今週エルドアン大統領とプーチン大統領が会談
シリア問題・難民問題で是非合意して欲しい!
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先週9月9日の週はおよそ1トルコリラ=18円96銭でこの週の取引を終了。
先々週(9月2日の週)終値の1トルコリラ=18円68銭より、28銭のトルコリラ高円安で取引を終了しています。
ドル円は1ドル=108円09銭と先々週の終値である106円90銭から1円19銭程度のドル高円安で推移しています。
先週のトルコリラは、何と言っても12日のトルコ中央銀行による政策金利発表。
結果は市場予想を上回る利下げとなりました。
しかし、トルコ中央銀行の声明文がめちゃめちゃポジティブだったため、むしろトルコリラは上昇しています(苦笑
外部要因でも米中貿易協議が大きく前進し、米中貿易戦争は緩和の方向へ進んだことからもトルコリラ高円安となりました。
トルコリラも一時1トルコリラ=19円台を回復するなど上昇傾向!
頑張れトルコリラ!
サトウカズオもトルコリラ再デビューを果たしました!
全盛期の130万通貨保有…とまではいきませんが、23万通貨を保有しており、またコツコツと買い増ししていきます♪
忙しい人へまとめ
- トルコの政策金利は16.50%と大幅利下げ
- しかしポジティブだらけの声明文(笑)によりトルコリラは上昇!
- 7月経常収支・鉱工業生産もまずまずの実績に
- 米中貿易協議は大きく前進し、米中貿易戦争は緩和の方向へ
- リスク回避姿勢は後退し、高金利目当てのトルコリラ買い進む
2019年9月9日週のまとめ
トルコの経済
●トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)
前回実績19.75%、市場予想17.25%に対し、実績16.50%!
●トルコ7月経常収支
6月実績-5.2億ドル、市場予想+12.4億ドルに対し、7月実績+11.6億ドル!
●トルコ7月鉱工業生産
【前月比】
6月実績-3.7%、市場予想+1.4%に対し、7月実績+4.3%!
【前年同月比】
6月実績-3.7%、市場予想-2.6%に対し、7月実績-1.2%!
ますはトルコの経済指標。
トルコ経済指標中1、2を争う重要な経済指標2つが発表されています。
トルコ政策金利と7月経常収支です。
トルコの政策金利である1週間物レポ金利は、3.25%の大幅な利下げとなり16.50%となりました。
各エコノミストによる市場予想は17.00%から17.25%が多かったため、予想を大きく上回る大幅な利下げとなっています。
しかしエルドアン大統領が一桁台の政策金利を要求していた(圧力をかけていた)こと。
トルコの政府系メディアも5.00%の利下げを主張していたことから、市場の警戒感が高かったことへの反動(安堵)のトルコリラ買いとなりました(笑
トルコ中央銀行のポジティブだらけの声明文(笑)もあり、トルコリラは上昇!
その後、1トルコリラ=19円台を回復しています♪
トルコの新政策金利は16.50%! トルコ中央銀行政策金利現在:19.75%予想:17.25%結果:16.50% トルコの政策金利は市場予想を上回る利下げとなりましたが、むしろ[…]
次に、こちらも大注目の7月経常収支。
結果は…、先月実績を上回り無事黒字化返り咲きも、市場予想には届かず…。
トルコの場合、この夏場の経常黒字をどれだけ積み上げるかで、通年の経常収支の黒字化か赤字化かの分水嶺となります。
夏のバカンスシーズンで観光収入が見込める今この時期に、もっと黒字額を伸ばして欲しいものですね。
この夏場に稼がないで、いつ稼ぐの?今でしょう!
経常収支は黒字化に!早くもトルコの次回利下げ幅が話題に トルコ経済は苦しいながらも順調に回復中♪インフレは予想以上に低下中!そんな中、早くも次回政策金利の利下げ幅が話題に(涙気になる次回トル[…]
まあ、原油価格は低下中。
また輸入は減り、輸出は増え、貿易赤字額は前年比で減少中なので、経常収支の黒字額ももっと伸びるはず。
経常収支の黒字化は通貨(トルコリラ)の上昇圧力に。
赤字化は通貨の下落圧力につながるので、是非黒字化維持を!通年黒字化を!
(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の感想ですよ♪)
トルコ経済はまだまだ苦しいですが、底を打ち、最悪期を脱し、上昇傾向を強めています。
特にインフレ率と経常収支の改善は目を見張るものがります。
(まあ今までが酷かったと言えばそれまでですが(笑)
あとは…、政治・外交がトルコの…そしてトルコリラの足を引っ張らなければ良いのですが…(溜息
トルコの政治外交
先週のトルコの政治・外交面では、
【ポジティブ材料】
●アメリカのトルコ制裁は未だ無し
⇒アメリカ議会制裁しろVSトランプ大統領消極的
⇒2020年春(4月)予定の運用を開始するまでは制裁は無いでしょう
(何のために買ったかはさておき…)
●エルドアン大統領による中銀への介入懸念
⇒「近く政策金利を一桁まで引き下げる」
⇒政府系メディアも5.00%の利下げを主張
⇒実際は3.25%とトルコ比では小幅利下げに
⇒エルドアン大統領からの圧力を跳ね除ける
【ネガティブ材料】
●シリア反政府軍(トルコ支援)にシリア政府軍(ロシア支援)が攻撃を再開
⇒今週エルドアン大統領・プーチン大統領が会談
●アメリカとトルコ、シリアでの安全地帯設置に合意…も
⇒その後、安全地帯の面積で揉める
⇒トルコ:もっと広く
⇒アメリカ:そこはシリア国内だ
(来週エルドアン大統領・トランプ大統領が会談予定)
と、トルコの政治・外交面は、先週から大きく変わっていないものの、今週はロシア・プーチン大統領との会談。
(毎月プーチン大統領と会談しているような…(笑)
来週はアメリカ・トランプ大統領の会談と重要外交日程が組まれています。
エルドアン大統領としては、両国ともシリア問題で上記案件を前進させたいことでしょう。
他方両国は、自陣営にトルコを引きずり込みたい・つなぎ留めたい、思いがあるはずです。
そこを上手くついて外交的勝利を収めて欲しいですが、両国から攻められ、にっちもさっちも行かなくなることだけは避けて欲しいです。
また、トルコが直接かかわっていないものの、トルコ、及びトルコリラに重要な影響を及ぼすものについては、
【ポジティブ材料】
●米中貿易協議は大きく前進、米中貿易戦争緩和期待進む
⇒中国がアメリカ製品の一部を追加関税適用から除外
⇒アメリカも中国への報復関税第4弾の引き上げ時期を10月1日から同15日に先送り
【ネガティブ材料】
●サウジアラビアの石油施設へのテロ攻撃
⇒中東の地政学リスク急上昇!
