トルコ貸出金利(後期流動性貸出金利)利上げ
トルコ政策金利は据え置きも…
本日20:00、我々トルコリラ保有者注目のトルコ政策金利が発表されました!
前回01月のトルコ政策金利発表時には、翌日物貸出金利を9.25%に引き上げるも政策金利はまさかの据え置き!
その後、事実上の市場金利である後期流動性貸出金利を11.0%に引き上げるという「裏口利上げ」みたいな荒業で実質利上げを行ったのですが…今回は如何に!
そのトルコ政策金利は…、
トルコ中銀 政策金利
前回8.00%、予想8.00%、結果8.00%
結果予想通りの8.00%据え置き
トルコ中銀 翌日物貸出金利
前回9.25%、予想9.25%、結果9.25%
結果予想通りの8.00%据え置き
トルコ中銀 翌日物借入金利
前回7.25%、予想7.25%、結果7.25%
結果予想通りの8.00%据え置き
ここまでは予想通りの展開に。
そして前回01月のトルコ中央銀行政策金利決定会合から新たに加わった(裏で行っていたが新たに判明した)
トルコ中銀 後期流動性貸出金利
前回11.00%、予想11.00%、結果11.75%
結果予想外の0.75%もの利上げ!
政策金利発表でトルコリラ
トルコリラ円は、この主要政策金利は現状維持も後期流動性貸出金利は大幅利上げという結果を受けてトルコリラ買いが大きく進みました。
1ドル=3.69トルコリラあたりから、1ドル=3.62トルコリラへ。
そしてトルコリラ円も、03月03日以来の1トルコリラ=31円台を回復!
今現在、31円10銭くらいでしょうか。
いやー良かった、良かった♪
何はともあれ、トルコ中央銀行は頑張った!
トルコ貸出金利(後期流動性貸出金利)利上げ
トルコ中央銀行は16日開いた金融政策決定会合で、事実上の上限金利として使用する「後期流動性貸出金利」を0.75%引き上げ11.75%とする引き締め策を実施した。
同金利の引き上げは2会合連続。
主要な政策金利である翌日物貸出金利は9.25%。
1週間物レポ金利は8%で据え置いた。
中銀は16日の声明で「インフレ見通しの悪化を封じ込めるため金融引き締めの強化を決めた」と1月会合と同じ表現で決定理由を説明した。
中銀の発表を受け、通貨リラの対ドル相場は上昇した。
米連邦準備理事会(FRB)は15日、0.25%の利上げを決めた。
ただ市場の一部であったFRBが利上げを加速するとの見方が後退したことで、リラなどの新興国通貨を売る動きは起きなかった。
このためトルコ中銀は今回は主要な政策金利の引き上げは不要と判断したもようだ。
リラは米国へのマネー回帰の動きに伴い、昨秋以降急速に下げ幅を広げてきた。
通貨安はインフレ率の上昇や外貨で借り入れを行う企業の資金繰り難を招き、景気の減速要因となっている。
抜本的なリラ防衛には、ローン金利の上昇などの犠牲を払ってでも主要な政策金利を大幅に引き上げる必要性が指摘されている。
引用元:日本経済新聞
市場も、おそらくトルコ中央銀行高官もトルコリラ安防衛のためには政策金利の大幅な引き上げが必要性との認識は理解しているものの(我々素人にも分かること)、エルドアン大統領からの政治圧力(大幅利上げは国民生活に直撃し支持率に影響する)によって利上げが困難なのでしょう。
難しいかじ取りです。
ただ利上げして通貨安を防衛しないと、今度は時期に大幅なインフレ率上昇、企業の資金繰り悪化とトルコ経済が駄目になり、これはこれで支持率が減る原因となります。
4月の国民投票通過後の政策金利利上げが現実的な対策ではないでしょうか。
(1ブログ1管理人の感想)
後期流動性貸出金利とは
本来は金融機関の資金ショートを防ぐ最終手段として用意された、後期流動性供給ファシリティー金利のこと。
(その為金利が高い)
つまり公式発表している9.25%の翌日物貸出金利(上限金利)では市場へは供給せず(貸し出さず)、11.75%とより金利の高い後期流動性貸出金利で貸し出していたということです。
銀行も資金がショートすると、銀行としてもう終わりですからね。
金利が高くても借りるしかありません。
借りなければ明日がないのですから。
それにしても表向きは発表されている金利ではなく、裏で高い金利で貸し出していたのが、今回は普通に出てきました。
こんな旧時代的な分かりにくいやり方ではなく、もっとすっきりした方法を取った方が、資金も投資も集まると思うのですが…。
金融政策の過渡期なのですかね?
日米政策金利発表
本日03月16日は、各国中央銀行にて政策金利の発表がありました。
アメリカ:米国連邦公開市場委員会(FOMC)
0.25%の利上げ!
日本:日銀銀行金融政策決定会合
金融政策現状維持
まあ、日米とも予想通りの展開に。
特に日本はコメントがないですね。
2019年度までの2%の物価目標を掲げていますが、目標達成は難しいのが現状です。
その為、日銀の金融緩和政策は長期間継続するでしょうしね。
そして世界中が注目するアメリカの利上げですが…。
予想通り0.25ポイントの引き上げが決定し、0.75%-1.00%となりました。
ここまでは予想通りの展開なので、注目はFOMCによる金利・経済見通しだったのですが…。
結果は昨年12月時点の予想と同じく、2017年(年内あと2回)、2018年ともに年3回の利上げ予想となりました。
まあ予想通りなのに、期待外れの調整売り(ドル安)が進む結果に。
まさしく「噂で買って事実で売る」の格言通りの展開となりました。
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トルコの政策金利は現在12.00%(2019年12月13日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在7.50%(2019年12月13日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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