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トルコ政策金利は2.0%利上げで17.0%もリラ上昇せず

トルコリラとメキシコペソのFXブログ-疑問・質問

トルコ政策金利は予想以上の2.00%利上げ

しかしイブで市場参加者少なくリラ伸びず

 

トルコ中央銀行政策金利

現在:15.00%
予想:16.50%
結果:17.00%
 
2020年12月の会合では、政策金利を2.00利上げ!

11月と併せて2会合連続、合計6.75%の利上げ!

 

トルコの政策金利は市場予想を上回る利上げ幅!

トルコリラも大きく伸びるかと思いきや…微上昇と言ったところでしょうか(涙

それもそのはず、発表は12月24日。

キリスト教圏ではクリスマスイブで短縮取引も、投資家は既にクリスマス休暇に入っています。
 

数少ない稼働している投資家も、昨日はイギリスとEUのブレグジット交渉(結局合意)で話題は持ち切り。

好材料が相次いだのに、市場の反応は薄いです。

つまり何が言いたいかと言うと…、日にちが悪いよ(涙
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のトルコ政策金利記事)ではありません。

最新のトルコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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トルコ政策金利は予想以上の利上げで17.00%

トルコ中央銀行は24日、金融政策決定会合を開き、主要な政策金利の1週間物レポ金利を2%引き上げ、年17%とした。

利上げは2会合連続。

11月に就任したアーバル総裁の下、引き締め策でインフレに対応し、市場重視の姿勢を継続して示した。
 

中銀は声明で「引き締め策は長期的なインフレ率の低下が見られるまで断固として維持する」と述べた。

通貨トルコリラは発表直後、対ドルで前日比1%上昇した。
 

中銀は11月の決定会合で4.75%の大幅な利上げに踏み切った。

その後、消費者物価指数(CPI)が14%と前月から2ポイント超上昇し、インフレを考慮した実質的な金利が下がったため、市場では追加利上げへの期待が高まっていた。

アーバル総裁は12月中旬に行った就任後初の記者会見で「物価の安定を最重視する」などとして、引き締めを示唆していた。
 
(中略)
 
エルドアン大統領は「金利は諸悪の根源」と主張し、金利が下がればインフレ率も下がるという経済学の常識とは反対の理論を展開するが、アーバル総裁は当面、市場の原理を重視した金融政策を実行する了解を取り付けたもよう

 

引用元:日本経済新聞

 
結果、トルコの政策金利は、

トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)

前回実績15.00%、市場予想16.50%に対し、実績17.00%!
 

市場予想では11月の4.75%の利上げに続き、今回も1.50%引き上げの16.50%と見られていました。

しかし市場関係者の間では、トルコリラが11月の利上げ以降、安定的な値動きを続けていること。

そしてトルコでも新型コロナウイルスが猛威を振るっており、週末ロックダウン(都市封鎖)が行われ、景気経済への下振れへの懸念から、一部では政策金利を15.00%のまま据え置くのではないか、との意見も聞こえていました。

そんな状況下での市場予想を上回る2.00%利上げの17.00%。

アーバル総裁やるな!トルコ中銀もやるな!と一定の信頼を回復したのではないでしょうか♪
 


 
今回トルコ中銀は声明で「インフレ見通しに対するリスクを排除し、またインフレ期待も抑制し、可能な限り早急にディスインフレのプロセスを回復するために、強力な金融引き締めを実施することにした」と今回の連続利上げを実施した理由を説明。

今後についても「インフレ率の持続的な低下がみられるまで金融政策の引き締めスタンスを断固維持する」との方針を示しました。
 

政策金利の市場予想を上回る利上げ幅と力強い声明により、トルコリラも上昇!

