トレイダーズ証券の井口喜雄部長にトルコリラ円の今後の為替見通しを聞いたよ♪
当ブログで一番人気の通貨トルコリラ。
サトウカズオもトルコリラ再デビューを果たしました!
全盛期の130万通貨保有…とまではいきませんが、15万通貨を保有しており、またコツコツと買い増ししていきます♪
そのトルコリラ円スワップポイント比較ランキングで第一位のトレイダーズ証券の「みんなのFX」に「LIGHT FX」。
そのサービス提供・運営会社であるトレイダーズ証券の井口喜雄部長にトルコリラ円の今後の為替見通しを聞いてきました!
レバレッジ3倍でも年利回り換算で60%を超えるトルコリラ。
気になるのは今後の行く末・見通し。
いったいトルコリラはどうなるのだろう?
トルコリラは上がるの?下がるの?
(あくまでも現時点での予測・見通しです)
これはやはり専門家に話を聞いてみなければ!
よっし、トレイダーズ証券にインタビューだ(笑!
トルコリラのまとめ
忙しいあなたに、もうまとめますね(笑
トルコリラまとめ
- 経済=良くない
- 政治=良くない
- 外交=良くない
- 対米関係の改善無くしてトルコリラの復活はない
- 政策金利、次は利下げ方向に向かう
- 外的要因は期待できる
- 安値で買って高値で売る
トルコリラ今後の為替見通し
いつもありがとうございます。
当ブログでも人気の高いトルコリラの今後の為替見通しについてお聞かせいただければと思います。
以後はトレイダーズ証券の井口喜雄市場部長とのやり取りとなります。
よくyoutubeや雑誌で見る人だ―!
よろしくお願いします♪
以後、口語体の文章になりますので、会話していると思って読んでくださいね♪
トレイダーズ証券の井口喜雄市場部長
トレイダーズ証券市場部所属の認定テクニカルアナリスト。
1998年よりディーリング業務に携わり、2009年からみんなのFXに在籍。
ドル円や欧州通貨を主戦場にディーリング業務を行なっています。
ファンダメンタルズから見た為替分析に精通しているほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評があります。
公式Twitterはフォロー必須!
引用元:トレイダーズ証券
トルコリラのネガティブ材料
政治問題
エルドアン大統領の強権姿勢は相変わらずです。
先の統一地方選挙でもマスコミ支配・対立候補への圧力など見え隠れ…隠れていませんね、周知の事実となっています。
トルコ中央銀行への介入など、選挙目当ての人気取りかもしれませんが、話した時点で相場はトルコリラ安となり、かえって国民生活を苦しくさせています。
(トルコは輸出より輸入の方が多く、トルコリラ高の方がトルコ経済にはプラスに働く)
市場もエルドアン大統領の言動に不安をいだいています。
外交問題
外交は問題が山積みです。
主に対米関係ですが、その対米関係がトルコリラには重要な影響を及ぼします。
●ロシア製ミサイル防衛システムS400導入問題
(NATO加盟国トルコへの導入についてアメリカ大反対!)
●アメリカ、エルサレムをイスラエルの首都と認定
(当然イスラム諸国は反対⇒その中でもトルコは猛然と大反対!)
●アメリカがシリア・ゴラン高原のイスラエル帰属を承認したこと
(当然イスラム諸国は反対⇒その中でもトルコは猛然と大反対!)
解決の糸口も見つかっていません。
ある調査によるとトルコ人に聞くトランプ大統領の支持率は、
支 持:11%
不支持:82%
となっているそうです。
エルドアン政権が選挙目当てのためか、国内の雰囲気をそういう方向にもっていった結果ですが、かえってアメリカと外交的に妥協しにくくなっています。
トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国であり、アメリカから見れば対ロシアを考えるうえで地理的に重要な位置にありますので、ここはトランプ大統領が関係緩和の雰囲気を作って関係改善を図ってくれると良いのですが…。
兎に角、トルコリラの復活は対米関係次第です。
対米関係の改善無くしてはトルコリラの復活もあり得ません。
そうすればトルコリラ高に向かうことでしょう。
それが難しいのですが…(苦笑
トルコのEU加入
トルコの欧州連合(EU)加入は無いのではないでしょうか。
あっても、もっともっと先の先の先の話です(笑
まずは関税同盟の維持、トルコ国民の欧州連合(EU)へのビザ(査証)なし渡航などの実利を狙うのが先決でしょう。
経済問題
良くはないですね。
最大の貿易相手国・地域であるユーロ圏(特にドイツ)の景気減速が明らかになっているのもトルコ経済にとってはネガティブ要因です。
一時期よりは回復しているみたいですが、原油価格も上昇しており、今後インフレが再び上昇しないか心配です。
トルコ中央銀行やトルコ政府も2019年末にはある程度改善するとしています。
(トルコ中央銀行2019年末インフレ予想:+16.23%)
希望も込めて期待したいです(笑
利上げ?利下げ?
