12月の第4週はおよそ1トルコリラ=29円73銭でこの週の取引を終了。
先週(12月の第3週)終値の1トルコリラ=29円11銭より、62銭のトルコリラ高円安で終了しています。
何もなければ、
- 内需外需ともトルコ経済は好調
- トルコリラは過大に安く見られている
- 日本は異次元金融緩和政策絶賛継続中
と、自然とトルコリラ高円安に向かうと思うのですよ、そう、何もなければ…。
今から買う人、買い増す人はトルコリラを29円台の安値で買えるチャンス!
先週のまとめ
トルコの政治経済
●トルコ11月自動車生産
10月実績前年同月比+7.0%に対し、実績同+8.0%!
●トルコ11月中央政府債務
10月実績8,674億トルコリラ、市場予想8,454億トルコリラに対し、実績8,908億トルコリラ!
●トルコ12月消費者信頼感
11月実績65.2、市場予想62.2に対し、実績65.1!
●トルコ中央銀行金融政策決定会合議事録
先週のトルコ経済指標は、重要経済指標の発表はありませんでした。
どれも為替相場に影響を与えるほどの指標ではなかったのですが、公共事業とか税制優遇での外国企業誘致とかを行っているためか、順調に債務(赤字)が増えています。
まあ、トルコにとってはいつも通りなのですが、トルコの国民総生産(GDP)と比べると多いのは確か。
トルコ経済が軌道になる前の生みの苦しみと考えましょう。
(↑は良く言えばです。悪く言えばただの借金増加です(笑)
サトウカズオの注目は、トルコ中央銀行金融政策決定会合議事録。
詳しくはリンク先に任せますが、簡単に言うと、
- インフレ率は酷い
- トルコ経済は力強く好調
- インフレ率が改善されるまで金融政策は維持
と今後の金融引き締め(高金利)政策の維持を表明しています。
是非そうして貰いたいものです♪
エルドアン大統領、ここは金融政策のプロに任せましょう。
口出し無用ですぞ♪
まあ、今のところ中東(イスラエル、サウジアラジア)を巡る地政学リスクが少しきな臭いですが、トルコ国内でも治安を揺るがすような大きなテロ事件は発生していませんし、治安回復が進んでいると見られていることは、トルコ経済やトルコリラにとっても支援材料となるでしょう。
トルコリラの推移
週の高値は29円75銭くらい。
週の安値は29円08銭くらいでしょうか。
週の安値が週初め、週の高値が週終わりと、右肩上がりの堅調推移となっています。
(空が綺麗だ、飯が美味い!)
先々週は、トルコの政策金利(実際は後期流動性貸出金利)を0.5%しか引き上げなかったことに対しての失望売りからトルコリラは下落しましたが、利上げは利上げには変わりないので、徐々に持ち直していきました。
良かった~♪
米国と日本の政治経済
一方の米国ドル(と日本円)。
先週のドル円は、米国上下両院で一本化された共和党税制改革(大型減税)修正法案が可決されたことを好感して、ドル買い(ドル高)が進みました。
週の終値もおよそ1ドル=113円30銭と、先週終値の112円61銭から、69銭程度のドル高円安でこの週の取引を終えています。
日本銀行金融政策決定会合
日本銀行金融政策決定会合が20日-21日にわたって開催され、市場予想通り金融緩和政策の現状維持を賛成多数で決定しました。
その後の黒田日本銀行総裁の会見で日本銀行は10年債利回りが0.1%を継続的に超えることを容認しないと受け取れる発言をしたことから、日米の金利格差拡大を見越したドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
税制改革(大型減税)法案可決
米国の上下両院で共和党の税制改革(大型減税)法案が可決されたことを好感して、ドル買い(ドル高)が進みました。
米国の10年債利回りは一時2.50%水準まで上昇し、日米の金利格差拡大を見越したドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
産業のすそ野が広い米国の住宅関連指数(中古・新築・建設許可件数)が軒並み市場予想を上回ったこともドル買い(ドル高)への支援材料となりました。
税制改革(大型減税)法案成立
しかし税制改革(大型減税)法案や暫定予算にトランプ大統領が署名し正式に成立したものの、クリスマス休暇前で主要通貨の為替取引は薄商い状態となっており、投資家も休暇前のポジション整理主体の取引が想定され、相場への影響は限定的でした。
さらにトランプ大統領の署名により正式に成立した後は「噂で買って事実で売る」という格言通り、利益確定のドル売り(ドル安)が進み、結局113円29銭-30銭でこの週の取引を終えました。
