ドルは強すぎる
トランプ氏によるドル高牽制発言
トランプ次期米国大統領は、ウォールストリートジャーナル紙とのインタビューで、米国企業vs中国企業の競争力を念頭に、米国ドルvs中国人民元を比べて「ドルが強すぎる」との認識を示しました。
(ドル高人民元安により米国企業の競争力が損なわれ輸出が進まず、逆に中国からの輸入が増えるばかり、と言っている)
また、トランプ次期政権高官(政権移行チームメンバー)のスカラムーチ氏(投資会社創業者)は世界経済フォーラム年次総会、いわゆるダボス会議で「通貨(ドル)の上昇に注視すべき」との見解を示しました。
とうとう出ましたドル高牽制発言!
これを受けてドルは売りに売られ全面安の展開に。
ドルトルコリラも、1ドル=3.81トルコリラあたりだったのが、一気に3.76トルコリラまで上昇しました。
その為トルコリラ円も、1トルコリラ=29円80銭-90銭だったのが、…ほぼ変わらず。
原因は、考えてみれば当然なのですが、ドル全面安の展開上ドル安トルコリラ高は進みましたが、ドル安円高も同じく進んだため、トルコリラ円はほとんど変わりませんでした。
式にすれば、
円>トルコリラ>>>ドル
といった感じでしょうか。
トランプ大統領就任式
次の注目は、20日のトランプ大統領就任式での演説です。
11日のトランプ次期米国大統領の記者会見では、ロシアのサイバー攻撃などに質問が集中し、景気経済対策や財政対策などの詳細について言及されず、ドルの失望売り(ドル安)に繋がりました。
20日の就任式での演説でも言及される可能性は低く(過去の就任式を見ても抽象的な大きな目標は述べるが具体的な話はしない)、ここでも失望売り(ドル安)になる可能性が高いです。
またトランプノミクス(トランプ次期米国大統領による大型減税・大規模インフラ投資などの経済政策)を進めるにはドル安の方が都合よく、逆にドル安政策を表明する可能性も高まっています。
そうなるとドル安トルコリラ高が進むのですが、上に書いた通りドル安円高も進むため、結果的にトルコリラ円は、トルコリラ安=円安となり、ほぼ変わらずという展開が予想されます。
それはそれでスワップポイント派にはスワップポイント分利益が出るので良いことですが…。
(ヒロセ通商のスワップポイント次第ですが)買い増ししてやろうかしら。
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高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
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