シンガポールドルの今後の為替見通しをトレイダーズ証券の井口喜雄部長に聞いたよ♪
南アフリカランド円の為替見通しやカナダドル円の為替見通し、中国人民元の為替見通しをトレイダーズ証券の井口喜雄部長に聞いたサトウカズオ。
ここで井口部長から「サトウさん、トレイダーズ証券はシンガポールドルも取り扱いを始めたのですよ」とのお声がけ。
シンガポールドルかー…。
確かにシンガポールドルは、ここのところ右肩上がりですね。
しかもオーストラリアドルと価格は変わらないし、スワップポイントもほぼ同じくらい。
(この前シンガポールにマーライオン見に行ってきたので良く覚えています(笑)
もしかして高金利通貨と言えるのかな!?
うん、シンガポールドル円スワップポイント比較ランキングでもトレイダーズ証券「みんなのFX」・「LIGHT FX」は第1位だし聞いてみよう!
引き続きサービス提供・運営会社であるトレイダーズ証券の井口喜雄部長にシンガポールドルの今後の為替見通しを聞いてきました!
シンガポールドルのまとめ
- 通貨バスケット方式を採用
- 新興国でありながら抜群の安定性を誇る
- 金利も安定的に高い水準をキープしている
- 米中貿易摩擦の悪化は下押し要因
- しかし経済には回復の兆しが見えている
- 現水準では割安感から買いも期待できる
シンガポールドルは通貨バスケット方式を採用しており、リスクの大きいFXの世界において比較的リスクの少ない通貨と言えます。
インカムゲイン(スワップポイント)・キャピタルゲイン(為替差益)、共に狙える通貨です♪
シンガポールドルの為替見通し
いつもありがとうございます。
トレイダーズ証券さんは、中国人民元と共にシンガポールドルの取り扱いも始められましたね。
是非、シンガポールドルの今後の為替見通しについてもお聞かせいただければと思います。
以後はトレイダーズ証券の井口喜雄市場部長とのやり取りとなります。
よくyoutubeや雑誌で見る人だ―!
よろしくお願いします♪
以後、口語体の文章になりますので、会話していると思って読んでくださいね♪
トレイダーズ証券の井口喜雄市場部長
トレイダーズ証券市場部所属の認定テクニカルアナリスト。
1998年よりディーリング業務に携わり、2009年からみんなのFXに在籍。
ドル円や欧州通貨を主戦場にディーリング業務を行なっています。
ファンダメンタルズから見た為替分析に精通しているほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評があります。
公式Twitterはフォロー必須!
引用元:トレイダーズ証券
シンガポールドルってどんな通貨
シンガポールはアジア屈指の金融センターとして大きな発展を遂げた国ですが、他国と異なり中央銀行という存在がありません。
その代わりにシンガポール通貨金融庁(MAS)が金融政策を行い、通貨バスケット方式という仕組みを採用しています。
通貨バスケット方式とは「単一の通貨とは連動させずに、ドル、ユーロ、円など複数通貨の平均値と自国通貨を連動させる」というものです。
シンガポールの貿易量などによって国ごとにウェイトをつけたレートを加重平均して、自国通貨のレートを算出しています。
わかりやすく言えば、MASがある程度市場介入してシンガポールドルの為替レートを安定させているということです。
ではなぜこのような制度がとられているのでしょうか。
それは人口約560万人の小国シンガポールでは、貿易に対する依存度が非常に高く、変動相場制の急落、急騰といった値動きはとても大きなリスクとなってしまうからです。
このように変動リスクを抑えることでシンガポールドルは新興国でありながら抜群の安定性を誇っているのです。
また、金利についても通貨バスケット制度では複数の貿易相手国の為替レートを組み合わせてその平均値をシンガポールの金利として設定しており、(金利も)安定的に高い水準をキープしていることも特徴といえるでしょう。
懸念材料はあるも経済成長に期待
現在のシンガポールドルですが、米中貿易摩擦の激化懸念を背景に軟調な展開が続いています。
中国景気の後退はシンガポールの製造業の押し下げ要因となっており、2019年1-3月期のGDP成長率も前年比+1.3%と、前回の同+1.9%から鈍化しました。
シンガポール経済は輸出への依存度が高いため、今後さらに米中貿易摩擦が悪化するようであればシンガポールドルはもう一段の下押しを警戒しなくてはなりません。
ただ、明るい話題もあります。
これまで軟調だった建設業には回復の兆しが見えてきており、米中貿易摩擦が後退すれば予想を上回るプラス成長に変わってくる可能性も考えられます。
また、外資系企業はアジアの拠点としてシンガポールを選好していることも強みになります。
低い法人税、税制優遇措置、インフラの整備、自由貿易協定など外資系企業が進出しやすいように工夫を凝らしているほか、公用語で英語が使えるというのもアジアを見渡して大きなアドバンテージになります。
有名どころではSNS最王手のフェイスブックがアジアのデータセンターの拠点として2022年に稼働を目指しているほか、ブレグジッドの影響を懸念して英ダイソンも本社をシンガポールに移転するなど、今後もますます外資系企業の進出が加速していくと見込まれます。
もちろん、日本企業も例外ではなく、ホンダやシャープなど1,500社以上が進出をしています。
このように国際的な競争力が高いこともシンガポールドルのサポートとなるでしょう。
徐々に押し目買い優勢の展開へ
前途した通り、シンガポールドルの最大の魅力は通貨の安定度にあります。
シンガポールドル円チャート
チャートを見てもわかるように 直近1年間では今年1月3日のフラッシュクラッシュを除けば概ね79.5円~83.0円の狭いレンジで推移(※)しております。
現在はそのレンジ下限である80円の安値圏であることもあり、この水準では割安感から買いも期待できます。
押し目での買い優勢の展開から徐々に強含みの相場へ移行していく可能性があるとみています。
(※)
上のチャートは2019年5月23日現在。
トレイダーズ証券井口喜雄部長へのインタビュー後、米中貿易協議の不調から、シンガポール安円高が進んでいます。
サトウカズオの投資法
今回はトレイダーズ証券の井口喜雄市場部長に、シンガポールドルの今後の為替見通しについてインタビューさせていただきました。
井口部長、ありがとうございます。
シンガポールドル有望ですね♪
インカムゲイン(スワップポイント)・キャピタルゲイン(為替差益)、共に狙える通貨と言えそうです。
シンガポールは2017年の統計ですが、一人当たり国民総所得(GNI)は52,090ドルと、アメリカ合衆国に次ぐ世界第9位となっています。
井口部長は新興国と言われていますが、日本はシンガポールを先進国としています。
(内閣府発表の「世界経済の潮流」から)
通貨バスケット制度+先進国通貨=安定通貨と言えるのではないでしょうか(笑
今回、トレイダーズ証券にお伺いして、シンガポールドルの今後の為替見通しなどを聞きました。
インカムゲインもキャピタルゲイン両方を狙える通貨。
現在は安値圏ということもあり、これを機にシンガポールドルへの投資を検討されてはいかがでしょうか♪
トレイダーズ証券さんで是非に!と言いたいですが、皆さんが投資するFX会社に選ぶかと言えば、それとこれとはまた別のお話でしょう。
シンガポールドル取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のシンガポールドル円スワップポイント比較ランキングを作成していますので見てくださいね♪
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高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドルなどの他の高金利通貨と比べても通貨の安定度・スワップポイントの高さとも引けを取らない点が魅力と言えます。
また価格の上昇期待からキャピタルゲイン(為替差益)も狙えます。
この記事を見られているってことはシンガポールドルに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪
(1シンガポールドル為替見通しブログの1管理人の予想の感想です)