引用元:ドル円為替見通し12月第4週(管理人のドル円ブログ)
アメリカではトランプ大統領の公約の一つである税制改革(大型減税)法案が無事(ようやく)成立しました。
米国企業は法人税減税の恩恵を受けまくりで、
- 企業のアメリカ回帰(その分メキシコが…)
- 減税恩恵分の社員還元(羨まし過ぎる)
- 内需拡大(ますますアメリカ経済好調へ)
- アメリカ株価上昇(史上最高値更新)
と世界経済≒(ニアイコール)と言っても過言ではないので、トルコやトルコ経済にとっても良い事なのですが、あまりにもアメリカ経済が凄いと「だったらリスクのあるトルコに投資せず、リスクの少ないアメリカに投資すれば良いじゃないか」となってしまうので、アメリカ経済が好調過ぎるのも考え物です。
トルコにとっては、ほどほどのアメリカ経済の好調で良いのです。
お金が余る⇒新興国(トルコ)に投資⇒トルコの輸出が増える⇒トルコ経済上向き⇒貿易(経常)赤字解消
まあ、頭で考えても仕方がないですが、そうなって欲しいものです。
上記通りトルコリラは、安定が一番!リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)状態でトルコリラ高。
アメリカドルも、税制改革(大型減税)法案の成立でドル高。
日本円は、金利上昇は断固阻止!異次元金融緩和継続中で円安となっています。
図式でいうとドル≒トルコリラ>円という組み合わせでしょうか。
今週の予想
トルコ経済指標
トルコリラに関しては、
12月26日 20:30 12月 設備稼働率
12月29日 16:00 11月 貿易収支
12月29日 20:00 11月 観光客数
01月02日 16:00 12月 製造業PMI
01月03日 16:00 12月 消費者物価指数
01月03日 16:00 12月 生産者物価指数
が予定されています。
年末年始もなんのその!月末月初なので重要経済指標が目白押しです。
(流石トルコ、西暦よりもイスラム教関係の祝日がより重要視されます)
(ブログ更新どうすっかなー…)
個人的にはなんと言っても注目は、消費者物価指数。
トルコの国内外、政府・金融当局者問わずトルコ経済にとって大問題のインフレ率。
多少なりとも下がってくれれば希望が持てるのですが…。
米国と日本の政治経済
一方の米国ドル(と日本円)、
今週と来週のドル円は、米国税制改革(大型減税)法案の成立・米国長期金利の上昇による日米金利差拡大・堅調な米国経済指標から、強含みな展開が予想されます。
今週の重要な米国の経済指標・イベントは、12月27日の12月 消費者信頼感指数
01月03日の12月 ISM製造業景況指数
01月05日の12月 雇用統計
などが予定されています。
注目は来年01月05日の12月 雇用統計。失業率は市場予想4.0%
(前月実績4.1%)非農業部門雇用者数は市場予想前月比+18.5万人
(前月実績同+22.8万人)平均時給は市場予想前月比+0.3%
(前月実績同+0.2%)となっています。
前回(11月実績)市場予想を下回った平均時給は今回も前月実績並みと予想されており、余程大きく上回るか下回るかしない限り、来年の利上げペースは年3回と変わらない見込みです。
米国経済指標
市場は欧米がクリスマス休暇(年末年始休暇含む)に突入し、日本も年末年始の休暇を控え、新たなポジションを積極的には取りにくく、ポジション調整がメインの薄商いの展開になりそうです。
しかし、年が明けた来月の第一週は12月のISM製造業景況指数や、同じく12月の雇用統計など米国重要経済指標が相次ぎ、取引材料となりそうです。
現状のリスクオン状態から、市場予想通りの場合はドル買い(ドル高)に進む可能性が高いです。
税制改革(大型減税)法案
トランプ大統領の公約の一つである税制改革(大型減税)法案が無事成立しました。
これにより2018年も経済面での政策運営に対する期待は継続していきそうです。
米国の長期金利も上昇しており、ドル買い(ドル高)相場は続きそうです。
そのため、現状の108円から115円のレンジ相場の上限を目指す展開となりそうです。
米国の利上げペースへの思惑
前回12月の米国連邦公開市場委員会(FOMC)での2018年の利上げペースは年3回と予想されています。
しかし来年はイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長体制から、パウエルFRB議長の新体制へ移行されるため、利上げ継続の可否が改めて判断されることになります。
