スワップ目的ならメキシコペソ投資はやった方が良い♪
メキシコは新しい大統領の政策によって世界中の注目を集めています。
メキシコペソでFX投資をしようと検討しているものの、今後が気になっているという人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではメキシコペソの今後の見通しやFX投資をする際の運用のポイントをご紹介します♪
リスクも把握した上でメキシコペソのFX投資にチャレンジしてみましょう!
2020年以降のメキシコペソの見通しは?
2020年以降のメキシコペソは明るい見通しです。
メキシコだけではなく、アメリカ、日本と言った他国との兼ね合いから見ても、為替は上向くことが見込めるでしょう。
以下では具体的にどのようなことから見通しが明るいと言えるのか解説します。
FX投資をする上で重要なポイントでもあるため、ひとつひとつ確認していきますね。
雇用の上向きが期待できる
2018年8月にGroup Mexico社はサン・マルティン鉱山の操業再開することを発表しました。
10年以上のストライキが続くという問題を抱えていた鉱山でしたが、鉱山労働者の投票を行い、ストライキ停止が決まりました。
サン・マルティン鉱山の操業が再開すると600人の直接雇用と3000人の間接雇用が発生する見込みがあります。
(参考:『世界の鉱業の趨勢2018』)
Group Mexico社が7,700万ドルを投じる計画もあるため、経済の活性化が見込めます。
メキシコは人口も増加する見込みがあるため、労働資源の確保は問題ないでしょう。
労働人口増加と雇用の増加によって経済が上向くと言えます。
貿易協定(USMCA)合意が好影響となる可能性
アメリカ、カナダ、メキシコの3か国で貿易協定(新NAFTA・USMCA)の合意が得られたことで、各国との今後の関係性が良好になることが期待できます。
為替に関しても上向きになることが見込めるでしょう。
特にメキシコにおいてはアメリカとの関係性が経済状況に大きな影響を与えます。
アメリカはメキシコにとって最大の貿易相手国であり、相互依存関係にあるからです。
両国の関係性の改善は国際経済においても好材料と言えるでしょう。
将来的に日本円が弱くなる可能性がある
世界経済から見てみると、日本円は将来的に弱くなる可能性があります。
少子高齢化、人口減少、長期的な超低金利といった状況が続いていて、先進国のなかでもあまり良い状況とは言えません。
内閣府のデータを見てみても2042年までは65歳以上の人口は増加傾向が続きそう(超少子高齢化社会)です。
この傾向がすぐに改善できると見込むことは難しいでしょう。
(参考:『高齢化の状況(内閣府)』)
メキシコ経済の回復が期待できる
メキシコに関しては世界もメキシコ中央銀行もオブラドール大統領の経済政策失敗によって、景気低迷やメキシコペソ安が心配されています。
しかし最近は失敗を認めてか、公共事業を始めとしたインフラ関連に投資を行おうとしています。
公約している内容は「高齢者年金支給額の倍増、若年層就労への支援拡大、教育の無償化、南部の鉄道・道路建設等の地域開発」です。
歳出拡大に向けた措置を公約していています。
(参考:『メキシコ時期左派政権の経済政策(みずほ総合研究所)』)
ロペスオブラドール大統領の就任直後の経済政策は失敗しましたが、今はそれを反省してか徐々に外部の意見に耳を傾けています。
また、外交政策・汚職撲滅などは一定の評価を得ています。
上記「日本円が安くなる」項目も併せ、将来的な円安傾向の持続や、世界から見るメキシコの立ち位置からも今後のメキシコペソの値上がりには期待できそうです♪
アメリカが利上げをする可能性が低い
メキシコペソはアメリカが利上げをすると下落する傾向にあります。
逆にアメリカが利下げをした場合にはメキシコペソが上向くことが見込めます。
新興国に資金が流入しやすくなるからです。
(アメリカ・メキシコ間の金利差が小さくなると危険を冒してまでメキシコペソで運用するのではなく、安全にアメリカドルで運用した方が良いと考える投資家が多くなるため)
リーマンショックによる景気後退によって、アメリカは2008年頃から利下げを続けていました。
2016年以降は、その景気後退を終えて利上げを行ってきたものの、アメリカは2018年に経済成長のピークを迎えたと言われています。
それ以降経済成長が鈍化してきているため、現在利上げを行う可能性は低いとみられるでしょう。
そのような背景を踏まえると、今後はメキシコペソの為替が上昇する見込みと思われます。
メキシコペソの今後を考えるうえでの不安材料
メキシコペソは為替の上向きを見込める反面、不安材料も存在します。
ロペスオブラドール大統領の政策の方向性によってはメキシコペソの価値が大きく下がる可能性もあるのです。
新政権の基本政策としては自国の利益を重要視した貿易を進めていく方針です。
またインフラ投資、公共福祉の増加、エネルギー分野の構造改革といった政策も掲げています。
しかし、そのような政策に充てるための財源が確保できるのか不明確となっています。
財源を確保するために大統領自身の給料を下げたり、不要と思えるプログラムの廃止を行ったりといったことを考えているようですが、実際のところ全て財源が確保できるのかというと断言することは難しいでしょう。
自国の利益を重視することやエネルギー分野の政策に関して見ていくと、外資が流れ込む可能性は低くなっていくという見方もできます。
財源の確保や外資の流入が見込めないといった状況を考慮するとメキシコペソの下落のリスクも考えておく必要があるでしょう。
メキシコペソが下落したこれまでの理由は?
