実質金利はマイナスへ(涙
トルコの新政策金利は11.25%
トルコ中央銀行政策金利
現在:12.00%
予想:11.50%
結果:11.25%
トルコの政策金利は市場予想を上回る利下げとなりました。
5会合連続の利下げ、そして市場予想を上回る利下げとなるもトルコリラはむしろ上昇!
不思議だ…。
まあ、トルコリラが上昇してくれるのは良いことなのですがトルコリラのスワップポイントが気になるところ…。
※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のトルコ政策金利記事)ではありません。
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インフレ+61%なのに金利は据え置き14.00%トルコリラ/円は堅調推移でむしろ上昇(;^_^A トルコ中央銀行(TCMB)は14日、政策金利を14.00%に据え置きました。これで4会合連続の据え置きです。[…]
トルコ政策金利は11.25%
トルコ中央銀行は16日、主要な政策金利の1週間物レポ金利を0.75%引き下げ11.25%とした。
利下げは5会合連続。
かねてエルドアン大統領が求める1桁台の金利に近づいた。
景気浮揚を狙うが、政策金利から物価変動の影響を除いた実質金利はほぼゼロかマイナスになっており、通貨トルコリラの下落リスクが高まるとの指摘もある。
中央銀行は声明で「インフレ率の変化は、おおむね想定通りだ」とし、改善を続けているとの認識を示した。
足元の2019年12月の消費者物価指数(CPI)は12%で、一時25%に達した18年と比べると落ち着いている。
5会合連続となる利下げには、政権の圧力が働いているとの見方が強い。
エルドアン大統領は金利が下がれば、物価が下がるという独自の理論を提唱しており、19年には利下げの求めに従わなかったことを理由に前中央銀行総裁を更迭した。
ただ、CPIは19年10月に9%まで下がった後、輸入物価を押し上げるリラ安や消費の回復などによって3カ月連続で上昇している。
実質金利はゼロに近づいており、マイナスになったとの見方もある。
20年の利下げは慎重なかじ取りが必要になる。
トルコは2019年は8回だった金融政策決定会合を2020年は12回行う予定。
引用元:日本経済新聞
結果、トルコの政策金利は、
トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)
前回実績12.00%、市場予想11.50%に対し、実績11.25%!
と、政策金利である1週間物レポ金利は市場予想を上回る0.75%の利下げとなりました。
上記日本経済新聞にある通り、2019年7月に当時のチェティンカヤ総裁が解任され、新たにウイサル氏がトルコ中央銀行総裁に就任。
その後、
2019年07月:4.25%利下げ
2019年09月:3.25%利下げ
2019年10月:2.50%利下げ
2019年12月:2.00%利下げ
2020年01月:0.75%利下げ
と12月に続き5会合連続、合計の利下げ幅は12.75%にもなっています。
2019年06月までの政策金利は24.00%だったのにね。
それにしても日本経済新聞はいつもトルコに対して厳しいですな。
しかし今回は同意。
なにせ今回の利下げで、政策金利11.25%-インフレ率11.84%=-0.59%
と、実質金利はマイナスになってしまいました(涙
政策金利発表前の実質金利は、政策金利12.00%-インフレ率11.84%=+0.16%
と、僅か0.16%しかなかったのですから本来なら利上げ。
少なくとも据え置きが原則のはずです。
エルドアン大統領は支持基盤である経済界のため、そして国民の支持率のために利下げをして経済成長をさせたいのでしょう。
しかし、一昨年2018年8月のようなトルコショックによるトルコリラ大暴落や、その後のインフレ率25%と言うトルコ経済崩壊現象を目のあたりにしても、まだインフレおざなりで経済成長を優先させるのですかね?
エルドアン首相時代の聡明なエルドアン氏はどこへ行ったのでしょう…。
が!しかし、政策金利の利下げ発表後、何故かトルコリラは上昇しています。
実に不思議だ…。
トルコ🇹🇷中央銀行、政策金利
前回:12.00%
予想:11.50%
結果:11.25%やりましたね…
これで2019年7月の会合から5会合連続利下げに😊しかし利下げ発表後ドルトルコリラで大きく上昇し、トルコリラ円も18.76円まで強含んで推移しています
続報があればまたつぶやきます pic.twitter.com/92DyG83TYt
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) January 16, 2020
上記チャート後も上昇を続け、17日朝には1トルコリラ18円80銭台を回復しています。
理由として、市場予想は0.5%の利下げだったものの、中には1.00%利下げ予想もあり、一番悪い1.00%利下げにはならなかったこと。
上記通り、5会合連続の利下げとなったものの、下げ幅は5会合中最小となり、利下げ幅が緩やかになったことを市場は好感しているそうです。
確かにトルコ・イスタンブール株式市場の主要指数BIST100は過去最高値を更新!
そしてアメリカ・NYダウ平均株価、ナスダック総合指数、S&P 500も史上最高値を更新!
つまりは世界的なリスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る姿勢)が続いているってことなのでしょう。
うーん、トルコリラが上昇してくれているのは嬉しいものの、やっぱり不思議だ。
話を戻し、トルコの実質金利はマイナスに突入してしまいました。
プラスに戻すには、政策金利を利上げするか、もしくはインフレ率を下げなければなりません。
繰り返しますが、トルコのインフレ率は+11.85%。
同じく高金利通貨と言われる南アフリカのインフレ率は+3.60%。
メキシコのインフレ率は+2.83%です。
トルコのインフレ率+11.83%が如何にまだヤバイ状態かお分かりでしょう(涙
あまり下げ過ぎて経済が過熱⇒インフレ率上昇!となるとまた元通りとなってしまいます。
トルコ中央銀行、そしてウイサル新総裁には、なんとか独立性・独自性を発揮して欲しいものです。
政策金利発表でトルコリラ
トルコの政策金利発表で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.8568トルコリラくらいでしょうか。
一時は1ドル=5.85トルコリラをも下回るほどのトルコリラ高が進んでいました。
また一昨日発表されたトルコ12月住宅販売は、
【前年同月比】
11月実績+54.4%に対し、11月実績+47.7%!
前月実績は下回っていますが、それでも高い伸びを示しています。
政策金利の利下げによりお金を借りやすくなり、住宅販売も伸びているのでしょう。
トルコ経済も上向いています!
あとは…インフレ率が抑制傾向に進むことを祈りたいですが、こうも経済が好調だと…ねえ…(不安
ドル/円
1ドル=110円20銭くらいでしょうか。
堅調推移です♪
注目のアメリカ12月小売売上高は、
【前月比】
11月実績+0.3%、市場予想+0.3%に対し、12月実績+0.3%!
も11月実績は+0.2%から上方修正!
同じくアメリカ12月小売売上高(除自動車)は、
【前月比】
11月実績+0.0%、市場予想+0.5%に対し、12月実績+0.7%!
さらにアメリカ1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が、
12月実績2.4、市場予想3.8に対し、12月実績17.0!
と、大きく改善したことからドル買いが進んでいます。
ドルはできる子頑張る子!
111円台回復も間近!?
トルコリラ/円
1トルコリラ=18円80銭くらいでしょうか。
上記通り、利下げしたにもかかわらず上昇したトルコリラ。
イスタンブール株式市場の主要指数BIST100は過去最高値を記録するなど、世界的株高によるリスクオン状態がトルコリラ買い要因となっています。
やはり平和が一番、平和がトルコリラ高につながります♪
でももっと頑張れ、トルコリラ!
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トルコの政策金利は現在11.25%(2020年1月17日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在7.25%(2020年1月17日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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