インフレ率低下と経済上向きでトルコリラ上昇!
トルコの政策金利は他国と比べて非常に高く設定されていますが、それは高すぎるインフレ率を抑えるのが目的です。
その政策金利も4.25%引き下げられ、19.75%となりました。
インフレ率が収まってきたら政策金利も下げるのは当然。
金利が下がれば経済も上向くと言うものです。
結果、トルコリラは底堅く推移しています♪
トルコ6月貿易収支
トルコ6月貿易収支
前回12月実績-18.4億ドル、市場予想-32.0億ドルに対し、実績-31.8億ドル!
まずは大注目の貿易収支。
市場予想は下回るも、前月よりは大きく赤字額が拡大しています(涙
しかし前年同期比でみると対外貿易赤字は42.5%減少(昨年は-55.3億ドル) 。
それを考えれば、まあ良い方向に進んでいるのではないでしょうか(笑
ただ昨年同月に比べ輸出は14.3%、輸入は22.7%も減少しています。
輸入が大きく減少したのが貿易赤字が減った理由ですが、その分トルコ経済が低迷していることの証左でもあります。
好調時のトルコ経済は旺盛な内需により、輸入額が大きくなります。
そのため今までのトルコの輸出入の割合は
輸出:1
輸入:1.5
とアンバランスだった点が、今では
輸出:1
輸入:1.2
とかなり改善されてきています。
うーん…、喜んで良いのか微妙ですが、まあ赤字額が減ることは良いことなので素直に喜ぶとしましょう♪
その分、経済成長率の方が心配ですが…(涙
▶️トルコ6月貿易収支【訂正】
05月実績:-18.4億USD
市場予想:-32.0億USD
06月実績:-31.8億USD❗️市場予想は下回るも前月よりは大きく赤字額拡大😭
だけど前年同期比でみると対外貿易赤字は42.5%減少(昨年は-55.3億USD)
それを考えれば、まあ良い方向かな でも輸出も輸入も減少中😅 pic.twitter.com/uJxLNXXl8i
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年8月1日
それでは内容を見ていきましょう。
輸出は110.8億ドル。
(前年同月比-14.3%)
輸入は142.6億ドル。
(前年同月比-22.7%)
差し引き-31.8億ドルの赤字です。
輸出先の国ではドイツがトップで、次いでイギリス。
以下、フランス、イタリアと続きます。
輸入国のトップはロシアで、次いで中国。
以下、ドイツ、アメリカと続きます。
輸入国のトップがロシアは仕方がありません。
原油や天然ガスなどのエネルギーは、ほぼロシアから輸入しています。
ただドイツを抜き中国が第二位に上ってきました。
ここは少し心配です。
一方、輸出はやはりドイツが一番で安心しました(笑
一時期3番目の輸出国であったイラクが圏外となり、フランス・イタリアが浮上して着ています。
つまり今まで以上に、欧州連合(EU)への輸出依存度が増えています。
トルコ周辺国では一番のお金持ち諸国ですからね。
EUの景気経済がトルコの景気経済を左右するくらいです。
安全保障上でも経済上でもEUを敵に回してはいけません。
エルドアン大統領、それを分かっていますよね?ね?
トルコ中銀、2019年インフレ率予想を13.9%に
トルコ中央銀行は31日、2019年のインフレ率予想を14.6%から13.9%に引き下げた。
ウイサル総裁は、金利の調整余地が「かなりある」と述べた。
エルドアン大統領の利下げ要求を拒み続けたチェティンカヤ前総裁に代わり今月就任したウイサル総裁は、インフレ目標を達成する手段の利用において中銀は独立性を確保しているとも述べた。
中銀は前週、政策金利を4.25%ポイント引き下げ19.75%とした。
年内の金融政策運営について質問された総裁は、今後、行動する余地はかなりあるとしたうえで「やり方、タイミング、規模は、かねて言っているように、物価や金融の動向次第になる。データに基づき(決定)していく」と述べた。
昨年はトルコリラ急落の影響でインフレが進行し10月には25%を超え15年ぶりの高い伸びを記録したが、今年6月は16%を下回った。
引用元:ロイター
まとめると、
インフレ率予想
2019年末:13.9%(前回14.6%)
2020年末:*8.2%(前回*8.2%)
食料インフレ率予想
2019年末:15%(前回16%)
2020年末:11%(前回11%)
平均原油価格見通し
2019年末:65ドル(前回67ドル)
と見通しを下方修正しています。
6月実績は前年同月比で+15.72%ですから十分可能な数値目標でしょう♪
原油価格がこのまま1バレル=50ドル台で推移してくれれば目標数値をさらに…って原油価格は60ドル半ば予想なのか…。
でも14%台前半までは低下しそうな感じです♪
さてインフレ率予想をさらに下げたと言うことは、政策金利も下げることが可能⇒追加利下げが意識されてきました。
まあトルコがさらに政策金利を下げるとしても、欧州中央銀行(ECB)もアメリカ連邦準備理事会(FRB)の利下げが見込まれています。
トルコとの金利差はそこまで縮小されないことは、トルコリラにとってはプラスに働きます。
結果、インフレ率予想の低下、トルコ経済の回復への期待が上回り、トルコリラは上昇で反応しています。
トルコリラの20円台回復はそう遠くは無さそうです♪
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貿易収支でトルコリラ
トルコ6月貿易収支とトルコ中銀レポートでトルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.5286トルコリラくらいでしょうか。
多少トルコリラ高に推移していますが、市場は日本時間8月1日3時からのアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ち…と言ったところでしょう。
正直、市場にとってもアメリカの政策金利(フェデラルファンド金利)の方が重要ですからね、仕方が無いです。
しかしトルコ経済が良い方向に向かっているのは確かですから、そこを喜ぶとしましょう♪
ドル/円
1ドル=108円58銭くらいでしょうか。
つい先ほど発表のアメリカ7月のADP雇用統計は前月比で、
06月実績:+11.2万人(+10.2万人から上方修正)
市場予想:+15.0万人
07月実績:+15.6万人
と雇用は堅調、もう利下げ必要ないのではないか、と思うくらいです。
アメリカ経済…好調です(笑
トルコリラ/円
1トルコリラ=19円62銭くらいでしょうか。
トルコリラ上昇してきています♪
トルコは政治・外交が落ち着けば、かなりのポテンシャルを持っていますので上昇するはずなのですが…、まさにその政治と外交がトルコリラを押し下げていると言う…。
エルドアン大統領、貿易・経済・安全保障上、欧州連合(EU)とアメリカとは仲良くしていかなくてはいけませんよ。
それがトルコリラの回復、さらなる上昇につながります。
もっと頑張れトルコリラ!
現状図で表すと、やっぱり円=トルコリラ>ドルですかね。
トルコリラ…、頑張っていますよ♪
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トルコの政策金利は現在19.75%(2019年7月31日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在8.25%(2019年7月31日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪
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