1月21日の週はおよそ1トルコリラ=20円76銭でこの週の取引を終了。
先々週(1月14日の週)終値の1トルコリラ=20円58銭より、18銭のトルコリラ高円安で取引を終了しています。
ドル円は1ドル=109円55銭と先々週の終値である109円77銭から22銭程度のドル安円高で推移しています。
トルコリラは年初来最高値を更新し、20円86銭まで上昇!
ドル円も2週連続して年初来最高値を更新しています♪
リスク回避姿勢は後退し、世界的にも株高が進むなど、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢の流れとなっています!
忙しい人へまとめ
- トルコ経済は低迷中も底は脱した模様
- 世界経済は減速予想でリスク回避進む
- トルコ2019年末インフレ率は15%と強気予想
- ポジティブ材料相次ぎリスクオンの株高展開へ
- トルコリラは一時20円86銭と年初来最高値を更新
2019年1月21日週のまとめ
トルコの政治経済
●トルコ1月消費者信頼感
12月実績58.7、市場予想59.5に対し、実績58.2!
●トルコ1月景況感
12月実績91.5、市場予想92.9に対し、実績93.0!
●トルコ1月景気動向指数[季調済]
12月実績97.7に対し、実績95.4!
●トルコ1月設備稼働率
12月実績74.1%、市場予想74.2%に対し、実績74.4%!
ますはトルコの経済指標。
先週発表されたトルコの経済指標は、重要度で言えば一段低く、さらに”ぱっとしない”いまいちな内容となってしまいました(涙
しかしその中でも1月景況感や、国内総生産(GDP)にも関わってくる1月設備稼働率などは、底を脱した感があり、今後の上昇に期待を持たせる内容となりました♪
先週発表されたトルコ11月の鉱工業生産は悪かったですが、今回の1月設備稼働率は多少上向きとなっています😀
設備稼働率は国内総生産(GDP)にも関わってくる重要経済指標です
来月再来月と少しでも上向きとなっていれば、期待が持てると言うものです
その期待が #トルコリラ 高につながります😊 pic.twitter.com/B4Lnez9J4w
— サトウカズオ@スワップFX&自動売買 (@tryjpyFX) 2019年1月28日
2018年10-12月期の経済成長は期待出来そうもありませんが、2019年1-3月期の経済成長は期待出来るのではないでしょうか?(笑
さらにインフレ率も低下傾向であり、経常収支が黒字(もしくは若干の赤字程度)である限り、トルコリラは大きく崩れることは無いでしょう。
(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の予想ね)
トルコの政治外交
トルコのアルバイラク財務相(エルドアン大統領の娘婿)も、ダボス会議にて「トルコの2019年末のインフレ率は約+15%程度の収まる」と発言し、予想以上に減速する見通しを明らかにしています。
これが本当なら大朗報ですよ!
2018年末は+20.30%で終えていますので、かなり頑張らないといけませんけどね(苦笑
アルバイラク財務相の言うことが本当ならば、インフレ率が低いトルコ、そしてトルコリラ。
最強高金利通貨の名を欲しいままに出来ると言うものです♪
予想通りインフレ率が収まれば…ね。
(それでも15%以上と危険水域なことに変わりはないですけど…(苦笑)
トルコリラの推移
週の高値は20円86銭くらい。
週の安値は20円37銭くらいでしょうか。
週の最高値は、週終わりの25日の東京時間。
週の最安値は、週終半ばの22日ロンドン時間、となっています。
“ほぼ”右肩上がりの綺麗なトルコリラ高円安が描かれた週となりました♪
中国・欧州の景気減速懸念が世界経済の減速懸念へと繋がり、一時値を下げましたが、アメリカ連邦政府機関の再開など、下記のようにポジティブ材料が重なったことから世界的な株高展開となり、トルコリラも上昇していきました♪
今週以降も20円台でしっかりと足場固めをして、21円台・22円台と回復して欲しいものです♪
(さすがに23円以上への上昇は難しいと思いますが…)
頑張れトルコリラに♪
米国と日本の政治経済
一方の米国ドル(と日本円)。
先週のドル円は、
【ネガティブ材料】
●中国経済の鈍化●欧州経済の鈍化
●IMF、世界経済成長の予想の下方修正
