メキシコペソを運用するためには証拠金というお金が必要になります。
実際にどのくらいの証拠金を求められるのか気になっている方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、メキシコペソの必要証拠金はいくらなのかについてご紹介します。
証拠金が不足していると損失を被るリスクもあるので事前にしっかりチェックしておきましょう!
メキシコペソを効率的に運用するための情報やレバレッジの注意点についても解説をしていますので、最後までご覧ください♪
メキシコペソのFX運用に必要となる証拠金
メキシコペソ円のレートは12月1日時点でのレート、1メキシコペソ=5.60円として計算しています。
このレートを基準に、メキシコペソ1万通貨のFX運用に必要な証拠金の額を表にしました。
FX会社 | 必要証拠金 |
LIGHT FX | 2,240円 |
FXプライムbyGMO | 2,240円 |
ヒロセ通商 | 2,240円 |
セントラル短資FX | 2,240円 |
みんなのFX | 2,240円 |
GMOクリック証券 | 2,240円 |
外為どっとコム | 3,000円 |
マネーパートナーズ | 4,000円 |
(注:1)
トレイダーズ証券(みんなのFX、LIGHT FX)、GMOクリック証券、セントラル短資FX、FXプライムbyGMOの各社は取引金額の4%に相当する日本円が証拠金になるため、1万通貨のFX運用に必要な証拠金は2,240円となりました。
(注:2)
ヒロセ通商は11月25日からメキシコペソに対する必要証拠金を、今までの1Lot:6,000円から総代金の4%に計算式を変更し、引き下げました。
(注:3)
マネーパートナーズの証拠金は前営業日終値により変動し、5円以上10円未満のメキシコペソは4,000円となります。
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メキシコペソの運用に必要な資金は?
どれだけの通貨を取引するかにより、運用に必要な資金は変わってきます。
例えばレバレッジ1倍の場合、5.60円(ペソ円のレート)×10,000通貨であれば、56,000円が必要になるでしょう。
しかしレバレッジ2倍にすると、半分の28,000円の資金で取引することが可能になります。
そのためレバレッジをかければ必要投資資金の減額が可能です。
レバレッジとは、自己資本を元本として資金調達を行う方法になります。
つまり、取引額を自己資金以上に引き上げることが可能なのです。
国内FX業者の個人口座であれば、レバレッジは最大25倍までかけることができます。
25倍のレバレッジをかけることで、56,000円÷25=2,240円となり、必要投資資金を2,240円にまで減額することができるのです。
ただしその場合、少しでの予想と反対方向に値が動けば、ロスカットされるので絶対に止めてくださいね。
また、FX会社によって最低取引単位が決められています。
最低取引単位が1,000通貨である場合は、1,000通貨分の証拠金が必要となるでしょう。
その上で、スプレッドという手数料も発生します。
スプレッドはFX会社により異なるので事前に確認しましょう。
たとえばセントラル短資FXの場合は0.2銭がスプレッドとして発生しますが、FXプライムbyGMOは1.9銭です。
10,000通貨取引すると仮定した場合、スプレッドはセントラル短資FXでは20円、FXプライムbyGMOは190円となります。
レバレッジをかけた場合の必要資金と収益額
レバレッジとはFXの特徴のひとつであり、少ない資金で大きな金額を運用できるものです。
FXの場合、レバレッジは最大25倍までかけることができます。
例えば、1万円しか運用資金がなくても、レバレッジを25倍に設定することにより25万円まで取引をすることが可能です。
利益も25倍となりますが、損失も25倍になりますので注意しなければなりません。
「1倍~3倍のレバレッジをかけた場合」と「5倍~6倍のレバレッジをかけた場合」で、必要資金と収益額を計算していきましょう。
1倍~3倍のレバレッジをかけた場合
1倍~3倍のレバレッジをかけて運用した場合、必要資金と収益額はいくらになるのかをご紹介します。
2019年12月1日時点でメキシコペソ円レートは5.60円。
「LIGHT FX」における10万通貨でのスワップポイントは150円/日です。
レバレッジ1倍で10万通貨運用した場合、以下のようになります。
・必要資金:560,000円
・月間スワップポイント:**4,500円
・年間スワップポイント:*54,750円
レバレッジ2倍で20万通貨を運用した場合、以下のようになります。
・必要資金:560,000円
・月間スワップポイント:**9,000円
・年間スワップポイント:109,500円
レバレッジ3倍で30万通貨を運用した場合、以下のようになります。
・必要資金:560,000円
・月のスワップポイント:*13,500円
・年のスワップポイント:164,250円
レバレッジ1倍の場合はでも毎月5,000円近くの収入となりますが、レバレッジを3倍に上げることで毎月1.3万円以上の収入が入ります。
年間でシミュレーションした場合、1倍ではおよそ5.5万円。
3倍ではおよそ16.5万円の収入につながるという結果になりました。
5倍~6倍のレバレッジをかけた場合
5倍~6倍のレバレッジをかけて運用した場合、必要資金と収益額はいくらになるのかご紹介します。
2019年12月1日時点でメキシコペソ円レートは5.60円。
「LIGHT FX」における10万通貨でのスワップポイントは150円/日です。
レバレッジ5倍で50万通貨運用した場合、以下のようになります。
・必要資金:560,000円
・月間スワップポイント:*22,500円
・年間スワップポイント:273,750円
レバレッジ6倍で60万通貨を運用した場合、以下のようになります。
・必要資金:560,000円
・月間スワップポイント:*27,000円
・年間スワップポイント:328,500円
レバレッジを5倍にして運用することで、スワップポイントの収入は毎月およそ2.2万円。
年間では27万円以上を見込めます。
さらにレバレッジを6倍にして運用すると、スワップポイントの収入は毎月およそ2.7万円。
