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トルコリラはフラッシュクラッシュ前を回復!為替見通し2019年1月21日週

1トルコリラ=20円60銭台へ!
フラッシュクラッシュ前の水準を回復

 
1月14日の週はおよそ1トルコリラ=20円58銭でこの週の取引を終了。

先々週(1月7日の週)終値の1トルコリラ=19円85銭より、73銭のトルコリラ高円安で取引を終了しています。

ドル円は1ドル=109円77銭と先々週の終値である108円53銭から1円24銭程度のドル高円安で推移しています。
 
トルコリラ円は年初来最高値である、20円67銭まであと一歩に迫る20円61銭まで上昇!

ドル円は年初来最高値を更新しています(笑

リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢の良い流れとなっています♪
 
忙しい人へまとめ

 

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2019年1月14日週のまとめ

トルコの政治経済

トルコ10月失業率

9月実績11.4%、市場予想11.4%に対し、実績11.6%!
 
トルコ11月鉱工業生産

【前月比】
10月実績-2.2%、市場予想+0.2%に対し、実績-0.3%!

【前年同期比】
10月実績-5.7%、市場予想-5.4%に対し、実績-6.5%!
 
トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)

前回実績24.00%、市場予想24.00%に対し、実績24.00%!
 
トルコ11月小売販売

【前月比】
10月実績-2.6%、市場予想+0.5%に対し、実績+0.1%!

【前年同月比】
10月実績-4.4%、市場予想-6.2%に対し、実績-6.3%!
 
トルコ12月住宅価格指数

【前月比】
11月実績+1.35%に対し、実績+0.37%!

【前年比】
11月実績+10.49%に対し、実績+10.48%!
 
トルコ12月住宅販売

11月実績前年比-27.0%に対し、実績+2.9%!
 
ますはトルコの経済指標。

先週発表されたトルコの経済指標は数多くも、注目は何と言ってもトルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)の発表でしょう。

一部ではインフレ率の低下傾向(それでも20%以上ですが)、そして3月の地方選挙を見据えての政治的な圧力により、利下げもあり得るという意見もありました。

しかし結果は上記通り24%で据え置き!

しかもトルコ中央銀行の自信を示した声明文により、トルコリラは20円台を再び回復しました♪
 


 

【3会合連続】トルコ政策金利を24%と据え置き!トルコリラ20円台回復


 
インフレ率が低下傾向であり、経常収支が黒字(もしくは若干の赤字程度)である限り、トルコリラは大きく崩れることは無いでしょう。

(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の予想ね)
 
しかし、インフレ率の低下傾向・経常黒字化とは打って変わって、トルコ経済の鈍化傾向・景気後退懸念は強まっています。

トルコの失業率は、右肩上がりの上昇中。

一桁台が遠い昔のようです(涙
 


 
国民総生産(GNP)に直結しやすく、この数値が上向けば、雇用(失業率)、設備稼働率、経常収支・貿易収支、などなど色々な指標に好影響を与える鉱工業生産も、右肩下がりで景気経済の鈍化傾向どころか景気後退(リセッション)入りが現実味を帯びてきています。
 


 
しかし、トルコ経済・経済指標上、

経常収支>経済成長

消費者物価指数(≒インフレ率)>経済成長

の方がより重要(より経済に与えるダメージが大きい)ため、エルドアン大統領には優先順位を間違えないで経済政策を執り行って欲しです。
 
トルコ政府も17日に、インフレ率抑制対策やトルコリラ安対策により、2018年度末の政府目標であるインフレ率15.9%を下回る数値を達成できると発表しています。

(余談ですがトルコ政府は資金調達のためにサムライ債(円建て債券)を発行する検討も行っているそうです)

これが本当なら大朗報です!

インフレ率が低いトルコ、そしてトルコリラ。

最強高金利通貨の名を欲しいままに出来ると言うものです♪

予想通りインフレ率が収まれば…ね

(それでも15%以上と危険水域なことに変わりはないですけどね(苦笑)
 

トルコの政治外交

先々週(1月7日の週)、1トルコリラが20円を割ったのは、トルコとアメリカの関係悪化懸念です。

シリアからのアメリカ軍撤退と言う外交勝利を収めたかに思えたトルコですが、アメリカがクルド人勢力への保護をシリアからの撤退条件にしたことからトルコは大反発!

トルコは構わず軍事行動も辞さない構えを見せ、懸念材料となっていました(涙
 
しかしエルドアン大統領が「シリア国境に安全地帯を設置する」と譲歩の姿勢を表明したことから一転。

トルコ・アメリカの関係改善期待から、トルコリラ高が進みました。
 


 
素晴らしい朗報!吉報ですね♪

2018年8月のトルコショックも対米関係の悪化が原因でした。

トルコの経済指標がいくら良くても、対米関係の悪化でトルコリラは一気に崩れます。

エルドアン大統領が大人の対応してくれて本当に良かった!

