アメリカ予防的利下げ実施で政策金利は2.00%
円にとっては残念もトルコリラにとっては吉♪
政策金利発表前、CMEのFedWatchから予測されるアメリカ政策金利の利下げ確率は、
0.25%の利下げ:54.2%
金利の据え置き:45.8%
と、6:4でもなく5:5くらいまで下がってきました。
据え置きが決定したら混乱必須でしょうが、まさかの据え置きもあるかも!
その場合トランプ大統領は100%激怒でしょう(笑
トルコ6月失業率
トルコ6月失業率
5月実績12.8%、市場予想13.2%に対し、6月実績13.0%!
まずはトルコ失業率。
市場予想は下回るも、前月よりも悪化してしまいました(涙
まあ、今年1月・2月は15%に迫ろうかと言う14.7%。
兎に角酷かったのですが、それに比べれば改善している!…と言えなくもないですが、やっぱり酷い。
▶️トルコ:6月失業率
05月実績:12.8%
市場予想:13.2%
06月実績:13.0%市場予想は下回るも前月実績は上回る
特に15~24歳の若者層の失業率が5.4%増加し24.8%となったのが痛いです
シリアなどからの難民が職を奪っているという(事実ですが)社会不安⇒国民の不満が高まりそうです pic.twitter.com/Pc7W88zBYM— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) September 16, 2019
トルコの失業率は13.0%。
昨年2018年6月と比べて2.8%増加。
非農業失業率も13.2%で、3.2%の増加となりました。
特に深刻なのが15〜24歳の若者の失業率で24.8%と酷く、同じく前年同月比で5.4%も増加しています。
つまり新規の雇用がない!
景気悪化で既存の雇用も無くなっている状況で、若者向けの新規の雇用もない状況は、健全な経済状況からは程遠いでしょう。
さらに言えば、建設業の落ち込みが酷いです。
エルドアン大統領はインフラ整備や、空港建設などの大型公共事業。
それに伴う関連事業などで景気を下支えしていたのですが、それでも(主に財政面で)限界があります。
いつまでも続けるわけにはいきません。
公共事業を通しての民間主体の経済活動への流れは上手くいかなかったようです。
ちなみにトルコの部門別の雇用分布をみると、18.9%が農業に、19.7%が製造業に、5.7%が建設業で、55.7%がサービス業となっています。
失業率増加の原因は難民
まあ、失業率増加の原因はトルコ経済の低迷だけではありません。
言ってしまえば難民が原因です。
特にシリア難民。
トルコには360万人以上のシリア難民が暮らしています。
シリア難民の中にはいわゆる難民キャンプから脱し、首都アンカラや最大都市イスタンブールなどの都市部に根を張る元難民も多いのです。
元難民のシリア人はトルコ語を身につけ通訳として観光業などのビジネスに。
シリア料理店や衣料品店、アラビア語圏向けの貿易を始めたりと、活躍しています。
シリア人が設立した企業は15,000社以上!
