トルコリラ円スワップFXブログ-涙

アルゼンチン政策金利の緊急利上げでアルゼンチンペソ乱高下

トルコリラ円スワップFXブログ-涙

アルゼンチンの政策金利は30.25%へ!
アルゼンチンのインフレ率は25.4%(涙

 
このブログはトルコリラやスペインペソなどの高金利通貨を取り上げています。

しかしアルゼンチンの政策金利は(4月25日現在)27.25%と、現状一番の高金利通貨とも言えるアルゼンチンペソは取り扱っていませんし、サトウカズオもアルゼンチンペソでトレードしていません。

アルゼンチンペソを取り扱っているFX会社がほぼ無いと言うのが現状と言うのもありますが、反面教師となる通貨です(それと面白かった&ネタになる)ので記事にしていきます。

トルコリラ、こうなるんじゃないよ。
 
【5月5日追記】
と書いた6日後、さらに緊急利上げに緊急利上げを重ね、とうとうアルゼンチンの政策金利は40%になってしまいました。

3年ぶり8回目のデフォルトが現実味を帯びてきました(涙
 

 
以下、4月29日時点のアルゼンチンの状況をご確認(お楽しみ)ください。

本日2回目、トルコリラ、こうなるんじゃないよ。
 

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アルゼンチン中央銀行緊急利上げ

アルゼンチン中央銀行、政策金利を27.25%に据え置き
 
アルゼンチン中央銀行は24日、政策金利を27.25%に据え置くことを決定した。

アルゼンチン中央銀行は声明で、コアインフレ率は4月は高水準にとどまるものの、前月の水準は下回ることが指標で示されていると指摘。

一連の統制価格の引き上げが今月に期限を迎えることを踏まえると、インフレは5月には低下し始めるとの見方を示した。

ただ、インフレの低下が予想よりも鈍い場合は利上げで対応するとの姿勢を示した。

アルゼンチンの消費者物価指数は3月は2.3%上昇。

上昇率は2月の2.4%からやや鈍化した。

前年比では25.4%上昇と、上昇率は2月からほぼ横ばいだった。

アルゼンチンペソ相場については、下落に歯止めをかけるためにアルゼンチン中央銀行が年初から20億ドルを超える規模の介入を行ったことで、向こう数カ月で相場が大きく下落することはないとの見方を示した。
 

引用元:ロイター

 
アルゼンチン中央銀行が金融政策の現状維持を決定し、政策金利を据え置きと発表したのが今月24日。

しかし…、
 

アルゼンチン中央銀行、通貨防衛で緊急利上げ、政策金利30.25%に
 
アルゼンチン中央銀行は27日、予定外に金融政策決定を行い、政策金利を引き上げた。

通貨ペソの下落に歯止めをかけるのが狙い。

アルゼンチン中央銀行はウェブサイトで、政策金利である7日物レポ金利を3ポイント引き上げ30.25%としたことを明らかにした。

新たな金利は即日適用される。

同中央銀行は、今週に入り開催された会合で政策金利の据え置きを決定したばかりだった。

今回の利上げ決定に関して中銀から声明は発表されていない。

金融当局者らの間では、アルゼンチンペソの下落が急速に進み制御不能になるとの懸念が強まっており、当局は今週に入り下落に歯止めをかけるため大規模な介入を実施した。

ペソはこの日、一時1.8%安となる場面もあったが、ニューヨーク時間午前11時30分時点では0.2%安の1ドル=20.58ペソと下げを縮めた。

しかし年初来では10%安となっている。
 

引用元:bloomberg

 
27日になって一転、アルゼンチン中央銀行はドタバタでいわゆる政策金利である1週間物レポ金利を3%の利上げを実施し、30.25%としました。

これを中央銀行は「高度な柔軟性を保ちつつ臨機応変に対応した」と見るべきか…。

はたまた「行き当たりばったり」と見るべきかは意見が分かれるところですが、サトウカズオとしては後者です。

そもそもどうしてこうなるまでほったらかしにしていたのか…。

中央銀行は現状の経済状態を把握し、予想・見通しを立てて、事前に政策金利等で経済の過熱・衰退を防ぐのが役割なのですがね。

正直…と言うか、これはもうやばいですね、デフォルトが視野に入ってきています。

そもそも政策金利27.25%でも凄いですが、30.25%って…。

アルゼンチンペソのチャートも…
 


 
と、大変なことになっています。

何故高金利通貨とは言え、今までこのブログで1度も取り上げたことのないアルゼンチンペソの記事を書いたかと言うと、今年の対アメリカドルに対する騰落率ではG20国中下落率第1位がアルゼンチンペソ、第2位がトルコリラです。

(ちなみの第3位はロシアルーブル)

トルコ中央銀行、そしてエルドアン大統領、このアルゼンチンの現状を反面教師にしないといけません。

こうなる前に手を打たないとコントロール出来ずに、経済の崩壊が見えてきます。

トルコやトルコリラも決して対岸の火事ではありません。

真摯に、そして真剣に通貨防衛、インフレ率の改善に取り組まないと、大変なことになってしまいます。

本当にお願いしますよ…(祈り

(ロシアは資源があり、なおかつ資源価格の上昇によりなんとかなるのかなー…、それでも厳しい経済状態には変わりなさそうですがね)
 
と言うことで、アルゼンチンペソはさすがに危ないので、トルコリラは如何でしょう(笑

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トルコの政策金利は(2018年04月28日)現在8.0%

事実上の政策金利である後期流動性貸出金利は13.50%となっています。

高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。

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メキシコの政策金利は(2018年04月28日)現在7.50%

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そしてなによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪

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