【ポジティブ材料】
●世界的株高(買い戻し)●米中貿易協議進展期待
●イギリスの欧州連合離脱延期期待
●日本、インフレ見通しを引き下げ
(異次元金融緩和継続⇒円安)
から、リスク回避の円買い(円高)は後退し、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢のドル買い(ドル高)が進みました。結局ドル円では、週の終値はおよそ1ドル=109円55銭と、先週の終値109円77銭から22銭程度のドル安円高となり、この週の取引を終えています。
世界経済の鈍化懸念
中国の2018年10-12月期や2018年通年での国内総生産(GDP)は市場予想通りだったものの、前年を下回り中国経済の鈍化傾向が明らかになったこと。
また欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が「ユーロ圏の経済見通しは下向き」との見解を示したこと。
さらに国際通貨基金(IMF)が2019年の世界経済の成長予想を下方修正したとから、中国経済、欧州経済、そして世界経済の鈍化懸念が現実味を帯びてきて、リスク回避の円買い(円高)が進みました。
イギリスのEU離脱協議の行くヘ
しかしイギリスの欧州連合(EU)からの離脱協議・議会採決問題にて、離脱そのものの延期の可能性が高まったことから、リスク回避姿勢は後退。
円買い(円高)も後退していきました。
米中貿易協議の進展期待
さらに一部報道機関が「中止となった」と発表した米中高官協議について、アメリカのクドロー国家経済会議(NEC)委員長が「ハイレベルでの米中貿易協議は予定通り開催される」との見方を示したことから、米中貿易協議進展への期待が高まり、ドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
日本銀行金融政策決定会合
22日-23日間に渡って行われた日本銀行金融政策決定会合では、2019年のインフレ見通しが引き下げされ、現行の異次元金融緩和政策が長期間維持されるとの思惑が広がったことも円売り(円安)材料となりました。
アメリカ連邦政府機関再開
閉鎖期間の更新を続けていたアメリカの連邦政府機関の閉鎖問題については、トランプ大統領が折れる形でつなぎ予算案に合意。
連邦政府機関は2月15日まで再開されることとなり、リスク回避姿勢は後退し、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢へと変わり、ドル買い(ドル高)が進みました。
FRB、バランスシート縮小?
ただ、1月29日-30日に行われるアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)にて、バランスシートを早期に縮小させる(※)思惑が浮上し、ドル売り(ドル安)は後退し、結局ドル円は、109円54線-55銭でこの週の取引を終えています。
(※)
長期金利に上昇圧力をもたらすことで、実質的に金融引き締めのとして作用します。
上記通り、現在進行形のリスク要因であるイギリスの欧州連合(EU)からの離脱協議・議会採決問題では、EUからの離脱そのものの延期の可能性が高まったこと。
(問題の先送りには違いないが、当面のリスク回避姿勢は後退する)
米中貿易協議への進展期待や、アメリカ連邦政府機関の再開。
その結果の世界的な株高展開から、リスク回避姿勢は後退し、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)状態のドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
恐怖指数(VIX指数)も17.42と通常の範囲(数値)まで収まってきており、昨年2018年12月24日に付けた36.07の半分以下、前週比でもさらに下がってきています。
市場も落ち着きを取り戻しつつあります♪
ドルは、米中貿易戦争の早期解消への期待や、連邦政府機関の再開からドル高展開。
円も、リスク回避姿勢により円買いは後退し、円安展開に。
トルコリラは、世界的なリスクオン状態からトルコリラ高となっています。
週の展開としては、ドル↑、円↓、トルコリラ高↑ですかね。
現状を図で表すと、この一週間を見る限りではトルコリラ>ドル>円でしょうか。
ドルトルコリラではトルコリラ高。