(後は裏取引でトルコに良い条件を引き出してくれているようであれば、なお良しです(笑)
 

トルコリラの推移

週の高値は20円61銭くらい。

週の安値は19円49銭くらいでしょうか。
 
週の最高値は、週初め14日の東京時間。

週の最安値は、週終わり18日ニューヨーク時間、となっています。

右肩上がりの綺麗なトルコリラ高円安が描かれた週となりました♪

アメリカとの関係改善、世界的なリスクオン姿勢と、今週はトルコリラ投資家にとって良く眠れる週でしたね。

今後20円台でしっかりと足場固めをして、21円台・22円台と回復して欲しいものです♪

(さすがに23円以上への上昇は難しいと思いますが…)

頑張れトルコリラに♪
 

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↑タイアップで+3,000円してくれたよ♪

 

米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)。

先週のドル円は、米中貿易協議進展への期待や、好調なアメリカ企業の決算内容からの株高も加わり、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢のドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。

結局ドル円では、週の終値はおよそ1ドル=109円77銭と、先週の終値108円53銭から1円24銭程度のドル高円安となり、この週の取引を終えています。
 

イギリスのEU離脱協議の行くヘ

イギリスの下院議会で採決された欧州連合(EU)からの離脱協定案は、230票の大差で否決されました。

しかしその後行なわれた内閣不信任案では、19票差で否決(信任)

メイ政権は存続し、欧州連合(EU)からの離脱延期や、代替案が用意されるとの思惑から、リスク回避姿勢は後退し、円売り(円安)も後退していきました。
 

米中貿易協議の進展期待

「アメリカ・トランプ政権が中国に対する制裁関税を引き下げる用意がある」との一部報道により、リスクオンのドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。

(その後、アメリカ財務相は否定)

さらに米中貿易協議の中で「中国は段階的に対米黒字を0にする案を提示」との一部報道もあり、米中貿易戦争の早期解消への期待が高まり、ドル円は18日一時109円88銭-89銭まで上昇し、年初来高値を更新しました。

アメリカ株高・長期金利高・原油高もドル高への支援材料となりました。

結果ドル円は、109円76線-77銭でこの週の取引を終えています。

 

引用元:ドル円為替見通し2019年1月21日週

 
上記通り、米中貿易協議進展への期待などから、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢のドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。

しかも株高・金利高・原油高。

恐怖指数(VIX指数)も17.80と、昨年2018年12月24日に付けた36.07の半分以下となってきました。

市場も落ち着きを取り戻しつつあります♪
 
ドルは、米中貿易戦争の早期解消への期待からドル高展開

も、リスク回避姿勢により円買いは後退し、円安展開に。

トルコリラは、アメリカとの関係改善や世界的なリスクオン状態からトルコリラ高となっています。
 
週の展開としては、ドル↑円↓トルコリラ高↑ですかね。

現状を図で表すと、この一週間を見る限りではトルコリラ>ドル>円でしょうか。

ドルトルコリラではトルコリラ高。

ドル円では円安、と一番理想的な展開となりました(笑
 

トルコリラ用

 

 

2019年1月21日週の予想

トルコの政治経済

トルコリラに関しては、

01月23日:01月 消費者信頼感指数

01月25日:01月 設備稼働率
 
などが予定されています。

注目は25日の01月 設備稼働率でしょうか。

こちらも順調に右肩下がりとなっています。

少しは上向いて欲しいものですが、現状は厳しそうです(涙
 

米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)、
 

今週は、アメリカ経済の鈍化懸念は払しょくされていないものの、上記通り米中貿易協議進展期待から、ドルは底堅く推移すると思われます。
 
今週の重要な米国・日本のイベントは、

01月22-23日の日本:日銀金融政策決定会合

01月24日の米国:1月 製造業PMI

などが予定されています。
 
今週の注目は…、日本銀行金融政策決定会合・政策金利発表は政策金利は据え置きの-0.1%。

金融政策も現状維持(もう変更しようがない)とされているため、市場もスルーすることでしょう(笑

そのため改めて注目は、アメリカ1月の製造業PMIでしょうか。

アメリカの製造業は特に先行き不透明感が漂っています。

前月12月実績は53.8、市場予想は53.5と12月実績を下回る見込みです。

市場予想をさらに下回れば、ドル売り(ドル安)への支援材料となってしまうでしょう。
 

アメリカ景気減速懸念

昨年2018年末から低調な内容のアメリカ経済指標が目立つようになってきました。

特に12月ISM製造業景況指数は、市場予想57.9に対して54.1

12月生産者物価コア指数(コアPPI)は、市場予想前月比で+0.2%に対して-0.1%

1月NY連銀製造業景気指数も、市場予想10.0に対して3.9とと大きく下回っています。

(ただしフィラデルフィア製造業景気指数は、市場予想10.0に対して17.0と好調を維持)

