貿易収支も製造業PMIも市場予想より良い結果に!
しかしドルが強くトルコリラ安も円安に助けられる
トルコ経済はインフレ率の高止まりが続き、苦しくても最悪期は脱してきたようです。
しかしそれ以上にアメリカ経済が強くて、ドル一強状態が続いていますね。
つまりはドル高円安トルコリラ安です(涙
でも同じく円安状態となっているため、その結果トルコリラ円は変わらず…(笑
トルコ1月貿易収支
トルコ1月貿易収支
前回12月実績-27.2億ドル、市場予想-25.0億ドルに対し、実績-25.0億ドル!
まずは大注目の貿易収支。
前月実績を下回り、市場予想通りとなっています♪
原油価格が上昇に転じている中、健闘の内容と言えるでしょう!
(トルコリラよ、もっと反応して良いぞ(笑)
(12月実績が下降修正され赤字額が増えていますが、まあ気にしない(笑)
しかし健闘の内容となったことには理由があり、
トルコ統計局と商業省によって作成された2019年1月の暫定貿易統計が発表された。
これによると、輸出は1月に昨年同月と比べて5.9%増の131億7000万ドルに達し、輸入は同27.2%減の156億7300万ドル(日本円で約1兆7363億円)に後退した。
この期間に貿易赤字は72.5パーセント減で90億8900万ドル(日本円で約1兆69億円)から25億300万ドル(日本円で約2773億円)に減少した。
輸出の対輸入比率は、昨年1月に57.8%であったが、今年1月には84%に達した。
引用元:トルコ・ラジオ・テレビ協会
輸出は多少伸びたものの、輸入が大きく減った結果です。
2019年1月は原油価格が上昇に転じ、1バレル=50ドル台を回復。
にもかかわらず輸入額が減ったと言うことは、トルコ経済の減速(特に内需)が心配される内容となっています。
ただ逆に言えば、
トルコの輸出入の割合が今まで
輸出:1
輸入:1.5
とアンバランスだった点が
輸出:1
輸入:1.2
まで改善されてきたこと。
そしてやっはり嬉しい、貿易収支の赤字幅削減でしょうか。
冬はトルコへの観光客数、観光収入が激減するので、少しでも経常収支への援護になって欲しいですね♪
▶️トルコ1月貿易収支
12月実績:-27.2億ドル
市場予想:-25.0億ドル
01月実績:-25.0億ドル❗️前月実績を下回り、市場予想通りとなっています
内容は輸出🔼輸入🔽
トルコ経済は最悪期を脱したかに見えるけど、まだまだ低迷中
しかし赤字が減ることは良い事だね😊 pic.twitter.com/FhSIa2PUHr
— サトウカズオ@スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年3月1日
それでは内容を見ていきましょう。
輸出入額は上記通り。
輸出先の国ではドイツがトップで、次いでイギリス。
以下、イタリア、イラクと続きます。
輸入国のトップはロシアで、次いで中国。
以下、ドイツ、アメリカと続きます。
輸入国のトップがロシアは仕方がありません。
原油や天然ガスなどのエネルギーは、ほぼロシアから輸入しています。
ただドイツを抜き中国が第二位に上ってきました。
ここは少し心配です。
一方、輸出はやはりドイツが一番で安心しました(笑
欧州連合(EU)諸国との関係改善が効いたのか、EU向けの輸出が伸び、貿易収支改善に役立っています。
それにより、EUへの輸出依存度が増えています。
依存度と言うよりかは逆にそうでないと困ります。
トルコ周辺国で一番のお金持ち諸国ですからね。
EUの景気経済がトルコの景気経済を左右するくらいです♪
(イラクがトップだっから輸出が上手くいっていない証拠となり、トルコ経済にとっては痛手ですからね(笑)
トルコ1月観光客数
トルコ1月観光客数
前回12月実績前年比+14.5%に対し、実績同+5.3%!
確かに伸び率は鈍化し、12月実績よりも下回っていますが、悪くないですよ!
トルコは冬になり観光客数の延べ人数も減ってくる中で、前年同月比では順調に増えています!
非常に喜ばしい限りですね♪
原因はトルコの治安が回復していること。
そしてトルコリラが対ドル、対ユーロで安値であることから、観光客が増えています(涙
ドイツ・フランス・オランダから見た場合、ユーロ圏のギリシャよりもトルコリラのトルコの方が安いですからね(笑
バカンスシーズンを終え、そして冬になり、海外からの観光客は激減していきます。
毎年恒例の出来事とは言え、トルコ経済は観光業にかなり依存しているため、トルコ経済は冬になると悪化します。
ただここから徐々に観光客数も回復・上昇していくので、今後のトルコ経済・トルコリラには期待したいですね♪
トルコ2月製造業PMI
トルコ2月製造業PMI
前回12月実績44.2、市場予想44.6に対し、実績46.4!
トルコ2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)。
GDP(国内総生産)に多大な影響を及ぼす製造業の景気指標のひとつです。
そのため、トルコの経済指標の中でも重要度の高い指標です。
まずPMIという指標は、景気判断の方法として数値が50を上回ると改善、50を下回ると悪化と判断されます。
結果は…、
▶️トルコ2月製造業PMI
01月実績:44.2
市場予想:44.6
02月実績:46.4❗️前月実績を上回り、市場予想を上回っています
原油価格の上昇
インフレの高止まりと依然トルコ経済への逆風が吹いていますが、最悪期は脱したのかな?
