トルコリラとメキシコペソのFXブログ_メキシコペソ

メキシコ4会合連続追加利下げで政策金利10.00%に【2024年12月】

メキシコ銀行政策金利

メキシコ政策金利は10.00%に

メキシコペソ/円は逆に上昇(^^♪

 
メキシコ銀行(BOM)は12月19日(日本時間の20日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策金利を0.25%利下げし10.00%にすることに決定しました。

利下げは4会合連続で、前回11月の会合と同じく、5人の政策メンバー全員一致でした。
 

一部では0.50%の利下げを決定するとの見方もあったため、0.25%利下げでも逆にメキシコペソ/円は上昇。

この利下げによりメキシコ経済・雇用が回復してくれるのなら万々歳です(^^♪
 

現在松井証券のFX自動売買でメキシコペソ円設定や、ループイフダンでメキシコペソ運用は厳しい状態ですが、新興国通貨の割には底堅く、下落していてもその間は高いスワップポイントが助けてくれます( ・_・)b グッ
 

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メキシコ政策金利を10.00%に

メキシコ銀行(BOM)は19日、2024年最後の金融政策決定会合を開き、政策金利を0.25%引き下げて10.00%とすると決めた

5人の理事による全会一致で、4会合連続の利下げに踏み切る。
 

メキシコ銀行(BOM)は声明で「今後もより大きな幅でさらなる下方修正が検討される可能性がある」と述べ、金融緩和サイクルの継続姿勢を認めた

3年ぶりに利下げを決断した3月の政策決定会合前に11.25%だったメキシコの政策金利は、年間5回の利下げを経て計1.25%低下した。

 

引用元:日本経済新聞

 

結果、メキシコ銀行(BOM)政策金利

前回実績10.25%、市場予想10.00%に対し、実績10.00%
 

市場予想通りメキシコの政策金利は0.25%利下げの10.00%となりました。

利下げは4会合連続で、前回11月の会合と同じく、5人の政策メンバー全員一致でした。
 


 
一部では0.50%の利下げを決定するとの見方もあったため、0.25%利下げでも逆にメキシコペソは上昇しています(^^♪
 

注目の声明では「コアインフレ率(コアCPI)の軌道と水準は引き続き鈍化すると見込まれる」との見解を示し、「利下げサイクルを継続して金融引き締めの水準を引き下げることが適切だと判断した」と説明しました。

さらに今後の金融政策について、「政策金利のさらなる調整(追加利下げ)が可能になると予想している」と改めて表明されました。
 

また新たに「ディスインフレの進展を踏まえ、抑制的な金融政策スタンスを維持しつつも、今後の会合ではより大幅な下方調整が検討される可能性もある」が追加され、今後0.25%を超える0.50%幅の利下げもあり得ることが示唆されました。
 

これは隣国アメリカのトランプ次期大統領が、メキシコ・カナダに25%の関税を課すと宣言し、雇用を含めメキシコ経済の先行きが不透明だからです。

現にカナダ銀行(BOC)は11日の会合で、通常の2倍にあたる0.50%の追加利下げに踏み切っています。
 

まあメキシコは新興国なので、カナダ銀行(BOC)と同じく0.50%利下げを実施すると、通貨安を助長しかねないですからね。

メキシコ銀行(BOM)が、過去3会合と同じ0.25%の下げにとどめたのは、英断だと思います。
 

もともと(資金流出など気を遣う隣国の)アメリカ連邦準備制度利理事会(FRB)も3会合連続の利下げを実施し、直近9日に発表されたメキシコ11月消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.55%、同コアCPIも3.58%と順調に鈍化していることが確認されたため、利下げ自体は既に大方織り込まれていました。
 


 
メキシコ銀行(BOM)の方は波乱なくイベント通過しましたが、日本銀行(BOJ)の方は多少あれていますね(;^_^A

日本銀行(BOJ)は19日に開催した金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定。

植田和男総裁はその後の会見で、「春闘・トランプ政策、長い期間見ないと全体像判明しない」「利上げペースがゆっくりなのは基調的な物価上昇率の上昇が極めてゆっくりな為」と利上げを急がない姿勢を示しました
 

10月会合でのタカ派姿勢から一転、12月会合では全面ハト派姿勢となっています(;^_^A

そのためメキシコペソ/円はメキシコペソ高・円安となり上昇。

今後もメキシコと日本の金利差はある程度見込めるとの見方から結局メキシコペソ/円は底堅く推移していくと思われます(^^♪
 

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高金利通貨国の実質金利

上記通り、メキシコ11月の消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は前年同月比+4.55%。

これによりメキシコの実質金利は、

政策金利10.00%-インフレ率4.55%=+5.45%!

