5月27日の週はおよそ1トルコリラ=18円47銭でこの週の取引を終了。
先々週(5月20日の週)終値の1トルコリラ=17円97銭より、50銭のトルコリラ高円安で取引を終了しています。
ドル円は1ドル=108円29銭と先々週の終値である109円31銭から1円2銭程度のドル安円高で推移しています。
先週のトルコリラは、経済指標では1月-3月期GDP・4月貿易収支の発表。
政治外交では、引き続きロシア製ミサイル防衛システムS-400購入に関してトルコとアメリカの関係悪化問題が影響を及ぼしています。
しかし大阪G20でのエルドアン・トランプ両大統領首脳会談が決まるなど、対米関係の改善に向けて希望の持てる週となりました。
その結果、円高が進んでいる中、それ以上のトルコリラ高となり、トルコリラ円でも上昇しています♪
サトウカズオもトルコリラ再デビューを果たしました!
全盛期の130万通貨保有…とまではいきませんが、15万通貨を保有しており、またコツコツと買い増ししていきます♪
忙しい人へまとめ
- 経済指標はまちまち(悪くはない)
- 中東の地政学リスクは上昇中
- 原油価格は下落中(トルコに追い風)
- 対米関係(S-400問題)改善の兆し
- ↑導入延期・大阪G20での首脳会談決定など
2019年5月27日週のまとめ
トルコの経済
●トルコ5月経済信頼感
前回4月実績84.7、市場予想84.0に対し、5月実績77.5
●トルコ4月貿易収支
前回3月実績-21.5億USD、市場予想-28.3億USDに対し、4月実績-29.8億USD
●トルコ1-3月期GDP
前回実績前月比-2.4%、市場予想+1.3%に対し、5月実績+1.3%
より重要な前年比では前回実績-3.0%、市場予想-2.8%に対し、5月実績-2.6%
ますはトルコの経済指標。
注目は、なんと言っても貿易収支!…なのですが、こちらも重要な1-3月期GDP!
結果は…、景気後退局面からの回復!
トルコ経済は底を脱した模様!
▶️トルコ1-3月期GDP[前年比]
10-12月実績:-3.0%
市 場 予 想:-2.8%
01-03月実績:-2.6%❗️▶️トルコ1-3月期GDP[前年比]
10-12月実績:-2.4%
市 場 予 想:+1.3%
01-03月実績:+1.3%❗️トルコ経済上向く👍
前期比ではリセッションから脱し、弱いながらも景気回復に向かっている😊 pic.twitter.com/wHA9r0Lhd3— サトウカズオ@スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年6月2日
前年比は相変わらずマイナスですが、それでもマイナス幅は縮小。
前期比では2018年1月-3月期ぶりのプラスに転じ、いわゆる景気後退(リセッション)からは脱した模様です♪
主要な取引先である欧州経済が、引き続き景気後退局面となっているなかで、いち早くトルコが脱したのは幸いです。
ただ、そうは言っても現状、トルコ経済は強くはありません。
政治がしっかりとトルコ経済を守っていかなければいけないのですが…その政治がトルコ経済の足を引っ張っているのが実情。
トルコの問題点ですね(詳しくは後述)。
次は貿易収支!
一番重要な経済指標である、経常収支に直接影響を及ぼす指標です。
結果は…、
▶️トルコ4月貿易収支
03月実績:-21.5億USD
市場予想:-28.3億USD
04月実績:-29.8億USD❗️うーん微妙😅しかし…
❌原油高
❌輸出減⇒欧州景気後退の割に悪くはない、むしろ頑張った感がある
トルコ経済は最悪期を脱し上向いていますね😊 pic.twitter.com/QWXbkHDauC— サトウカズオ@スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年6月2日
うーん…、微妙(苦笑
原因は上記通り、原油高と主要輸出先である欧州の景気後退。
そしてトルコの内需が多少なりとも回復に向かっています。
(輸入増・輸出減で貿易収支悪化)
しかし悪くは無い…、むしろ4月は1バレル=66ドルを上回る急激な原油高の割には頑張っていると言えるでしょう!
