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メキシコ、政策金利を4.25%に利下げ

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メキシコ、新政策金利を4.25%に

仕方ないとはいえ11会合連続の利下げ

 
メキシコ中央銀行は24日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.25%利下げして4.25%にしました。

(日本時間の24日午前3時発表)

これでもこのコロナ禍の中、高金利通貨と言えるのですけどね(汗
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。

最新のメキシコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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政策金利利下げ

 

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メキシコ、政策金利を4.25%に

メキシコ中央銀行は24日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で打撃を受けた経済を下支えするため、政策金利を0.25%ポイント引き下げて4.25%にすることを決定した。

利下げは昨年8月から11会合連続。

過去5会合は0.50%ずつ引き下げていた。
 

中銀は、6月と7月に景気が回復し始めたものの不確実性と下振れリスクがあると説明した。

声明では、新型コロナ流行により経済活動、インフレ、金融ショックのリスクが継続していると強調。

1930年代以来、メキシコ最大の景気後退が予想されるとした。
 

インフレ率はこのところ、総合指数もコア指数ともに約4%上昇で推移しているが、中銀は中長期的には3%を超える「安定した」見通しを想定していると指摘。

ただインフレ軌道のリスクバランスはなお不透明とし、「インフレ、経済活動、金融市場について言及されたリスクを考慮すると、金融政策と経済全般に大きな課題が生じる」と述べた。
 

中銀は新たな情報に基づいて、新型コロナ危機による生産性への影響や「現在直面している金融ショックの展開」を考慮し、今後「必要な全ての措置」を講じると強調した。

 

引用元:ロイター

 

結果、メキシコ銀行・政策金利

前回実績4.50%、市場予想4.25%に対し、実績4.25%!
 

まあ市場予想通りです。

トルコの政策金利とは違い予想外の据え置き!とはなりませんでした(苦笑
 

メキシコ経済…正直悪いです。

ロイターの記事にもあるように景気後退に見舞われています。

もともとロペス・オブラドール(以下アムロ)大統領の経済政策の迷走(左派政権にありがちな企業軽視・人気取り政策・前政権の施策撤回)・米中対立の激化により3期連続のマイナス成長となっていました。

そこに新型コロナウイルスです。

新型コロナウイルスの流行により、さらに悪化しています。
 


 
しかもメキシコだけではなく、新型コロナウイルス流行後は世界経済も悪化。

ほぼすべての国で景気後退が起こっています。

つまりメキシコだけの問題ではなく、世界各国が利下げや緊急緩和に走っている状況下ですから、仕方が無いと言えば仕方がありません。

(問題はメキシコペソ投資家にとってスワップポイントが下がる可能性が高くなったってことでしょうか(涙)
 

まずは景気回復。

ただメキシコだけではどうしようもありません。

メキシコは隣国アメリカの下請け工場的な役割も担っています。

ここはアメリカの経済活動開催⇒雇用回復・経済成長⇒株価上昇⇒リスクオン⇒メキシコペソ上昇♪に期待したいです。

 

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高金利通貨国の実質金利

ただインフレ率が心配です、上昇傾向となっています。

原油価格の安値安定によりエネルギー価格が下落しているので、この点はインフレの押し下げ要因となっていますが、問題はメキシコペソ安により、輸入物価(価格)が大きく上昇しているのです。
 


 
上記tweetの図のように、最近のインフレ率はメキシコ銀行の目標である前年比+3%台を維持していました。

2020年4月には同+2.15%と過去10年で2番目に低い水準にまで到達しています。

新興国とは思えない優秀さです(笑
 

しかしそれ以降、6月んは同+3%台に上昇。

7月んはとうとう同+4%にまで戻ってしまいました。

理由は上記通りメキシコペソ安による輸入物価の上昇です。
 

それでは今回の利上げでメキシコの実質金利は、政策金利4.25%-インフレ率4.05%=+0.20%!

まだプラスを維持しており、最近はメキシコペソも回復傾向にあるのでインフレ率は落ち着いてくると思いますが、やはりさみしい…。
 

では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ

政策金利3.50%-インフレ率3.20%=+0.30%!

トルコに至っては利上げしたものの、政策金利10.25%-インフレ率11.77%=-1.52%!

利上げしましたが、まだまだ実質金利はマイナスとなっています。

他国通貨に金利が付かない分、メキシコペソはまだ魅力的と言えます。
 

それにしてもメキシコ、物価は上昇中。

アムロ大統領は財政規律を重んじ、企業向け支援策は出さない・企業救済はしない、とメキシコ経済にとっては厳しい政策を続けています。

つまりメキシコは政府と中央銀行が連携していなく、別々に行動しています。

メキシコ銀行の孤軍奮闘、難しい舵取りは続きそうです。
 

メキシコ中央銀行声明

「全会一致で政策金利を決定」

「不確実性と下振れリスクが同国経済に蔓延 」

「6月、7月のメキシコ経済は回復に転じている」

「インフレ経済は巨大な金融政策の課題をもたらす」

「中長期的なCPI(消費者物価指数≒インフレ率)は3%以上で安定すると予想」

 

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政策金利発表でメキシコペソ

メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=22.0455メキシコペソくらいでしょうか。
 
一瞬メキシコペソ安に振れましたが、市場予想通りだったためかメキシコペソ安は進まず、アメリカ株価の上昇もあり、ドル安メキシコペソ高で推移しています。

最近はリスクオフ(万が一に備えてリターンは低くても安全な通貨が選ばれる状況)によりドル高メキシコペソ安が進んでいるので、なんとか踏ん張って欲しいものです。

ドル/円

1ドル=105円40銭-45銭くらいでしょうか。
 
ドル円はメキシコの政策金利発表前後で値動きはありません。

昨日は今までの株安から反発上昇してスタートし、多少はリスク回避姿勢も緩まったかなと思いましたが、ドル円には変化が無かったようです…残念。

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=4円78銭くらいでしょうか。
 
アメリカ株価の上昇から原油価格も1バレル=40ドル台を回復。

メキシコの政策金利が利下げされるも予想通りだったことから、政策金利発表イベント時代にはそこまで変化はありませんでした。

それよりも直前までのリスク回避姿勢が緩んできたことが、メキシコペソ高につながった感がありますね。

どちらにしろ上昇傾向なのは良いことです♪
 

現状図で表すと、現状はメキシコペソ>ドル>円ですかね。

まあ今まで弱かったメキシコペソの反動・反発…と言う面が強いですが(苦笑
 

メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。

毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

メキシコの政策金利は現在4.25%(2020年9月25日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪

さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
 

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