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メキシコ政策金利は7.25%!米下院、新NAFTA実施法案を可決

トルコリラとメキシコペソのFXブログ-契約・合意

メキシコ中銀、政策金利を7.25%に利下げ(涙

米議会下院は新NAFTA(USMCA)法案を可決(笑

 

メキシコ中央銀行は日本時間の20日午前4時、市場予想通り政策金利を0.25%利下げし、7.25%としました。

メキシコ経済、GDP成長率が019年1Qが前期比で-0.2%

2Q・3Qとも前期比で±0.0%のゼロ成長ですからね。

仕方ないですね。
 

ただ、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たなアメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA:※)の修正案はアメリカ下院を可決!

是非ともメキシコペソへの追い風となって欲しいですね♪
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。

最新のメキシコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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政策金利利下げ

 

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メキシコ政策金利を7.25%に

メキシコ銀行(中央銀行)は19日に開いた定例の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き下げて7.25%にすることを決めた。

利下げは4会合連続となる。

経済の停滞で金融緩和の必要性が高まるなか、物価上昇や通貨ペソの動きが安定していることから連続利下げの環境が整っていると判断した。
 

メキシコの1~9月期の経済成長率は前年同期比横ばいと低迷している。

一方、11月の消費者物価指数は前年同月比で3%増とメキシコ銀行が目標とする2~4%の範囲内に収まったほか、通貨ペソも1ドル=19ペソ台前半を中心とした値動きで落ち着いている。

 

引用元:日本経済新聞

 

結果、メキシコ銀行 政策金利

前回実績7.50%、市場予想7.25%に対し、実績7.25%!
 

利下げは仕方ないですね、市場予想通りです。

メキシコ経済はGDP成長率も前期比で、

2018年4Q:+0.2%
2019年1Q:-0.2%
2019年2Q:±0.0%(速報値+0.1%から下降修正)
2019年3Q:±0.0%(速報値+0.1%から下降修正)

と非常に厳しい状態です。

2期連続でのマイナス成長となると「景気後退局面入り」と言われるだけに、なんとか踏みとどまっている、と言うのが現状です。
 

メキシコ経済の何が問題かと言うとロペス・オブラドール大統領の経済政策が問題視されています。

2018年12月に就任したロペス・オブラドール大統領は、大統領選挙期間中からの選挙公約とは言え、既に着工していた首都近郊の新たな国際空港を「(税金の)無駄遣いだ」として建設を中止。

また石油生産への民間資本の入札を「外資参入が問題だ」として入札延期・大幅な見直しを決めました。

そのため経済の混乱を招き、外国からの投資も落ち込んでいます。
 

一方、年金や奨学金の拡充。

貧困層・貧困地域へのバラマキなど、人気取り分野への重点投資。

先日の16日には、労働者の1日当たり最低賃金の20%引き上げを決定しました。

おいおいおい、お隣の韓国が同じことをして大失敗していますよね。

左派大統領は学ばないのか…。

結果2年連続の大幅引き上げで、メキシコ銀行(中央銀行)のデレオン総裁もインフレや雇用に対し懸念をいただく状況となっています。

2019年4QのGDP成長率も…期待できそうにありませんね(涙

(トルコと違い、メキシコ銀行はきちんと機能していおり、さらにはとても優秀なのですが…)
 


 
しかし利下げは市場予想通り。

しかも下記通り、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たなアメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の修正案をアメリカ下院が可決したため、メキシコペソは上昇しています。
 

まあ、USMCAの修正案可決は援護射撃としても、メキシコの新政策金利7.25%。

悪いどころか、まだまだとても良いです(笑

何故なら重要なのが実質金利(政策金利-インフレ率)
 

●メキシコ:
政策金利:7.25%
インフレ:2.97%
実質金利:4.28%

●トルコ:
政策金利:12.00%
インフレ:10.56%
実質金利:*1.44%
 

逆にトルコもう少し頑張れよ、インフレで困っているのはトルコの方だろう?と言いたくなるような現実です。

しかし上記通り、ロペス・オブラドール大統領の経済政策は「?」ですが、アメリカとは仲良くやっていて(←これ重要!)、汚職対策などで国内政治は比較的安定しています。

そのためメキシコペソは高値安定

メキシコペソ保有者にとっては悪くない状況です♪
 

なにより隣国は経済最強国家アメリカ。

新NAFTA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定=USMCA:※)も発行間近で、メキシコ経済も問題があるものの、トルコ・南アフリカに比べれば【まし】です(笑

