ロシア、トルコにS-400納品開始!
の割にトルコリラは下げていない?
トルコ経済は頑張っているのですけどね。
トルコリラは政治と外交が足を引っ張っています(涙
トルコ5月経常収支
トルコ5月経常収支
4月実績-13.0億ドル、市場予想+2.8億ドルに対し、5月実績+1.5億ドル!
まずはトルコ2019年5月経常収支。
消費者物価指数(≒インフレ率)と同じく、トルコの最重要経済指標です。
その結果は…、前月4月実績よりは上昇も、市場予想は下回る結果となりました。
しかし黒字は黒字、頑張りました♪
▶️トルコ5月経常収支
04月実績:-13.0億ドル
市場予想:+2.8億ドル
05月実績:+1.5億ドル😅市場予想は下回ったものの半年ぶりの黒字化に成功❗️
今後は夏に向けて観光収入も期待できることから黒字額も増えていくことでしょう👍#トルコリラ も19円台を回復‼️
もっと上がっても良いリラよ😊 pic.twitter.com/uXfJOljVgN
— サトウカズオ🇹🇷スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年7月11日
実はサトウカズオもトルコの経常収支、市場予想よりも悪いだろうな…と思っていました。
なんとか黒字化になって欲しいな、黒字化に成功すれば御の字だな、と…。
理由は原油価格。
トルコは日本と同様、資源の無い国なので原油をはじめ数多くを輸入に頼っています。
その中でも原油は貿易赤字の大部分を占めるなど、原油価格が貿易収支・経常収支に大きく影響します。
その原油価格は、12月の1バレル=45ドルくらいから、4月は1バレル=66ドルを超えるくらいまで上昇。
5月もほぼ1バレル=60ドル以上で推移していました。
原油価格が上昇すれば、貿易赤字も膨らみます。
貿易赤字が膨らむと、当然経常収支の赤字も膨らみます。
まあ、4月-5月の原油価格でこの経常収支と言うことは、原油価格が下がっている6月はもっと期待できるのですけどね(笑
2018年12月には、1バレル=45ドルを下回っていた原油価格も、4月には65ドルを突破❗️
5月も、だいたい60ドル以上で推移‼️
6月は…随分と安くなってきました😅結果トルコリラ上昇😊(原油輸入国)
メキシコペソは下落😭(原油輸出国) pic.twitter.com/3boB5dMl3Z— サトウカズオ🏕スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年6月11日
今後トルコは夏に向けて観光シーズンに入っていきます。
観光収入が大きく貢献するので、経常収支の黒字額もますます膨らんでくるでしょう♪
現在はトルコリラが安いので欧州連合(EU)の人々にトルコは大人気です。
何せフランス南部やイタリアに行く(ユーロ)より、トルコに行く(トルコリラ)方が安くつきますからね(笑
ただエルドアン大統領…。
観光客が減るような制裁を食らう、邪魔だけはしないでくださいね。
観光業が駄目になるとトルコ経済は本当に危なくなってしまいますから…。
こういう心配をしなくてはいけないところが、トルコリラの弱点だな…(涙
トルコ5月鉱工業生産
トルコ5月鉱工業生産
【前月比】
04月実績-0.9%、市場予想-0.4%に対し、05月実績+1.3%!
【前年同月比】
04月実績-3.8%、市場予想-2.0%に対し、05月実績-1.3%!
次にトルコ2019年5月の鉱工業生産。
鉱工業生産は重要な経済指標で、国民総生産(GNP)に直結しやすく、さらにこの数値が上向いていけば、雇用(失業率)、設備稼働率、経常収支・貿易収支、などなど色々な指標に好影響を与えます。
結果は…、前月・市場予想を上回っており、悪いのは悪いけど…一時期よりも持ち直してきています。
トルコ経済も底を打ち、最悪期を脱したと言えるでしょう。
ただ、前年同月比でマイナスが続いていると言うことで、厳しい状況には変わりありません。
▶️トルコ5月鉱工業生産・前年比
04月実績:-3.8%
市場予想:-2.0%
05月実績:-1.3%😊前月比では
04月実績:-0.9%
市場予想:-0.4%
05月実績:+1.3%😊市場予想は上回り徐々に回復傾向のトルコ経済
インフレ低下中⇒地下げ⇒経済回復で、アメリカからの精査が無ければ20円回復も間近 pic.twitter.com/6cwIoeC2JN
— サトウカズオ🇹🇷スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年7月12日
ただトルコの政策金利は24.0%と言うトルコ当局の金融引き締め政策により、インフレ率は下がってきています。
どのくらいの差が減場になるかは分かりませんが、おそらく7月25日のトルコ中央銀行金融政策決定会合で利下げが決まることでしょう。
そうすればトルコ経済も勢いを増してくることでしょう♪
トルコのインフレ率、まさかの急降下(笑 トルコのイベント&経済指標の中で個人的に一番重要と思っているのが経常収支とこのトルコ6月製造業PMI前回5月実績45.3、市場予想47.9に対し、9月実績47.9!&[…]
4.0%-6.0%の大幅利下げでも、まだインフレ率を大幅にに上回っていますから、利下げしてもトルコリラが大きく下がることは無いでしょう。
問題は経済政策を立案実行し、トルコリラの安定を助ける政治・外交が足を引っ張っていると言うことですね(涙
制裁を食らえばトルコリラもトルコ経済も大きな影響を受けますが、現在の不況や生活の苦しさをその制裁のせいにして、逆に政治的に利用して人気取りに結び付けているような気もします。
だとしたらエルドアン大統領も落ちたものだと…。
間違っていたら、結果的にトルコリラが上昇したら、すいません。
その時はエルドアン大統領万歳と叫びましょう(笑
トルコにS-400納品開始、米国反発
トルコにロシア製ミサイル防衛システム納品開始
トルコは12日、ロシア製ミサイル防衛システムの最初の主要な納品が始まったことを明らかにした。
アメリカは、トルコによるロシアからの軍備調達は北大西洋条約機構(NATO)の軍事力を損なう恐れがあるとして、トルコに対する制裁を警告している。
S-400の装備品を積んだロシア機が首都アンカラ近郊にある空軍基地に到着したと、トルコ国防当局が明らかにした。
外国為替市場でトルコの通貨リラは下落。
一時対ドルで0.8%下げた。
アメリカは、トルコも参加する最新鋭ステルス戦闘機F35の共同開発計画がリスクにさらされるとして、トルコへの制裁も辞さない構えを示してきた。
アメリカによればS-400はNATO航空機を撃墜するために設計されており、機密情報の収集も可能だ。
これによりF35のステルス機能が侵害される恐れがある。
トルコによるS-400の購入を阻止しようと、アメリカは先月F35共同開発計画からトルコを閉め出すと述べていた。
引用元:Bloomberg
回復傾向なトルコ経済を背景にトルコリラは19円台を回復!
