トルコリラ円、史上最安値を更新!
スワップポイントも買いでマイナス
メキシコペソ、南アフリカランドが史上最安値を更新していく中、耐えていたトルコリラですが…。
トルコリラもとうとう史上最安値を更新!
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、むしろ国内感染者確認後、(中国を除く)世界で1位・2位を争うペースで感染者数が拡大しています。
どうしてこうなった…(涙
トルコリラ史上最安値を更新
2018年8月に史上最安値を更新したトルコリラ。
その後は落ち着き、トルコリラ円では15円50銭から22円00銭まで上昇!
最近は18円から19円の間で長くレンジ相場を続け絵いましたが…やはり新型コロナウイルスには勝てなかった(涙
フラッシュクラッシュのような一瞬ではなく、じわじわと史上最安値を更新していきました。
【超絶悲報】#トルコリラ 対ドル対円とも史上最安値更新
FX各社により微妙に違うが、明確に史上最安値を付けた模様
トルコ新型コロナ15日現在
感染者69,392人、死者1518人トルコ中銀とFRBが通貨スワップ協定(為替スワップじゃなくて❓)を協議中との話があるのがトルコ国内でもドルが足りない模様 pic.twitter.com/iQ42pdZI3C
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) April 15, 2020
その後も対円では16日23時ごろ、1トルコリラ=14円42銭を記録。
対ドルでも17日3時ごろ、1ドル=6.9580トルコリラを記録しています。
※:注意
FX会社によって微妙に違うと思われるので、詳しくはご自身が利用されているFX会社でご確認ください。
理由として、
- 新興国(トルコ)からの資金流出
- リスク回避のドル高円高新興国通貨安(トルコリラ売り)
- トルコ国内での新型コロナウイルスによる感染拡大が止まらない
- (昨日4月16日時点で1日の増加4801人、感染者数74193人、死者1643人)
- 外貨準備高の減少に歯止めがかからず、トルコリラへの先行き不安が広がっている
が、挙げられます。
上の3つは仕方がないかと思います、どこの国も同じ。
3番目については、経済活動を優先して週末だけのロックダウン(都市封鎖)とか半端なことはせずに、1ヶ月なら1ヶ月と期間を区切っての完全ロックダウンを行えば良いとは思いますが、専門家ではないので現状何が正解かは分かりません。
そして投資家、特にトルコリラ保有者にとって不安なのが外貨準備高の減少。
通貨防衛のために市場介入トルコリラ買いを行っていましたが、14日に1ドル=6.8トルコリラを突破されると、翌日15日には6.9トルコリラも突破。
対ドルの史上最安値が2018年のトルコショック時の1ドル=7.2350トルコリラだったことを考えると、こちらも最安値更新間近です。
ドル円が比較的冷静な値動きをしているから良いものの、これがもし円高が進んでいたのならば
105円÷6.958=15.09円
ドルトルコリラでも最安値が進むと
105円÷7.235=14.51円
14円台中頃は十分ありそうで怖いです。
そもそもトルコ国民が再び、トルコリラをドルに換える動きが出ています。
この動きは通貨不安を抱える他の新興国にも起きています。
そりゃードル高にもなるわ…。
22日に政策金利発表
このような状況下で、22日日本時間20時にトルコの政策金利が発表されます。
現在:+9.75%
予想:+9.25%
なんと0.50%の利下げが予想されています。
トルコリラを取るか、トルコ経済を取るか難しい判断ですが、トルコ経済を取るとの予想が多いそうです。
2018年8月のトルコショック時、トルコ中央銀行は当時17.75%だった政策金利を24.00%まで大きく利上げしています。
(ちなみに5月までは8.00%とまだ普通だった)
これによりトルコリラ安にはブレーキがかかりましたが、余りの高金利に(とトルコリラ安により)トルコ経済も低迷…と言うか景気後退を引き起こしてしまいます。
その後はご存じの方も多い様に、エルドアン大統領が、事あるごとに中央銀行に利下げ圧力を加えていきます。
そしてとうとうチェティンカヤ総裁を更迭。
後任のウイサル新総裁に変わってからは、金融政策決定会合ごとに利下げを行い、7会合連続利下げで9.75%まで低下しています。
つまり政策金利を上げようと思えば上げられる余地はあるのです!
まあ今は当時のトルコ以外は好景気時代と違い、新型コロナウイルスにより全世界が不景気時代のため、さらなる経済の悪化をもたらす金利を上げることは難しいです。
利上げしないとトルコリラ安は止まらない。
しかし利上げするとトルコ経済はますます苦しくなる。
負のジレンマが続きます。
そう言えばエルドアン大統領「利下げすればインフレ率も下がり景気も良くなる!」と言っていました。
どのような根拠で、どのような論理かは分かりませんが、全世界がこの不況を抜けるお手本を見せて欲しいものです。
出来ないならアメリカと仲良くするなり、IMFに融資を受けるなり、コロナ封じ込め対策に万全を期すなり、行動を起こして欲しい。
1トルコリラ16円割れへ!史上最安値15.5円に近づく トルコリラが16円を割り、14日現在15円80銭-90銭くらいで推移しています。ドル/トルコリラではドル高トルコリラ安。ドル/円はドル安円高で[…]
トルコ国民・トルコ経済・トルコリラのために動いて欲しいものです。
買いスワップでもマイナス?