どのような理由でメキシコペソが下落してきたのかを知ることで今後の投資方針を考えるときにヒントになるでしょう。
ここでは過去にメキシコペソが下落した要因を3つご紹介します。
以下で解説するお金の価値が下落する要因を知り、リスクを把握したうえで投資判断を下せるようにしましょう。
アメリカドルの金利上昇
1つ目の要因はアメリカドルの金利が上昇したことです。
上記でも説明したように、アメリカドルが利上げを行うと、メキシコペソの価値が下がる傾向にあります。
アメリカドルの金利が上がると、投資家たちは新興国に向けている資金をアメリカドルに移動させる可能性が高くなるからです。
相対的にリスクが低く価値の高い通貨に関心を向ける投資家心理が働く結果と言えるでしょう。
ドル建ての借金
メキシコのような新興国ではドル建ての債務を抱えているケースが多くあります。
アメリカドルの金利が上がると返済にかかる費用も大きくなるため、財政が厳しい状況に陥るかもしれません。
デフォルトするリスクも高まります。
メキシコが債務不履行に陥るリスクが高くなると、投資家としてはメキシコペソではなく他の形で資産を持とうとするでしょう。
そのようなリスクを考慮してメキシコペソを投資家が手放し、為替が下落した可能性が考えられます。
アメリカ株式の下落
経済大国であるアメリカの株式が下落しまうと他国の経済にも大きな影響を与えるものです。
投資家からすると信頼性の高いアメリカの株式が下落してしまうと、投資にブレーキをかけがちになるような心理が働く傾向にあります。
アメリカの市場とはあまり関連性がない国に投資をしていたとしても投資家の心理としてはお金を出すことに後ろ向きになりやすいのです。
メキシコ経済はアメリカの経済との関連性が強いため、なおさらアメリカの株式下落がメキシコペソにも影響する可能性があります。
メキシコペソでFX運用をしていくべきか
しかし上記のような不安材料を含めても、メキシコペソによるFXの運用はおすすめできます。
もちろん人によっては為替下落の心配もあるかもしれません。
しかしメキシコペソは政策金利が高いためスワップポイントでも収益を狙えます。
最近ではロペスオブラドール大統領の政策によって好材料がそろっており、今後は為替の上昇も見込めます。
保有することの危険性が”比較的”少なく、高金利なメキシコペソはFX初心者でも利益を上げやすいと言えるでしょう。
メキシコペソの今後を見据えた運用のポイント
メキシコペソの今後は明るいと予測できますが、一度に全額投資したり、レバレッジを高めに設定したりしてしまうことはあまりおすすめできません。
投資をする瞬間にどれだけ安く思えたとしても、長期的に見ると底値ではない可能性もあります。
自分が投資した後に下落することもあるかもしれません。
損をしないためには今後を見据えたうえでの投資が大切です。
以下で運用のポイントを確認していきましょう。
時間分散投資をする
メキシコペソでFXを運用していくのであれば時間分散投資が重要です。
初心者の方に多い傾向として、一度に大きな金額を投資してしまうことがあります。
もちろんタイミングによっては一気に投資することで高い利益を得られる可能性もあるでしょう。
しかし、高値掴みをしてしまうリスクも考えられます。
相対的に高値で購入してしまうと大きな損失を生み出してしまうかもしれません。
リスク軽減のためには投資するタイミングを分ける時間分散投資をすることが大切といえます。
一度に80万円投資するのではなく、2か月~3か月おきに20万円ずつ投資するようなイメージです。
経験が豊富な投資家にとっては基本的な投資手法なので、初心者の方もぜひ試してみましょう。
レバレッジは低めに設定する
長期投資であればレバレッジは低めに設定することが大切です。
長期間運用するとなるとそれだけ大きな為替変動に遭遇する確率が高いからです。
一気に下落したときには大きな損失を出してしまうかもしれません。
メキシコペソは政策金利が高いためスワップポイントも高くなり、それだけ大きなリターンを得やすくなります。
レバレッジを低めに設定してもスワップポイントによる利益が長期的に入るため、リスクを小さくしつつ大きな利益を見込めるのです。
長期的な投資であればあるほど、低めのレバレッジにするほうが安定して運用しやすくなります。
まとめ
メキシコペソの今後は明るい見通しと言えるものの、不安材料はゼロではありません。
政策の財源確保の不透明性や、外資の参入が難しくなるのではないかといった心配は残ります。
しかし、幅広い視点から見てみるとメキシコでは人口が増加傾向にあり、労働人口も増加する見込みです。
地下資源も豊富で鉱山産業が活発化してきている背景もあり、今後の経済状況は上向くこと期待できます。
長期的に見て経済的なポテンシャルを持っているメキシコペソでFXの運用を始めるなら今がチャンスです♪
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
メキシコの政策金利は現在7.25%(2019年12月25日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
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