製造業関連の経済指標や、インフレ関連の経済指標は予想を下回っており、24日発表のアメリカ1月製造業PMIも市場予想を下回った場合、アメリカの利上げ観測は、ますます後退していくことでしょう。

(アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は今年2019年2回の利上げを予定しているが、市場では1回、もしかしたら0回の利上げ休止もあり得る状態に)
 

リスク回避姿勢の後退

ただし現状、上記アメリカの景気減速懸念をよそに、ドル円は上昇基調を続けています。

ドル高の原因として、米中貿易戦争の終結への期待(上記参照)。

そしてイギリスによる欧州連合(EU)からの離脱を巡る先行き不透明感からのポンド売り(結果、ポンド安ドル高)、リスクイベント通過による円売り(円安)が挙げられます。

イギリスによる欧州連合(EU)からの離脱の行くヘに対し、合意なき離脱などのネガティブ要因がなければ、リスク回避姿勢は後退し、円売り(円安)が進む可能性は高くなるでしょう。
 

欧州中央銀行金融政策委員会

1月24日には欧州中央銀行金融政策委員会が開催されます。

政策金利は据え置きが予想されるものの、ユーロ圏の経済鈍化懸念や、イギリスによる欧州連合(EU)からの離脱に対する悪影響に対する悲観的な見解が示された場合、ユーロ売りドル買い(ユーロ安ドル高、結果円安)が進むことでしょう。
 

好調なアメリカ企業決算

アメリカ企業による10-12月期の決算発表はピークを迎えています。

アメリカの景気減速懸念を吹き飛ばすような好業績が続けば、アメリカ株高となり、ドル高要因となります。

 

引用元:ドル円為替見通し2019年1月21日週

 
今週は重要経済指標の発表は予定されてなく(日銀による政策金利発表は重要指標ですが、上記通り金融政策の現状維持が高い確率で見込まれているためスルー)、経済指標で言えば欧州中央銀行金融政策委員会

政治・外交で言えば、米中貿易協議の進展イギリスによる欧州連合(EU)からの離脱の行くヘ

そして引き続き株価を睨みながらの展開でしょうか。
 
何度も言いますがアメリカの実経済は好調です。

雇用も企業業績も好調です。

景況感は…まちまちですね(苦笑

なのになぜそこまで悲観的になるのか不思議なくらいです。

2020年後半は分かりませんが、2019年は現状の好調を維持していくと思われます。

そうは言っても投資家心理はまだ完全には回復しておらず、株価も下落分を取り戻してはいません。

結果、今週のドル円予想は、上昇しても111円00銭

リスク回避姿勢が再燃した場合も考えて下落時は108円50銭と予想します。

(1ドル円為替見通しブログの1管理人の予想ね)
 

トルコリラ円の為替相場見通し

トルコリラ円の為替相場見通しは、

19円50銭から21円50銭程度と予想します。

先週は、18円50銭から20円50銭程度のレンジ相場と予想していました。

トルコリラは底堅い!

しかも以前に比べて安定しています♪

ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
 

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トルコリラの感想

トルコリラの感想…ではないですが、トルコリラに関係する話を(笑

アメリカ連邦政府機関の閉鎖問題です。

既に一ヶ月近く閉鎖状態が続いています。

再開されればリスク回避姿勢後退で、相場もトルコリラ高円安に傾きます。
 
打開のためトランプ大統領は19日(日本時間20日未明)ホワイトハウスで演説。

メキシコとの国境の壁は必要と改めて訴えた上で、不法移民を救済する制度の延長を取引材料に持ち出しながら、民主党に協力を呼びかけました。

懸念された「国家非常事態宣言」は行わなかったようです。

これで事態の解決になるかは不透明ですが、メキシコとの国境の壁の建設費用は57億ドル

政府機関閉鎖のが一ヶ月も続いた影響で、その想定影響(被害)額は57億ドル以上

実に無駄なことが起こっています。

もはや引くに引けないチキンレース状態ですが、本人たちは至って真面目です。

個人的にはもう建設した方が、今の現状が続くよりは安上がり(しかも公共事業で労働者にとっては仕事ができる)だと思うのですが…。

結果リスク回避姿勢後退、リスクオンで、ドル高円安新興国通貨高につながると思いますけどねぇ。
 

トルコリラ資産推移

管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。

と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。

先週末までのトルコリラ保有枚数は、
 


 
損切りしたので0枚です。

一応12円くらいまでは耐えられたのですが…、もしかして損切り早まったかな?

ブログは継続していきたいので、何らかの形でかかわっていきたいとは思います。

管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもこの状況下は先が見えないですね。
 
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トルコの政策金利は(2019年1月20日)現在24.0%

高金利通貨として人気のオーストラリアドルニュージーランドドル、そして南アフリカランド

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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
 
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。

それならばメキシコペソは如何でしょうか?

メキシコの政策金利は(2019年1月20日)現在8.25%

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪

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