トルコリラ円スワップFXブログ-叱る・圧力

トルコリラ為替見通し2017年11月第3週-トルコ大統領中央銀行に利下げ圧力

トルコリラ円スワップFXブログ-叱る・圧力

エルドアン大統領、その発言は良くないです

 
11月の第3週はおよそ1トルコリラ=28円90銭でこの週の取引を終了。

先週(11月の第2週)終値の1トルコリラ=29円35銭より、45銭のトルコリラ安円高で終了しています。

逆に言えば、トルコリラを28円台の安値で買えるチャンス!
 

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先週のまとめ

トルコの政治経済

トルコ09月経常収支

08月実績-0.98億ドル、市場予想-41.3億ドルに対し、実績-45.3億ドル!
 
トルコ08月失業率

07月実績10.7%、市場予想11.0%に対し、実績10.6%!
 
先週のトルコ経済指標は数少なかったものの、結構重要な経済指標の発表となっています。

まずは経常収支。

前月08月は過去5年間で3番目の良い数値(3番目に赤字額が少なかった)でしたが、今回09月分はいつものトルコに戻ってしまいました(笑

まあいつものことと言えば、いつものことですが、当然赤字額が少ないに越したことはありません。

現にアメリカのトランプ大統領はこの経常収支・貿易収支の赤字額を埋めようと頑張っているので、トルコ政府についても引き続き削減に向けて頑張って欲しいものです。
 
次に失業率。

こちらは大健闘!

見栄え良くするためにも、是非このまま低下を続けて一桁台に向かって欲しいものです。

ただトルコの失業率は、経済的な面だけでなく、政治的な面があるので一概には言えません。

トルコの人口増に雇用が追い付いていないことに併せ、難民(特にシリア難民)の就業問題が失業率に暗い影を落としています。

これはトルコだけでの問題ではなく、トルコだけで解決できる問題でもないので、周辺国、特に欧州連合(EU)と解決に向けて話し合って欲しいものです。

このことに関して欧州連合(EU)は、トルコにもっと感謝すべきと思いますけどね。
 
が!上記経済指標は、ほとんど為替相場に影響を与えませんでした。

(与えてもほんの僅か程度)

問題は、週の最後にエルドアン大統領による

「トルコ中央銀行は間違った軌道にある」

「金利が再び上がるとインフレは二桁に向かうだろう」発言!

トルコ中央銀行による金融引き締め(高金利維持)政策を批判していています。

はい、市場は即反応。

トルコリラ安が進みました。

エルドアン大統領は首相時代含め、トルコの近代化、トルコ経済の立て直しと偉業を達成したのですが…。
 
しかしトルコ経済自体は悪くない(むしろ高い成長が続いている)ので、まだ保てている状況でしょうか。

今のところクルド人問題を巡る地政学リスクが少しきな臭いですが、トルコ国内でも治安を揺るがすような大きなテロ事件は発生してなく、治安回復が進んでいると見られていることは、トルコ経済やトルコリラにとっては支援材料となるでしょう。
 

トルコリラの推移

週の高値は29円47銭くらい。

週の安値は28円81銭くらいでしょうか。

トルコ経済…トルコリラ上昇の足を引っ張る三大要因

インフレ率地政学リスク政治的リスク(外交的問題含む)。

まあインフレ率は一朝一夕には低下しないですが、格付け会社S&Pはトルコの来年のインフレ見通しを7.9%に低下すると予想しているくらいですから期待したいです。

で、先週は地政学リスクは兎も角、政治リスクが新たな材料を投下しました。

内容は上記通り。

もうね…、エルドアン大統領…、大人しくして頂いた方が…。
 

米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)。

先週のドル円は、米国税制改革(大型減税)法案の年内成立への疑問から上値の重い展開となりました。

週の終値もおよそ1ドル=112円18銭と、先週終値の113円55銭から、1円37銭程度のドル安円高でこの週の取引を終えています。
 

ロシアゲート事件(疑惑)

