捕らぬ狸の皮算用-将来貰えるスワップポイントを計算(笑
メキシコは、BRICs (ブラジル、ロシア、インド、中国)や、南アフリカ、トルコなどと同じ「新興国」に数えられる国です。
これらの新興国の中でもメキシコは、国の財政信用度を評価する「格付け」が最高水準を維持しています。
ほかの国と比較して、政策金利が高いことからスワップポイントも多く、将来が期待できる投資先といえます。
しかし、メキシコペソのスワップポイントの計算方法が分からない、という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、メキシコペソのスワップポイントの計算方法について解説します。
期待できる利益額まで分かりますので、綿密なシミュレーションが可能です。
是非、チェックしてみてください♪
メキシコペソのスワップポイントを計算する方法
1日単位でのスワップポイントを計算する場合、まずは「1年間のスワップ金利」を算出します。
1年間のスワップ金利を算出する方法は、以下のとおりです。
1年間のスワップ金利=為替レート×保有している通貨数×金利差
この計算式で1年間のスワップ金利が計算できます。
FX会社が提示するスワップポイントの場合、多くの会社で「1万通貨保有時」の数値によって計算をしています。
つまり、上記の計算式の「保有している通貨数」は、多くのケースで「1万通貨」と置き換えられています。
1年間のスワップ金利を算出したら、1日のスワップポイントを計算しましょう。
1日のスワップポイントの計算式は、以下のとおりです。
1日のスワップポイント=1年間のスワップ金利÷365日
ただし、普通は気にすることはないでしょう。
FX会社が提示しているスワップポイント表を見た方が早いです(笑
2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]
メキシコペソを単利運用した場合のシミュレーション
メキシコペソを単利運用した場合、どのくらいの利益が出るのでしょうか。
実際にシミュレーションをしてみましょう。
そもそも「単利運用」とは、最初に運用を始めたときの元本の金額を固定して、常に同じ投資金で運用することを意味します。
例を挙げると、当初の資産が50万円で10万円の利益を上げた場合、総資産は60万円となります。
その後、60万円全てを投資するのではなく、初期資産の50万円で運用していく方法です。
例として1万通貨あたりのスワップポイント14円(=年間スワップ5,110円)、レバレッジ5倍、メキシコペソを5.7円と仮定して見てみましょう。
1万通貨を買うのには、必要証拠金として1万円が必要です。
初期投資を100万円として100万通貨を保有した場合、以下のようになります。
1万通貨あたりの1年間のスワップポイント14円×365日=5,110円
1年間の利益率5,110円÷1万円(必要証拠金)=51.1%
・1年目
初期投資100万円×1年間の利益率51.1%=511,000円
・2年目
単利運用なので、1年目で得られた511,000円は投資資金に含まず、その都度初期投資分の100万円で投資を行っていきます。
初期投資分100万円×1年間の利益率51.1%=511,000円
・10年目を終えてのトータル
1年間で得られるスワップポイント511,000円×10年=511万円
1年目で総資産は「151.1万円」となりますが、単利運用であるため、毎年初期投資額の100万円を投資します。
そのため「毎年51.1万円」という一定の利益となります。
これを10年間続けた場合、初期投資の100万円と合わせて100万円+511万円で、10年後の総資産は「611万円」となります。
メキシコペソを複利運用した場合のシミュレーション
次に、メキシコペソを複利運用した場合の利益をシミュレーションしてみましょう。
「複利運用」とは、当初運用時の元本にプラスして、投資によって得た利益も合算して運用していく方法です。
例を挙げてみましょう。
当初の資産50万円で運用を始め、投資によって10万円の利益を上げた場合、この利益分も合算した60万円すべてを運用資金として投資するものです。
不測の事態が発生した場合に大きな損失となる恐れもありますが、運用益は単利運用よりも大きい額となる傾向にあります。
単利運用と同様に、初期投資100万円で1日1万通貨あたりのスワップポイント14円(=年間スワップ5,110円)、レバレッジ5倍、メキシコペソを5.7円と仮定して見てみましょう。
1万通貨を買うのには、必要証拠金として1万円が必要です。
1万通貨あたりの1年間のスワップポイント14円×365日=5,110円
1年間の利益率5,110円÷1万円(必要証拠金)=51.1%
・1年目
初期投資100万円×1年間の利益率51.1%=511,000円
・2年目
複利運用なので、得られた利益も都度投資額に含んで投資を行っていきます。