ドル円では円安、と一番理想的な展開となりました(笑
2019年1月28日週の予想
トルコの政治経済
トルコリラに関しては、
01月30日:トルコ中央銀行インフレレポート
01月31日:12月 貿易収支
02月01日:01月 製造業PMI
などが予定されています。
注目は31日の12月 貿易収支でしょうか。
貿易収支・経常収支が黒字なら(多少の赤字程度なら)、トルコリラが大崩れすることは無いでしょう。
個人的には30日のトルコ中央銀行インフレレポートに注目です。
1月16日に行なわれた今年初めてのトルコ中央銀行金融政策決定会合では、3会合連続で1週間物レポ金利(いわゆる政策金利)を年24.00%で据え置きました。
30日にはトルコ中央銀行のチェティンカヤ総裁が今後の金融政策についてコメントする予定です。
3月の地方選挙を前にトルコ政権与党(エルドアン大統領)側から横やりが入りそうな気もしないでもないですが、インフレに対する断固とした姿勢を示して欲しいものです(笑
米国と日本の政治経済
一方の米国ドル(と日本円)、
今週は、29日-30日開催(結果発表は日本時間31日午前4時)のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)次第の展開となりそうです。
政策金利は据え置きが予想されているものの、上記通りバランスシート縮小のペースを見直す可能性があることから、FOMC前まではポジションを取りにくい展開が予想されます。
それでも現状ネガティブ材料よりもポジティブ材料(期待)の方が多いことから、ドル円は1ドル=110円を回復する可能性も高いと考えられます。
今週の重要なアメリカ・日本のイベントは、01月30日のアメリカ:10-12月期国内総生産(GDP速報値)
01月29-30日のアメリカ:連邦公開市場委員会(FOMC)
02月01日のアメリカ:雇用統計
などが予定されています。
今週の注目は注目材料が多く、為替も大きく動きそうです。まずはアメリカ10-12月期国内総生産。
04-06月期+4.2%
07-09月期+3.4%
10-12月期+2.6%(市場予想)と成長率は前期比年率で徐々に鈍化していく予想となっています。
しかし市場予想を上回ればもちろん、一致したとしても、アメリカ経済の鈍化を懸念したドル売り(ドル安)が進む可能性は低いと思われます。
次にアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)と、その後に行なわれるパウエル・アメリカ連邦準備理事会(FRB)議長による定例記者会見に注目です。政策金利は据え置き予想も、パウエルFRB議長の会見では、ハト派的な内容が予想されており、利上げペース後退(現状年2回、市場予想は1回、もしくは0回)への言及があればドル売り(ドル安)に進みやすいでしょう。
イギリスのEU離脱は延期?
イギリスの欧州連合(EU)からの離脱に関しては「合意なき離脱」への過度の警戒感は薄れてきています。
主流は離脱延期で、問題の先送りには違いありませんが、当面のリスク回避姿勢は後退することからポンド買い(ポンド高)が進んでいる状態です。
しかし期待先行の思惑も強く、もし29日に予定されている議会採決で、メイ政権が先の議会採決で否決された(EU側と合意した修正)代替案が否決された場合、リスク回避のポンド売りユーロ売り(ポンド安・ユーロ安)が進む可能性が高いです。その場合、欧州経済の減速懸念もあり、欧州通貨売りドル買い(ドル高)とリスク回避の円買い(円高)へと発展することでしょう。
連邦公開市場委員会(FOMC)
上にも書きましたが今回のFOMC会合で、利上げペースの鈍化、もしくは利上げ終了について言及があった場合、アメリカの金利先高観は後退し、今後日米金利差縮小の観点からドル売り円買い(ドル安円高)が進む可能性があります。
市場関係者の多くは2019年の利上げ回数について現状の年2回も利上げできる状況ではなく、良くて年1回、年0回もあり得るとしています。
バランスシートの縮小ペースの見直しや、利上げ回数についてなんらかの見解があれば、ドルの上値は重くなることが予想されます。
今週は…、イベント盛りだくさん!
経済指標関係では、アメリカ10-12月期国内総生産(GDP速報値)、そして月に1度のお祭りアメリカ雇用統計!
アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)も開催され、今後の利上げペースに注目が集まります。
また欧州でも10-12月期域内総生産(GDP速報値)が発表されます。
(欧州の景気減速懸念が現実となるかどうかですね)
また政治面でも日米通商協議…は、アメリカ政府機関閉鎖の関係で2月中旬、もしくは3月以降にずれ込みそうですが、米中貿易協議はハイレベルでの貿易協議は予定通り開催される見込みとなっています。
さらにはイギリスの欧州連合(EU)からの離脱に関する議会採決も予定されています。
…こうしてみるとアメリカ関係は期待がありますが、欧州関係は…リスク要因ですね(笑
さて上記通り今週は、欧州10-12月期域内総生産(GDP速報値)が発表されます。
中国景気の減速、IMFによる世界経済の成長鈍化予測、そして欧州経済も予想通り減速となってしまうのかに注目です。
ただその中でも、唯一アメリカの実経済は好調です。
雇用も企業業績も好調です。
景況感は…まちまちですね(苦笑
なのになぜそこまで悲観的になるのか不思議なくらいです。
2020年後半は分かりませんが、2019年は現状の好調を維持していくと思われます。
(逆に日本は異次元金融緩和継続の継続が決定しています)
そうは言っても投資家心理はまだ完全には回復しておらず、株価も下落分を取り戻してはいません。
結果、今週のドル円予想は、上昇しても111円00銭。
リスク回避姿勢が再燃した場合も考えて下落時は108円50銭と予想します。
(1ドル円為替見通しブログの1管理人の予想ね)
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
19円50銭から21円50銭程度と予想します。
先週も、19円50銭から21円50銭程度のレンジ相場と予想していました。
トルコリラは底堅い!
しかも以前に比べて安定しています♪
ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
トルコリラの感想
今週は…正直トルコがどう…と言うよりも、アメリカを始めとした政治的イベント・経済指標により、リスク回避姿勢が進むか、それともリスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)状態となるかどうかでしょう。
良い結果となるだけでなく、波乱なく終わるだけでも、リスクイベント通過でトルコリラ高要因となるのですが、実際はどうなることか…。
どちらにしろ今週は値が大きく動きそうです。
FX自動売買(システムトレード)なら相場が動けば動くほど利益が増すのですが、裁量取引の場合は思い切って取引しない(ポジションを取らない)ということも選択の一つとして”あり”かと思います。
方向性がある程度予測がつく方向に決まるまでは、待つ・待機するのも大切です。
ただ、スワップポイントによる長期投資は値が下がった時こそ買い時です(笑
狙ってみるもの良いかもしれません♪
(値が上がってらそのまま保有しても、売っても良いですしね(笑)
トルコリラ資産推移
管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。
と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。
先週末までのトルコリラ保有枚数は、
ちょっと遅くなったけど☑️週末の #トルコリラ チェック❗️
20円76銭で週の取引を終了
先週は、トルコ…と言うよりかは、世界的な株高、リスクオン姿勢により、綺麗な右肩上がりのチャートとなりました😊
今週はイベント盛りだくさん😱
20円台で足場固めを、目指せトルコリラ21円台‼️ pic.twitter.com/1yNa2UH487
— サトウカズオ@スワップFX&自動売買 (@tryjpyFX) 2019年1月28日
損切りしたので0枚です。
一応12円くらいまでは耐えられたのですが…、もしかして損切り早まったかな?
ブログは継続していきたいので、何らかの形でかかわっていきたいとは思います。
管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもこの状況下は先が見えないですね。
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
トルコの政策金利は(2019年1月28日)現在24.0%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
昨年からトルコリラ円で高スワップポイントを維持し続けている管理人おすすめのFXプライムbyGMO(←スワップポイント高くておすすめしていたらタイアップしてくれたよ♪)。
スタート時のみの客寄せパンダとはもう言わせない!本当に1日120円のスワップポイントを維持しているトレイダーズ証券【みんなのFX】。
安心安全の東京金融取引所(愛称”くりっく365″)、株式・投資信託・くりっく株365もできる岡三オンライン証券がおすすめです。
いっそのこと最大レバレッジ888倍!ドルストレートのアメリカドル/トルコリラ(売り)で海外FX XMと言う手もあります。
まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は(2019年1月28日)現在8.25%。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。