トルコ銀行監督庁が日本時間13日早朝に非居住者によるトルコリラ売り制限を強化したことで、トルコリラのフォワード市場が不安定となり、今後トルコリラはスワップポイントの受取額がゼロになる、あるいはマイナスとなる観測が浮上しております。
またスワップ規制でトルコリラの減価が続いており、4月15日には「トルコリラ/円」が約20ヵ月ぶりに史上最安値を更新しております。
ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。
●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也トルコ当局が日本時間13日早朝に発表したトルコリラの取引規制によって、為替フォワード市場の流動性が大幅に低下したため、一部でスワップの受け払いが逆転するなどの影響が出ている。
今後は、トルコリラを買い持ちにするとスワップの支払いが生じる可能性がある。
大手金融機関にヒアリングした結果、この状況は2週間以上続くとの声が多く、一部にはトルコ当局から新しい政策の発表がない限り長期間続くとの見方もあった。
引用元:外為どっとコム
Twitter上でも話題になった「トルコリラを買いポジション(ロング)で持っているのにスワップポイントがマイナス」疑惑。
GMOクリック証券でトルコリラ買いポジションのスワップポイントがマイナス表示された(その後0円に修正)ことから浮かび上がってきましたが、原因は上記。
トルコリラの売り規制…と思って油断していましたが、買いスワップにも影響があるのか…。
▶️トルコリラ16日スワップポイント
5円:FXプライムbyGMO
3円:ヒロセ通商
2円:みんなのFXとLIGHT FX
0円:セントラル短資FX
0円:マネーパートナーズ
0円:GMOクリック証券厳しい時代だなー
一過性なことを祈る🙏https://t.co/8QSuF59b7J— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) April 16, 2020
17日も、
5円:みんなのFXとLIGHT FX
3円:FXプライムbyGMO
1円:ヒロセ通商
0円:セントラル短資FX
0円:マネーパートナーズ
0円:GMOクリック証券
と厳しい状態が続いています。
※注意:
くりっく365だけは16日35円、17日はまだ未発表と好調を維持。
これはねー…、確かに有効なんですよ。
2018年8月のトルコショック以降、同じようにトルコリラ売り規制をかけてトルコリラ安の食い止めに成功していますから。
(まあブランソン牧師開放など、対米関係改善が一番のトルコリラ高要因ですけどね)
でも良く考えてください。
投資家がこのように自由に売り買いできない、規制がかかる通貨・国に対して投資しようと思いますか?
銀行なども危険を冒してまで取引しようと思いますか?
せっかく規制を無くして2年くらいかけて信用を積み重ねてきたのに、すべてを失っています。
結論:
短期的には有効も中長期的には全くの悪手
そもそも自由取引・市場主義に反しています。
は~~(でっかいため息
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
史上最安値更新でトルコリラ
史上最安値更新で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=6.8928トルコリラくらいでしょうか。
多少良くなっています。
新型コロナウイルス感染の治療薬として「レムデシビル」が効果を発揮しているとの報道による株高を背景に、プチ・リスクオン状態となっています。
ただ上記通りトルコ国内の問題(感染者数の拡大・外貨準備高の減少)は解決していません。
外部要因頼みなのかなー…。
トルコ、先週に引き続き今週末も48時間のロックダウン(都市封鎖)
しかしトルコでは新型コロナ感染者が毎日4000人以上も増え続け、累計で7万4000人を超えたにもかかわらず完全なロックダウンは実行されていない
WHOもトルコの状況に懸念を示しており、まだ暫くは感染ピークに達することは難しそう
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) April 17, 2020
今週末も週末限定のロックダウン(都市封鎖)が行われます。
現状何が正解かは分かりませんが、間違っていても後で笑っていられる政策の実行をお願いしたいです。
死んでしまったら笑えませんよ。
ドル/円
1ドル=107円60銭くらいでしょうか。
NY時間に入り、ドル売りで反応。
原油価格は1バレル=17ドル台!
株価は上記の「レムデシビル」が効果で株高を維持していますが、週末要因もありドル円の上値は重いままです。
トルコリラ/円
1トルコリラ=15円57銭-58銭くらいでしょうか。
この値で安心してしまいます(涙
最安値更新の反動からか、ドル売りの影響からか、多少トルコリラ高となっています。
しかしトルコ国内のプラス要因、ポジティブ材料がほとんどない状態です。
トルコ国内では新型コロナウイルスからの回復者が増えている、医療崩壊は起こっていない・受け入れ態勢は整っている、医療品も輸出して助けている側だ、と報道しているそうですが…。
まずはトルコ国内を何とかしないと、トルコ経済もトルコリラも先が見えませんよ。
現状図で表すと、現状は円>ドル>トルコリラですかね。
トルコリラ…、頑張れよ…(涙
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
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トルコの政策金利は現在9.75%(2020年4月17日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪
トルコリラでのスワップポイント複利積立投資はおすすめですよ♪
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