トルコリラ円スワップFXブログ-叱る・圧力

悪材料出尽くしで今後のトルコリラ高に期待?為替見通し2018年7月第2週

トルコリラ/メキシコペソFXブログ-独裁・圧力

エルドアン大統領の独裁性はトルコ大統領選挙戦勝利時に既に織り込み済み?

 
07月の第2週はおよそ1トルコリラ=23円08銭でこの週の取引を終了。

先々週(7月の第1週)終値の1トルコリラ=24円11銭より、1円3銭のトルコリラ安円高で取引を終了しています。

ドル円は1ドル=112円36円と先々週の終値である110円46銭から1円90銭程度のドル高円安で推移しています。

トルコにとって、トルコリラにとって、色々あった先週一週間ですが、もうこれ以上の悪材料はなかなか無いかと。

(と思いたい!)

皆さん良く耐えられたと思います。

ぼちぼち良材料が出始めましたので、これからはトルコリラ高への反転攻勢だ!

(サトウカズオのためにも)日本のトルコリラホルダーの為にも、もっと頑張ってくれ!
 

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先週のまとめ

トルコの政治経済

トルコ5月経常収支

4月実績-54.3億ドル、市場予想-53.0億ドルに対し、実績-58.9億ドル!
 
ますはトルコの経済指標。

先週は経常収支のみの発表でしたが、まあ…悪かったですね、本当に…。

2月経常収支-41.5億ドル

3月経常収支-48.1億ドル

4月経常収支-54.3億ドル

5月経常収支-58.9億ドル←NEW

と、赤字額が減るどころか増えています(涙

トルコの4大経済の足を引っ張る要因である、インフレ率、経常収支、地政学リスク、政治・外交リスクの一つですから、為替に与える影響も大きいのですが…。

先週はそれ以上に為替に影響(特に悪影響)を与える出来事がありましたので、終わってみれば印象薄かったですね。

その経常収支の大赤字以上に為替に影響(悪影響)を与える出来事とは…、
 
09日:トルコ新政権人事に市場は失望!トルコリラ急落(涙

 
11日:トルコ2018年5月経常収支悪化でトルコリラ安

12日:トルコ大統領利下げ発言でトルコリラ史上最安値更新!

 
14日:格付け会社フィッチ、トルコの格付けを格下げ!

 
と、悪材料ばかりでしたが、エルドアン大統領の利下げ発言以外は、事前予想されていたこともあり、そこまでトルコリラ安にはつながらなかったという思いも…。

まあ一国の大統領が、利下げする⇒経済成長⇒経常収支改善⇒インフレ率低下⇒トルコリラ高、という謎理論の経済音痴ぶりを堂々と披露するのは如何なものかと…。

実際は普通に考えて、利下げする⇒インフレ率上昇⇒トルコリラ安⇒経常収支悪化、なると思うのですが…。

(その点インフレ率上昇もメキシコペソは順調メキシコペソを見習って欲しいですね)

(AMLO大統領は左派なのに現実路線へ転換し市場の安心を得てメキシコペソ高になっていますよ…)
 
でも来週にかけては、悪材料出尽くし・良材料続出で、トルコリラ安抑制・徐々にトルコリラ高に進む可能性が高いと思われます。

詳しくは下記で(笑

そもそも、もうこれ以上の悪材料は無いでしょう?

そうでしょうエルドアン大統領!
 

トルコリラの推移

週の高値は24円44銭くらい。

週の安値は22円22銭くらいでしょうか。

(週の最安値=史上最安値はFX会社によって多少違うと思いますが)
 
週初めが週の最高値。

トルコ大統領利下げ発言でトルコリラ史上最安値更新!