⇒原油価格も急上昇!
(世界の石油供給の5%超にダメージ)
などがあります。
どちらも大きな出来事ですが、トルコでは解決できないので見守るしかありません。
ただ週明けの為替を見るに、サウジアラビアの石油施設へのテロ攻撃の影響はトルコリラに軽微な様子。
(先週比10銭程度しか下落していません)
もしかしてトルコリラ強い!?
しかし毎回毎回、トルコの政治・外交がトルコリラ高の足を引っ張っています。
先週のトルコリラは、米中貿易協議開催決定・イギリスの合意なき欧州連合(EU)からの離脱懸念後退と言う外的要因に助けられた感がありました。
たまにはトルコの政治・外交がトルコリラ高に役立って欲しいですね。
トルコリラの推移
週の高値は19円11銭くらい。
週の安値は18円53銭くらいでしょうか。
週の最高値は、週終わり9月13日東京・日本時間。
週の最安値は、週初めの9月10日ニューヨーク・アメリカ時間、となっています。
値幅58銭、高値も安値も一段繰り上げり、終始トルコリラ高で推移と、見ていて気持ちの良い週でした(笑
一応理由としては上記通り、トルコの政策金利発表でトルコリラ高に振れたこと。
米中貿易協議の進展・米中貿易戦争の緩和期待から、ドル安円安が進んだことが挙げられます。
良かった、良かった♪
2019年9月16日週の予想
トルコの政治経済
トルコリラに関しては、
09月16日:6月失業率
09月19日:トルコ中央銀行金融政策決定会合議事要旨
などが予定されています。
今週の注目はトルコ6月失業率でしょうか。
05月実績:12.8%
市場予想:13.2%
悪化が予想されています。
上記にもあるアメリカとトルコ間のシリアでの安全地帯設置については、その安全地帯内にトルコ国内にいるシアリ難民を帰し暮らさせる計画となっています。
トルコにとっては経済的にも政治的にも実現させたい計画です。
実現すればトルコの失業率も大きく改善することが期待されています。
(シリアなどからの難民がトルコ人の職を奪っている問題)
まあ…トルコ軍が管理するのですが、当然場所はシリア国内なんですけどね(苦笑
ただ、それを差し引いても実現させて欲しいものです。
トルコの政治外交
上記にも書きましたが、今週はロシア・プーチン大統領との会談。
来週はアメリカ・トランプ大統領の会談が予定されています。
ロシアとは、シリア問題、武器購入問題、エネルギー問題。
アメリカとは、シリア問題、武器購入問題、アメリカからの制裁問題、が主な議題でしょうか。
本来トルコはNATO加盟国、つまりはアメリカ側の国なのですが、現在は両超大国間の板挟み状態となっています。
エルドアン大統領、バランス外交が上手くいかない場合、頼るのはアメリカ側ですよ!
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
17円00銭から20円00銭程度と予想します。
先週も、17円00銭から20円00銭程度と予想していました。
ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
トルコリラ資産推移
管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。
と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。
先週末までのトルコリラ保有枚数は、
☑️週末の #トルコリラ チェック
18円96銭で週の取引を終了、先週比28円高、23万通貨保有
❌トルコ政策金利は3.25%と大幅利下げ
⭕️しかし市場は5.00%利下げを警戒⇒安堵・反動のトルコリラ買いに
⭕️しかも中銀声明文はめちゃめちゃポジティブ
とトルコリラ高に😊
やればできる子トルコリラ❗️ pic.twitter.com/lyfsDgVpfp
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) September 14, 2019
再デビューを果たし、23万通貨保有しています♪
一時期の130万通貨保有には遠く及びませんが、徐々に買い増ししていければと思っています。
これがトルコリラ円スワップ生活への大きな一歩となるのだ!
1年耐えれば4円くらいは実質平均取得値は減るのでレバレッジ低めで頑張ります(笑
管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのです(笑
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
2024年11月11日-11月17日週前週比4.6銭のトルコリラ高円安 先週11月11日週のトルコリラ/円は、アメリカ・トルコ間の関係修復期待から、一時4.54円まで上昇。しかし週末、日本政府・日本銀行(B[…]
トルコの政策金利は現在16.50%(2019年9月19日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
昨年からトルコリラ円で高スワップポイントを維持し続けている管理人おすすめのFXプライムbyGMO(←スワップポイント高くておすすめしていたらタイアップしてくれたよ♪)。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在8.00%(2019年9月19日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]