そのほとんどは同胞であるシリア人を雇い入れています。
そりゃー「シリア難民がトルコ人から職を奪った」と言う不満の声が挙がるの頷けます。
話を戻しまとめると、トルコ経済・失業率も最悪期を脱したかに見えます。
これから夏にかけて農業や観光業が盛んになってくるので、関連業種への求人も増えていくことでしょう。
そのため、これからは失業率も下がっていくことが予想されます。
トルコリラホルダーにとっても期待したいところです。
[FXGMO]
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FOMCが連続利下げ、政策金利は2.00%
アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)は、17・18両日開いた定例会合を終え、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを1.75-2.00%に設定、従来から0.25ポイント引き下げた。
利下げはこれで2会合連続。
今後の追加緩和の必要性を巡っては当局者の間で意見が割れた。
貿易や世界の成長を巡る不確実性と、堅調を維持する国内経済との間で難しい判断を迫られている状況が示された。
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、今後の景気拡大の維持には「穏やかな」政策変更で十分との認識を示した。
金融当局が大幅利下げの必要性を見込んでいないことをパウエル議長が明確にしたことから、米国債相場は上げ幅を縮小し、ドルは上昇。
米国株も下げを埋める展開となった。
これまでパウエル議長を繰り返し非難しているトランプ大統領は、この日もFOMCの声明発表直後にツイッターに投稿。
より大幅な利下げをしなかった金融当局はしくじったとし「根性も判断力もビジョンもない!ひどいコミュニケーターだ! 」と非難した。
引用元:Bloomberg
トルコのエルドアン大統領のように首にしないだけマシですが(そもそも中央銀行の総裁職は保障されており、何の権限で首にしたのか分からないですが)、まあ…パウエルFRB議長もトランプ大統領からえらい言われようで同情します…(涙
トランプ大統領が任命したのにね…。
さて今回のFOMC。
市場予想通り、2会合連続で利下げを実施し、これでフェデラルファンド・レート(FF金利)の誘導目標は1.75-2.00%となりました。
しかしドルは上昇(笑
理由は同時に発表された経済・金利見通し。
17人のメンバーの予想中央値は2019年末が1.875%。
FF金利の誘導目標が1.75-2.00%なので、つまり年内は追加利下げを見込んでいないと言うことに。
2020年も政策金利は据え置き。
2021年からは緩やかに利上げに転じる予想となっています。
声明文でも「ここ数カ月の平均雇用者数は増加しており、失業率は低いまま」
「労働市場は依然として堅調で、経済活動は緩やかな上昇を示している」
と、利下げする必要ないじゃん!と言う内容であり、あくまでも2%目標近くのインフレの維持に向けて適切な予防的行動としています。
またボストン連銀のローゼングレン総裁、カンザスシティー連銀のジョージ総裁は据え置き支持。
セントルイス連銀のブラード総裁は0.50%利下げ支持と、FOMCメンバー内でも意見が割れています。
上記通り、アメリカの利下げはこれで終了(見込み)。
年内・来年と据え置きで、2021年から再び利上げ。
株価は一時下落するもNYダウ平均は27,200ドル台を回復。
ドルは上昇と、…あれ、トランプ大統領以外、みな良い方向に進んだのでは?(笑
(トルコリラも5銭も変わらなかったしね♪)
失業率でトルコリラ
6月の失業率で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=5.7001トルコリラくらいでしょうか。
うーん…ほとんど変わらず。
失業率でもアメリカ政策金利発表でも、大きな影響を与えていませんね。
アメリカが利下げしたことは、トルコ・アメリカ間の金利差が拡大するためトルコリラにポジティブも、今後の利下げ見通しが低下したことでプラスマイナス0ってところでしょうか。
どちらかと言うと、サウジアラビアの石油関連施設に対するテロ行為にイランが関与とアメリカが断定。
トランプ大統領が新たな制裁を科す発言で、中東の地政学リスクが上昇していることの方が問題でしょうか。
ドル/円
1ドル=108円05銭くらいでしょうか。
本日、日本も日本銀行の金融政策決定会合があり、政策金利を発表しました。
現状:-0.10%
予想:-0.10%
結果:-0.10%
はい、日本の政策金利発表は…、特に語ることがないですね(苦笑
それでも市場では、追加緩和期待があったのか、発表後30銭ばかりドル安円高が進んでいます。
でも直ぐにその30銭は埋めています(笑
まあサトウカズオも金融緩和するなら消費税増税後の10月31日。
もしくは増税後の検証を見極めた12月19日と思っていたので、気が付いたら発表して終わっていました。
良かった点と言えば、定例会見で黒田日銀総裁が「金融緩和について前回よりも前向きになっている」と述べ、追加緩和に向けて一歩進めたことは評価できるでしょうか。
トルコリラ/円
1トルコリラ=18円90銭くらいでしょうか。
引き続き上値が重い展開が続いています。
上記通り、アメリカのイランへの制裁措置の内容。
そして中東での地政学リスク上昇によるリスク回避姿勢が強まっていることが原因です。
一応トランプ大統領は軍事行動を否定はしないものの消極的である点が評価され、市場はまだ落ち着きを保っています。
中東問題、イラン問題も良い雰囲気だったのに、いらん問題を起こしてくれるなー…。
現状図で表すと、現状は円>ドル>トルコリラですかね。
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トルコの政策金利は現在16.50%(2019年9月19日)。
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在8.00%(2019年9月19日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
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