そして週の終値が23円08銭と、まあトルコリラ高材料がない中で、良くここまで戻したなと(笑

でもトルコリラ売られ過ぎからの買い戻し。

そもそもトルコ経済のポテンシャルを考えれば、トルコリラは売られすぎ(トルコリラ安過ぎ)なんですよね。

まあ原因はエルドアン大統領なんですが(笑
 

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米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)。

先週のドル円は、米中貿易戦争の激化懸念から一時ドル売り円買い(ドル安円高)が進んだものの、米国のインフレ率上昇や地区連銀総裁のタカ派的な発言を意識してより一段のドル買い(ドル高)が進みました。

週の終値もおよそ1ドル=112円36銭と、先週の終値110円46銭から、1円90銭銭程度のドル高円安となり、この週の取引を終えています。
 

米中貿易戦争激化

米国トランプ政権が米中貿易において新たに2000億ドル相当の中国製品に10%の関税課すことをと発表し、中国政府もすぐさま対抗措置を講ずることを表明したことで、米中貿易戦争がますます激しくなるとの思惑からドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。
 

生産者物価指数

しかし、11日に発表された米国6月の生産者物価指数(PPI)が前年同月比+3.4%と市場予想の同+3.2%を上回ったこと。

さらに生産者物価コア指数(PPIコア)も前年同月比+2.8%と、こちらも市場予想の同+2.6%を上回ったことからドル買い(ドル高)が進みました。

その後も米国各地区連銀総裁が講演でタカ派的な発言を繰り返したことから、ドル買い(ドル高)は一段と進む展開となりました。

ストップロスとみられるドル買い円売り(ドル高円安)を巻き込み、ドル円は01月初旬以来の112円台を回復しました。
 

輸入物価指数

米中貿易戦争激化への懸念が後退したことや、好調な米国企業の業績からの米国株高により、ドル円は13日の東京時間でさらに一時112円79銭-80銭まで上昇。

しかし同日のニューヨーク時間に発表された米国6月の輸入物価指数が市場予想+0.1%に対し、同-0.4%と予想外のマイナスに。

同じく7月のミシガン大学消費者信頼感指数も市場予想98.2に対し、97.1とこちらも悪化したことからドル買い円売り(ドル高円安)は後退。

米国長期金利の伸び悩みもあり、ドル円は一時112円27銭-28銭まで下落し、結局112円35銭-36銭でこの週の取引を終えました。

 

引用元:ドル円為替見通し7月第2週(サトウカズオのドル円ブログ)

 
と、こちらは米中貿易戦争激化も何のその。

好調なアメリカ経済、堅調な労働市場、好業績のアメリカ企業=株高展開を意識してドル買い(ドル高)が進みました。

もうアメリカ経済強い!

そりゃートランプ大統領もイケイケですよ(笑

しかし先週の相場も上下しましたが、結局は110円30銭くらいから112円80銭くらいと、狭い範囲でのレンジ相場でした。
 
直ぐ上にも書いた通り、ドルは好調なアメリカ経済を反映して、下値は底堅くドル高基調継続。

円は…、特に材料は無いですが、ドルが買われた関係で結果円安。

トルコリラは、大統領が悪いよ大統領が…の政治的リスクからトルコリラ安に。

週の展開としては、ドル高↑円安↓トルコリラ安↓ですかね。

上にも書いたように、トルコリラにとっては悪材料出尽くしと思いたい!

(さすがにもうないだろう…)

現状を図で表すとやっぱりドル>>円>トルコリラでしょうかね。
 

トルコリラ用

 

 

今週の予想

トルコ経済指標

トルコリラに関しては、

07月16日 16:00 04月 失業率

07月17日 16:00 05月 鉱工業生産

07月18日 16:00 05月 小売売上高
 
が予定されています。

重要なのは失業率くらいでしょうか。

ただ今週もトルコの経済指標と言うよりは、政治的イベントでトルコリラが上下しそうですね。

来週24日のトルコ中央銀行金融政策会合に向けて、エルドアン大統領がまた変な発言をしなければ良いのですが…。
 

米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)、
 

今週のドル円は、好調な米国経済によるインフレ率上昇から米国連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペース加速への思惑からドル買い(ドル高)基調が続くも、米中貿易戦争が未だ燻っており、中国の経済成長が鈍化する事態が台頭してきた場合、世界経済への減速懸念へと繋がり、リスク回避の円買い(円高)が進む可能性があります。