6月にも利下げの方向に進むのでは、と言う話が出ています。
利下げするにはインフレ率が下がっている必要がありますが、現状インフレ率を下げる具体策はなく、このままだと単にトルコリラ安になるだけの気がします。
先の統一地方選挙の3月下旬、トルコ中央銀行はオーバーナイト金利を急上昇させました。
あれはやってはいけません。
しかも中央銀行が実施したのは問題です。
一時的には効果がありましたが、市場の信用信頼を失う結果となりました。
トルコリラのポジティブ材料
上記通り、トルコの内的要因はネガティブ材料となっていますが、逆に外的要因は期待できます。
ユーロ圏経済は相変わらず弱いままですが、中国経済が予想以上に回復しており、リスク回避姿勢が後退しています。
トルコリラはリスク回避姿勢が進むと、まっさきに売られる通貨(逆に円はまっさきに買われる通貨)ですから、これはトルコリラにとってポジティブ材料となります。
またアメリカの利上げ停止(2019年のアメリカの利上げ予測は0回)は新興国経済・新興国通貨にプラスに働きます。
アメリカ・トルコの金利差拡大懸念は後退したわけですから、当然トルコリラにとってもプラスです。
トルコリラの投資戦略
基本的には、安値で買って高値で売る、です。
あとは新興国通貨全体に言えますが、ロスカットされないよう実効レバレッジを低めに、資金管理を十分に行うことです。
トルコリラに限らず、新興国通貨では行き過ぎた(暴落した)タイミングを好機と捉えられるような余裕を持ったトレードをすることが大事になってきます。
そして行き過ぎた(暴落した)タイミングで買い、上がったら売る。
トルコリラはスワップポイントも高いので、保有しているだけで利益を得ることが出来ますが、やはり上がったタイミングでは売った方が良いでしょう。
トルコリラ円スワップポイントをチェック
サトウカズオの投資法
今回はトレイダーズ証券の井口喜雄市場部長に、トルコリラの今後の為替見通しについてインタビューさせていただいました。
井口部長、ありがとうございます。
トルコリラはサトウカズオも1,600万円もの損失を出したいわくつきの通貨ですが、やはり愛着があります(笑
現状15万通貨保有しており、トルコリラにはなんとか頑張って欲しいものです。
トルコリラは現状、1年間保有すれば4円程度の下落には耐えることができます。
計算上、5年間も保有すればトルコリラが0円となっても大丈夫と言うことに…(笑
まあ、トルコリラが0円になることはあり得ないと思いますが、短期筋・投機筋が狙うロスカット仕掛けに負けないような資金計画を持って保有していきます。
お金は失うのは簡単ですが、得るのは難しいものです。
大切な自分のお金です。
ロスカットにならないよう資金管理をしっかりと行えば、その分リターンとして返ってくる通貨だと思います。
(1トルコリラ円為替見通しブログの1管理人の予想の感想です)
サトウカズオは、1年-2年でトルコリラの運用を止めようとは思っておらず、長期運用をしていこうと思っていますので、5年-10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば、それで良いです(笑
その間にはスワップポイントも多く貰えるでしょうしね(笑
サトウカズオの保有資産状況はTwitter @tryjpyFXや、このトルコリラとメキシコペソのFXブログで公開しているので、気になる人は見てくださいね♪
今回、トレイダーズ証券にお伺いして、トルコリラの今後の為替見通しなどを聞きました。
これを機に、トルコリラへの投資を検討されてはいかがでしょうか(笑
トレイダーズ証券さんで是非に!と言いたいですが、皆さんが投資するFX会社に選ぶかと言えば、それとこれとはまた別のお話でしょう。
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
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トルコの政策金利は現在16.50%(2019年10月14日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。