ブランソン牧師裁判、釈放で決着
軟禁のアメリカ人牧師、ドイツ経由で帰国へ
トルコ西部イズミルの裁判所は12日、テロ関連の罪に問われていたトルコ在住のアメリカ人牧師アンドルー・ブランソン氏の釈放を認める判決を出した。国営アナトリア通信によると、自宅軟禁を解かれたブランソン氏は同日夜に航空機でトルコを離れドイツに向かった。
ドイツ経由でアメリカへ帰国する見通しだ。
判決は3年と1カ月半の禁錮を命じるとともに、ブランソン氏の出国を巡る法的な制限を解くことも認めた。トルコでクーデター未遂事件が起きた2016年に逮捕されたブランソン氏は今年7月まで獄中で過ごし、自宅軟禁に移されていた。
アメリカ・トランプ政権はブランソン氏の送還が実現しないことに不満を募らせ、8月に対トルコ経済制裁を発動した。
トルコリラが急落する「トルコショック」を招き、動揺は各国の金融市場に広がっていた。
一方、トルコのエルドアン政権は釈放の是非は「司法判断」との立場を表向きは貫いてきた。大統領府の広報責任者は判決を受け、アメリカによるトルコの裁判所への圧力を「大いに遺憾だ」と批判する声明を出した。
メディアによると、両国政府は釈放条件を巡る交渉を続けてきた。ブランソン氏はトランプ政権の支持基盤である福音派に属する。
11月6日の米中間選挙を控え、両大統領の面目を保ちながら、事態を収拾するには今回がぎりぎりのタイミングだった。
引用元:日本経済新聞
このブランソン牧師開放の判決内容により、トルコリラはどうなったかと言うと…
週末の #トルコリラ チェック!19円02銭で週の取引を終了
【ブランソン牧師は無事解放】も、まさに「噂で買って事実で売る」展開に❗️
しかし懸念材料をクリアしたことはトルコリラにとってプラス‼️
アメリカさん、あとはご褒美のトルコへの制裁解除を…🙏https://t.co/8QSuF59b7J pic.twitter.com/Qw7T5JbMwK
— サトウカズオ@トルコリラで-1600万😭 (@tryjpyFX) 2018年10月13日
ブランソン牧師解放に関しては、裁判前からトルコ・アメリカ両政府が解放にて合意!等の一部報道もあり、開放、そしての結果のトルコ・アメリカ両国の関係改善への期待からトルコリラ買い(トルコリラ高)が進んでいました。
しかし結果は、まさに「噂で買って事実で売る」展開に!
一時、1トルコリラ=19円20銭まで上昇するも、その後は利益確定からのトルコリラ売り(トルコリラ安)が進み、18円70銭台まで下落…。
しかし懸念材料を無事にクリアしたことから徐々に値を戻し、19円台を再び回復しています。
20円台回復とはならず、正直残念ですが、まあ最悪の結果である「有罪判決⇒トルコ国内で監禁拘束」とはならずに良かったです(笑
それにしても判決内容は、
トルコ=有罪
アメリカ=解放
つまり「ブランソン牧師は有罪も、長い拘束期間=刑期は終えたとの判断から釈放」とトルコ国内(の支持者)・アメリカ両国に良いところを見せた、玉虫色の判決内容となっています。
こんな政治的決着が出来るなら、8月10日のトルコショック前にやっとけよと小一時間…。
あとは、ブランソン牧師開放の見返りであるアメリカからのトルコへの制裁解除を待つばかりです。
上記日本経済新聞の内容通り、アメリカ中間選挙に向けての援護射撃にはなったでしょう。
何卒ご褒美の制裁解除を…。
多少期間が後でも、実際に制裁解除のコメント(言質)が取れれば、トルコリラ高になるのは間違いなし!
トルコ経済は(トルコリラ安により多少弱っていますが)8月経常収支がおよそ3年ぶりに黒字になるなど、基本的には底堅く推移しています。
この記録的なトルコリラ安の原因が、トルコ経済によるものではなく、エルドアン大統領の政治・外交的リスクによるものなので、これが改善されれば、自然とトルコリラ高に向かって行くことでしょう♪
頑張れトルコリラ!
牧師開放でトルコリラ
プランソン牧師開放で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.872トルコリラくらいでしょうか。
いいですね(笑
とても良い流れです!
多少上下しながらも、右肩下がり(ドル安トルコリラ高)で推移しています。
何もなければ(リスク要因が起きなければ)トルコリラ高に向かうので、このまま平穏に進んで欲しいものです。
次のイベントは、アメリカによるトルコへの制裁解除と25日のトルコ政策金利発表でしょうか。
頑張れトルコリラ!
ドル/円
1ドル=112円18銭くらいでしょうか。
アメリカ10月のミシガン大学消費者信頼感指数が、
09月実績:100.1
市場予想:100.4
10月実績:*99.0
と予想外に低下。
さらに米中貿易戦争緩和への期待とされた、11月のG20でアメリカ・トランプ大統領と中国・習近平国家主席との首脳会談開催が確実ではないとの一部報道により、失望のドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。
しかし、ニューヨークダウ平均やナスダック総合指数の大幅株高により下げ止まった格好です。
(週を通じてはダウ平均は4%を超す下落、ナスダック総合指数も4%近い下落なんですけどね)
トルコリラ/円
1トルコリラ=19円02銭くらいでしょうか。
上記通り、ブランソン牧師開放により20円台回復を目論んでいましたが…そこまでは行きませんでしたね、残念(笑
まあ、懸念材料だったイベントを無事に通過したと、ポジティブに考えましょう♪
逆にトルコリラ高が思ったように進まなかったことにより、25日のトルコ政策金利発表で利上げする可能性が上がったと見ます。
(この裁判内容により20円台を回復するようなトルコリラ高になれば、利上げしてトルコリラ高にもっていく意味合いが薄れる為)
ポジティブ♪ポジティブ♪
現状図で表すと、やっぱりドル>円>>トルコリラですかね。
でもトルコリラは頑張っていますよ♪
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トルコの政策金利は(2018年10月13日)現在24.0%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は(2018年10月13日)現在7.75%。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪
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