トルコリラは横横展開、32円を挟みレンジ相場に
09月の第4週は1トルコリラ=32円00銭でこの週の取引を終了。
先週(09月の第3週)終値の1トルコリラ=32円20銭より、20銭のトルコリラ安円高で終了しています。
先週はなんと言ってもアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)。
トルコリラが~、日本円が~、とかではなく、全部FOMCが話題と値動きを持っていきました。
(詳しくはトルコ2017年9月消費者信頼感は悪くない数値も話題は全部FOMC参照)
先週のまとめ
トルコの政治経済
08月実績71.1、市場予想71.6に対し、実績68.7!
先週のトルコは経済指標の発表自体が少なく、しかも(トルコにとっては)重要とは言えない消費者信頼感の発表だったので、値動き自体は少なかったですね。
消費者信頼感は少し悪い数値でしたが、最近は良いトルコの経済指標と悪い経済指標がまちまちながらも、良い経済指標の方が多くなっていますし、悪い経済指標もそれほど悪くないことを考えるとトルコの景気経済が上向いていると言えるでしょう。
北朝鮮を巡る地政学リスクが少しきな臭いですが、トルコや中東でのテロ事件などの地政学リスクは落ち着いてきており、トルコ国内でも治安を揺るがすような大きなテロ事件は発生してなく、治安回復が進んでいると見られていることも、トルコ経済やトルコリラにとっては支援材料となっています。
トルコリラの推移
週の高値は32円37銭くらい。
週の安値は31円77銭くらいでしょうか。
先週は日本時間21日午前3時のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けてトルコリラだけではなく、各通貨に対しドル買い(ドル高)が大きく進みました。
しかし週半ばから後半にかけて北朝鮮による地政学リスクの上昇を受けて、リスク回避の円買い新興国通貨売り(円高トルコリラ安)も進みました。
その為トルコリラ円は、1トルコリラ=32円を挟み、揉み合うレンジ相場の展開となりました。
まあスワップポイント狙いの長期保有派にとっても、為替差益狙いの人にとっても、良い1週間だったと言えるのではないでしょうか♪
管理人はドル円と共にトライオートFXでトルコリラ円も利用運用しているので、利益増に貢献してくれました(笑
米国と日本の政治経済
一方の米国ドル(と日本円)。
FOMC、バランスシート縮小と年内利上げ観測
先週19日-20日に開催された注目の米国連邦公開市場委員会(FOMC)会合にて、市場の予想通り、政策金利の据え置きが決定。
しかしこちらも予想通り、10月からバランスシートの縮小を開始することも決定されたこと。
そして6月のFOMC時点と同じく引き続き年内年あと1回の利上げ(2017年は合計3回)や、さらに2018年にも3回の追加利上げを予想しているこから、ドル買い(ドル高)が大きく進みました。
FOMC会合後のイエレン米国連邦準備制度理事会(FRB)議長の定例会見では、「インフレ率の2%目標をしばらく下回ることは懸念している」としたものの、「企業の設備投資は加速しており、今後数年は経済は緩やかに拡大を続ける」との認識を示し、「緩やかな利上げが依然正当化される」と延べ、利上げ継続の方針を再確認しました。
日本銀行金融政策決定会合
さらに20日-21日と開催された日本銀行金融政策決定会合でも政策金利の据え置きが決定。
現状の異次元金融緩和政策の現状維持も決定されたことから、日米の長期金利差拡大の思惑から、ドル円は一時112円71銭-72銭まで上昇しました。
金正恩委員長「史上最高の超強硬な対抗措置」
ただ、米国トランプ大統領の「ロケットマン(=金正恩委員長)」「北朝鮮を完全に破壊」発言に対抗し、北朝鮮の金正恩委員長が「史上最高の超強硬な対抗措置を検討」との声明を発表したこと。
北朝鮮の外相も「太平洋上で水爆実験を実施する可能性がある」と発言したことで、地政学リスクの上昇を嫌い、リスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。
ドル円は一時111円64銭-65銭まで下落したものの、(米国の追加利上げ期待から)111円台では値ごろ感からの買戻しも入り、結局111円99円-112円00銭でこの週の取引を終えました。
引用元:ドル円為替見通し09月第4週
と、こちらも話題はアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)一色。
内容は市場予想通り(市場の期待通り)も、端端に強気なタカ派色が出ていたため、ドル買いが進みました。
(イエレンFRB議長の会見も強気な印象でしたね)
日本銀行金融政策決定会合もありましたが、こちらは市場予想通りで織り込み済みだったことから、値動きはほとんどなかったですね。
先週のトルコは経済指標発表も少なかったこともありますが、経済に大きな変動はなかったためか、トルコリラも大きな下落もなく、トルコリラの底堅さを感じた週でした。
ドルは10月からバランスシートの縮小を開始、年内年あと1回の利上げ(2017年は合計3回)、2018年にも3回の追加利上げ予定と、まさに強いドルを示した週でした。
そして日本は異次元金融緩和政策の継続と相変わらずの円売り(円安)継続の週でした。
北朝鮮をめぐる地政学リスクの上昇により、一時リスク回避のドル売り円買い新興国通貨売り(ドル安円高トルコリラ安)が進みましたが、本当に一時的で徐々に値を戻していきました。
図式でいうとドル>>トルコリラ>円という組み合わせでしょうか。
今週の予想
トルコ経済指標
トルコリラに関しては、
09月25日 16:00 トルコ 住宅販売
09月25日 20:30 トルコ 景気動向指数[季調済]