実質金利で言うと、メキシコペソは現在唯一と言って”まともな”プラス金利となっています(^^♪
 


 
ただし、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標が中央値+3.00%。

許容範囲を上下±1.00%としているので、上限4.00%~下限2.00%。

現状のインフレ率は、メキシコ銀行の目標値を上回っていることになります。
 

しかしメキシコのインフレ高進は、エネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があります。

ご存知の通り、メキシコは産油国です。

原油高がメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働いています。

トルコと違いインフレ高は悪!…とは言い切れない部分があります。

とは言え、インフレが低いに越したことは無いですけどね(;^_^A

現にこのインフレ率でもメキシコペソは堅調に推移しています。
 

では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ

政策金利7.75%-インフレ率2.90%=+4.85%!

南アフリカは最近ものすごい勢いでインフレが鈍化ぢつつあり、それを受けて南アフリカ準備銀行(SARB)も利下げペースを加速させています。
 

問題のトルコは、政策金利50.00%-インフレ率47.09%=+2.91%!

トルコもようやく実質金利がプラスに転換しましたが、それでもインフレ率50%近く(1年で物価が1.5倍)とか…。

さらに11月の消費者物価指数(CPI)は47.09%と、前回10月の48.58%よりかは下回ったものの、市場予想である46.60%は上回っており、相変わらず厳しい状況が続いています。
 

まとめると実質金利的にも美味しい水準になっていますし、経済大国アメリカの隣国と言う立地条件は何事にも代えがたく、やはりメキシコペソへの投資は十分魅力的と言えます(^^♪
 

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政策金利発表でメキシコペソ

メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=20.2950メキシコペソくらいでしょうか。
 
メキシコ銀行(BOM)会合では、市場の一部に0.50%の利下げを決定するとの見方もあったため、0.25%利下げでも逆にメキシコペソは上昇しました。

ただメキシコ銀行(BOM)はインフレ再過熱のシナリオを否定したり、今後の追加利下げや大幅利下げも示唆したりとハト派な姿勢が目につきました。
 

ちなみにメキシコ銀行(BOM)はエコノミストの予想として、米ドル/メキシコペソの為替レートが2024年末で20.24ペソ。

2025年末で20.69ペソに達するとの発表しています。

(米ドルが強い!)

ドル/円

1ドル=156円68銭くらいでしょうか。
 
18日(日本時間午前4時)に連邦公開市場委員会(FOMC)は0.25%の利下げを決定。

予想通りも「利下げ11」vs「据え置き1」と意見が割れる結果となっています。
 

さらに金利見通し(ドット・プロット)では、2025年中に利下げ回数は前回の4回から2回に半減!

パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長も「今回の利下げでピークから丸々1.00%下げたことになり、政策金利はかなり景気抑制的ではなくなった」とすでにかなりの利下げを行ったとの認識を示しました。
 

メキシコ銀行(BOM)・日本銀行(BOJ)のハト派に対し、利下げしたとは言えタカ派と言える内容でした。

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=7円72銭くらいでしょうか。
 
日本銀行(BOJ)は19日に開催した金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定。

植田和男総裁はその後の会見で、「春闘・トランプ政策、長い期間見ないと全体像判明しない」「利上げペースがゆっくりなのは基調的な物価上昇率の上昇が極めてゆっくりな為」と利上げを急がない姿勢を示しました
 

10月会合でのタカ派姿勢から一転、12月会合では全面ハト派姿勢となっています(;^_^A

そのためメキシコペソ/円はメキシコペソ高・円安となり上昇しました。
 

現状図で表すと、現状はドル>メキシコペソ>日本円ですかね。

いくでーやるでーメキシコペソ買い増しやー(IYM)。
 

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メキシコの政策金利は現在10.00%(2024年12月20現在)。

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