メキシコペソへの投資、悪くないと思いますよ(笑
 

※新NAFTA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定=USMCA)

アメリカ・メキシコ・カナダの3政府は批准に署名したものの、議会はメキシコしか承認していなく、正式には発行していない状態。

 

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米下院、UAMCA実施法案を可決

アメリカ議会下院は19日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定の実施法案を可決し、上院へ送付した。

上院は2020年1月にも開くトランプ大統領の弾劾裁判後に採決する。

自動車関税をゼロにする条件を厳しくする内容で、日本メーカーにも大きな影響を与える。

3カ国の署名から1年を経てようやく批准作業が動き出した。
 

385対41の賛成多数で「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」の実施法案を可決した。

与党・共和党が過半数を握る上院も通過する見込み。

ただ上院はトランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾裁判を優先する考えで、USMCAの採決は年明けになる
 

メキシコ議会は既に実施法案を承認済みだ。

カナダ議会も近く承認するとみられている。

3カ国が批准して3カ月後に発効する決まりで、早ければ20年春となる見通し

 

引用元:日本経済新聞

 

きました!ついにアメリカが動き出しました!

新NAFTA(北米自由貿易協定=USMCA/アメリカ・メキシコ・カナダ協定)の実施はメキシコの株などの金融資産、通貨メキシコペソへの支援材料となるでしょう。

実際メキシコペソもそれを好感してか上昇基調で推移しています♪
 

本当にここまで長かった…。

USMCAの交渉から合意自体も長かったですが、ようやくアメリカ・メキシコ・カナダ各国政府が合意し18年11月末に署名。

そこから各国の議会承認に移る訳ですが、メキシコ議会は早々に承認したものの、アメリカは野党民主党(下院で過半数)の反対・修正案作成に時間がかかり、今まで延び延びになっていました。
 

しかも承認してしまうとトランプ大統領の手柄となってしまうため、野党民主党は反対の立場と言う党利党略も絡み、承認は最悪2020年末の大統領選挙後になるのでは?とまで言われていたのですが…。

なんとか与野党が一部修正で合意し手続きが始まり、承認となりました。
 

アメリカ上院は与党共和党が多数を占めるため、承認・可決は速そうかと思ったら、採決はトランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾裁判の後とのこと。

アメリカ国民でもない、日本のメキシコペソ保有者が言うのも何ですが、トランプ大統領の弾劾裁判はどうせ否決されるので、早く採決に移って欲しいですね(笑

一応上院では下院可決後、30日以内に採決にかけられる予定なのですが…果たして。

 

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政策金利発表でメキシコペソ

メキシコの政策金利発表とアメリカ下院のUAMCA実施法案可決で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=18.9355メキシコペソくらいでしょうか。
 
1ドル=19メキシコペソを割り、メキシコペソ高が進んでいます。

政策金利の利下げは予想通り。

そして何よりアメリカ下院のUAMCA実施法案可決がメキシコペソ高材料となっています。

UAMCAはアメリカ産業界にも有用なので、両国にとって良い結果となるでしょう。

(問題となっていたアメリカの雇用面も今のNAFTAよりは改善、メキシコ側にとっては改悪、されていますしね(笑)

引き続き合意第一段階の米中貿易協議もポジティブ材料になっていますし、しばらくはメキシコペソも堅調推移が続く(※)ことでしょう♪
 

※:注意:
サトウカズオの個人的見解ですが、この状況下でメキシコペソが崩れることを予想する人はいないでしょう(笑

ドル/円

1ドル=109円35銭くらいでしょうか。
 
昨日の日本銀行金融政策決定会合、及び政策金利発表

前回:-0.10%
予想:-0.10%
実績:-0.10%

と波乱なく予想通りと言う結果もあり、空気状態でしたね(苦笑

為替もほとんど動きませんでした。

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=5円77銭くらいでしょうか。
 
上記通り、政策金利発表ではあまり動かず、その後のアメリカ下院のUAMCA実施法案可決で上昇しています。

上で書き忘れましたが、政策金利の利下げに関しては5人のメンバーのうち4人が0.25%の利下げを支持。

1人が0.50%の利下げを支持、多数で0.25%が決まったそうです。

メキシコ経済の悪さがここにも出ていますね(涙
 

現状図で表すと、現状はメキシコ>円>ドルですかね。

メキシコペソ…、頑張ってくれい…(涙
 
メキシコペソ・スワップポイント小漫画-政策金利7.25%_mini

 

メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。

毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

メキシコの政策金利は現在7.25%(2019年12月24日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪

さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
 

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