トルコ経済回復・外部要因改善!
政治と外交がトルコリラの重しに(涙
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先週9月2日の週はおよそ1トルコリラ=18円68銭でこの週の取引を終了。
先々週(8月26日の週)終値の1トルコリラ=18円20銭より、48銭のトルコリラ高円安で取引を終了しています。
ドル円は1ドル=106円90銭と先々週の終値である106円36銭から54銭程度のドル高円安で推移しています。
先週のトルコリラは、第2四半期GDP、インフレ率とも市場予想を上回る好結果となり、トルコ経済の回復傾向が見て取れました。
しかし一方で、エルドアン政権の外交ではシリア・クルド問題は進展せず、大統領は核兵器の開発に意欲を示したり(そんなお金無いし、NATO加盟しているだろう)、「近く政策金利を一桁まで引き下げる」と無茶な発言したり、相変わらずトルコリラの足を引っ張っています。
それでも先週比で50銭近く上昇したのは、米中貿易協議進展期待などの外部要因によるお陰ですかね(苦笑
サトウカズオもトルコリラ再デビューを果たしました!
全盛期の130万通貨保有…とまではいきませんが、25万通貨を保有しており、またコツコツと買い増ししていきます♪
忙しい人へまとめ
- 第2四半期GDP・製造業PMIは市場予想を上回る♪
- インフレ率も+15.01%と激的改善!⇒トルコ経済は回復傾向に♪
- トルコ内務大臣、イスタンブール市長の解任を否定
- イギリスによる合意なき欧州連合(EU)離脱懸念は後退
- 10月初めに通商協議を開催と、米中貿易戦争緩和期待も高まる
- 結果リスク回避姿勢は後退し、高金利目当てのトルコリラ買いも
2019年9月2日週のまとめ
トルコの経済
●トルコ8月製造業PMI
前回7月実績46.7、市場予想48.0に対し、8月実績48.0!
●トルコ4-6月期国内総生産
【前期比】
前回実績+1.6%、市場予想+0.4%に対し、実績+1.2%!
【前年比】
前回実績-2.4%、市場予想-2.0%に対し、実績-1.5%!
●トルコ8月消費者物価指数
【前期比】
7月実績+1.36%、市場予想+1.30%に対し、8月実績+0.86%!
【前年比】
7月実績+16.65%、市場予想+15.60%に対し、8月実績+15.01%!
●トルコ8月消費者物価コア指数
7月実績前年比+16.20%、市場予想同+14.70%に対し、8月実績+13.60%!
●トルコ8月生産者物価指数
【前期比】
7月実績-0.99%%、市場予想+1.90%に対し、8月実績-0.59%!
【前年比】
7月実績+21.66%、市場予想+16.30%に対し、8月実績+13.45%!
ますはトルコの経済指標。
数多く発表されていますが、重要な経済指標は2つ。
トルコ4-6月期国内総生産と8月消費者物価指数(≒インフレ率)です。
トルコ4-6月期国内総生産は前年比では、まだ3四半期連続でマイナスですが、前期比では2カ月連続のプラスと、景気後退からは抜け出し、回復傾向が伺えます♪
ただ、やはりインフレ率とトルコリラ安(トルコは輸入大国であり、トルコリラ高の方がトルコ経済に有利)が問題で、所得増を上回る(輸入)物価高が続き、消費が低迷しています。
結果、金利高で食い止めているのですが、トルコリラには兎も角、トルコ経済にとっては金利高はマイナス要因となります。
金利を上げればトルコ経済は低迷。
金利を下げればインフレ率の上昇。
トルコ中央銀行は難しい舵取りを迫られています。
トルコ経済回復中⇒トルコリラ高まだまだ低位置ですが回復は回復♪ トルコ経済は経済成長率が前期比で、2018年第3四半期と第4四半期でマイナスを記録。いわゆる景気後退となってしまいました。しかし2[…]
次に、こちらも大注目の消費者物価指数(≒インフレ率)。
結果は…、まさかの前月実績、そして市場予想を大きく下回る+15.01%!