まだ判断基準の50を下回っていますが今後に期待です😊 pic.twitter.com/kvLZf74suv
— サトウカズオ@スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年3月1日
前月実績を上回り、さらに市場予想をも上回っています(笑
良い傾向ですね♪
トルコ経済の最悪期は脱したと見て良いのかな?
ただやはり今までトルコ経済を支えていた国内消費(内需)は落ち込んだままです。
一時期よりも下がったとはいえ、未だにインフレ率は+20.35%!
そのインフレ率を抑えるために、金利高も続いています。
そりゃー経済活動も鈍化するというものです…(涙
そのため上記通り、輸入が減っています。
ただ貿易赤字額が減少し、経常収支の黒字化がなり(多少の赤字はOK!)、そしてインフレ率の減少傾向が続くならば、トルコリラ高へつながり、トルコリラ高に繋がればトルコ経済も徐々に復活していくことでしょう。
そのためにもエルドアン大統領には選挙対策の積極財政(バラマキ)政策を止めて欲しいものです。
一時的にはトルコ経済のカンフル剤となるかもしれませんが、直ぐに息切れするでしょう。
そして財政は悪化し、インフレ率は上昇とトルコ経済を苦しめることになります。
結果トルコリラ安です。
自分の権力維持とトルコ国民の生活。
昔の聡明なエルドアン大統領はどこに行ったのだろう…。
ドル高進む
昨日の海外市場では、ベトナムでの米朝会談が終了、合意には至らなかったもののマーケットへの影響は軽微でした。
NY時間には米経済指標が相次いで良好な結果となったことから全般的にドル買いが進み、ドル円は111円台半ばへと急騰、年初来高値を更新しました。
NY時間に入り発表された注目の米第4四半期GDPが予想値+2.2%に対し+2.6%、コアPCEも予想+1.6%に対し+1.7%と好調な結果となると全般的にドル買いが進みドル円は111円台前半へと急騰。
続いて発表となった2月米シカゴ購買部協会景気指数も予想を大きく上振れたため、更にドルは買われドル円は111.40円台へ上昇。
ドル円は、引けにかけても堅調に推移。NY午後には111.49円まで上昇し昨年12月21日以来の水準となる高値をつけたのち111.382円でのクローズとなりました。
引用元:FXプライムbyGMO
米朝首脳会談が合意に至らなかったのは残念なものの、安易な合意によりはマシです。
また北朝鮮ペースの交渉となり、核兵器・核開発の破棄が確認されないうちでの制裁解除には反対です。
むしろ朝鮮半島の完全なる非核化という最終目標を見失わなかったことがプラスと考えても良いのではないでしょうか。
市場も混乱・リスク回避には向かわず、至って冷静に進んでいます。
そして大注目のアメリカ10-12月期の四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
07-09月期:+3.4%
市場予想 :+2.2%
10-12月期:+2.6%
と前期は下回ったものの、市場予想を大きく上回ったこと。
さらに2月シカゴ購買部協会景気指数も、
01月実績:56.7
市場予想:57.5
02月実績;64.7
とこちらも市場予想を大きく上回ったことから、ドル買い(ドル高)がさらに進む結果となりました。
ドルは各通貨に対してドル高が進み、ドル高トルコリラ安となりましたが、同様にドル高円安も進んだため、トルコリラ円では「ほとんど値動き無し」となっています。
トルコリラ円…今週も25銭くらいしか動いていないのですけど…(笑
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(うん、これで問題なし(笑)
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貿易収支と製造業PMIでトルコリラ
トルコ1月貿易収支と観光客数、2月製造業PMIでトルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.3840トルコリラくらいでしょうか。
トルコの経済指標は市場予想を上回り、良い結果となったのですが…ほとんど値動きないです(涙
逆にアメリカ経済に指標で大きくドル買いトルコリラ売り(ドル高トルコリラ安)が進んでいます。
まあ上記通り、ドル高はトルコリラだけではなく、円やユーロ、ポンドに対しても進んでいるので、トルコリラは攻められませんけどね(笑
それだけ予想外にアメリカ経済指標が良くて、ドル一強となった、と言うことでしょう。
ドル/円
1ドル=111円85銭くらいでしょうか。
つい先ほど発表のアメリカ12月個人消費支出(PCEデフレーター)は前年同月比で、
11月実績:+1.8%
市場予想:+1.7%
12月実績:+1.7%
と善戦したものの、大注目の2月ISM製造業景況指数が、
01月実績:56.6
市場予想:55.5
02月実績:54.2
と市場予想を下回ったことから、111円60銭までドル売り(ドル安)が進んだのですが…。
もう戻しています、全戻しです(笑
まあそれだけアメリカ経済の力強さ・信頼が揺らいでいない証拠でしょう♪
トルコリラ/円
1トルコリラ=21円75銭くらいでしょうか。
日本・中国をはじめとしたアジア株。
欧州株にNYダウ平均と世界的株高となっています。
また上記通りドル高トルコリラ安ですが、同時にドル高円安のため、トルコリラ円はほぼ横横展開です。
色々と不安な声も聞こえて生きていますが、トルコリラは崩れていません!
だが、まだだ。
もっと頑張れトルコリラ!
現状図で表すと、やっぱりドル>円=トルコリラですかね。
トルコリラ…、頑張っていますよ♪
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
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トルコの政策金利は現在9.00%(2023年2月11日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