トルコ経済回復中⇒トルコリラ高
まだまだ低位置ですが回復は回復♪
トルコ経済は経済成長率が前期比で、2018年第3四半期と第4四半期でマイナスを記録。
いわゆる景気後退となってしまいました。
しかし2019年第1四半期は+1.6%と復活!
今回の第2四半期GDPも成長を続けられるかどうか!?
トルコ8月製造業PMI
トルコ8月製造業PMI
前回7月実績46.7、市場予想48.0に対し、8月実績48.0!
まずはトルコ8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)。
下記のGDP(国内総生産)に多大な影響を及ぼす製造業の景気指標のひとつです。
そのため、トルコの経済指標の中でも重要度の高い指標です。
まずPMIという指標は、景気判断の方法として数値が50を上回ると改善、50を下回ると悪化と判断されます。
結果は…、
▶️トルコ・8月製造業PMI
07月実績:46.7
市場予想:48.0
08月実績:48.0PMIという指標は、景気判断の方法として数値が50を上回ると改善、50を下回ると悪化と判断されます
結果、相変わらず50を下回るもここ1年で最高の数値に😊
トルコ経済絶賛回復中です❗️
あとは大統領が余計なことしないように… pic.twitter.com/JgIKlkMDhN— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) September 2, 2019
前月実績を上回り市場予想通り。
相変わらず景気判断の分かれ目である50を下回ってはいますが、ここ1年では最高の数値に。
でこぼこはありますが、総じて右肩上がりを維持しています!
トルコ経済は回復基調と言っても過言ではないでしょう♪
このトルコ8月の製造業PMIの48.0と言う数値。
かなりマシな方です(笑
確かに各国により経済規模・立ち位置・考え方が違うため一概には言えませんが、この48.0より低い国はたくさんあります。
43.5:ドイツ
45.7:南アフリカ
47.0:ユーロ圏
47.4:イギリス
などなど…。
アメリカも50.3とギリギリだったりします。
(アメリカはISM製造業景況指数(8月は49.1)の方が有名ですが)
トルコ経済も結構良いところまで回復しています♪
確かに現状のトルコは、まだまだ頼みの綱の国内消費(内需)も落ち込んだままです。
一時期よりも下がったとは言え、トルコのインフレ率は未だに+15.01%!
そのインフレ率を抑えるために、金利高も続いています。
トルコ国内の企業や国民にとっては苦しい状況(経済活動)が続いています。
トルコのインフレ率は順調に低下中9月政策金利の大幅利下げもあるな トルコのイベント&経済指標の中で個人的に一番重要と思っているのが政策金利(トルコ中央銀行の声明含む)。そして二番手に来るのが経常収支とこ[…]
しかしトルコのインフレ率は劇的に改善しています。
生産者物価指数も低下傾向なので、数カ月後のインフレ率にも期待が持てます♪
そう、トルコ経済はイギリスのブレグジット問題でまだまだ下方向の欧州経済よりかは、はるかに成長(回復)する見込みがあるのです!
地力はあるのです、内需も元々強いのです!
ええ、政治・外交リスクさえ収まれば…。
政治・外交が落ち着けば多少経済が悪くてもトルコリラも回復してくるでしょう♪
エルドアン大統領…お願いします。
トルコ4-6月期GDP
トルコ4-6月期国内総生産
【前期比】
前回実績+1.6%、市場予想+0.4%に対し、実績+1.2%!
【前年比】
前回実績-2.4%、市場予想-2.0%に対し、実績-1.5%!