15日に発表された米国10月の小売売上高が前月比+0.2%と市場予想の同+0.0%を上回ったこと。

同じく米国10月の消費者物価コア指数(CPIコア)も前年比+1.8%と、予想外に09月の+1.7%から上昇したことや、さらに09月の同指数も+1.6%から+1.9%に上方修正されたことから、ドル買い(ドル高)が進みました。

しかしその後、

米国は北朝鮮をテロ支援国家に再指定する

モラー米国特別検察官がトランプ大統領陣営のメンバー宛に召喚状を出した

との一部報道により、ドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。
 

米国下院、税制改革法案を賛成多数で可決も…

16日には米国下院が税制改革(大型減税)法案を賛成多数(賛成227、反対205、共和党議員13人が反対)で可決したため、再びドル買い(ドル高)が進みました。

しかし米国上院は共和党52名、民主党48名と拮抗していて、3名以上の共和党議員が法案に反対すれば可決できません。

既に4名の共和党議員が反対に回るとの思惑もあり、トランプ大統領の目指す感謝祭前(今週の木曜日)までの上院可決は難しい情勢です。

17日には「年内の上院可決は難しい」「下院では可決されたが上院では否決の見通し」など様々な憶測が飛び出し始めたことから、リスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。

米国株安や、米国長期金利の低下もあり、ドルはさらに売られる(ドル安になる)展開となりました。

ニューヨーク市場でドル円は一時111円94銭-95銭まで下落し、結局112円17銭-18銭でこの週の取引を終えました。

 

引用元:ドル円為替見通し11月第3週(管理人のドル円ブログ)

 
昨年のアメリカ大統領選挙時でのロシアゲート疑惑(事件?)に新たな進展がありましたが、やはり先週もアメリカの税制改革(大型減税)に始まり、税制改革(大型減税)に終わった週でした。

米国下院で可決で期待が膨らみ、既に反対を表明している共和党議員もいることから米国上院での可決の見通しは不明で失望で、ドルは買われたり(ドル高)、売られたり(ドル安)…。

久々の1ドル=111円台でした。
 
上記通りトルコリラは、インフレ率の高止まりと、(エルドアン大統領の)政治的リスクがトルコリラの上値を重くしています。

アメリカドルは…、底堅く、強いです。

12月の追加利上げも確実視されていますし、ポジション調整のドル売り程度で、トレンドは引き続きドル高基調で継続するでしょう。

日本円は、アメリカの税制改革(大型減税)法案の先行き不透明感、それにともなうアメリカ株安などからリスク回避の円買い(円高)が進んでいますが、まあこちらも引き続きとトレンドは円売り(円安)でしょう。

何よりアメリカ、ユーロ圏は金融正常化(利上げ)の動きですが、日本は異次元金融緩和を継続中です。

そして図式でいうとドル>>円>トルコリラという組み合わせでしょうか。

円安状態がある程度トルコリラ安を打ち消していますトルコリラはもっと売られています(涙
 

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今週の予想

トルコ経済指標

トルコリラに関しては、

11月22日 16:00 11月 消費者信頼感指数

11月24日 20:30 11月 景気動向指数

11月24日 20:30 11月 設備稼働率
 
が予定されています。

経済指標は月末月初に多く発表されるので、今週も発表される経済指標は少ないですね。

と、言うことで今週”も”経済指標よりも政治的な件が、トルコリラ為替相場に影響を及ぼしそうです。
 

米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)、
 

今週のドル円は、米国税制改革(大型減税)の年内可決成立への疑問12月の利上げが確実視されていることから、レンジ相場が形成される見込みです。

トランプ大統領が目指す感謝祭前(今週の木曜日)の税制改革(大型減税)法案の可決成立は難しい情勢です。
 
今週の重要な日本・米国の経済指標・イベントは、

11月22日の10月 耐久財受注

11月22日の米国連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

などが予定されています。
 
今週は大きな経済指標発表もなく、上記通りの米国税制改革(大型減税)法案の攻防に注目が詰まります。

ただその中でも、22日に公表される10月31日-11月01日開催分の米国連邦公開市場委員会(FOMC)の会合議事要旨には要注意です。

年内3回目の追加利上げは確実な状況も、来年3回の追加利上げには懐疑的な見方もあることから、来年の利上げ回数に対しどのような認識を持っているか、確認することになりそうです。
 