ただ上記通り、20日-21日に開催の日銀金融政策決定会合では異次元金融緩和政策の継続が示されており、日本側は長期金利の抑制に力を入れていることから、日米金利差拡大への思惑からのドル買い円売り(ドル高円安)が続きそうです。
引用元:ドル円為替見通し12月第4週(管理人のドル円ブログ)
欧米はクリスマス休暇(年末年始休暇含む)に突入しており、日本も年末年始休暇を控えて、薄商いの相場展開が予想されます。
この時期、投資家心理として新たにポジションを持ちたくないでしょうし、ポジション調整・利益調整の主体の取引になるでしょうね。
しかしもうアメリカの雇用統計ですか…。
つい最近までアメリカ・トルコの政策金利の話をしていたのに、年を取ると月日の流れは速いですね~(しみじみ)
アメリカ雇用統計は、市場予想通りならドル高に向かうことでしょう。
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
28円50銭から30円50銭程度のレンジ相場
と予想します。
先週は、28円50銭から30円50銭程度のレンジ相場と予想していました。
トルコリラの感想
管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っています。
と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。
先週末までのトルコリラ保有枚数は、
週末の #トルコリラ チェック!
マネパのドル円口座で62万通貨
ヒロセのトルコリラ口座で32万通貨
トライオートFXで27万通貨と計121万通貨保有!
現状29円73銭と回復!#スワップポイント で収支はプラスです♪#FX #為替 #スワップhttps://t.co/bSoWAHcJBH pic.twitter.com/cowSu3ISIb— トルコリラ円スワップ生活 (@tryjpyFX) 2017年12月23日
62万通貨=マネーパートナーズnano(ドル円口座)
32万通貨=ヒロセ通商(トルコリラ円口座)
27万通貨=インヴァスト証券[トライオートFX](ドル円口座)
トルコリラ高円安が進んだ結果、トルコリラ保有枚数も合計121万通貨となっています。
(ヒロセ通商は長期保有戦略、マネパとトライオートFXは自動売買ですね)
トルコリラ高が進み、保有ポジションも次々と約定して枚数も減ってくれました。
そんな中でもスワップポイントが凄い勢いで増えていきますし、含み損もまあそこまで酷くなく、助かっています。
(このまま1トルコリラ=30円台復帰でお願いします!)
日本のくりっく365では今が一番トルコリラ保有数が高まっている(皆、買い増ししている)とのことですし、日本人はトルコリラ大好きですよね(笑
ああー空が綺麗だ、一人で食うチキンとクリスマスケーキも美味い!
(あれ…目から汗が…クリスマス…ブログ書かなきゃ…(涙)
スワップ利益は、1日10,000通貨当たりおよそ平均で87.14円。
今週も1週間が過ぎ、1日あたりのスワップポイント87.14円X7日X320,000通貨=19,519円。
無事スワップポイント分利益19,519円獲得できました。
ヒロセ通商さん、ありがとうございます♪
管理人はトルコリラを32円60銭で320,000通貨購入しています。
今トルコリラ円のレートは、29円73銭くらいです。
(29.73円-32.60円)X320,000通貨=-91.84万円。
為替差損は91.84万円となっています。
先週はトルコリラ高が進んだため、プラス(黒字)転換!となりました!
まあ管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもプラスは嬉しいものです♪
贅沢は言いません、もっと1トルコリラ=30円台くらいには回復して欲しいものです。
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
トルコの政策金利は(2018年7月2日)現在17.75%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
昨年からトルコリラ円で高スワップポイントを維持し続けている管理人おすすめのFXプライムbyGMO(←スワップポイント高くておすすめしていたらタイアップしてくれたよ♪)。
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1通貨から購入が可能!トルコリラ複利運用積立投資に最適なSBI FXトレードがおすすめです。
まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