つまりはドル円は底堅くも結局は狭い範囲でのレンジ相場と予測します。
 
今週の重要な米国・日本のイベントは、

07月16日の米国:6月 小売売上高

07月16日の米国・ロシア:米ロ首脳会談

などが予定されています。
 
今週の注目は米国6月の小売売上高。

米国GDPの約7割を個人消費が占めており、この数値は為替は勿論のこと、株価や債券、米国の金融政策にも影響を及ぼします。

その6月の小売売上高は、市場予想前月比+0.5%と、前月(5月)実績である同+0.8%を下回る見通しとなっています。

市場予想通りならばドル円は堅調に。

市場予想を大きく下回らない限りは個人消費の下振れ不安にはつながらず、ドル売り(ドル安)にはなりにくい見通しです。

米ロ首脳会談については後述。
 

ドル円は年初来最高値更新?

好調な米国経済、堅調な労働市場、インフレ率の上層からくる利上げペース加速への思惑から、ドル円は年初来最高値を目指す展開が予想されます。

節目である1ドル=113円。

1月8日の今年最高値である113円37銭-38銭が意識される展開になりそうです。
 

米中貿易戦争

ただし米国トランプ政権が進める通商政策の結果からくる米中貿易戦争の行方については意見が分かれています。

中国の知的財産権侵害に対し追加制裁を課す考えですが、実際の適用時期は9月ごろとみられています。

そのため交渉する時間は残されており、過度な懸念は薄く、市場もそれほど警戒感を持っておらず、円売り(円安)に進みやすい状況です。
 
ただ16日に発表される、中国4-6月期の国内総生産(GDP)には注意が必要です。

時期的には米中貿易戦争による影響はまだ十分に反映されていないでしょうが、市場予想前年同期比+6.7%を下回るようだと、中国のみならず世界経済への減速懸念も高まり、リスク回避の円買い(円高)に進む可能性があります。

6月の米国連邦公開市場委員会(FOMC)では、米国の通商政策(米中貿易戦争)が米国経済・世界経済に与える影響について議論されており、世界経済の減速懸念によっては米国の利上げシナリオを修正させるかもしれません。
 

米ロ首脳会談

16日には米国トランプ大統領、ロシア・プーチン大統領による米ロ首脳会談がフィンランドの首都ヘルシンキで予定されています。

両大統領による初の正式会合であり、北朝鮮やシリア、ウクライナ情勢に米国大統領選挙時の介入疑惑まで議論されると言われています。

米国とロシアの友好関係が築け、安全保障問題などについて協調的な合意が成されれば、地政学リスクは低下しリスク回避姿勢も大きく後退することから、円売り(円安)材料になることが期待されています。

 

引用元:ドル円為替見通し7月第2週(サトウカズオのドル円ブログ)

 
今週注目は…経済指標は好調を維持するでしょうから、政治的イベント、つまりは米ロ首脳会談です。

アメリカにとってはメリット無き会談。

ロシアにとってはメリットだらけの会談と言われていますが、両首脳が会って、協調的な姿勢を見せることが出来れば、それだけで地政学リスクは和らぎ、リスク回避姿勢も後退でするでしょう。

それは円安に繋がりますし、新興国通貨高(トルコリラ高)にも繋がります。

是非実りある会談にして欲しいものです♪

(写真映り・テレビ映り大切ですよ両首脳!笑顔で握手してください)

(それが市場に安心感を与えます♪)
 
上記通り、アメリカの景気は拡大傾向・経済は絶好調!

米中貿易戦争に突入して、中国経済や世界経済が困っても、アメリカはある程度耐えるでしょう。

そりゃーアメリカ以上の経済大国は無いですからね。

世界経済に影響が出てくるとしても、まだ当分先の話。

(サトウカズオは中国経済・世界経済に影響が出てくる前に中国側が折れると予想しています)

そのため今週のドル円予想は、上昇しても114円

逆に下落しても110円と、今週もレンジ相場と予想します。

(1ドル円ブログの1管理人の予想ね)
 

トルコリラ円の為替相場見通し

トルコリラ円の為替相場見通しは、

22円00銭から24円50銭程度のレンジ相場

と予想します。

先週は、23円00銭から25円00銭程度のレンジ相場と予想していました。
 

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トルコリラどこまで下がる?

