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市場予想を上回るインフレ率もトルコリラは堅調!トルコ2019年1月消費者物価指数

トルコリラ円スワップ生活-物価上昇

市場予想を上回るトルコのインフレ率でもトルコリラは堅調!

 
トルコの経済指標(?)の中で一番重要なのが政策金利の発表とすれば、二番手に来るのが経常収支とこの消費者物価指数(インフレ率)です。

トルコ経済・トルコリラに直結する重要指標だけに、否が応でも注目が集まります。

そのトルコ2019年1月消費者物価指数は!

…そんなことよりも、またエルドアン大統領の悪い癖が…(涙
 

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トルコ1月消費者物価指数

トルコのインフレ率20%台が続く
 
トルコ統計局は4日、1月の消費者物価指数(CPI)が前年同月に比べ20.35%上昇したと発表した。

2018年12月の20.30%からほぼ横ばいだった。

インフレ率が20%を超えるのは5カ月連続で、食料品の価格上昇が押し上げ要因となった。
 
米国との対立激化を受けた昨夏の通貨急落で輸入物価が上昇し、18年10月のインフレ率は25%に達していた。

物価上昇の抑制に向けた中央銀行の金融引き締め策は、消費や投資の低迷につながっている。

 

引用元:日本経済新聞

 
トルコ1月消費者物価指数

12月実績前月比-0.40%、市場予想同+1.03%に対し、実績同+1.06%!

より重要な前年比は12月実績+20.30%、市場予想+20.30%に対し、実績+20.35%!
 
トルコ1月消費者物価コア指数

12月実績前年比+19.53%、市場予想+19.00%に対し、実績同+19.02%!
 
うーん…、反応に困るインフレ率となってしまいました。

どんどん改善していかなくてはいけないのは確かですが、官民一体(トルコ政府の強引な)インフレ抑制政策によっての成果だっただけに、歪みが元に戻ったとも言えます。

(自然な形のインフレ率低下ではなく、強引な方法によってインフレ率を低下させていた)

(つまりトルコ政府が企業に無理やり売値を引き下げさせたりした結果です(涙)

そう考えれば、市場も織り込み済みの範囲での「ほぼ横ばい」という内容は、悪くないとも言えます。
 


 
実際に消費者物価指数(インフレ率)発表後もトルコリラは上昇していきましたから、市場も悪い印象は持たなかったようです。

世界的にリスクオン状態の株高が続いていましたから、良い相場展開だったかもしれません(笑
 
ちなみに同じ新興国で高金利通貨であり、インフレ率上昇懸念から、政策金利を上げたメキシコでも前年比+4.83%

同じくインフレ率上昇懸念から政策金利を上げた南アフリカでも前年比+4.5%

いかにトルコのインフレ率がヤバイかお分かりいただけたでしょう…(涙

来月こそは消費者物価指数(≒インフレ率)に期待したいです♪
 

消費者物価指数とは

商品や受けるサービスには価格があり、その時々によって高くなったり安くなったりしています。

これら商品の価格を消費者物価と言い、その平均的な動きを測定したものを「消費者物価指数」と言います。

消費者物価コア指数とは、その中から季候の変動などの影響を受けやすい生鮮食品とエネルギー価格を除いたもの、のことを言います。

 

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トルコ1月生産者物価指数

トルコ1月生産者物価指数

12月実績前月比-2.22%、市場予想+1.50%に対し、実績同+0.45%!

より重要な前年比は12月実績+33.64%、市場予想+32.40%に対し、実績+32.93%!
 
うーん…生産者物価指数も酷いことには変わりないのですが、前月よりも下回っており、順調と言える…のかな(笑?

モノやサービスを提供する生産者物価指数が抑えられてきたと言うことは、来月や再来月の消費者物価指数も期待できそうです♪

(1月に作られた商品は、2月-3月あたりに消費者に届き、購入されていくため)

まあ、まだまだ30%台と異常事態が継続中ですが、(トルコ比では)かなりまともになってきました(笑
 
ただ今年に入り、原油価格が持ち直しています。

2018年12月は1バレル=50ドルを割り、45ドルをも下回っていましたが、今年に入り50ドル台を回復。

現在は53ドル-55ドル付近まで上昇しています。

このトルコリラFXブログでは何度も言っているように、トルコは資源のない国なので、原油や天然ガスなどのエネルギーのほとんどを輸入に頼っています。

今までの消費者物価指数(インフレ率)・生産者物価指数の低下は、=原油安が要因でもありました。

原油価格が上昇すれば、トルコのインフレ率も上昇していく可能性が高いです。

トルコ政府・トルコ中央銀行には、このインフレ率対策を一番に行って欲しいものです。
 

生産者物価指数とは

消費者物価指数との違いは文字の通り、消費者側から見た数値(買う側・受け取る側⇒消費者物価指数)か、生産者側から見た数値(提供する側・販売する側⇒生産者物価指数)かの違いです。

(生産者が出荷した時、サービスを提供する時の値段は生産者物価指数となります)

そして、生産者物価指数もインフレの指標となる経済指標です。

 

トルコリラ用

 

 

トルコ政府、国内最大手銀のイシ銀行の接収へ!

