本当に?

メキシコ利上げで政策金利4.75%もメキシコペソ下落

トルコリラ/メキシコペソ円FXブログ-疑問

メキシコ政策金利4.75%と利上げ実施

しかしメキシコペソは下落…原因は…

 
メキシコ銀行(中央銀行)は9月30日(日本時間の10月1日午前3時)、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.25%利上げし4.75%とすることを決定しました。

利上げは3会合連続。

今回の会合では前回と違い、金融政策委員5人中4人が利上げを、1名が据え置きを主張しての決定となっています。

メキシコのインフレ率は直近で+5.59%と高止まりが続いていますからね、利上げはむしろ自然です。
 

しかし、メキシコペソは現在下落中落(-_-;)

これはメキシコと言うか、アメリカ・中国が悪い(;^_^A

アメリカ:長期金利上昇、連邦政府の債務不履行(デフォルト)問題

中国:中国恒大集団の巨額債務問題

リスク回避からの株安・新興国通貨安が進んでいます。
 

まあ、スワップポイントは上がるだろうし、この利上げを機にインフレが下がってくれれば、メキシコペソにとっても万々歳な結果になるでしょう(^^♪

前向きにポジティブに考えよう!

メキシコは悪くない、悪いにはアメリカ・中国だから(;^_^A
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。

最新のメキシコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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政策金利利下げ

 

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メキシコ銀行、政策金利を4.75%へ

メキシコ銀行(中央銀行)は9月30日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.25%引き上げて4.75%にすると発表した。

利上げは3会合連続。

新型コロナウイルスの感染はおさまっていないが、食料品やエネルギーの価格が上がっているのに対応した。
 

5人の委員のうち4人は0.25%の利上げを支持し、1人は据え置きを主張した。

金融市場では事前に利上げを織り込む声がほとんどだった。
 

中銀は同日の声明で「インフレのショックは一時的と見込まれるが、価格形成やインフレ期待への危険がある」と指摘した。

8月の消費者物価指数は前年同月比5.59%の上昇だった。

中銀の目標上限(4%)を6カ月連続で上回っている。

干ばつの影響で主食のタコスに用いるトルティーヤの原料となるトウモロコシなどの価格が上昇している。
 

中銀は2021年10~12月期の物価上昇率見通しを6.2%とした。

8月末時点の5.7%から、大幅に引き上げた。

中銀の目標範囲内に入る時期は22年7~9月期としている。
 

中銀が民間銀行など35機関の予測をまとめて1日に公表した調査では、21年の実質経済成長率見通しは5.99%と、8月公表(6.06%)から下方修正された。

相次ぐ利上げが、今後の経済回復の足かせになる可能性もある。

 

引用元:日本経済新聞

 

結果、メキシコ銀行・政策金利

前回実績4.50%、市場予想4.75%に対し、実績4.75%!

 


 
上記通り今回の利上げは、金融政策委員5人中4人が利上げを、1名が据え置きを主張。

前回会合の利上げ3人vs据え置き2人から利上げ派が増えています。

これは普通ならメキシコペソ上昇要因なんですけどね(;^_^A

アメリカのゴタゴタがメキシコに大きな影響を与えています。
 

話をメキシコに戻し、メキシコの8月消費者物価指数(CPI)は、前年比で+5.59%と、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標値である3%±1%、つまりは上限である4%を大きく上回っています。

また消費者物価指数から天候等によって価格変動が大きい生鮮食品を除いたコアCPIも同4.78%と、2017年12月以来の強い伸びを示しています。

メキシコ銀行も強い危機感を持っており、声明でも「インフレのリスクバランスは上向きに傾いている」と指摘しています。
 

また今回発表されたインフレレポート。

通常は四半期レポートにて公表されるのですが、金融政策決定会合の声明文で最新の予想が示されました(;^_^A

それによると、2021年第4四半期(10-12月期)の消費者物価指数(CPI)を前年比+6.2%

コアCPIも同+5.3%との見通しを発表。

いずれも前回8月時点のCPI+5.7%、コアCPI+5.0%から上方修正しています。

6月時点はCPI+4.8%だったことを考えるとインフレ加速が大きく進んでいることが分かります。
 

メキシコ銀行は、「インフレ率の上振れは一過性」との見解を維持していますが、今回は同時に「影響を及ぼす期間が長くなっている」ことも認めています。

今回の会合で利上げに賛成したメンバーが前回から増えたこと。

そしてインフレ見通しが上方修正されたことを考えると、11月11日の次回会合でさらなる追加利上げが行われる可能性が高まっています

当然この追加利上げ観測はメキシコペソ/円の支援材料となります。
 

ただ他力本願ですが、隣国アメリカの景気回復・雇用改善は目に見えて明らかです。

アメリカの景気経済の回復はメキシコ経済、及びメキシコペソに恩恵を与えてくれることでしょう。

ありがたいことです(^^♪

メキシコペソ…有望ですね( ・_・) グッ

 

