メキシコは政策金利を6.50%に利上げ実施
メキシコペソは上昇しスワップも上昇中♪
メキシコ銀行(BOM)は3月24日(日本時間の25日午前4時)、金融政策決定会合を開き、予想通り政策金利を0.50%利上げし6.50%とすることを決定しました!
利上げは7会合連続。
0.50%利上げは予想通りも、委員全員による全会一致で0.50%利上げは予想外(;^_^A
メキシコ銀行(BOM)はタカ派・金融引き締め姿勢堅持でメキシコペソは上昇中!
日本銀行(BOJ)は指し値オペ実施を通知と、金融緩和姿勢堅持で下落中(-_-;)
メキシコペソはとうとうコロナショック前の1メキシコペソ=6.00円台を回復。
原油価格も1バレル=110ドル台とさらに上昇しており(メキシコは産油国)、世界一の生産量を誇る銀価格も高値圏を維持しています。
サトウのループイフダンでメキシコペソ運用や、メキシコペソ手動トラリピも絶好調です。
新興国通貨なのに底堅く、仮に下落してもその間は高いスワップポイントが助けてくれるでしょう(^^♪
トルコリラなんて必要なかったんや(涙
※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。
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メキシコ政策金利は10.50%にただしメキシコペソ/円は反応なし メキシコ銀行(BOM)は9月26日(日本時間の27日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策金利を0.25%利下げし10.50%にすること[…]
メキシコ銀行、政策金利を6.50%に
メキシコ銀行(中央銀行)は24日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.50%引き上げて6.50%にすると発表した。
利上げは7会合連続。
ロシアによるウクライナ侵攻で世界的に資源価格が上昇する中、インフレに対応するために利上げペースの維持を決めた。
5人の委員が全会一致で今回の決定を支持した。
0.50%の利上げは3会合連続。
金融市場では事前に0.50%の利上げを見込む声が多かった。
中銀は24日の声明で「世界的な金融引き締めの動きと地政学リスクによるインフレ圧力の高まりを考慮した」と利上げの理由を説明した。
メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)が同日発表した3月前半の消費者物価指数の上昇率は前年の同じ時期と比べて7.29%だった。
農産物やエネルギー価格を除くコアインフレ率は前年の同じ時期と比べて6.68%上昇した。
中銀は同日、インフレ率が目標上限である4.00%を下回る時期は23年4~6月期以降になるという見通しを示した。
2月時点では23年1~3月期に目標上限を下回ると予測していた。
米シティグループ系のバナメックスは18日に発表したリポートで「インフレ圧力は長期的に高止まりし続けるだろう」と指摘した。
引用元:日本経済新聞
結果、メキシコ銀行・政策金利
前回実績6.00%、市場予想6.50%に対し、実績6.50%!
日本経済新聞の記事にもある通り、市場予想通り0.50%利上げで、メキシコの政策金利は6.50%となりました。
これで利上げは7会合連続となっています。
0.50%利上げ実施は予想通りも、委員全員による全会一致での0.50%利上げは予想外でした(;^_^A
と言うのも、前回2月の会合では、4人が0.50%の利上げを支持し、エスキベル副総裁が0.25%の利上げを支持と4vs1の構図でした。
今会合前でもエスキベル副総裁に続き、ヒース副総裁までもが早期の利上げが景気後退につながる(招く)可能性があることを懸念する発言を繰り返していたため、0.50%利上げ支持と0.25%利上げ支持の割合は3vs2、もしくは4vs1になるのではないか。
メキシコ銀行内は金融引き締めと言う大枠では一致も、温度差があるのではないか…と思われていたのですが、全会一致の0.50%利上げと言う結果となり、インフレ抑制に対する強い思いが市場にも伝わり、またメキシコと日本との金利差拡大が意識され、メキシコペソ/円は節目の6.0円台を回復していきました。
ただし引き続きインフレ問題は深刻で、2022年末のインフレ率見通しは5.5%。
またインフレ率が目標上限である4.00%を下回る時期を2月時点の2023年1~3月期から4~6月期以降にされるなど、しばらくは高止まりは続きそうです。
ただ逆に、今会合での声明でも書かれていたようにメキシコ銀行はインフレ抑制を優先するなどタカ派な内容で、今後も利上げ姿勢を継続していくと市場には受け止められました。
また問題はメキシコ国内のインフレ問題だけにとどまらず、アメリカの金融正常化加速の動きもあります。
関係が深い新NAFTA(USMCA)内のアメリカ・カナダは利上げを開始。
同じ新興国であり地域大国であるブラジルも3月16日に、政策金利を1.00%利上げし11.75%としています。
つまりこのままだと資金がアメリカや他の新興国に流れかねず、メキシコだけ後れを取る訳にはいかないと言う理由もあるようです。
3月9日に発表されたメキシコ2月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で、
前回:+7.07%
予想:+7.23%
実績:+7.28%
と、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標値である3.0%±1.0%、つまりは上限である4.0%を12カ月連続で上回っています。
また消費者物価指数から変動の大きい一部の食品とエネルギーを除いた2月コアCPIも、同じく前年同月比で、
前回:+6.21%
世雄:+6.58%
実績:+6.59%
と、コアCPIは2001年9月以来、20年4カ月ぶりの高い伸びを記録しました。
(トルコの2月消費者物価指数(CPI)同+54.44%、コアCPI同+44.05%と比べると低く見えますが、トルコが異常なのです(;^_^A)
また上記にも少し書きましたが、メキシコ銀行(BOM)は、2月に発表した四半期レポートからインフレ見通しを引き上げました。
それによると、2022年末時点では5.5%
これは2月時点での4.0%、2021年時点での3.5%を大きく上回る水準です。
