トルコリラ/メキシコペソ円FXブログ-疑問

犠牲祭を無事通過できればトルコリラは底打ち?為替見通し2018年8月第3週

トルコリラ/メキシコペソ円FXブログ-疑問

今週を無事乗り切れるかがトルコリラの分岐点

 
08月の第3週はおよそ1トルコリラ=18円20銭でこの週の取引を終了。

先々週(8月の第2週)終値の1トルコリラ=17円13銭より、1円7銭のトルコリラ高円安で取引を終了しています。

ドル円は1ドル=110円51円と先々週の終値である110円93銭から42銭程度のドル安円高で推移しています。
 

今週のトルコはイスラム教の重要なイベント犠牲祭(イード・アル=アドハー)のため、一週間まるまるお休みです。

流動性が低下しやすく、投機筋・短期筋が狙ってくるのならこの一週間でしょう。

逆に後手後手の対応でしたがトルコ当局の対応が効いてきた&カタールの金融支援で落ち着いてきています。

このまま11月のアメリカ中間選挙まで乗り切ることができれば…。

やはり損切り早まったか…(涙
 

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先週のまとめ

トルコの政治経済

●トルコ5月失業率

4月実績9.6%、市場予想9.5%に対し、実績9.7%!
 
●トルコ6月鉱工業生産

5月実績前月比-1.6%に対し、実績同-2.0%!

前年比では5月実績+6.5%、市場予想+5.0%に対し、実績同+3.2%!
 
●トルコ6月住宅価格指数

5月実績前月比+1.65%に対し、実績同+0.90%!

前年比では5月実績+10.61%に対し、実績同+10.53%!
 
●トルコ8月消費者信頼感

7月実績73.1に対し、実績同68.3!
 
●トルコ6月小売売上高

5月実績前月比-1.0%、市場予想同+0.6%に対し、実績同-0.3%!

前年比では5月実績+5.1%、市場予想+5.8%に対し、実績同+4.3%!
 

ますはトルコの経済指標。

まちまちな結果となりましたが、調査対象月のこの後からトルコリラ安が急速に進みだし、トルコ経済に悪影響を与えてきます。

その時の数値が想定内の悪化で耐えているのか、想定以上の悪化で崩壊に向かっているのか、見極める必要があります。

まさかの経済好転!?って言う可能性はさすがに少なさそうです(涙
 

って現状はトルコ経済がどう…と言うよりも、トルコの政治・外交問題により、トルコリラ安が進んでいます。

トルコで自宅軟禁中のブランソン牧師問題によるアメリカのトルコ制裁からの関係悪化への懸念が膨らみ、トルコリラは軟調推移。

トランプ大統領はともかく、ムニューシン財務長官までもがトルコへの追加制裁示唆を示唆しています。

 

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アメリカ財務長官トルコへ追加制裁示唆参照

 

しかしドイツとの関係改善や、カタールからは金融支援を受けれたこと。

なによりトルコ中央銀行が1週間物レポ金利(=政策金利)の17.75%ではなく、翌日物貸出金利の19.25%で貸し出すという政策金利を上げないで事実上の利上げ(“こっそり利上げ”)を実施したことからトルコリラは一時19円台を回復しました!
 

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トルコ軍とアメリカ軍は引き続き合同軍事訓練を行う予定と発表するなど、エルドアン大統領とトランプ大統領をはじめとする政府高官以外はまだまだ連携を保っている模様。

きっかけになれば良いのだろうけど…。
 

もしかしたら、損切りは早まったかもしれません。

エルドアン大統領は、ロシア・中国・ドイツ・フランスと次々に電話会談を行い関係強化・関係改善を図っています。

トルコ政府も一応、トルコリラ安(アメリカからの経済攻撃という名目)に対し「終息宣言」を出しています。

この犠牲祭の一週間を乗り切れば…。

(あ、トルコリラを新たに購入予定の方は今週は見極めて来週購入された方が良いです)

(今週は犠牲祭の祝日の関係でスワップポイント付きませんので(笑)

(逆に考えれば”売り”から入る人はマイナススワップが付かずにお得?)
 

