メキシコペソは今後も堅調で推移していく見通し♪
最近はメキシコペソ高が進んでおり、本当にメキシコペソは堅調ですね♪
頻繁に取引しない、高金利通貨ならではのスワップポイント狙いの長期保有戦略にぴったりの通貨と言えます。
(まったくトルコリラも見習って欲しいものですよ…)
そんな期待のメキシコペソ、今までの経緯と今後の見通しを考えていきます。
メキシコペソFX、今後の見通し
メキシコペソ為替相場の変遷
メキシコペソの為替相場は、2014年11月には1メキシコペソ=8.5円を付けていたものの、その後は輸出の約12%前後を占める原油の価格下落とともに徐々にメキシコペソ安が続く展開(下落基調)となっていました。
(ちなみに自動車、及び関連部品が25%強で輸出品目第1位)
さらに2016年11月に行われたアメリカ大統領選挙にてトランプ大統領が当選。
アメリカ第一主義を掲げ、保護主義的な発言を繰り返し、特にメキシコに対しては国境の壁発言や国境税の導入など厳しい発言が相次いでいたこともあり、急速にメキシコペソ安が進みました。
2016年11月には史上最安値である1メキシコペソ=4.97円を付けています。
しかしその後、メキシコ中央銀行は相次いで利上げを実施すると、メキシコペソは反転。
さらに(財政的な理由により)トランプ大統領の発言がトーンダウンするなどのトランプリスクの後退とともにメキシコペソ高が進みました。
しかし2017年9月以降、今後は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を巡り、トランプ大統領が交渉不成立の場合には離脱する可能性を示唆すると、再びメキシコペソ安が進む展開となりました。
メキシコペソ為替相場の今後の見通し
その北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉ですが、アメリカ・トランプ政権が2018年3月末を期限としていた再交渉を、2018年7月に行われるメキシコ大統領選挙後も継続するとしたことから、アメリカのNAFTA離脱のリスクが後退。
再びメキシコペソは持ち直し、メキシコペソ高が進みました。
そもそも北米自由貿易協定(NAFTA)からアメリカが離脱すれば、メキシコ経済は大打撃…と言うか壊滅的になりますが、それはアメリカも一緒です。
アメリカ経済にも多少以上の打撃となることから、NAFTAからの離脱は現実的ではありません。
(アメリカ企業が人件費の安いメキシコに工場を作って、アメリカに輸出しているため)
当初トランプ大統領が表明した、鉄鋼とアルミニウムへの追加関税措置に関しても、メキシコはカナダとともに北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を理由に対象外とされました。
結果、メキシコペソは力強さを取り戻し、底堅く推移しています。
2018年7月に行われる大統領選挙など、まだまだ波乱要素はありますが、好調なメキシコ経済と金融当局による引き締め政策の継続により、メキシコペソは底堅く推移すると予想されます。
[FXGMO]
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メキシコ大統領選挙
7月1日に実施されるメキシコ大統領選挙で、新興左派政党、国家再生運動(Morena)のロペス・オブラドール元メキシコシティ市長がリードを広げている。
地元有力紙レフォルマの18日付世論調査でロペス・オブラドール氏の支持率は48%に上昇。
2位との差も2月時点の10ポイントから22ポイントに開き、政権交代の可能性が高まっている。
2位には国民行動党(PAN)のリカルド・アナヤ前党首が26%でつけているが、2月からは6ポイント支持率を下げた。
3位は与党、制度的革命党(PRI)のミード前財務公債相が2月時点と同じ18%でつけている。
ロペスオブラドール氏は汚職や治安で問題を抱える与党や前政権を担ったPANを徹底批判し支持を集めている。
アナヤ氏は不正資金疑惑が浮上し人気を落としている。
ミード氏は汚職対策などを訴えているが、与党の汚職問題が相次いでいることで説得力を欠き、支持が広がっていない。
メキシコの大統領選は6年に1度実施され、再選は認められていない。
決選投票はなく1回の投票で最も得票が多かった候補の当選が決まる。
12月1日に就任する。前回選挙では12年間続いたPAN政権を破ってPRIが再び与党の座に返り咲いた。
引用元:日本経済新聞
その波乱要素として挙がるメキシコ大統領選挙ですが、2018年7月に行われます。
大統領の主力候補は3人。
どの候補も「国境の壁の費用負担をメキシコが負担することはない!」気勢を上げています。
しかし世論調査では、
(2月世論調査⇒4月世論調査)
42%⇒46%:オブラドール元メキシコ市長
32%⇒26%:アナヤ前国民行動党党首
18%⇒18%:ミード前財務公績相
と、与党・制度的革命党のミード前財務公績相が最下位に低迷しています。
(まだ大統領候補はいますが、まあこの3人の争いでしょう)
上記通りどの大統領候補もトランプ大統領を批判していますが、アナヤ候補やミード候補が所属する政党は、これまでメキシコ政権を担っていたこともあり、今までのアメリカとの関係や今後のの経済協力もあり、そこまで強く非難できません。
しかし、そんなしがらみのない野党のオブラドール元メキシコ市長は強い口調でトランプ大統領を非難しており、これが波乱要素となっています。
…確かに波乱要素だ…。
アメリカと喧嘩しても良い事何もないのになー…。
まあ正直どう考えてもアメリカとは喧嘩できないので、オブラドール元メキシコ市長が当選しても、現実路線に戻るしかないのですけどね(笑
メキシコは、トルコ、南アフリカに比べ比較的安定しており(地政学リスク、政治的リスクが低く)、高金利通貨の中では最も安全でリスクが低い通貨と言えます。
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
メキシコの政策金利は現在7.50%(2019年12月1日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]