年間では33万円近くを見込めます。
ただし同じくメキシコペソ円のレートを5.60円、必要資金560,000円と計算した場合、ロスカットレートは、
レバレッジ5倍時:4.667円
レバレッジ6倍時:4.862円
史上最安値は4円96銭くらい(2016年11月:FX会社によって異なるので注意が必要)です。
そのため、レバレッジは5倍から6倍くらいに抑えておいた方が良いでしょう。
メキシコペソでFX運用する際の注意点
ほとんどのFX会社で証拠金維持率が100%を下回った場合、FXでは資産保護のために強制的にロスカットされる恐れがあります。
ロスカットとは、さらなる損失の拡大を防ぐために強制的に決済する制度のことです。
ロスカットが設けられていない場合、資産を全額失う上に追加で損金も支払わなければなりません。
ロスカットは必要なルールではありますが、強制ロスカットにならないようにレバレッジ管理をして運用をする必要があります。
メキシコペソのような新興国の通貨に高いレバレッジをかけて取引をしていると、急な暴落があった場合に証拠金が足りなくなり、強制ロスカットされるというケースが十分あり得るのです。
資産を維持しながらメキシコペソを運用していくためには、自己資金・証拠金にあったレバレッジをかけるようにしましょう。
メキシコペソ証拠金維持率シミュレーション
証拠金維持率は、「有効証拠金」と「必要証拠金」から計算して求められます。
まずは有効証拠金を求めましょう。
有効証拠金は「現時点の評価損益+証拠金」にて求めることができます。
次に必要証拠金を求めましょう。
必要証拠金は「為替レート×取引数量÷レバレッジ」という計算式にて求めることができます。
最後に「(有効証拠金÷必要証拠金)×100」という計算式で証拠金維持率を算出しましょう。
仮に証拠金を5,600円、メキシコペソ円レートが5.60円、1万通貨を買いポジションで保有している場合の計算は以下のようになります。
・必要証拠金:5.60円×1万通貨÷レバレッジ25倍=2,240円
・有効証拠金:5,600円
・証拠金維持率:(5,600円÷2,240)×100=250%
この場合の証拠金維持率は250%となります。
レバレッジに直すと10倍ですね。
資金を考慮したFX会社選びのポイント
資金を考慮したメキシコペソを運用するFX会社選びのポイントは以下の3つです。
- 必要証拠金が安いところ
- メキシコペソの情報が入るFX会社にする
- 長期運用するのならスワップポイント重視で選ぶ
2019年12月1日で、メキシコペソの金利は7.50%と高金利通貨になっています。
また、為替変動幅は他の新興国通貨と比較しても穏やかで、長期投資に向いた通貨といえるでしょう。
必要証拠金が安いところにする
FX会社を選ぶポイントのひとつとして、必要証拠金が安くレバレッジが高いというものがあります。
レバレッジが高いFX会社を選ぶことで必要証拠金が安くなるので、資金効率は有利になるでしょう。
FXでは最大25倍までレバレッジをかけることができます。
その分、損失が起きたときには強制ロスカットになる可能性や証拠金の追加入金(追証)が必要になる可能性が高くなり、安全に運用するのは難しくなる恐れもあるでしょう。
しかし、リスク管理さえ適切に行うことができるのであれば、高いレバレッジの方がメリットは大きくなります。
[FXGMO]
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メキシコペソ情報が入るFX会社にする
メキシコペソを運用する場合、メキシコの政策金利や貿易収支、国内市況といった経済指標に関する情報が手に入るようなFX会社にすることが大前提です。
メキシコの情報を詳しく取り扱っているFX会社を利用することで勝率を高めることができるでしょう。
メキシコペソを扱っている大手で、メキシコの情報を公開しているFX会社としては以下が挙げられます。
- ヒロセ通商
- 外為どっとコム
- セントラル短資FX
- FXプライムbyGMO
- マネーパートナーズ
- みんなのFX・LIGHT FX
ポジション・オーダー情報やチャート分析といったツールを持つFX会社を選ぶことにより、さらに勝率が高まる可能性があります。
長期運用するならスワップ金利重視で
長期で運用する場合、スワップポイントが重要になります。
したがってスワップポイントが高いFX会社を優先して選ぶことが重要です。
例えば、2019年12月1日時点のメキシコペソのスワップポイントは10万通貨あたり、LIGHT FXが151円/日、GMOクリック証券が100円/日となっています。
1年間運用した場合、LIGHT FXでは55,115円/年、GMOクリック証券が36,500円/年と18,615円の差が生まれてしまいます。
2万円近くの差は非常に大きいと言えるでしょう。
ただし「LIGHT FX」はスワップポイント増額キャンペーン中で151/日。
FXプライムbyGMOはキャンペーン無しで140円/日。
スワップポイントは変動する可能性があるため、過去のデータも含めて細かくチェックした上で検討してください。
下記のメキシコペソ円スワップポイント比較ランキングが役立つと思います(宣伝
まとめ
メキシコペソの取引を始めるのなら、まずは証拠金がどのくらい必要になるのかを把握することが重要です。
例えばFXプライムbyGMO、みんなのFX・LIGHT FX、セントラル短資FX、GMOクリック証券、ヒロセ通商では、取引金額の4%に相当する日本円が証拠金となります。
証拠金は固定されたものではありませんので注意しましょう。
繰り返しますが、
- 必要証拠金が安い
- メキシコペソの情報が入る
- 長期運用するのならスワップポイント重視で選ぶ
という3つのポイントを考慮してFX会社を選ぶことをおすすめします♪
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
メキシコの政策金利は現在7.50%(2019年12月1日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
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