トルコリラの推移

週の高値は19円41銭くらい。

週の安値は15円50銭くらいでしょうか。
 

週初めが週の最安値。

そのまま右肩上がりのチャートで、途中アメリカ・ムニューシン財務長官のトルコへの追加制裁発言で下げるも、まだ再度持ち直していくという展開となっています。

詳しくは上記通り。

まだまだ不透明は部分はありますが、トルコリラは底を打った?
 

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米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)。

先週のドル円は、先々週末に起きたトルコショックによるトルコリラ・南アフリカランドなどの新興国通貨安からの金融不安への高まりから、リスク回避の円買い(円高)が進みました。

しかしその後、もうひとつの懸念事項である米中貿易戦争に対し、米中首脳会談や外交交渉を通じて解消への期待が高まり、リスク回避姿勢(の円高)は後退。

結局、週の終値もおよそ1ドル=110円51銭と、先週の終値110円93銭から、42銭銭程度のドル安円高となり、この週の取引を終えています。
 

トルコリスクは継続

トルコのエルドアン大統領がアメリカからの輸入品に対して追加関税を課す措置を発表したこと(ただし中身を見る限り双方ともに、ほとんど影響のないセレモニー的な関税措置)。

拘束されているアメリカ国籍でトルコ在住のブランソン牧師解放に関する、アメリカ・トルコ間の協議が決裂し物別れに終わったことから、アメリカとトルコとの関係悪化を懸念してリスク回避の円買い(円高)が進みました。
 

米中貿易摩擦

もうひとつの懸念事項である米中貿易戦争については、今月22日-23日に米中貿易協議が行われると発表されたことから、米中貿易摩擦緩和への期待が高まり、リスク回避姿勢は後退。

中国との結びつきが強い、豪ドル・NZドルの上昇に加え、ニューヨークダウ平均も買戻しが入ったことから、再びドル買い円売り(ドル高円安)が進み、結局110円50銭-51銭でこの週の取引を終えました。

 

引用元:ドル円為替見通し8月第3週

 
トルコ問題は解決の兆しば見えず泥沼化していますが、一方で米中貿易摩擦問題は解決の兆しが見え始めてきました。

上記通り米中貿易協議への期待からリスク回避姿勢は多少後退。

ドル高や株高、中国経済と関係が深い豪ドルNZドルまでも上昇して週を終えています。

トルコ問題は少し残念でしたが、希望が持てて週を終えることができました♪
 

ドルは、トルコ問題が世界的な金融不安になるかも…と言う懸念からのリスク回避姿勢により多少ドル安。

しかし相変わらず好調なアメリカ経済・堅調な労働市場を反映して、ドル高基調は継続中。

は、リスク回避姿勢の高まりから円高。

トルコリラ<は、多少持ち直すも、政治・外交リスク(ブランソン牧師問題)からのアメリカとの関係悪化を懸念してトルコリラ安不安は継続中。

週の展開としては、ドル安↓円高↑トルコリラ高↑ですかね。

でも現状を図で表すと、まだまだ円>ドル>>>トルコリラでしょうか。
 

トルコリラ用

今週の予想

トルコ経済指標

トルコリラに関しては…、

今週は犠牲祭でトルコはまるまる一週間祝日となっている関係で、経済指標等の発表は特に予定されていません。

政治も含めてトルコ側はお休みなので、アメリカ側がどういう反応を示すかでしょう…。

今はトルコの経済よりも、政治・外交問題の方がクローズアップされていますから、政治・外交ニュースに注意しておかなくてはいけませんね。
 

米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)、
 

今週のドル円は、下記の通りリスク回避姿勢に進みやすいマイナス材料は解消されず継続するものの、ドルに対してはプラス材料の方が多く、ドルは底堅く推移する見込みです。
 
今週の重要な米国・日本のイベントは、

08月22日の米国:連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

08月23日-25日の米国:経済シンポジウム

などが予定されています。
 

どちらも注目ですね。

まずはアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

9月利上げは9割以上、ほぼ10割に近い確率で見込まれているものの、12月利上げについては6割程度の確率とされています。

利上げ姿勢継続への支持が多く見込まれるなど、上記の利上げ確率が上がる内容となれば、ドル買い(ドル高)となるでしょう。
 

もう一つの注目イベントはアメリカ・ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシティ地区連銀主催の経済シンポジウム

今年のテーマは「変化する市場構造と金融政策への影響」となっており、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長も24日に講演予定となっています。