税制改革(大型減税)可決成立の行方

税制改革(大型減税)法案は無事(?)米国下院を通過したものの、上院では修正案が検討されている。

一本化に向けた調整も難航していると見られており、来年2018年度からの施行ではなく、(法人減税含め)再来年の2019年度の施行に先延ばしされる可能性もあります。

また来年2018年度に施行時期が決まった場合でも、妥協の末の中身のない税制改革(大型減税)となった場合は、失望の米国株安・ドル安が進む可能性がります。
 

米国年内利上げ観測

しかし、12月の米国連邦公開市場委員会(FOMC)において米国連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げを実施することは確実視されており、仮にドル売り(ドル安)が進んでも下落幅は小幅にとどまるとの見方が大半を占めています。

ただ12月の利上げ(今年年合計3回)は確実視されているものの、来年の年3回と見られている利上げペースに関しては、米国の景気経済・インフレ率の動向次第で大きく変わる可能性があるため、ここから大きくドル買い(ドル高)に進む可能性も低いと見られています。

22日(日本時間23日04時)公表予定の10月31日-11月01日分のFOMC会合議事要旨で、メンバーが今後の金利正常化に向けてどのような考えを持っているかが注目されます。
 

引用元:ドル円為替見通し11月第3週(管理人のドル円ブログ)

 
今週は日米とも重要経済指標発表が少なく、政治的なイベントが為替相場に影響を与えそうです。

ただ、特に管理人も年内の可決成立は難しいと思っている米国税制改革(大型減税)の年内可決成立への疑問12月利上げが確実視されていることから、こちらも横横展開でのレンジ相場が形成される見込みです。

あとは…、視聴率が取れるのでアメリカメディアには人気ですが、新たな証拠が出てこないロシアゲート疑惑(事件?)の展開次第でしょうか。
 

トルコリラ円の為替相場見通し

トルコリラ円の為替相場見通しは、

28円00銭から30円00銭程度のレンジ相場

と予想します。

先週は、28円50銭から30円50銭程度のレンジ相場と予想していました。

1トルコリラ=30円台復帰が…重い。
 

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トルコリラの感想

管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っています。

と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。

先週末までのトルコリラ保有枚数は、
 


 
70万通貨=マネーパートナーズnano(ドル円口座)

32万通貨=ヒロセ通商(トルコリラ円口座)

28.5万通貨=インヴァスト証券[トライオートFX](ドル円口座)
(インヴァスト証券のリアルトレード頂上決戦グランプリに参加中)

トルコリラ安円高が進んだ結果、トルコリラ保有枚数も合計130.5万通貨と増えています。

(ヒロセは長期保有戦略、マネパとトライオートFXは自動売買ですね)

あれ…ヤバくない?

ドル高トルコリラ安が進んだ結果、せっかくのドル安円高効果を見事に打ち消しています。

いったん整理したいので、トルコリラさん、頑張ってください、お願いします!
 
スワップ利益は、1日10,000通貨当たりおよそ平均で87.42円

今週も1週間が過ぎ、1日あたりのスワップポイント87.42円X7日X320,000通貨=19,582円。

無事スワップポイント分利益19,582円獲得できました。

ヒロセ通商さん、ありがとうございます♪

(ちくしょー、2万円/週を割ってしまったか…)
 
管理人はトルコリラを32円60銭で320,000通貨購入しています。

今トルコリラ円のレートは、28円90銭くらいです。

(28.90円-32.60円)X320,000通貨=-118.4万円。

為替差損は118.4万円となっています。

先週はトルコリラ安が進み含み損も膨らんでしまいました。

せめて1トルコリラ=30円台には回復して欲しいものです。

まあ管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもマイナスは精神上に良くないです。

だがしかし、スワップポイントを合わせた利益は少しプラスです♪

やったね♪
 
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トルコの政策金利は(2018年7月2日)現在17.75%

高金利通貨として人気のオーストラリアドルニュージーランドドル、そして南アフリカランド

最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
 

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