09月25日 20:30 トルコ 設備稼働率
09月28日 16:00 トルコ 経済信頼感
09月28日 20:30 トルコ 住宅価格指数
09月29日 16:00 トルコ 貿易収支
と、先週と打って変わっててんこ盛りです。
注目は貿易収支でしょうか。
前月実績-88.4億USD、市場予想-59.0億USDと大幅な改善が見込まれています。
これは期待したいですね♪
米国と日本の政治経済
一方の米国ドル(と日本円)、
米国年内利上げ期待継続
今週のドル円は、米国の年内利上げ期待継続も引き続き米朝関係の緊迫化で上値は重くレンジ相場が続く展開と予想します。
今週の重要な米国経済指標発表は、
09月28日の米国04-06月期 四半期実質国内総生産(GDP確定値)
09月29日の米国08月 個人消費支出(PCE)、及びPCEコア<などが予定されています。 米国04-06月期国内総生産(GDP確定値)は市場予想前期比年率+3.1%と、速報値の同+2.6%、改定値の同+3.0%をさらに上回ると予想されています。市場予想通りとなった場合、成長持続を好感し“ややドル買い円売り(ドル高円安)”が進みそうです。
税制改革(大型減税)案
今週早々25日にもトランプ政権の税制改正(大型減税)の修正案が発表される見込みです。
今まで明らかにされていなかった具体的な法人税率や企業の利益控除などの数値が示される見通しとなっています。
議会採決に向けて楽観的な声も聞かれており、税制改正(大型減税)への実現性が高まれば、米国株高からのドル買いも期待できそうです。
北朝鮮を巡る地政学リスク
しかし北朝鮮は経済制裁への反発を強めており、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射や核実験、太平洋上での水爆実験などを強行する可能性もあります。
特に北朝鮮による太平洋上での水爆実験(ICBMに水爆を搭載し発射、太平洋上で爆発させる)は可能性は低いものの、強行した場合は米国や有志連合諸国による武力行使の口実を与えることなります。
地政学リスクの高まりから(リスク回避の観点から)為替相場に大きな影響を与えそうです。
リスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が大きく後退する見込みは少なく、ドルの上値は当面重そうです。
引用元:ドル円為替見通し09月第4週
日本はさておき、アメリカも重要経済指標発表が相次ぎます。
市場予想通りならば、ドル高円安、ドル高トルコリラ安に進むでしょう。
税制改革(大型減税)案への期待も膨らんでいます。
しかし、北朝鮮をめぐる地政学リスクの高まりからドルの上値は重くなりそうで、場合によってはリスク回避の円買い新興国通貨売り(円高トルコリラ安)も進みそうです。
なにごともなければ良いのですが…。
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
31円00銭から32円50銭程度のレンジ相場
と予想します。
先週は、31円00銭から33円00銭程度のレンジ相場と予想していました。
トルコリラの感想
今週もトルコリラが~…と言うよりかは、
- アメリカの利上げ観測(期待)への高まり。
- 税制改革(大型減税)案の内容と実現性。
- その結果による株高・ドル高・長期金利高による、新興国市場からの資金の流出とアメリカへの流入。
次第の展開でしょうね。
ただトルコにとっても、欧州景気が上向いてきているので、欧州への輸出が大半を占めるトルコ経済も上向いている…はずなのですがね(笑
中国景気の減速、貿易不均衡是正とかで好調なアメリカ経済への輸出拡大が難しい日本と比べれば、トルコリラの方が成長の余地はあるはずです。
今後のトルコ経済、トルコ経済指標に注目していきたいです。
スワップ利益は、1日10,000通貨当たりおよそ平均で97.28円。
(現在保有中のトルコリラはヒロセ通商⇒32.6円台回復でFXプライムbyGMOに乗り換え予定)
今週も1週間が過ぎ、1日あたりのスワップポイント97.28円X7日X320,000通貨=21,790円。
無事スワップポイント分利益21,790円獲得できました。
ありがとうございます♪
しかしヒロセ通商の1日あたりのスワップポイントはおよそ97.28円(7日平均)ですか。
管理人注目のFXプライムbyGMOは1日平均105.0円(凄い!)ですから、今後買い増しするならFXプライムbyGMOですかね。
GMOクリック証券も1日平均99.85円(凄い!)と健闘しており、こちらもお薦めです♪
管理人はトルコリラを32円60銭で320,000通貨購入しています。
今トルコリラ円のレートは、32円00銭くらいです。
(32.00円-32.60円)X320,000通貨=-19.2万円。
為替差損は19.2万円となっています。
先週末より20銭のトルコリラ安円高により、(未確定)為替差損も少し増えてしまいましたね。
まあ管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもマイナスは精神上に良くないです。
だがしかし、スワップポイントを合わせた利益は大幅プラスです♪
やったね♪
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
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高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪
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