エルドアン大統領「神がご了承」とトルコ大手銀の接収に意欲
 
トルコのエルドアン大統領は国内大手銀のイシ銀行の接収に向けて大きく踏み込み、接収の是非を議会で採決するよう呼び掛けた。

イシ銀行は株式を上場している国内銀行のうち最大手で、最大野党が一部出資している。

エルドアン大統領は5日に首都アンカラで、与党の公正発展党(AKP)本部から議員らに対し「イシ銀行が財務省の資産になることは、神がご了承たもうた」と宣言した。

トルコでは不良債権の積み上がりとリセッション(景気後退)の懸念で、金融セクターが苦境に立たされている。

3月の地方選挙を前にイシ銀行をめぐる政治的な騒動が巻き起こることは、投資家をさらに動揺させかねない。

5日のイスタンブール株式市場でイシ銀行の株価は7%近く下げ、2018年8月の市場混乱以降で最大の値下がりとなった。

 

引用元:Bloomberg

 
[char no=”2″ char=”エルドアン大統領”]イシ銀行が財務省の資産になることは、神がご了承たもうた![/char][char no=”1″ char=”サトウカズオ”]イスラムの神様も大変だ![/char]

トルコ人口の99%はイスラム教徒と言われています。

神様が了承したと言うことはイスラム教の唯一神アッラーが許可したということなのでしょう。

神様が銀行の所有権を差配するんだ、へー…。
 
せかっくドル/トルコリラが1ドル=5.2を割り、5.1トルコリラ台へ。

トルコリラ円も21円台を回復し、21円台で足場を固めつつあるなかでのこの発言。

今まで外交関係で忙しかったのか、エルドアン大統領の発言は少なかったのか、あまり報道されていませんでしたが、それだけトルコ経済・トルコリラが安定してきたのでしょうか?

落ち着いてきたのか、エルドアン大統領の悪い癖が出てきたようです。

資本主義(に反する金融支配)・トルコ経済(株安)・トルコリラ(トルコリラ安)にとって悪いことだらけで、良いことが無いように思えるのですが…3月の地方選挙対策なのでしょう。
 
アルバイラク・トルコ財務相も「議会はイシ銀行の所有権に関する採決を行なう予定」と発言しています。

実際に行われるようなことになれば、議席の多い与党、公正発展党(AKP)=エルドアン大統領=トルコ政府のモノになるのは決定事項になってしまうのですが…。

Bloombergの記事通り投資家をさらに動揺させ、トルコ離れを起こさなければ良いのですが…(涙
 

 

消費者物価指数でトルコリラ

トルコ11月消費費者物価指数と生産者物価指数でトルコリラがどうなったかと言うと…。
 

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=5.210トルコリラくらいでしょうか。

消費者物価指数・生産者物価指数発表では、ほぼ市場予想通りだったからか値は動かず、上記通り、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る姿勢)からの世界的な株高展開からトルコリラも買われて(トルコリラ高)となっていきました。

しかしエルドアン大統領の独裁・強権とも言うべき金融支配発言により投資家の懸念は増大。

トルコリラ安となっています。

…まったく…(涙
 

ドル/円

1ドル=109円75銭くらいでしょうか。

メキシコとの国境の壁建設を巡って非常事態宣言を行うのでは?とも言われていた一般教書演説ですが、

  • 経済⇒この2年間で530万の新規雇用を生み出した
  • 北朝鮮⇒私が大統領でなければ北朝鮮との戦争に突入していた
  • 国境の壁⇒当然必要と野党民主党に協力を呼びかける。非常事態宣言は行わない
  • 米中貿易戦争⇒不公正な貿易をなくすためにトランプ政権は戦う

あまり波乱様子もなく、市場も警戒の割には、ほぼ無風状態で通過しています。

無難な良い一般教書演説だったのではないでしょうか?
 

トルコリラ/円

1トルコリラ=21円03銭くらいでしょうか。

トルコリラ21円台で底堅く推移しています。

私もつられて、
 


 
と、トルコリラ再デビューを果たすため入金して注文をしましたが、なかなか下がってくれずに保有できないでいます。

上記エルドアン大統領のイシ銀行支配発言でも、実はそこまでは下がっていないんですよね(笑

本当に底堅い。

私の知っているトルコリラと違う(笑
 
現状図で表すと、トルコリラ>ドル=円ですかね。

でもトルコリラ高継続中です♪
 
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トルコの政策金利は(2019年03月04日)現在24.0%

高金利通貨として人気のオーストラリアドルニュージーランドドル、そして南アフリカランド

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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
 
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。

それならばメキシコペソは如何でしょうか?

メキシコの政策金利は(2019年03月04日)現在8.25%

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪

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