…したのはしたのですが、思ったよりは上昇せず、上値は重いまま。

13.70円まで上昇したものの続かず、現在は13.60円から13.65円くらいでしょうか。

期待しすぎでしょうかね(苦笑

でも予想以上の利上げで良かった良かった♪
 

ただ安心してばかりもいられません。

確かに11月30日に発表したされたトルコ7-9月期GDPは、前期比+15.6%・前年同期比+6.7%と、前期である4-6月期より大きく改善回復しました。

特に工業部門が前期比で+8.0%、建設部門が同+6.4%と、大きく貢献しています。

ただ上記通り新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の再開、感染の影響による観光業の長期的な低迷を考えると、10-12月期は再びマイナスに転落する可能性が大きいと見られています。

またエルドアン大統領が「金利を下げろ!」と言いかねないか心配です(;^_^A

 

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高金利通貨国の実質金利

今回の2会合連続の利上げでトルコの実質金利は、政策金利17.00%-インフレ率14.03%=+2.97%!

新型コロナウイルスの影響により各国金融緩和に動いており、総低金利時代に突入している中でこの高金利は凄い!

実質金利は大きくプラスになっています。

スワップポイントが楽しみです♪
 

ただ大幅利上げをしないといけないのは、トルコのインフレがまた大きく上昇してきたからです。

また、ここでもエルドアン大統領による低金利志向が関係しており、大統領による圧力のため中銀も有効な手立てを打てませんでした。

トルコリラ自体の価値(価格)が下がっては元も子もないので、政策金利は下がっても良いので、インフレも大きく下がって欲しいものです。
 

さて気を取り直して、他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、

同じく高金利通貨と言われる南アフリカのインフレ率は+3.50%

政策金利3.50%-インフレ率3.20%=+0.30%!
 

メキシコのインフレ率は+3.33%です。

政策金利4.25%-インフレ率3.33%=+0.92%!
 

南アフリカもメキシコも一時期の高金利通貨っぷりは影を潜めていますが、それでもプラスを維持しています。

そんな中で+2.97%と言う高金利っぷりはやっぱり凄い!

これでトルコのインフレ率が下がってきてくれたら、ますますトルコリラ投資への旨味が…(笑

 

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政策金利発表でトルコリラ

トルコの政策金利発表で、トルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=7.5717トルコリラくらいでしょうか。
 

ドル/トルコリラは大きくトルコリラ高に動いていますね。

まあ今までリスクオンのドル全面安の展開の中、トルコリラだけがさらに安、と言っていた状況だったのが、ようやく安定してきた、と言えるかもしれません(笑

何にせよ、良い方向に向かっているのは確かです。
 

アーバル総裁はインフレを抑制する姿勢を示し、また実際に行動して見せました。

このような姿勢を積み重ねることにより、トルコ中銀への市場の信頼が少しでも高まっていけば、トルコリラにとってプラス材料となることでしょう♪

ドル/円

1ドル=103円57銭くらいでしょうか。
 

すったもんだの末、議会で可決された総額2兆ドル以上もの追加経済対策をトランプ大統領が反対し、拒否権を行使する可能性を示唆。

雲行きがあやしくなってきています。

このままでは1200万人の失業者が支援を失い、政府機関が閉鎖してしまう事態になってしまいます。
 

せっかくイギリスとEUとのブレグジット交渉がまとまり、リスクオン状態が続いているのに、リスク要因を増やさないで欲しいですね。

アメリカ、そしてアメリカドルの行くヘは全通貨ペアに影響を及ぼすので、この週末もヘッドラインには注意しておかねければいけません。

クリスマスなのにね…(まあ仏教徒のサトウにはいつもの週末であり、関係ありませんが)

トルコリラ/円

1トルコリラ=13円63銭くらいでしょうか。
 

ドル/トルコリラは頑張っていますが、ドル/円の値が重いため、トルコリラ/円も上昇しきれていません。

リスクオンで円安は良いのですが、同じくリスクオンでドル全面安となっています。

あと言ってリスクオフのドル高になれば、同じく円高になるのでもどかしいですが…。

ここはやはりトルコリラに頑張って貰いましょう(笑
 

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トルコの政策金利は現在17.00%(2020年12月25日)。

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最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

 
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?

気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪

 

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