1,511,000円×1年間の利益率51.1%=772,121円
・3年目
2,283,121円×1年間の利益率51.1%=1,166,674円
・4年目
3,449,795円×1年間の利益率51.1%=1,762,845円
・5年目
5,212,640円×1年間の利益率51.1%=2,663,659円
・6年目
7,876,299円×1年間の利益率51.1%=4,024,788円
・7年目
11,901,087円×1年間の利益率51.1%=6,081,455円
・8年目
17,981,542円×1年間の利益率51.1%=9,188,567円
・9年目
27,170,109円×1年間の利益率51.1%=13,883,925円
・10年目
41,054,034円×1年間の利益率51.1%=20,978,611円
・10年目を終えての総資産
41,054,034円+20,978,611円=62,032,645円
複利運用をした場合、10年後の総資産は「62,032,645円」にもなります。
1年間「511,000円」の利益で、1年目の資産が「1,511,000円」となるのは単利運用と変わりません。
しかし、複利運用の場合の2年目は1,511,000円を投資額としますので、より高い利益を得られることになります。
10年間運用を継続していくと、10年後の総資産は「62,032,645円」と単利運用と比較すると、かなりの違いが発生しますね♪
メキシコペソを購入した当初よりもレートが上がっていれば、為替差益からさらに大きなリターンを見込めることも魅力です。
なお、レートやスワップポイントの変動によって、結果は大きく変わりますので注意しましょう(笑
メキシコペソは複利運用がおすすめな理由
ここまで、単利運用した場合と複利運用した場合について解説してきましたが、メキシコペソは「収益性」と「安定性」を考えると、複利運用での投資がおすすめです。
複利運用をする場合、肝ともいえるのが毎日得られるスワップポイントです。
2国間の金利差によって得られる利益で少額ではありますが、長期的に運用すれば安定して確実な収益が見込めます。
高金利の通貨に投資することで、多くのスワップポイントが貰えることになります。
先述したように、メキシコの政策金利はほかの国よりも高いため、多くのスワップポイントが得られるすぐれた収益性があります。
また、少額から保有ができ、気軽に投資ができます。
(千円で1,000通貨、1万円で10,000通貨保有など)
格付けも最高水準で安心できることもあり、メキシコペソはスワップポイントによって安定的に収益が見込めるため、複利運用がおすすめです。
メキシコペソの複利運用に適したレバレッジは?
では、メキシコペソを複利運用する場合、最も適したレバレッジはいくつなのでしょうか。
結論から申しますと「レバレッジ5倍」が最も適した数値と考えます。
通常、レバレッジの設定は、投資する人が「どれくらいのリスクを抱えて良いのか」によって決められます。
レバレッジが大きいほどハイリターンが望めますが、その分リスクも連動して高まります。
反対にレバレッジが小さい場合、リスクは低くなりますが、ポジションの量も小さくなって大きなリターンは望めません。
よって、バランスの取れたレバレッジを設定するのが、最も安全かつ安定的に収益を得られる方法となります。
最もリターンとリスクのバランスが優れているのは、レバレッジが「5倍」の設定時と考えます。
ミドルリターンミドルリスクで、比較的安全に投資ができるでしょう。
※注意:
メキシコペソのレートによってもその値は変わるので、あくまでも現時点(2019年12月18日現在)で考えています。
メキシコペソの複利運用に適したFX会社選びのポイント
現在、非常に多くのFX会社が存在しています。
どの会社も独自のメリットを持っているため、FXを始める際、どのFX会社を利用しようか迷う方も多いのではないでしょうか。
メキシコペソの複利運用に適したFX会社を選ぶ際は、「スワップポイントの高さ」「少額から投資可能」が特徴の会社を選ぶのがおすすめです。
詳しく見ていきましょう。
スワップポイントが高いところにする
スワップポイントは、FX会社によって異なります。
FX会社によって設定の幅が広いため、スワップポイントが高いFX会社を選びましょう。
先述したように、長期的に複利運用をする場合は、スワップポイントの高さが重要な要素です。
スワップポイントは少額ではありますが、長期的に運用することで利益が得られます。
スワップポイントが高ければ、それだけ長期的に安定して得られる収益が高まることになります。
為替差益の場合、相場によって利益が大きく変動します。
スワップポイントは一定の利益が見込めるので、高ければ高いほど入ってくる利益が多くなるのが特徴です。
メキシコペソで複利運用するのであれば、スワップポイントの高さを最優先としてFX会社を選ぶと良いでしょう。
