トルコ政府、クルド系3市長を解任!
次は最大都市イスタンブール市長解任か?
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先週8月19日の週はおよそ1トルコリラ=18円23銭でこの週の取引を終了。
先々週(8月12日の週)終値の1トルコリラ=19円02銭より、79銭のトルコリラ安円高で取引を終了しています。
ドル円は1ドル=105円42銭と先々週の終値である106円36銭から94銭程度のドル安円高で推移しています。
先週のトルコリラは、住宅販売・消費者信頼感などの経済指標は多少良かったのですが、それ以上にトルコ東部のクルド系3市長の解任。
そしてトルコ中央銀行による支払準備率と準備預金に支払う金利の変更を嫌ってトルコリラ安が進みました。
相変わらずトルコの政治外交が足を引っ張っています(涙
サトウカズオもトルコリラ再デビューを果たしました!
全盛期の130万通貨保有…とまではいきませんが、25万通貨を保有しており、またコツコツと買い増ししていきます♪
忙しい人へまとめ
- エルドアン政権、クルド系3市町を解任
- トルコ中銀、支払準備率と準備預金に支払う金利を変更
- ⇒民主主義とインフレに対する懸念増大
- 米中貿易戦争の激化・長期化懸念によるリスク回避拡大
2019年8月19日週のまとめ
トルコの経済
●トルコ7月住宅販売
6月実績-48.6%に対し、7月実績-17.5%
●トルコ7月消費者信頼感
6月実績56.5、市場予想55.8に対し、7月実績58.3
ますはトルコの経済指標。
両経済指標とも重要度はあまり高くはないですが、前月実績よりは改善している=最悪期を脱していると言う点は評価できます。
トルコ経済はますます回復基調を強めていくことでしょう♪
先々週発表された6月鉱工業生産が前月比で-3.7%となっていることが気がかりですが、7月はおそらく持ち直すはずですし、それ以外は順調に回復中です。
確かにトルコ経済はまだまだ回復途中ではありますが、底を打ち、上昇基調にあると言えるでしょう。
今後の経済指標にも期待が持てます(笑
(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の予想ですよ♪)
あとは…、政治・外交がトルコの…そしてトルコリラの足を引っ張らなければ良いのですが…(溜息
トルコの政治外交
先週のトルコの政治・外交面では、
【ポジティブ材料】
●アメリカとトルコ、シリアでの安全地帯設置に合意
⇒この安全地帯にトルコ国内のシリア難民を帰還させる計画
●アメリカのトルコ制裁は未だ無し
⇒実際に運用を開始するまでは制裁は無いでしょう
(何のために買ったかはさておき…)
【ネガティブ材料】
●トルコ東部クルド系3市長を解任
⇒解任理由はテロ容疑も今更感
⇒民主主義に対する懸念拡大
⇒次は最大都市イスタンブール市長と言う噂も…
●トルコ中銀、支払準備率と準備預金に支払う金利を変更
⇒インフレ拡大懸念
●シリア政府軍(ロシア)、シリア反政府勢力(トルコ)を空爆
と、一応ポジティブ内容の項にも書きましたが、圧倒的にネガティブ材料が大きい感じです。
特にアメリカとの関係改善が進んだことで、今度はロシアとの関係が悪化してしまいました。
アメリカとの関係改善自体はポジティブ材料なのですけどね、仕方がありません、エルドアン政権が天秤外交をしていたのですから…。
ただロシアとの関係が改善し、アメリカとの関係が悪化するよりは何倍も良いので良しとしましょう(笑
さてトルコは19日、クルド系住民が多数を占めるトルコ国内南東部の主要都市3市長を解任しました。
この3市長はエルドアン大統領率いる国政与党:公正発展党(AKP)候補を破り、選挙で選ばれた市長です。
解任理由はテロ容疑ですが、政治的な思惑があるの確かでしょう。
エルドアン大統領も25日、「イスタンブールをテロ組織に任せることはできない!」と発言しています。
(言わなきゃいいのに)政治的な思惑がるのを認めたようなものです。
エルドアン大統領の独裁政治・民主主義への懸念からトルコリラは売り(トルコリラ安)展開となりました(涙
先週一番の問題は上記ではなく、トルコ中央銀行が支払準備率と準備預金に支払う金利を変更したことです。
簡単に言ってしまえば、良くお金を貸している銀行は優遇し、お金を貸し渋っている銀行は冷遇・罰則することにしました。
実はトルコ、政策金利は大きく下がりましたが、民間の銀行がお金を貸す基準は厳しいままでローン金利も思うように下がっていません。
当然ですよね、トルコは景気が良くなく貸し倒れされては堪りませんから。
で、この処置の何がトルコリラ安に結びついたかと言うと「市中にお金じゃぶじゃぶ⇒インフレ率上昇」につながるからです。
トルコ政府は景気回復を期待してのことですが、投資家はインフレ率上昇を懸念しています。
うーん…インフレ率抑制と経済成長。
難しいかじ取りですが、今はインフレ率を抑制するときでは…。
トルコリラの推移
週の高値は19円09銭くらい。
週の安値は18円20銭くらいでしょうか。