(まあ、もともと無理っぽかったですけどね(;^_^A)
上記通り、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標値は3%±1%なので、2022年末でも上限である5.50%を上回っていることになります。
まだまだ利上げ路線は続くことでしょう。
市場では、2022年末での政策金利は9.00%と言う声もあります。
当然この追加利上げ観測はメキシコペソ/円の支援材料となります。
他力本願ですが、隣国アメリカの景気回復・雇用改善は目に見えて明らかです。
アメリカの景気経済の回復はメキシコ経済、及びメキシコペソに恩恵を与えてくれることでしょう。
ありがたいことです(^^♪
メキシコペソ…有望ですね( ・_・) グッ
高金利通貨国の実質金利
実質金利で言うと、メキシコペソは厳しいです。
上記通り、メキシコ1月の消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は前年同月比+7.28%。
ピークだった2021年11月の+7.37%・12月の+7.36%より少し下がってるとは言え、高止まりしたままです。
メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標が中央値+3.00%。
許容範囲を上下±1.00%としているので、下限2.00%~上限4.00%。
現状はメキシコ銀行の目標値を大きく上回っていることに…。
インフレ高にはメキシコ銀行も危機感をいただいており、声明文にも「目標(中央値)であるインフレ率3%に向けて管理していく必要がある」と指摘しているくらいです。
当面の利下げはないでしょう。
ただメキシコのインフレ高は、エネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があります。
ご存知の通り、メキシコは産油国です。
原油高がメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働いています。
トルコと違いインフレ高は悪!…とは言い切れ部分があります。
とは言え、インフレが低いに越したことは無いですけどね(;^_^A
現にこのインフレ率でもメキシコペソは堅調に推移しています。
まあ現状、世界的には新型コロナ後の景気経済の回復からの資源高・原油高の傾向が続いています。
そう考えると、メキシコペソの下値も堅そうです♪
✅メキシコ銀行が政策金利を6.50%に利上げしたことでメキシコの実質金利は
6.50%-7.28%=-0.78%❗️
ただメキシコのインフレ高は原油高にも原因があるのでトルコと違い一概に悪いとは言えない
ちなみに南アフリカ-1.45%
トルコは-40.44%😭【図はインフレ率】 pic.twitter.com/3RzvjOfw9e
— サトウカズオ🇹🇷FX自動売買でFIRE達成 (@tryjpyFX) April 1, 2022
今回の政策金利の利下げによりメキシコの実質金利は、
政策金利6.50%-インフレ率7.28%=-0.78%!
まだまだマイナスとなっています。
では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ。
政策金利4.25%-インフレ率5.70%=-1.45%!
トルコは、政策金利14.00%-インフレ率54.44%=-40.44%!
その他の国の通貨は金利が付かないことが多いですし、経済大国アメリカの隣国と言う立地条件は何事にも代えがたく、やはりメキシコペソへの投資は十分魅力的と言えます(^^♪
政策金利発表でメキシコペソ
メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。
ドル/メキシコペソ
現在、1ドル=20.03メキシコペソくらいでしょうか。
メキシコ銀行(BOM)の委員全員による全会一致の0.50%利上げを好感し、ドル安・メキシコペソ高が進んでいます。
市場は今後もメキシコ銀行(BOM)は、インフレ抑制のために積極的に利上げに動くと見ています。
ただ、メキシコの消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は高止まりしていますが、アメリカもそれ以上に加速しています。
アメリカの2月消費者物価指数(CPI)は、前年比+7.9%、コアCPIも同+6.4%と2022年1月からさらに加速しています。
連邦公開市場委員会(FOMC)では3月の0.25%利上げに続き、5月は0.50%利上げするのではないか…と市場も織り込みつつあります。
今回メキシコ銀行(BOM)が先手を打ち、利上げを続けていますが、アメリカとの金利差については今後も要注意です。
ドル/円
1ドル=122円12銭くらいでしょうか。
もう1ドル=120円台が普通のようにドル高・円安が進んでいます。
理由は上記通り、アメリカのインフレが加速しているため、連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを加速させるのではないかとの憶測からの金利上昇⇒ドル高。
一方日本銀行は、10年国債で指し値オペを実施すると発表したこと。
これにより円安が進みました。
これ以上の円安は輸入物価が上昇し、結果インフレも上昇。
ただでさえ原油や小麦、輸入木材なども上昇しており、日本国民にはマイナスだと思うのですが…。
メキシコペソ/円
1メキシコペソ=6円10銭くらいでしょうか。
コロナショック前の値まで完全回復しました(^^♪
うーん、喜ばしいのは確かですが、ここから買いポジションを積み重ねるのは勇気が必要ですね(;^_^A
とは言え上記通り、メキシコのインフレは依然として高く、市場でもインフレを抑制するためにもメキシコ銀行(BOM)は今後も利上げを続けるとみられます。
メキシコ銀行(BOM)のタカ派的な姿勢や追加利上げ観測に支えられて、メキシコペソ/円は引き続き底堅く推移しそうです(^^♪
頑張れメキシコペソ!
現状図で表すと、現状はメキシコペソ>ドル>円ですかね。
いくでーやるでーメキシコペソ買い増しやー(IYM)。
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
メキシコの政策金利は現在6.50%(2022年3月28日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]