1トルコリラ=28円20銭を割り、28円割れで27円台こんにちわ、という状況かと思われたトルコリラ/円。
あれ?上昇している!
1トルコリラ=28円45銭まで持ち直しているぞ!
どうしてそうなった?
トルコ大統領補佐官の発言でトルコリラ上昇!
エルドアン大統領の大統領補佐官が声明を発表。
いつも通り日本語訳の記事がない。
英語の記事もない。
しょうがないので、トルコ語から掻い摘んで箇条書きにして書いていきます。
- トルコ中央銀行の独立性は確保されている
- エルドアン大統領も(中央銀行批判もあるが)それは認識している
- トルコ中央銀行は利上げ可能する権限を持っている。そしてそれはいつでも(12月に行われる会合を待たず)可能
- トルコ中央銀行の目標はインフレ抑制であり、為替相場を目標としていない
- トルコ中央銀行は目標が達成されれば(インフレ率抑制の目途が立てば)金利を引き下げる可能性
かなり意訳混じっています(笑
大きいのは2点、
エルドアン大統領も(中央銀行批判もあるが)それは認識している
トルコ中央銀行は利上げ可能する権限を持っている。そしてそれはいつでも(12月に行われる会合を待たず)可能
あれだけ利下げ要求(圧力)をかけ「トルコ中央銀行の連中は経済政策を分かっていない!」と言っていたエルドアン大統領ですが、一転トルコ中央銀行の独立性は認めているようです。
まあ、認めなかったらトルコの国として近代民主主義国家として品位・性質を疑われますから当然ではあるのですけどもね(笑
そして2つ目は、いつもの利下げ利下げ要求(圧力)ではなく、利上げに関しても言及していることです。
憶測、またぎき、ネット情報なので信憑性は疑わしいですが、どうもエルドアン大統領は経済政策が上手くいかない原因、インフレ率の高止まりをトルコ中央銀行のせいにしたい。
まあこればっかりはトルコだけの話ではなく、(トルコは当然変動相場制だから)相手国もあるので、トルコ国内でいくらやっても効果は半分もない。
日本円がいくら対策してもアメリカドル次第で、円高に向かうのと一緒。
トルコは力関係でそれ以上に、対ドル、対ユーロの景気・経済、金融政策に左右されます。
でもドル/トルコリラ、1ドル=4.0トルコリラを突破すると、さすがにお尻に火が付くというか、そうは言ってられない状況になってくるので、市場も最終的にはトルコ中央銀行の意見を組み、利上げに賛同せざるを得なくなるのではないか、と見られています。
いや、そうあって欲しい。
そうなるべきだ!
1トルコリラ=27円とは「こんにちわ」したくないです。
中途半端な対策だと失望のトルコリラ売り(トルコリラ安)を招くので、トルコ中央銀行には思い切った手を打って欲しいものです。
(あとはエルドアン大統領の対アメリカ、対欧州連合への政治的決断、英断に期待したいです)
トルコ11月消費者信頼感指数
トルコ11月消費者信頼感指数
10月実績67.3、市場予想67.9%に対し、実績65.2!
うーん…そこまで悪くはないけど微妙に悪い。
トルコの経済指標では、トルコ経済自体がそこまで発達していないので日本やアメリカに比べ重要な経済指標とは言えませんが、良いに越したことは無い数値。
トルコは日本同様資源が無い国なので、資源・原材料は輸入に頼っています。
やはり輸入の際の通貨安。
そしてインフレ率の高止まりのが影響しているのかなー…。
トルコ大統領補佐官発言でトルコリラ
トルコ大統領補佐官発言で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
1ドル=4.0トルコリラを目指す展開と思われていましたが、トルコリラ買い(トルコリラ高)が進み、一時3.91を割り込みました。
(しかし現在は1ドル=3.92くらいとドルが盛り返していて残念)
一部報道では1ドル=4.0トルコリラ突破を阻止すべく、トルコ中央銀行による臨時会合⇒利上げ実施、という動きもあったよう(?)ですが、いったんお預けかな。
ドル/円
ドル売り円買い(ドル安円高)が進んでいます。
アメリカの税制改革(大型減税)が、トランプ大統領の目指した感謝祭(11月23日)前に可決されなかったこと。
米国連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が思った以上にハト派的な内容だったことから、ドル売り(ドル安)が進みました。
トルコリラ/円
1トルコリラ=28円35銭くらいですね。
一時は1トルコリラ=28円45銭くらいまで盛り返していたのに残念。
でもかなり持ち直してきたと言えるでしょうか。
ただ、引き続き1トルコリラ=28円を巡る攻防が続いています…(涙
止めて…もういいじゃない、トルコリラのライフは0に近いよ…。
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トルコの政策金利は(2018年7月2日)現在17.75%。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