エルドアン大統領「国家総動員」を宣言
14日、レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領から重大発表があった。
エルドアン大統領はテロとの戦いにおける「国家総動員」を宣言した。引用元:トルコ国営放送(TRT)
続報が入り次第、情報を追加していきます。
の追記
レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領は、憲法第104条に規定されている権限を行使し、テロとの戦いにおける国家総動員を宣言した。
首都アンカラの大統領府総合施設で開催された第32回地区長会議で演説をしたエルドアン大統領は「手口や呼び名が何であれ、ありとあらゆるテロ組織に対し国家総動員を宣言する」と述べた。
エルドアン大統領は治安部隊に対し「テロ組織の行為に対し、国家も国民も治安部隊と共にいる。治安部隊の後ろについている。治安部隊の隊員は、その権利を最後まで行使することを決してためらわないでほしい。これからは、山のテロリストだろうが、町のテロリストだろうが、テロリストの支援者だろうが、誰1人、一瞬たりとも平穏はない。安らぎはない。」と述べた。
リビア、シリア、イラクのように、トルコも破滅に導こうとする者を決して許さないと強く表明したエルドアン大統領は「国民の団結を、連帯を、兄弟愛を切り刻む者の頭をつぶさなければ、我々は生き延びることはできない。我らが国旗を引きずり下そうとする手と腕を折らなければ、殉国者たちに合わせる顔がない。我が祖国の大地を針の先ほどでも狙う者の目をえぐり取ることは、殉国者に名誉の借りを返すことになる。」と述べた。
2015年7月20日より今日まで、テロ組織PKKに対し国内外で実行した掃討作戦での死亡、負傷、身柄確保を合わせた組織の損失は9500人であり、このほかに4万人以上を拘束、1万500人以上を逮捕した。
引用元:トルコ国営放送(TRT)
しかし、ますます観光業に打撃が…。
トルコの07月-09月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比-1.8%と、市場予想の同+0.3%を大きく下回る結果になっています。
このままでは、10月-12月期の実質国内総生産(GDP)も期待できそうにありません。
早期の沈静化、治安回復が望まれます。
トルコ、クルド系国会議員2人逮捕
トルコの警察当局は13日、少数民族クルド人中心の野党・国民民主主義党(HDP)の国会議員2人をテロ組織支援などの疑いで逮捕した。
10日にイスタンブールで起きた爆弾テロでクルド系武装組織が犯行声明を出していた。
内務省は13日までの2日間でHDPの地方幹部や、ネット上でテロ行為を称賛する書き込みをした市民ら568人を拘束したと発表した。
HDPは国会に59議席を持つ第3政党で、エルドアン政権の強権的な姿勢を厳しく批判してきた。
11月には共同党首2人を含む国会議員10人が逮捕されていた。
裁判所はこのほか5議員について、警察に強制的な連行を命令、逮捕者が増える可能性がある。
引用元:日本経済新聞
うーん…、2016年12月第3週のトルコリラ為替見通しでも書きましたが、
今回も、すでにクルド人関係者を200人以上逮捕拘束しているそうです。
中にはクルド系野党・国民民主義党(国会に59議席持つ第3政党)の幹部も含まれています。
国民民主義党は大統領権限強化の改憲に反対しており、この機に弱体化を図った可能性があります。
テロを機に政敵を排除するこういう手法が、欧米からの非難されている原因なのです。
こういうエルドアン大統領の強権的な姿勢が、トルコへの投資の魅力を損なっているのです。
トルコは現在、先のクーデター未遂や、続くテロ活動で、個人消費が落ち込んでいます。
また、主な輸出先である欧州も、景気経済の停滞で、トルコ経済は弱体化しています。
このブログはトルコリラについて語るブログですから、トルコ経済のことを書いています。
経済の安定成長には政治の安定が欠かせません。
トルコの場合は、何より治安回復。
そして国民の貯蓄率向上。
最後にトルコ経済の動力(モーター)として外国資本を呼び込み、経済を良い方向に回していくことです。
エルドアン大統領!お願いしますよ…⇒トルコリラ安を止める方法
トルコ13日の株価・債券・外国為替情報
13日のイスタンブール証券取引所のイスタンブール100種指数は、755ポイント高で取引を終了。
平均株価は0.99%上昇しました。
債券市場の指標債券の複利利回りは11.14%です。
外国為替レートは、
1ドル=3.48トルコリラ
1ユーロ=3.70トルコリラ
100円=3.03トルコリラ
(1トルコリラ=33.003円)
という結果になっています。
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トルコの政策金利は(2018年08月01日)現在17.75%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