上昇基調にあったのですが、とうとうロシアからミサイル防衛システムS-400のトルコ納品・導入がはじまり、トルコリラは下げています。
▶️#トルコリラ 下げ幅拡大❗️
17時ごろS-400がアンカラに到着したとの一部報道により下げる⤵️
トルコ当局が正式に導入を認める声明を出してまた下げる⤵️
アメリカからの制裁が…😭
アメリカ制裁⇒エルドアン大統領支持率急落⇒解散総選挙
⇒民主主義、新アメリカ新EUの政権誕生⇒トルコリラ急上昇⁉️ pic.twitter.com/yJBGssTh4h— サトウカズオ🇹🇷スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年7月12日
えーっと、トルコは旧東側、今でも一応ロシアを仮想敵国とした北大西洋条約機構(NATO)の一員です。
また、トルコ国内にはアメリカ空軍とトルコ空軍が共同利用する「インジルリク空軍基地」があります。
ロシアの兵器(ミサイル)でロシアの兵器(戦闘機)を迎撃するのですか?
訓練していたらF35などのNATO側戦闘機のデータも取れるのではないですか?
ロシア・中国が喉から手が出るほど欲しがる貴重なデータです。
確かにカタログスペックはアメリカのパトリオットミサイルよりも高性能で安価です。
だからと言ってアメリカを敵に回してでも導入するべきものではありません。
NATO加盟でアメリカと軍事同盟を結んでいるのですから…。
日本人の感覚すれば、おかしな話なのですが、それは置いておいて、問題なのはアメリカからの制裁。
制裁があるのかないのか、あるのならどの程度になるのか?
軍事装備品くらいの制裁なのか、それとも経済制裁に発展するのか…。
はっ!もしかして上にも書きましたが(笑
アメリカ制裁⇒エルドアン大統領支持率急落⇒解散総選挙
⇒新アメリカ・新EUの民主義国家、新トルコ政権誕生
⇒トルコリラ急上昇!
という可能性も!
と冗談っぽく書いてみたけど…真面目にあり得るな。
トルコリラ急上昇はエルドアン政権終了後だと思っていましたが、その時期は思っていたよりも早くくるかもしれません…。
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
経常収支でトルコリラ
5月の経常収支で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.7405トルコリラくらいでしょうか。
やはりトルコリラ売り(トルコリラ安)が進んでいます。
原因は上記S-400納品導入開始ですね。
5月の経常収支、鉱工業生産発表時では、僅かな上昇か無反応だったのとは対照的です。
せっかくアメリカの株高からのリスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢によるトルコリラ買い(トルコリラ高)が進んでいたのに、まったくもって残念です(涙
ドル/円
1ドル=108円15銭くらいでしょうか。
注目のアメリカ6月消費者物価指数。
結果は前年同月比で、
05月実績:+1.8%
市場予想:+1.6%
06月実績:+1.6%
より重要視される消費者物価コア指数(CPIコア指数)は前年同月比で、
05月実績:+2.0%
市場予想:+2.0%
06月実績:+2.1%
と、良い結果に…。
堅調な労働市場とあり、もう利下げしなくて良いじゃん!
現在市場は年2-3回、率にして0.50%から0.75%の利下げを予想しています。
パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長曰く「日本や欧州連合(EU)のように経済成長の低迷期が長期間持続しないような予防的な利下げ」だそうです。
それを言われると辛い…。
まあ日本は消費税導入のたびに躓いているように思えますが…。
トルコリラ/円
1トルコリラ=18円80銭くらいでしょうか。
リスク回避によるトルコリラ売り(トルコリラ安)が進んでいますが、逆に言えば25銭から30銭くらいしか下がっていません。
本命のアメリカからの制裁がどうなるか分からない、週末、と言うことで下げ渋っています。
この週末から来週にかけてアメリカが、どう反応を示してくるのか次第でしょうね。
経済的にはアメリカが利下げ基調に転じているので、トルコリラにとっては追い風なのですが、トルコの政治・外交がやっぱり足を引っ張っています(涙
ただ…、現状図で表すと、やっぱり円>ドル>トルコリラですかね。
でもトルコリラは頑張っていますよ♪
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
2024年11月11日-11月17日週前週比4.6銭のトルコリラ高円安 先週11月11日週のトルコリラ/円は、アメリカ・トルコ間の関係修復期待から、一時4.54円まで上昇。しかし週末、日本政府・日本銀行(B[…]
トルコの政策金利は現在12.00%(2020年1月10日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪
トルコリラでのスワップポイント複利積立投資はおすすめですよ♪
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