2月消費者信頼感指数は市場予想を少し下回る
先週のまとめ
●トルコリラ31円を回復!
トルコリラは強含み。
トルコの経済指標はお世辞にも良いとは言えないものの、そこまで悪いとも言えない微妙な数値に。
しかし大きなテロ事件も起きてなく、隣国シリア問題も(一時期よりは)落ち着いてきたからなのか、トルコリラが買われています。
世界的なリスクオン状態(安定していてリスクを取れる状況)による株高、原油高による投資家心理の向上もあるでしょう。
リスクのある通貨が買われています。
一方の米国ドル(と日本円)。
今年何度目かのニューヨークダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500の主要株価指数は揃って史上最高値を更新中!
14-15日と行われたイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長による上下両院での議会証言では、
「緩和措置の解除(利上げ)を待ち過ぎることは賢明ではない」
「経済が軌道維持すれば一段の金利調整が必要になる可能性がある」
とタカ派的な証言をしたことから、ドル買い(ドル高)が大きく進みました。
しかしそれでも1ドル=115円の壁を越えることはできず、今度はフランスにて、フランス大統領選挙の世論調査で、大統領当選後は欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を実施すると表明している極右政党国民戦線のルペン党首の支持率が上昇しているとの報道により、欧州連合(EU)の先行き不透明感が強まり、ユーロ売り(ユーロ安)が進み、リスク回避の円買い(円高)も進みました。
つまり週半ばまでは、ドル高トルコリラ高円安だったのが、
週後半では、ドル安トルコリラ高円高となりました。
先週は週を通してトルコリラが強い展開となりました。
今週の注目材料
トルコ02月消費者信頼感指数
02月20日 16:00 【トルコ】
02月消費者信頼感指数
トルコ02月消費者信頼感指数は、市場予想68に対し、実績65.70!
微妙に悪い数値です。
消費者信頼感指数とは、消費者のマインドを指数化したもののことを言います。
これが悪い結果となったということは、トルコ経済が下向きになっているというか、先行きに希望を持てないでいるというか…。
ただ、ドル/トルコリラ、トルコリラ/円も、今のところ大きな動きはないです。
まあ、消費者信頼感指数もそこまで悪い数値ではないこと。
それよりも本日02月20日(月)はプレジデンツ・デーの祝日の為、米国市場は休場。
市場参加者がいつもより少なく薄商いとなっていることも原因かもしれません。
今週の予想
●トルコリラはレンジ内で推移か
トルコリラに関する大きなイベントはありません。
各種経済指標の発表もありますが、方向性を決めるようなイベントではありません。
テロ等大きな事件がなければ、大きくトルコリラが売られることは無いでしょう。
さて、問題は米国ドル。
上記通り株価は高値更新中!
経済指標も高水準と米国経済の好調さを表しています。
トランプ政権による「目を見張るような税制改革案」にも期待が持たれています。
(以上ドル高要因)
しかしトランプ政権の閣僚人事のもたつきや、政権運営に対する市場の不安感など、米国政治に対する先行き不透明感は依然続いており、ドルの上値は重い状況です。
(以上ドル安要因)
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
29円00銭~32円00銭程度のレンジ相場
と予想します。
先週も、29円00銭~32円00銭程度のレンジ相場と予想していました。
トルコリラの感想
祝トルコリラ円も31円台を回復!
しっかりと31円台で下値を固めつつあります。
トルコの代表的な株価指数であるイスタンブール証券取引所のISE100指数は好調でトルコ株価も上昇が続いています。
トルコメディアもトルコ経済の好調さを訴えています。
しかしトルコの経済指標は(正直で)横ばいか、少し悪い数値が続いていますね。
まあ、それでもトルコリラが買われている(トルコリラ高となっている)ということは、トルコの地力の強さを物語っているのでしょうか…。
スワップ利益は、1日10,000通貨当たり=およそ平均で86円。
先週よりもスワップポイントが上昇しています。
とても良いことですね♪
今週も1週間が過ぎ、1日あたりのスワップポイント86円X7日X320,000通貨=19,264円。
無事スワップポイント分利益19,264円獲得できました。
ありがとうございます♪
しかしヒロセ通商の1日あたりのスワップポイントはおよそ86円(7日平均)ですか。
現在一番スワップポイントが高いFXプライムbyGMOは1日平均90円ですから、今後買い増しするならFXプライムbyGMOですかね。
管理人はトルコリラを32円60銭で320,000通貨購入しています。
今トルコリラ円のレートは、31円20銭くらいです。
(31.2円-32.6円)X320,000通貨=-44.8万円。
為替差損は44.8万円となっています。
先々週の為替差損67.2万円より22.4万円も減っています♪
やったね♪
まあ管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、やはりマイナスは心臓に良くないです。
それまではスワップポイント利益で楽しみながら耐えるようにします♪
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トルコの政策金利は現在12.00%(2019年12月24日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在7.25%(2019年12月24日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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