2017年07月第2週は、1トルコリラ=31円半ばから31円台後半へと堅調推移の展開に。
今週後半には再び1トルコリラ=32円台に復帰して欲しいものです。
トルコの経済指標も強弱まちまちながら、良い数値の方が多くなってきたような”気”がします(笑
まあ、先週もトルコがどうのこうのよりも、アメリカの経済指標に振り回された結果ですけどね…。
先週のまとめ
トルコの政治経済
●トルコ経済指標は強弱まちまち
週始めの1トルコリラ=31円60銭あたりから、週終わりには31円70銭台。
(そして今31円80銭台と)大きな変動はなかったものの、右肩上がりで堅調な推移となりました。
為替差益を狙う短期売買派には辛い週だったかもしれませんが、スワップポイント狙いの長期保有派にとっては安心して見ていられる週と言えるでしょう♪
先週発表されたトルコの各経済指標では、トルコ05月鉱工業生産が市場予想同-0.2%に対し実績同-1.5%。
トルコ05月経常収支も市場予想-49億ドルに対し実績-52.4億ドルと弱い数値に…。
しかしトルコ05月小売売上高は市場予想前月比+0.2%に対し実績同+0.3%。
前年比にしても市場予想+0.6%に対し実績+1.2%と、素晴らしい数値となりました。
トルコの経済指標は強弱まちまちだったものの、重要度の高い小売売上高が良かったことから、トルコは頑張っていると言えるでしょう!
トルコでも治安を揺るがすような大きなテロ事件は発生してなく、治安回復が進んでいると見られていることも、トルコ経済やトルコリラにとっては支援材料となっています。
日本米国の政治経済
一方の米国ドル(と日本円)。
米国政治の先行き不透明感再燃
ドル円は11日に、この週の最高値である1ドル=114円47銭-48銭まで上昇するも、米国トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が、昨年の大統領選で父のトランプ大統領に対するロシアの支援を歓迎する電子メールを公開したことから、米国政治の先行き不透明感が再燃。
その後はリスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。
イエレンFRB議長の議会証言
12日に行われた注目のイエレン米国連邦準備理事会(FRB)議長の下院金融委員会での議会証言では、米国経済は緩やかな利上げとバランスシート縮小を吸収できるほど十分健全であり力強いとの見解を示す一方、最近の低調なインフレ率に関しては懸念を表明。
年内追加利上げ観測が後退したため、日米金利差拡大観測も後退し、リスク回避的なドル売り円買い(ドル安円高)が大きく進みました。
米国経済指標も弱め相次ぐ
14日には期待された、米国06月の消費者物価指数(CPI)が前月比+0.0%(市場予想同+0.1%)、前年比でも+1.6%(市場予想同+1.7%)と予想を下回り、また同じく06月小売売上高も前月比-0.2%と市場予想の同+0.1%を下回ったことから、さらに年内追加利上げ観測が後退させました。
ドル円はストップロスのドル売りを巻き込み、一時112円26銭-27銭まで下落していきました。
引用元:ドル円為替見通し07月第2週
と、まさかのイエレンFRB議長の議会証言でのハト派発言。
結果は上記通りで、日米金利差縮小やリスク回避でドルは売られるは円は買われるは(ドル安円高)で、米国経済指標の弱さもあり、1ドル=112円50銭円台にまで下落してしまいました。
トルコリラは”そこそこ”頑張ってます。
が、アメリカの自滅と言うか躓きによりドル売り(ドル安)に。
何もしていないのだけれども、安全通貨ということでリスク回避で買われた円(円高)。
図式でいうと、円>トルコリラ>>ドルという組み合わせでしょうか。
今週の注目材料
トルコ04月失業率
07月10日 16:00 【トルコ】
04月失業率
トルコ04月失業率は、前回03月11.7%、市場予想同11.0%に対し、実績10.5%!
おお!凄い改善具合!
01月の失業率13.0%から劇的に改善しています♪
(およそ1年ぶりの低失業率だったりします)
しかし逆に言えば、日本やアメリカなどの先進国は0.1%の動きで良かったのだの悪かったのだのと言っている中、1.2%の改善とか労働市場の不安定さを表しているのですけどね。
まあ良い数値だったので、素直に喜ぶとしましょう(笑
今週の予想
トルコ経済指標
●トルコリラは横横展開か
トルコリラに関しては、
20日:07月消費者信頼感指数
20日:06月中央政府債務
が予定されています。
注目は07月消費者信頼感指数。
前回06月実績70、市場予想68.4と微妙に悪化との予想が…。
あれートルコは上向いてきている(と思いたい)のですけれどもねー…。
一方の米国ドル、
米国の年内利上げ観測後退
イエレンFRB議長は12日-13日の上下両院での議会証言で、追加利上げやバランスシートの縮小に言及したものの、市場関係者の間ではバランスシート縮小はともかく、年内の追加利上げの実施の可能性は低くなったと見られており、年内追加利上げ観測は後退しています。
日本銀行金融政策決定会合
日本側では19日-20日に日本銀行金融政策決定会合が開催され、金融政策の現状維持が決定される見込みです。
米国(FRB)は一足早く利上げ実施。
カナダ中央銀行も12日に0.25ポイントの利上げを実施。
英国(BOE)も利上げを検討し、欧州(ECB)も金融緩和の解除を検討しているなど、タカ派に転換してる中、引き続き異次元金融緩和策の維持は円売り(円安)要因となりそうです。
引用元:ドル円為替見通し07月第2週
と、今週は(欧州中央銀行(ECB)政策金利発表という世界的には大きなイベントがあるものの)日米では上記の日本銀行金融政策決定会合くらいしかありません。
どう転んでも予想通り金融政策の現状維持が決定される見込みですから、あまり動きのない狭い範囲のレンジ相場が予想されます。
まあ長期保有運用のスワップポイント派にとっては値が下がらず、横横展開か堅調推移の展開が一番理想的ですから、良い一週間になるのではないかと予想します(笑
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
30円50銭~32円50銭程度のレンジ相場
と予想します。
先週も、30円50銭~32円50銭程度のレンジ相場と予想していました。
トルコリラの感想
スワップ利益は、1日10,000通貨当たりおよそ平均で98.00円。
(現在保有中のトルコリラはヒロセ通商)
今週も1週間が過ぎ、1日あたりのスワップポイント98.00円X7日X320,000通貨=21,952円。
無事スワップポイント分利益21,952円獲得できました。
ありがとうございます♪
しかしヒロセ通商の1日あたりのスワップポイントはおよそ98.00円(7日平均)ですか。
管理人注目のFXプライムbyGMOは1日平均105.0円(凄い!)ですから、今後買い増しするならFXプライムbyGMOですかね。
さらに言えばGMOクリック証券は驚きの1日平均114.57円(凄い!)ですからこちらもお薦めです♪
管理人はトルコリラを32円60銭で320,000通貨購入しています。
今トルコリラ円のレートは、31円80銭くらいです。
(31.8円-32.6円)X320,000通貨=-25.6万円。
為替差損は25.6万円となっています。
含み損も大分減ってきました。
まあ管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもマイナスは精神上に良くないです。
だがしかし、スワップポイントを合わせた利益は大幅プラスです♪
やったね♪
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トルコの政策金利は(2018年7月1日)現在17.75%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