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高金利通貨国の実質金利

実質金利で言うと、メキシコペソは厳しいです。

上記通り、メキシコ7月の消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は前年比+5.59%と、7月の+5.81%から少し下がったとは言え、まだまだ高い数値には変わりありません。

さらに9月前半の消費者物価指数は同+5.87%と、再び上昇傾向を示しています。
 

メキシコ銀行(中央銀行)のインフレ目標が中央値+3.00%。

許容範囲を上下±1.00%としているので、下限2.00%~上限4.00%。

現状はメキシコ銀行の目標値を大きく上回っていることに…。
 

インフレ高にはメキシコ銀行も危機感をいただいており、声明文にも「目標(中央値)であるインフレ率3%に向けて管理していく必要がある」と指摘しているくらいです。

当面の利下げはないでしょう。
 

ただメキシコのインフレ高は、エネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があります。

ご存知の通り、メキシコは産油国です。

原油高がメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働いています。

トルコと違いインフレ高は悪!…とは言い切れ部分があります。

とは言え、インフレが低いに越したことは無いですけどね(;^_^A
 

まあ現状、世界的には新型コロナ後の景気経済の回復からの資源高・原油高の傾向が続いています。

そう考えると、メキシコペソの下値も堅そうです♪

 


 
今回の政策金利の利下げによりメキシコの実質金利は、

政策金利4.75%-インフレ率5.59%=-0.84%!

まだまだマイナスとなっています。
 

ただ上記通り、メキシコのインフレ高はエネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があるので、一概に悪いとは言えません。

原油高はメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働きますからね。

現にこのインフレ率でも直近までメキシコペソは上昇していました。
 

では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ

政策金利3.50%-インフレ率4.60%=-1.10%!

トルコは、政策金利18.00%-インフレ率19.25%=-1.25%!
 

その他の国の通貨は金利が付かないことが多いですし、経済大国アメリカの隣国と言う立地条件は何事にも代えがたく、やはりメキシコペソへの投資は十分魅力的と言えます♪

 

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政策金利発表でメキシコペソ

メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=20.6378メキシコペソくらいでしょうか。
 
現状、リスク回避のドル高メキシコペソ安が進んでいます。

冒頭に書いた通り、メキシコ銀行による会合が始まる前からリスク回避の流れは起こっており、メキシコ銀行会合後の日本時間1日未明、アメリカの上院に続いて下院もつなぎ予算(暫定予算)案を可決したため、政府機能の一部停止はギリギリで回避される見通しとなりましたが、アメリカ連邦政府の債務不履行(デフォルト)問題はまだ続いています。
 

「Xデー」は10月18日と言われており、下院公聴会においてイエレン財務長官やパウエルFRB議長が、債務上限が引き上げられなければ「壊滅的で深刻な事態をもたらす」と再度警告したため、投資家心理はさらに悪化し、メキシコペソの下げ幅は拡大していきました。

ドル/円

1ドル=110円30銭くらいでしょうか。
 
一時期は112円台か回復!と喜んでいましたが、上記通り、リスク回避の円買いが進んでいます。

つなぎ予算が可決されたことで連邦政府機関の一部閉鎖は回避される見通しとなったのですが、ドル/円の上値は重いままでした(-_-;)

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=5円40銭くらいでしょうか。
 
一時は5.36円くらいまで下落しましたが、ようやく落ち着いてきました。

アメリカ連邦政府の債務不履行(デフォルト)問題や、中国恒大集団の巨額債務問題は解決していませんが、メキシコペソに関しては、利上げされたことは事実!

まだまだ上昇余地はあると思っています。

頑張れメキシコペソ!
 

現状図で表すと、現状は円>ドル>メキシコペソですかね。

いくでーやるでーメキシコペソ買い増しやー(IYM)。
 

メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。

毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

メキシコの政策金利は現在4.75%(2021年10月1日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪

さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
 

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