前回実績よりも市場予想よりも、良い結果となっています。
確かに前年比はまだマイナスですが、一時期の最悪期を脱し、回復傾向が伺えます♪
▶️トルコ・第2四半期GDP(前期比)
前回実績:+1.6%
市場予想:+0.4%
今回実績:+1.2%▶️トルコ・第2四半期GDP(前年比)
前回実績:-2.4%
市場予想:-2.0%
今回実績:-1.5%予想よりも良い数値❗️
最悪期は抜け出し景気減速からも抜け出しています
成長していますね😊【グラフは前期比】 pic.twitter.com/xKqhMf32fL
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) September 2, 2019
ただ、トルコのGDPの6割を占める個人消費は未だに前年同期比-1.1%。
ここ数年、エルドアン(首相⇒大統領)政権の国策により、インフラ改善や国土開発・都市開発の名の元、経済をけん引してきた建設業の低迷も目を引きます。
日本経済新聞も、
トルコ統計局が2日発表した2019年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比1.5%減と、3四半期連続でマイナスだった。
トルコリラ安の影響で所得増を上回る物価高が続き、消費が低迷した。
トルコリラ安とインフレに歯止めを掛けるために中央銀行が昨年、大幅利上げに踏み切ったため、投資と生産活動が鈍った。
景気を刺激したいエルドアン大統領の強い意向を受けて中央銀行は7月、金利を一気に4.25%引き下げ、19.75%とした。
9月にも追加利下げが予想される。
トルコ政府は19年通期の成長率を2%強と予想するが、ロイター通信がまとめたエコノミスト予測はゼロ成長にとどまる。
TEBアセット・マネジメントのプナル・ウールオール氏は「為替相場が安定しなければ、プラス成長は難しい」と指摘する。
対米関係にはなお不透明感が漂っている。
エルドアン氏は6月にトランプ氏と会談し、ロシア製ミサイル導入を巡る米国の制裁発動を回避したが、ロシアへの接近姿勢を強めれば、米議会で制裁論に再び火が付く可能性がある。
引用元:日本経済新聞
日本経済新聞、厳しいですね(笑
ただ言わせて貰えれば、前年2018年の第1第2・四半期はここ20年のトルコ経済の中でも最も成長した時期であること。
(その対比である前年比はどうしても厳しい数値となる)
インフレ率も劇的に改善中であること。
結果、(仕方がないが)金利も利下げ方向に動いていることから、トルコ経済は景気後退から脱し、回復傾向であることは確かです。
しかし、日本経済新聞が言っている対米関係の改善はまだまだ危うい状況が続いています。
アメリカから制裁を食らえば、トルコ経済は吹っ飛びます。
エルドアン大統領はそのことを理解しているのか、していないのか、その後もロシア・イランと接近したり。
正式な選挙で大差で選ばれたクルド系市長を更迭したり、「次はイスタンブール市長だ」と恫喝したり。
キプロス問題で欧州連合(EU)と揉めたりと、結構やりたい放題しています。
エルドアン大統領の独裁性・民主主義後退への懸念がトルコリラ安に結びついており、まさに政治・外交がトルコ経済の足を引っ張っています。
ロシア・イランと仲たがいしてもトルコ経済は終わりませんが、アメリカ・欧州連合と仲たがいすれば終わりです。
エルドアン大統領にはトルコ国民の為にも、日本のトルコリラ補修者の為にも、冷静な判断を以って対応して欲しいものです。
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
8月製造業PMIでトルコリラ
トルコ第2四半期GDPと8月製造業PMIで、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.8078トルコリラくらいでしょうか。
発表前が5.8377トルコリラだったので、指標結果を好感してトルコリラ買いが進んだことになります。
市場はもっと悪い結果を見込んでいたみたいですね。
繰り返しますが、トルコ経済は回復傾向にあります♪
ドル/円
1ドル=106円30銭くらいでしょうか。
9月2日はレイバー・デー(労働者の日)の祝日で、アメリカ市場は休場でした。
今一番市場で安心のある米中貿易戦争関係の話題も休日の為か少なく、薄商いの一日でした(笑
トルコリラ/円
1トルコリラ=18円25銭くらいでしょうか。
発表前の18円18銭くらいから、一時18円29銭くらいまで約10銭上昇しました。
ドル円が動かない中で、トルコリラだけのポジティブ材料でここまで動いたのは良しとしましょう(笑
現状図で表すと、やっぱり円>トルコリラ=ドルですかね。
トルコリラ、頑張っています!
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トルコの政策金利は現在19.75%(2019年9月4日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在8.00%(2019年9月4日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
2024年11月11日-11月17日週前週比2.6銭のメキシコペソ高円安 11月11日週のメキシコペソ/円は、メキシコ銀行(BOM)が11月14日(日本時間の15日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策[…]