【6月5日原油価格追記】
2018年12月には、1バレル=45ドルを下回っていた原油価格も、4月には65ドルを突破❗️
5月も、だいたい60ドル以上で推移‼️
6月は…随分と安くなってきました😅結果トルコリラ上昇😊(原油輸入国)
メキシコペソは下落😭(原油輸出国) pic.twitter.com/akrJi17SwU— サトウカズオ@スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年6月4日
ただ、原油価格は米中貿易戦争の激化・長期化。
それに伴う世界経済の減速懸念から、大きく下落しています。
トルコは原油輸入国ですので、原油価格が下がればトルコ経済にプラスに働きます。
これを見るに、6月のトルコリラも期待できるのではないでしょうか(笑
(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の予想ですよ♪)
トルコの政治外交
先週のトルコの政治・外交面では、
【ポジティブ材料】
・トルコ政府・中央銀行による通貨安防止政策
・(S400問題など)対米関係改善の兆し
⇒↑導入延期・大阪G20での首脳会談決定など
【ネガティブ材料】
・イスタンブール市長選の再選挙問題
⇒経済対策よりも選挙対策重視への懸念
先週と打って変わってネガティブ材料が減り、ポジティブ材料が増えています♪
特にロシア製ミサイル防衛システムS-400導入については、トルコのアルカ国防相が「ロシア製ミサイル(S-400)の配備は、数カ月先になるだろう」との見解を示しました。
またトルコ・エルドアン大統領と、アメリカ・トランプ大統領との大阪G20での首脳会談も決定しました。
なんらかの合意があるのでは…、との希望的観測を含めてリスク回避姿勢は後退し、トルコリラ高となっています。
良い方向に進んでいますね♪
サトウカズオの個人的意見・憶測としては、このS-400購入問題、実際は契約破棄・購入中止するのでは?と思っています。
23日のイスタンブール市長再選挙が終わったら強い大統領を演じる強硬姿勢も必要ないですし、G20での首脳会談の手土産&見返りによっては…と思っているのですが、実際はどうなるのやら(笑
(個人的意見・憶測ですよ)
ただ、相変わらずイスタンブール市長選再選挙問題は混沌としています。
最新の世論調査では、最大野党共和人民党(CHP)のイマモール現市長が3ポイント差でリードしているそうです。
(イマモール市長は再選挙に伴い、現在は市長としての職務権限を剥奪されています)
欧州連合(EU)も大批判のやり直し選挙ですが、こんなことをやっている暇があるなら、トルコ中央銀行と協力して早急に経済対策を実施すべきだと文句のひとつも言いたいですね。
注目のイスタンブール市長再選挙は6月23日です。
トルコリラの推移
週の高値は18円67銭くらい。
週の安値は17円88銭くらいでしょうか。
週の最高値は、週初めの5月30日のロンドン時間。
週の最安値は、週終わり5月27日のオセアニア時間、となっています。
先週よりも、一段切りあがった位置で値動きしています。
また先週でいえば、トルコリラは綺麗な右肩上がりを形成しています。
6月23日のイスタンブール市長選までは大きく下がることも無いでしょう。
その後は…、まあ正直読みにくいですが…(苦笑
ただ、上記通りトルコ経済は最悪期を脱したかに見えますが、政治・外交問題は引き続き解決されていません。
次に大きく動くとしたら、対米関係の改善。
もしくは6月23日のイスタンブール市長選の選挙結果次第でしょう。
頑張れトルコリラ!
2019年6月3日週の予想
トルコの政治経済
トルコリラに関しては、
06月03日:5月 製造業PMI
06月03日:5月 消費者物価指数
などが予定されています。
注目は5月消費者物価指数(≒インフレ率)でしょう。
04月実績:+19.50%
市場予想:+19.25%
となっています。
上記通り5月は原油価格が高騰しています。
下旬から値が落ちてきていますが、原油は石油などに精製する際、時間と手間がかかるので、5月下旬の原油価格の下落は反映されないでしょう。
前月実績を少しでも下回って、インフレ率の減少傾向が確認できれば良い…といった所だと思います。
ただ…本当に頑張って欲しい!
しかし、よほど市場予想から離れた数値でなければ、トルコリラにはあまり影響無さそうです。
やはりアメリカ・トルコの外交関係、世界的にも注目な米中貿易戦争が為替に影響を与えそうです。
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
17円50銭から19円50銭程度と予想します。
先週は、17円50銭から19円00銭程度のレンジ相場と予想していました。
ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
トルコリラ資産推移
管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。
と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。
先週末までのトルコリラ保有枚数は、
☑️週末の #トルコリラ チェック❗️
18円47銭で週の取引を終了、先週比50銭のトルコリラ高円安
●経済指標はまちまち(トルコ経済はまだ弱い)
●原油価格の下落で、貿易収支・インフレ率は改善ただ、6月23日のイスタンブール再選挙まではトルコリラ安を食い止めるでしょう
見通しは悪くない😀 pic.twitter.com/5U4s23LWPQ
— サトウカズオ@スワップFX自動売買 (@tryjpyFX) 2019年6月5日
再デビューを果たし、15万通貨保有しています♪
一時期の130万通貨保有には遠く及びませんが、徐々に買い増ししていければと思っています。
これがトルコリラ円スワップ生活への大きな一歩となるのだ!
1年耐えれば4円くらいは実質平均取得値は減るのでレバレッジ低めで頑張ります(笑
管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのです(笑
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
トルコの政策金利は(2019年6月4日)現在24.0%。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
昨年からトルコリラ円で高スワップポイントを維持し続けている管理人おすすめのFXプライムbyGMO(←スワップポイント高くておすすめしていたらタイアップしてくれたよ♪)。
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安心安全の東京金融取引所(愛称”くりっく365″)、株式・投資信託・くりっく株365もできる岡三オンライン証券がおすすめです。
いっそのこと最大レバレッジ888倍!ドルストレートのアメリカドル/トルコリラ(売り)で海外FX XMと言う手もあります。
まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は(2019年6月4日)現在8.25%。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。