しかもトルコは、電気料金が7月から約15%値上げされたのに続き、8月からは天然ガスの価格も約15%値上げされた中での達成です。
普通、電器やガスなどのエネルギー価格が値上げされると、他の色々な物も結果的に値上げされていくはずなのですが、逆に下がっているのが驚きです。
トルコのインフレ率は順調に低下中9月政策金利の大幅利下げもあるな トルコのイベント&経済指標の中で個人的に一番重要と思っているのが政策金利(トルコ中央銀行の声明含む)。そして二番手に来るのが経常収支とこ[…]
まあ、原因は経済減速&インフレ高による消費の低迷なんですけどね(苦笑
しかも最大の輸出先である、ドイツをはじめとする欧州連合(EU)・ユーロ圏経済は、トルコ以上に悪いのではないか…と思えるような状況です。
トルコ経済は一時期よりかは回復していますが、それでも苦しい状況は続いていることは確かです。
特効薬はないので、地道にインフレ率を下げつつ、経済を成長させていかないといけないのですけどね。
(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の感想ですよ♪)
今週9月12日には、これまた大注目のトルコ中央銀行による政策金利の発表があります。
市場予想は2.75%利下げの17.00%。
許容範囲ないでしょうか。
あとは…、政治・外交がトルコの…そしてトルコリラの足を引っ張らなければ良いのですが…(溜息
トルコの政治外交
先週のトルコの政治・外交面では、
【ポジティブ材料】
●アメリカのトルコ制裁は未だ無し
⇒アメリカ議会制裁しろVSトランプ大統領消極的
⇒実際に運用を開始するまでは制裁は無いでしょう
(何のために買ったかはさておき…)
●トルコ東部クルド系3市長を解任
⇒解任理由はテロ容疑も今更感
⇒民主主義に対する懸念拡大
⇒トルコ内相、イスタンブール市長解任は否定
【ネガティブ材料】
●エルドアン大統領による中銀への介入懸念
⇒「近く政策金利を一桁まで引き下げる」
⇒トルコ中銀の独立性懸念
⇒中銀の大幅利下げ観測
(次回政策決定会合は9月12日)
●アメリカとトルコ、シリアでの安全地帯設置に合意
⇒その後、安全地帯の面積で揉める
⇒トルコ:もっと広く
⇒アメリカ:そこはシリア国内だ
と、トルコの政治・外交面では、ややマイナス要因が勝った印象でしょうか。
シリア問題では、エルドアン大統領がロシアまで赴き、プーチン大統領と会談したのですが…。
結果は良い返事が得られず、逆にアメリカF-35の代わりに、ロシアの戦闘機をすすめられて帰ってきています。
これでロシアの戦闘機を買い、アメリカの戦闘機も買わなかったら、アメリカからの制裁は決定ですね。
F-35を買ってくれるためにトランプ大統領は甘い制裁内容にしてくれているのですから…。
ポジティブ内容は、トルコ政府がイスタンブール・イマモール市長解任は否定したことでしょうか。
しかしもともと、トルコ政府がクルド系住民が多数を占めるトルコ国内南東部の主要都市3市長を解任。
エルドアン大統領も「イスタンブールをテロ組織に任せることはできない!」と発言し、イスタンブール市長も解任させるのではないか、と言う機運が高まっていました。
しかし今回、トルコのソイル内務大臣はこれを否定。
欧州連合(EU)議会も反対、牽制発言をしていましたので、欧州連合(EU)との対立も避けられた格好となっています。
ひとつ懸念が解消しました(笑
しかし毎回毎回、トルコの政治・外交がトルコリラ高の足を引っ張っています。
先週は、米中貿易協議開催決定・イギリスの合意なき欧州連合(EU)からの離脱懸念後退と言う外的要因に助けられた感がありました。
たまにはトルコの政治・外交がトルコリラ高に役立って欲しいですね。
トルコリラの推移
週の高値は18円81銭くらい。
週の安値は18円10銭くらいでしょうか。
週の最高値は、週終わり9月5日ニューヨーク・アメリカ時間。
週の最安値は、週初めの9月2日ウェリントン・オセアニア時間、となっています。
値幅71銭、終始トルコリラ高で推移と見ていて気持ちの良い週でした(笑
一応理由としては、9月1日、米中双方が報復関税を発動し合い、米中貿易戦争の激化・長期化が懸念されたこと。
しかしその後「中国と米国が10月初めにワシントンで通商協議を開催することで合意した」と一報が伝わると、リスク回避姿勢は大きく後退。
米中貿易協議の進展・米中貿易戦争の緩和期待から、ドル安円安トルコリラ高が進みました。
良かった、良かった♪
と言っても「期待」先行で「合意」ではないので注意。
得てしてこういうものは「期待で買って事実で売る」と言う格言通りになりそうですね。
まあ…合意は先の話になるでしょうけど…。
2019年9月9日週の予想
トルコの政治経済
トルコリラに関しては、
09月12日:トルコ中央銀行 政策金利
09月13日:7月 経常収支
09月13日:7月 鉱工業生産
などが予定されています。
今週は週後半に注目経済指標が立て続けに発表されます。
ますは、トルコ中央銀行 政策金利発表。
現状:+19.75%
予想:+17.00%
ただ各社+16.00%~+18.00%とバラバラです。
まあ利下げでは一致しているのですが…(涙
-2.75%利下げの+17.00%なら許す!
-1.75%利下げの+18.00%ならトルコリラ高だ!
続いて、トルコ7月 経常収支。
06月実績:-*5.5億ドル
市場予想:+13.0億ドル
ただこちらもマイナス予想からプラス予想まで各社バラバラです。
7月の貿易収支は-31.9億ドル!
バカンス目的の観光客が増える7月、観光収入などでどれだけ巻き返せるかに注目です。
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
17円00銭から20円00銭程度と予想します。
先週も、17円00銭から20円00銭程度と予想していました。
ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
トルコリラ資産推移
管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。
と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。
先週末までのトルコリラ保有枚数は、
☑️週末の #トルコリラ チェック
18円68銭で週の取引を終了、先週比68円高、25万通貨保有
⭕️トルコ2QGDPと製造業PMIは市場予想上回る
⭕️トルコのインフレ率は+15.01%と素晴らしい結果
⭕️米中貿易協議開催決定!米中貿易戦争は緩和の方向へ
とポジティブ材料多くトルコリラ高に😊
もっと進め―❗️ pic.twitter.com/tO4bFGR17g
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) September 8, 2019
再デビューを果たし、24万通貨保有しています♪
一時期の130万通貨保有には遠く及びませんが、徐々に買い増ししていければと思っています。
これがトルコリラ円スワップ生活への大きな一歩となるのだ!
1年耐えれば4円くらいは実質平均取得値は減るのでレバレッジ低めで頑張ります(笑
管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのです(笑
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
2024年11月11日-11月17日週前週比4.6銭のトルコリラ高円安 先週11月11日週のトルコリラ/円は、アメリカ・トルコ間の関係修復期待から、一時4.54円まで上昇。しかし週末、日本政府・日本銀行(B[…]
トルコの政策金利は現在16.50%(2019年9月20日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在8.00%(2019年9月20日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]