈍化、もしくは後退します。
二兎を追う者は一兎をも得ず、です。
問題は、やはりインフレ率です。
まずは経済成長よりも、インフレ率・トルコリラ安対策がより重要と進言します。
トルコ第2回100日プランを発表、上昇分をすべて吐き出す
トルコ中央銀行声明後の上昇分を全て吐き出す
トルコリラ円は大きく行って来いの展開。トルコ中央銀行は政策金利の24%据え置きを発表し、その声明ではインフレに対する懸念を緩めたとの見方からトルコリラ買いが強まった。
トルコリラ円は21.12円前後から21.36円まで大幅に上昇した。
しかしその後にエルドアン・トルコ大統領が第2回100日プランを発表すると一転、トルコリラ売り優勢に振れた。
第1回目の100日プラン発表(8月3日)後にトルコリラは暴落しており、今回も同じような警戒感が高まったか。
トルコリラ円は21.10円前後で推移している。
引用元:FXi24
この第2回100日プランの詳細までは伝わってきていませんが、おそらく景気・経済対策関連でしょう。
上記にもある通り、第1回目100日プランは、トルコリラ安・インフレ高懸念の中、大々的に景気・経済対策を発表!
市場を呆れさせ、トルコリラ売り(トルコリラ安)を呼び起こしました。
その時の内容が、多額の資金を要する(財政悪化)
トルコ経済の過熱化の要因となった(インフレ上昇)
交通やエネルギー関連事業など巨大インフラプロジェクト推進計画です。
続報を期待したいですが…、逆に言えばこの報道が正しければ、よくこの程度の下落で済んでいるなと言う印象です(笑
むしろトルコリラは本当に底堅くなっているのではないでしょうかね(笑
政策金利発表でトルコリラ
政策金利発表でトルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.331トルコリラくらいでしょうか。
トルコリラ再び上昇しています(笑
時系列で話すと、
トルコ中央銀行による政策金利発表、及び声明発表:トルコリラ高
エルドアン大統領、トルコ第2回100日プラン発表:トルコリラ安
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁発言:トルコリラ高
となりました。
ドラギECB総裁の会見で
「最近の経済データは予想より弱い」
「先行きの成長は勢いがやや鈍化する」
と発言。
経済成長やインフレ見通しを下降修正し、ユーロ安ドル高トルコリラ高となっています。
うーん、欧州に助けられた格好となりましたが、エルドアン大統領。
トルコリラ高を後押ししてください、足を引っ張らないでください(涙
頑張れトルコリラ!
ドル/円
1ドル=113円50銭くらいでしょうか。
アメリカ前週分の新規失業保険申請件数は、
前回実績:23.1万件
市場予想:22.5万件
今回実績:20.6万件!
相変わらずアメリカの労働市場は力強いですね。
アメリカ経済は引き続き好調ですよ(笑
また上記通り、欧州中央銀行のドラギ総裁が経済成長やインフレ見通しを下降修正したことで、ユーロ安ドル高が進みんだ結果、ドル円でもドル買い円売り(ドル高円安)が進んでいます♪
トルコリラ/円
1トルコリラ=21円20銭くらいでしょうか。
回復してきています(笑
ありがとうユーロ安!
しかしエルドアン大統領、今はインフレ対策への優先順位が一番だと思うのですが…。
やはり来年3月の地方選挙を意識しているのでしょうね…(涙
頑張れトルコリラ!
現状図で表すと、やっぱりドル>円>トルコリラですかね。
でもトルコリラ…、頑張っていますよ♪
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
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トルコの政策金利は現在9.00%(2023年2月10日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