2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]
少額から投資ができるところにする
少額資金からでも投資ができることも重要なポイントです。
FXの投資に際して必要な資金を「必要証拠金」といいます。
高いレバレッジをかけられるほど、この必要証拠金が少なく済むのが特徴です。
そのため、高いレバレッジをかけられるFX会社を選ぶようにしましょう。
日本では最大レバレッジ25倍までと定められています。
そのため日本のFX会社の場合、個人では最大値である「25倍」までを設定しています。
ドル円取引で25倍のレバレッジをかけた場合、10,000通貨購入で約50,000円の必要証拠金が必要です。
しかし、メキシコペソで25倍のレバレッジをかけた場合は、同じく10,000通貨購入で2,500円くらいで取引が可能です。
少ない必要証拠金で、高いスワップポイントを得られるのが魅力と言えます。
※注意:
少ない資金で始められるのがFX、そしてメキシコペソの魅力ですが、さすがに2,500円でメキシコペソ10,000通貨高購入しては駄目ですよ。
少しレートが動いたくらいで、直ぐにレバレッジ25倍以上、証拠金維持率100%以下となり、強制ロスカットとなります。
高い証拠金維持率
低いレバレッジ
メキシコペソではレバレッジ4倍から5倍くらいまでにしておきましょう♪
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
FX会社によってスワップポイントが異なる理由は?
金利や法定通貨が同じであるのに、なぜスワップポイントが各社で異なるのか疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
その理由は、FX会社は利用手数料分を差し引いており、スワップポイントでの差額計算や設定が各社で異なるためです。
FXは、FX会社と取引をして投資をしています。
FX会社は、投資家と取引することによって利益を得ているので、どの部分で利益を得るのかを設定します。
スワップポイントで利益を得られるように設定すると、各社で利益率をどれくらいにするかによって、差額計算や設定が異なることになります。
そのため、各社での違いが発生する仕組みです。
FX会社のスワップポイント一覧
ここまで、メキシコペソの複利運用をするのであれば、スワップポイントが高いFX会社を選んだ方が良いことについて解説してきました。
それでは、一体どこのFX会社がスワップポイントを高く設定しているのでしょうか。
2019年12月17日取引日、10,000通貨あたりの買いスワップポイント・売りスワップスワップポイントは、それぞれ以下の通りです。
FX会社 | 買い | 売り |
FXプライムbyGMO | +14.0円 | -24.0円 |
セントラル短資FX | +11.0円 | -12.0円 |
ヒロセ通商 | +11.0円 | -16.0円 |
みんなのFX | +10.0円 | -10.0円 |
LIGHT FX | +10.0円 | -10.0円 |
くりっく365 | +*9.0円 | -*9.0円 |
GMOクリック証券 | +*7.0円 | -*8.0円 |
マネーパートナーズ | +*6.0円 | -*9.0円 |
「FXプライムbyGMO」のスワップポイントが高くなっていることが分かります。
次いで「セントラル短資FX」や「ヒロセ通商」となっています。
先述したように、メキシコペソは千円で1,000通貨、1万円で10,000通貨の保有が可能です。
スワップポイントが高いFX会社を選んで投資をすれば、気軽にスワップポイントでの利益が狙えます。
メキシコペソの複利運用の場合、「FXプライムbyGMO」「セントラル短資FX」のどちらか2つのFX会社を利用すれば、高いスワップポイントを安定して得られるという期待が持てます。
まとめ
ここまで、メキシコペソのスワップポイントの計算方法、さらには期待できる利益額まで解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
メキシコペソは、高い金利と新興国の中では最高水準の格付けによって、スワップポイントで利益を得るには特におすすめできる通貨です。
収益性と安定性に優れていることから、複利運用で投資をするのがおすすめです。
実際にメキシコペソでスワップポイント運用をするのであれば、今回ご紹介した計算方法を利用して、前もってシミュレーションをしておくことが重要です。
その後は、是非メキシコペソへの投資に挑戦してみましょう。
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
メキシコの政策金利は現在7.25%(2019年12月25日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]