アメリカの景気経済への認識や、今後の金利見通しに関する発言があれば、有力な手掛かり材料として為替相場に影響を与えそうです。
 

連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

7月31日-8月1日開催分のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が22日に公表されます。

追加利上げ継続姿勢を強く打ち出すなどタカ派的な内容となれば、年内あと2回(9月と12月)の追加利上げを含めて年4回の利上げが現実味を帯び、ドル買い円売り(ドル高円安)となると予想されます。
 

経済シンポジウム

カンザスシティ地区連銀主催の経済シンポジウムが、ワイオミング州ジャクソンホールで開催されます。

24日にはパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されており、金融政策について語るとされています。

アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に続き、このシンポジウムでも年4回の利上げを支持する内容と読み取ることができれば、日米金利差拡大への思惑からドル買い円売り(ドル高円安)がさらに進む見込みです。
 

米中貿易戦争

また懸念されている米中貿易戦争については、ワシントンで今週22日-23日に行われる米中貿易協議での貿易摩擦解消への動きが期待されています。

物別れに終わればドルの上値は重くなるものの、何らかの進展があればリスク回避姿勢は後退し、ドル買い円売り(ドル高円安)要因となります。
 

トルコショックは継続

一方、10日に起こったトルコショックについては尾を引いており、原因も解消されておらず、トルコリラや南アフリカランドなどの新興国通貨安に対する市場の警戒感も低下していません。

トルコ・エルドアン大統領とアメリカ・トランプ大統領は、拘束されているアメリカ国籍でトルコ在住のブランソン牧師解放をめぐり対立しており、協議も物別れに終わりました。

アメリカがさらなる追加制裁を課した場合、トルコ経済への影響が懸念され(実際の貿易ではアメリカ・トルコ間の貿易はそう多くはないが、為替市場・イメージ的には深刻なダメージとなるうる)、トルコリラ売り(トルコリラ安)からの新興国通貨安。

さらにリスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が誘発される可能性があります。

 

引用元:ドル円為替見通し8月第3週

 
好調なアメリカ経済・堅調な労働市場を反映してのドル高を、トランプ大統領の保護主義的な通商政策によりドル安にしているという、ドル高にしたいのかドル安にしたいのか訳が分からない政策を取っています。

(まあ、おそらくドル安にしたいのでしょうけど)

でも現状のアメリカの景気経済を考えると、やっぱり年内あと2回(9月と12月、今年合計年4回)の追加利上げの可能性が高く、ドル高基調継続でしょう。

そのため今週のドル円予想は、上昇しても112円50銭

逆に好調なアメリカ経済からドルが大きく崩れることは想定しにくく下落しても109円50銭と、今週もレンジ相場と予想します。

(1ドル円為替見通しブログの1管理人の予想ね)
 

トルコリラ円の為替相場見通し

トルコリラ円の為替相場見通しは、

15円50銭から19円50銭程度と予想します。

先週は、15円00銭から20円00銭程度のレンジ相場と予想していました。

正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
 

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トルコリラの感想

先週末の市場が閉まる少し前の日本時間18日朝5時から5時半の間にムーディーズ・S&Pが共にトルコの格付けを引き下げを実施しました。
 

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フィッチは「トルコ当局の対応は不十分で、通貨トルコリラやトルコ経済の持続的安定につながる可能性は低い」との声明を発表しましたが、格付けは据え置いています。

(まあ、7月に一段階下げたばかりだったからかもしれません)

しかし結果は、為替への影響はなし。

既にトルコリラにとっては織り込み済みだったのでしょう。

週明けの今日、新たな反応があるかと思いきや、逆に上窓開きでスタートしています。
 


 
平穏が一番です。

何かあるからリスク回避のトルコリラ安・円高が進むのです。

何もなければトルコリラ高・円安が進みます。

今週ただでさえ犠牲祭の祝日でトルコはお休みなので、何もなければ良いなー…。
 

トルコリラ資産推移

管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。

と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。

先週末までのトルコリラ保有枚数は、
 


 
損切りしたので0枚です。

一応12円くらいまでは耐えられたのですが…、もしかして損切り早まったかな?

ブログは継続していきたいので、何らかの形でかかわっていきたいとは思います。

管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもこの状況下は先が見えないですね。
 

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