週の最高値は、週初めの8月19日東京時間。
週の最安値は、週終わり8月24日ニューヨーク時間、となっています。
値幅89銭、値動きと言うか、トルコリラ下落の週でした…(涙
週初め・週中は上記のトルコの政治・外交関係で値を下げていたのですが…。
週終わりの23日-24日にかけて、中国がアメリカからの輸入品750億ドル相当に報復関税を発動すると発表。
⇒トランプ大統領激怒!報復する!(その後5%の上乗せ報復関税を発表)
⇒中国はいらない!アメリカ企業は中国から撤退せよ!
と米中貿易戦争の激化・長期化懸念からトルコリラ安が進みました。
まあこの件についてはトルコリラのみではなく、メキシコペソや南アフリカランド。
ユーロにポンド、豪ドル・NZドル、カナダドルとすべてに及んだのですけどね。
ため息ばかりです…。
2019年8月26日週の予想
トルコの政治経済
トルコリラに関しては、
08月26日:8月 設備稼働率
08月29日:7月 貿易収支
などが予定されています。
注目は、7月貿易収支でしょうか。
06月実績:-31.8億ドル
市場予想:-32.0億ドル
と、前月実績とほぼ変わらないながらも、多少悪化予想となっています。
当然トルコリラにとってはマイナス材料となるのdすが…。
ただ、今週もトルコ経済よりかは、上記通りトルコの政治・外交次第となるでしょう。
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
17円00銭から20円00銭程度と予想します。
先週も、17円00銭から20円00銭程度と予想していました。
ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
今年2度目のフラッシュクラッシュ
【8月27日追記】
26日早朝、トルコリラは対円でおよそ10%も急落!
1月3日のアップルショック時に次いで今年2度目フラッシュクラッシュが起こりました。
今朝の下窓開きスタートも、フラッシュクラッシュと言えるのでしょうか❓
ドル円はそうでもないですが、#トルコリラ などは確かに1.4~1.5円くらい下げています
しかしさすがはトルコリラ、何ともないぜ❗️
すぐさま先週終値を回復しています😊欲を言えば18円台半ばまで回復して欲しかったですが… pic.twitter.com/SZVPKzhO7g
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) August 26, 2019
しかも夜には全戻し!
さすがトルコリラだぜ、なんともないぜ!
フラッシュクラッシュがトルコリラを襲う! 8月26日早朝、フラッシュクラッシュによりトルコリラは1円40銭から1円50銭もの大幅下落(涙しかしさすがはトルコリラ!夜には全戻しで何ともないぜ♪&nbs[…]
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
トルコリラ資産推移
管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。
と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。
先週末までのトルコリラ保有枚数は、
☑️週末の #トルコリラ チェック
18円23銭で週の取引を終了、先週比79円安、25万通貨保有
✅先週はクルド系3市長を解任
✅トルコ中銀、支払準備率と準備預金に支払う金利を変更
結果、民主主義とインフレに対する懸念増大さらには✅米中貿易戦争のリスク回避と泣ける一週間でした
今週も米中次第 pic.twitter.com/4h8xuHhHse
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) August 25, 2019
再デビューを果たし、25万通貨保有しています♪
一時期の130万通貨保有には遠く及びませんが、徐々に買い増ししていければと思っています。
これがトルコリラ円スワップ生活への大きな一歩となるのだ!
1年耐えれば4円くらいは実質平均取得値は減るのでレバレッジ低めで頑張ります(笑
管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのです(笑
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
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トルコの政策金利は現在19.75%(2019年8月30日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在8.00%(2019年8月30日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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