よく「トルコリラって、どこまで下がるのですか?」と言う質問を頂きます。

7月16日現在、

1ドル=4.92トルコリラが史上最安値

1トルコリラ=22.22円が史上最安値

となっています。

トルコにとっても1ドル=5.0トルコリラは絶対防衛ラインです。

最悪を考えるとドル/トルコリラは、

1ドル=5.0トルコリラ。

ドル円の下値は底堅く、少しドル安円高が進み1ドル=108円を当面の下限と考えた場合、108円÷5.0=21.6円がトルコリラの下限と考えています。

そのため、ちょっと手前である22円前半くらいはトルコリラを購入するチャンスと言えるでしょう。

(もうなって欲しくはないですが(笑)
 

トルコリラの感想

上にも書いた通りエルドアン大統領再選後、いわゆる懸念されていたことはほぼ出尽くしました。

いやーものの見事に(市場に悪影響な)選挙公約・(同じくトルコリラ安につながる)心配事項を行なっています。

これ以上の悪材料って他にあったっけ?と探さなければならないレベルです。

逆に良い良材料も出てきました。

実際に行うか半信半疑だった非常事態宣言を今週解除するそうです。

同じく自国通貨の為替レートの急変動時などに対し、介入するなどして防ぐために保有している外貨準備高に直結する金の保有額も僅かではありますが増えています
 

 
さらには購買力平価モデルによれば、トルコリラは32%安と言うことだそうです。

現状のトルコリラに当てはめると、1トルコリラ=30円くらいになります。
 


 
繰り返しますが、エルドアン大統領がトルコ中央銀行の金融政策に口出しせず、まともな経済政策を行ってくれれば、トルコリラは普通に上昇すると思うのですけどもね。

このトルコリラ安でエルドアン大統領の資産もかなり減っているはずなので、自分自身の為にもトルコリラ高政策をお願いします(笑
 

トルコリラ資産推移

管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っています。

と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。

先週末までのトルコリラ保有枚数は、
 


 
80万通貨=マネーパートナーズnano(ドル円口座)

44.5万通貨=インヴァスト証券[トライオートFX](ドル円口座)

32万通貨=ヒロセ通商(トルコリラ円専用口座)

6万通貨=FXプライムbyGMO(トルコリラ・メキシコペソ円専用口座)

合計162.5万通貨となっています。

(ヒロセ通商とFXプライムbyGMOは長期保有戦略、マネパとトライオートFXは自動売買ですね)

正直に言うと、トルコリラ下落により含み損は膨らんでいるというのが現状です。
 
スワップ利益は、1日10,000通貨当たりおよそ平均で93.00円

今週も1週間が過ぎ、1日あたりのスワップポイント93.00円X7日X320,000通貨=20,832円。

無事スワップポイント分利益20,832円獲得できました。

(週間当たりスワップポイント2万円台回復だ!)

ヒロセ通商さん、ありがとうございます。

でもトレイダーズ証券【みんなのFX】さんとはまだまだ差があります。

もう少し頑張ってください(ハート

でないと乗り換えますよ。

しっかりしてくださいね♪
 
管理人はトルコリラを32円60銭で320,000通貨購入しています。

今トルコリラ円のレートは、23円08銭くらいです。

(23.08円-32.60円)X320,000通貨=-304.64万円。

為替差損は304.64万円となっています。

現状スワップポイントを含めた収支は145万円弱くらいのマイナスとなっています。

もう少しトルコリラが回復して(トルコリラ高に進んで)くれたら、含み損も解消してスワップポイントの利益分プラスになるのに…。

まあ管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもマイナスだとへこみますね。

1トルコリラ=28円台くらいには回復して欲しいなぁ(笑
 
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トルコの政策金利は(2018年07月16日)現在17.75%

高金利通貨として人気のオーストラリアドルニュージーランドドル、そして南アフリカランド

最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
 

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